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2023年1月17日火曜日

2023.01.17 5回目のワクチン接種

● 昨日,5回目のワクチンの打ってもらった。さすがに5回目ともなると効果はどうなんだと思わなくもなけれども,そういうことを素人が情報もなしに思い煩っても仕方がない。受けておくことにしましたよ。病院に来ると病気をもらいそうでヤなんだけどね。
 でも,さすがに6回目はないだろう。てか,その前に2類から外れているのが望ましい。いくら何でもその時期でしょう。

● 接種自体は例によってあっという間に終了。ワクチンを接種する段になったときに,看護師会が政府の方針に異を唱えたんでしたっけ。したら,ときの菅首相が獣医師や薬剤師が接種してもいいことにするという方針を出した。看護師会がすぐに折れて恥を晒したんだけども,これなら獣医師でも問題ないやね。
 接種後,15分間待って,接種証明書をもらって帰宅。

● 打ったのはファイザーのオミクロン株特化型。副反応は1㎜もなし。
 じつは,昨年,3回目を打ったあとにコロナに感染してましてね。医療機関は受診していないので確度は100%ではないんだけど,まずコロナに間違いない。ので,自然抗体もできてるんですな。もう消滅してるかもだけど。

● 症状はワクチンの副反応(3回目はモデルナだったんで,副反応も体験した)を濃くしたようなもの。あしかけ3日間にわたったが,ほんとにキツかったのは最初の24時間。
 普通の風邪とは違いましたよ。風邪は熱が出て,体が上に向かう感じがある。フラフラと浮遊するような。コロナは同じ発熱でも身体が重くなって,地面にめり込むような感じだった。
 自主的に自宅療養しながら,ワクチン打っといてよかったと思いましたよ。

● 逆に言うとですね,ワクチン打ってるのに発熱くらいで病院なんか行ってんじゃねーよ,バカなのかよオメーは,何のためにワクチン打ったんだよ,と思いますな。
 この程度のことで医療資源を占拠するな。医療機関に行ったところで,処方されるのは解熱剤だ。そんなものは,マツキヨでも買える。市販薬を服んで,家で寝てればすむ話だ。ウィルスをばら撒く可能性をも縮減できる。

● でも,後から知ったんだけども,医療機関を受診してコロナの診断書が出れば,何万円かの保険金が降りたらしい。それを知ったときには受診しときゃ良かったかと思ったのも事実でね。
 ワクチンを打っていても,こぞって医療機関に行くのは,こうした理由もあったのだなと知りましたよ。民間保険会社の営業活動の結果でもあるわけだね。

2022年10月11日火曜日

2022.10.11 今日から全国旅行支援が実施される

● 今日から,GoTo ではなく,全国旅行支援が実施される。県民割が形を変えて継続されると言ってもいいかもしれない。
 唯一の違いは,県民割は地域ブロック別になっていて,東京は東京だけでひとつのブロックだったのが,全国旅行支援は東京も含めた全国一区になることだ。ただし,東京だけは20日から。

● それを受けて,すでに予約していた分は自動的に支援の対象になるのかならないのかなど,わが家のホテル奉行(奥さん)はネットでの情報収集に余念がない。じつに頼もしい。
 予約サイトはわが家では「一休」を使っているのだが,現時点では「一休」経由の予約は事後的に支援対象になり,ホテルのサイトで直接予約したものは対象にならないという,ザックリした流れがあるようだ。が,判然としない。

● 「一休」経由の予約をキャンセルしてホテルサイトからの予約に切り替えたのがけっこうあるらしく,ホテル奉行がボヤく声が聞こえてくる。
 ホテルが改めて出す支援対象プランはけっこう値を上げたものが多くなるのに対して,「一休」経由のものは申込み時点での価格から4割引になるわけだから。
 旅行する側の関心事は以上のようなことがらだと思うのだが,現時点で言えることは上に述べたことがすべて。

● 全国旅行支援についての解説記事もたくさんネットに上がっている(たとえば → これ)。
 ホテルや旅館のスタッフが心得なければいけないことは,細々とたくさんあるんだろうけど,ぼくらが押さえておかないといけないのは,「飲食店や土産物屋などで使える地域クーポンが平日なら1泊(日帰り旅行の場合1日)につき3,000円,休日なら1,000円分得られる」というところだけ。要するに,平日泊がお得なのね。

● 平日に泊まれるのはジジババだけだろうから,年寄り優遇とも言える。とはいえ,曜日を越えての均てん化は業界の願いでもある。政策としては妥当でしょ。
 消費者のマスは高齢者になったのだから,どうやって彼らにお金を使わせるかが,勝負の分かれ目。年寄はシブチンだから,逆に挑戦のしがいがあるんじゃないのかね。

● 宿泊費の4割をお上が負担してくれるよ,と。GoToと違うのは,4割といっても上限額があって,その上限額が低めに設定されているから,この際だから普段は泊まれない高級ホテルに泊まってやるかと思っちゃうと,当てが外れるよということ。
 一方で最低利用金額というのもあって(1人1泊(回)あたり平日が5,000円,休日が2,000円),それを下回る場合は支援の適用外だよ,ということね。「鳥貴族」でワンメニューだけ頼んでも全然ダメだよってことです。

● ということは,最低利用金額を超えて,宿泊費の4割が上限額と一致するくらいの料金のホテルに泊まるのがお得。つまり,割引率が最も大きくなる。
 わが家では川崎のメトロポリタンをよく利用するのだが,このクラスがそれに該当するかもしれない。

● 今までの県民割はブロックごとの実施だったから,ブロックを越えての宿泊(たとえば,関東の人が関西に宿泊するという場合)には適用されなかった。
 その枠が撤廃される。関東ブロック外の人たちがドドッとディズニーランドにやってくるんじゃないかと思う。ディズニーランドはだいぶ賑わうんじゃないか(それゆえ,舞浜や新浦安近辺のホテルはかなり強気な値付けをしているはずだよ)。

10/6 の日経
● 同時に,外国人旅行者の入国制限が大幅に緩和されたから,円安の日本に外国人観光客が溢れることも確実だ。
 季節がら,京都も外国人観光客が大幅に増えるんじゃないだろうか(今度は観光公害だなどと言ってないで,ちゃんと対応しな)。

● ぼくはどうかといえば,関東ブロックの外に出るつもりはない。関東を越えて遠くまで行ってみたいとはまったく思わない。
 ので,正直に言うと,県民割の方が有難味が大きかったんだよね。宿泊費が5割引きになってたんで。クーポンは1泊につき2,000円だったけれども,宿泊費の1割の違いの方が大きいよ。

● ただし,20日以降は東京も対象になるのは助かる。県民割のときは東京は単独でワンブロックだったので,北関東在住のぼくらが都内に泊まっても旅割の対象にならなかった。
 都内のホテルからすれば,都民割なんてのはほとんど意味がなかったろう。それゆえ,全国旅行支援のメリットを最も大きく享受できるのも都内のホテルのはずだ。

● 先に述べたけれども,多くのホテル・旅館では宿泊料金を上げてくると思う。旅行支援適用後の価格が,昨日までの宿泊料金とさほど変わらない額になるのではないか。
 そのための旅行支援だ。旅行者を支援するのではない。旅行業界・飲食業界を支援するためのものだ。だから,そこを詰ってはいけない。
 今までの価格が異常だったのだ。個々のホテルが出血価格を提示するしかない状況に置かれていたのだから。

● ともあれ。わが家では全力をあげて泊まりまくるつもりだよ。もうこの先はまったく泊まらなくてもいいくらいのつもりで,泊まりまくる。
 コロナ禍が始まった2020年以降,できる限りそうしてきた。悪くいえば,旅行業界,飲食業界の困難に付け入ってきたとも言えるが,少ないながらも落とせるだけのお金は落とそうとしてきたのでもある。ワクチンのない時期に,緊急事態宣言が出ている東京に出向くことも厭わなかった。
 そこのところを汲んでいただいて,多少の粗相は多めに見てもらいたいのであるよ。

2022年9月13日火曜日

2022.09.13 4回目のワクチン接種

● 4回目の対象者はジジイとババアだけ。前回までよりは少ない。ので,大会場での集団接種はなし。昨日,地元の医院で受けてきた。タダで4回も接種できるんですから,日本はいい国です。
 さすがにこれで最後ですかね。5回目,6回目はないんでしょうね。

● 1日経過。副反応は全くなし。3回目のモデルナのときは,30時間ほど副反応につきあわされたけど,今回はない。
 高齢,男性,デブ,喫煙の4つが重症化促進要因だと聞いたことがある。重症化しにくい人ほど副反応がきつく出る,とも。

● ぼくは3つに該当するから,副反応が出にくいんですかな。要するに,ワクチンを打っておくべき人ほど副反応は出にくい,ということでよろしいか。
 だとすると,4回目は高齢者限定だから,副反応で苦しむ人は多くないんでしょうな。

● かつては,人間ドッグとかで1年に1回は血圧を測っていたのだけど,退職するとそういうものとも無縁になる。人間ドッグなんてあまり意味はないなと思っているので,自発的に行くはずもないわけでね。
 今回,医院での接種だったので,そこにあった血圧計で血圧を測ってみた。この数字はなかなかのものですか,全然ダメですか。最高血圧が179だったので,水をガブガブ飲んで測り直しました。

2022年9月1日木曜日

2022.09.01 税金で旅行費用を補填してもらって 3

● 全国版GoToは10月以降に延期。その代わり,県民割を9月末まで何度目かの延長。
 よくわからんといえば,わからんよね。GoToがダメなら県民割もダメなんじゃないかねぇ。県民割がいいのなら,GoToもいいはずだよね。
 このあたりの線引は苦肉の策ではあるんだろうけど,過度に人工的あるいは形式的でしょう。

● そんなことはどうでもいいとして。
 いくら割引でも夏休み中は子供たちの席を塞いではいけない。8月中はジッとしてました。ロートルの嗜みですよ。そろそろ動いてもいいですかな。

● 老後資金を先喰いしてでも,今は泊まっておくべきです。コロナ禍はずっと泊まる好機でした。それがまだ続いている。
 人が出ないときは出る,人が出てるときは出ない。常に必ず大勢の逆をやるのが正解。ロートルはそれができるんだから,すればいいんだよね。
 まして,県民割でお上が補助してやるって言ってんだから,国策に協力して,補助してもらえばいいんだよね。


(追記)

 じつは,8月28日からちょこっと動いちゃったんだけど(しかも,東京ディズニーランドの近く),やっぱりきちんと夏休みは外した方がいいかもしれない。

2022年7月13日水曜日

2022.07.13 税金で旅行費用を補填してもらって 2

● 現在施行中の県民旅割というのは,宿泊料が20,000円だったら,それが半額の10,000円になり,さらに1人あたり2,000円(2人で停まっていれば4,000円)の小遣いをくれるというものだ(現金と違って,どこででも遣えるというものではないけど)。
 しかも,あとえばJRホテルメンバーズに登録して,JR系列のホテルに泊まると,最初の20,000円を基準にポイントが付く。
 今,泊まらないで,いつ泊まるんだ? って話だねぇ。コロナ様々だねぇ。という不謹慎な感想を持ってしまうわけだ。今のうちに一生分,泊まってやるぞ。

● その県民旅割は7月14日までの予定だった。ところが,また延長された。8月末日まで。拙いなぁ。行っちゃうだろうなぁ。
 子供たちが夏休みになったらロートルは遠慮しなきゃってのもあるし,いくら安いとは言っても老後の生活資金の先食いを続けることになる。ホテル泊がたて込むと,ロートルなりのルーティンが崩れたままになってしまう。
 それでも,目先の快適さに喜んで負けちゃうんだよ。ここまで酷暑になると,軽井沢や那須は避暑地の役割を果たさない。ホテルに逃げ込むに限る。

● 旅割が延長されたということは,全国版のGoToは実施されないってこと。
 関東在のぼくらは,東京を除く関東(+山梨)に泊まらないと旅割の恩恵がないのだが,率直に申して,首都圏以外に行きたいとは思わない。神奈川と千葉が入っているので,東京が入っていないことの弱点はカバーできる。つまり,これで何の問題もない。

● が,福島や長野に住んでる人の中にも首都圏を訪ねたい人はたくさんいるだろう。そうした需要を見込んで首都圏には受皿ができている。
 特に,夏休みに子供にかこつけてTDRに行きたい人には,関東ブロックかそれ以外かで大きな差が出ちゃう。とりわけ,静岡県民は気の毒だ。

● というわけで,ブロック制ははっきり軛だ。全国一区のGoToが望ましい。
 誰もがそう思いながら実施できないのは,できない理由があってのこと。今回は感染拡大のためGoTo開始を延期し,その代わり,県民割を8月末日まで延長したということなのだが,全国版のGoToが刺激効果はあるだろう。

● 都市部のホテルで家でやっていることをする。特別なことをやろうとしない。だったら家にいればいいじゃん,と言われたい。
 旅するように暮らし,暮らすように旅をする,という格言があるらしい。力点は前半にあるが,この場合の旅は移動と言い換えていいだろう。ハードさを内包しない移動。
 要するに,中途半端な向上心なんて捨てちゃおうよ,ってことね。そのために老後資金の先食いを続けちゃうんだよねぇ。

2022年6月7日火曜日

2022.06.07 外国人旅行者を受入れ?

● 遅れに遅れたが,日本国政府も外国人旅行者を受け入れることにしたらしい。そのニュースを見た。

● しかし,よくわからないことがある。ツァーで来る外国人しか受け入れないってこと?
 欧米人がツァーで来るなんてあるんだろうか。彼らはツァーなどに頼らないだろう。
 そういう独立独歩の人には門戸を開かないのだろうか。ツァーでしか来れないお馬鹿さんだけ来てちょうだいね,ってことなのか。

● マスク着用が「日本ルール」だなんて誰が決めた? 少なくとも,厚労大臣は必要ないとアナウンスしたのではなかったか? どうも今の日本は考え得る最悪の状況に堕ちている。つまり,ルールを持てていない。
 そもそも,コロナに対して日本ルールなんてものがあること自体がおかしいのだが,じつはルールですらなく,何の根拠もなくバラバラに行われてきた自主規制にすぎない。それを国として外国人に求めるのは無理だろう。

● 来たければ,しょうがない,入れてやる,というトーンだ。日本としては,円安打開と経済のテコ入れのために,どうぞ日本に来てくださいと,外国人にお願いする立ち位置だろう。
 今の日本はマスクしてまで行きたい国ではない。つまり,これでは誰も来ない。

● コロナはほとんど脅威がないものになったのだが,あくまでも “ほとんど” であって,完全に消えたわけではない。そういうときは脅威はあるものとして対応すべし,という声がどうしても優位になってしまう。
 過度に慎重という言い方しかできない。そういう慎重さを知的だと思っているかのようだ。知的とは正反対のものだろうに。
 ここでも過ぎたるは及ばざるに劣るのだ。リスク(というほどのものではないのだが)を取ることができないのが日本(人)の特徴なのかと悲観したくなる。

● 医師(の一部)が,自分の専門としている分野は国民生活に大きな影響を及ぼす重要なものであるはずだという,専門家・専門職が陥りがちな陥穽に落ちてしまっている。
 自分の専門分野での部分最適を求めるあまり(命に関わることなのですぞ),全体最適を考慮できなくなっている。部分最適が全体最適でもあると信じて疑わないかのようだ。
 コロナに対する警鐘を鳴らすこと自体を自分のミッションとしてしまっている。念仏を唱えるがごとく,マスクをはずすなと言うだけになっている。
 だものだから,一般人はいよいよ踏ん切りがつかない。

2022年6月4日土曜日

2022.06.04 税金で旅行費用を補填してもらって

● 先週,今週と,“かながわ旅割” というやつで,川崎のホテルに連泊した。かながわ旅割というのは,関東広域連合(東京都を除く関東各県)でやってる地域版GoToのようなものだ。
 旅行費用が1人あたり1万円を超える場合は5千円の割引に加えて,2千円分のクーポンが付く。ので,2人で宿泊費が2万円のホテルに泊まれば,宿泊費が1万円になったうえに,4千円のクーポンが付くわけだ。そのクーポンはホテルで食事をするのに現金代わりに使えるし,土産を買うのにも使える。
 関東広域連合でやっているんだから,“とちぎ旅割” や “さいたま旅割” もあるわけだろう。4月から始まって5月までだったのが(ただし,黄金週間中は適用除外),1か月延長されて,6月までになった。

● ホテルの現場では面倒な書類作成や作業が増えて,ブッチャケあんまり歓迎できないってところじゃないか。
 実際のところ,“かながわ旅割” を受け入れているレストランや土産物屋はさほどに多くない。たぶん,業者側にすればかなり面倒くさいか,話が急で対応しきれなかったのだろうと推測する。

● “かながわ旅割” を利用するには,3回目のワクチンを接種しているか,陰性証明が必要になる。欧米諸国では外国人観光客の入国も無条件であることと比較すると,日本はとても世界で戦える国ではなくなったのだなと思わざるを得ないわけだ。
 知的水準があまり高くない層からの批判を忖度して,予めそれに対するエクスキューズを用意したのか。利用者があまり増えても困るから,とりあえず制約条件を設けてみたのか。とも想像するのだが,意味のない条件ではある。

● とはいえ,旅行者側にすればお得感はハンパない。費用を半分にしてもらって,さらに小遣いまでもらえるようなものだから。
 空いているシーズンでもある。忙しく働いている人たちや学校に通っている子どもたちは,行きたくても行けないから,空いているわけだ。
 いくら安くなっても,彼らは行けない。お金がないから行けないんじゃなくて,時間がないから行けないのだから。
 なら,毎日が日曜日のロートル組がそれを埋めればいい。ありがたく行かせていただこう。

● 一方で,東京のホテル業界には気の毒だ。東京は少し遅れて,都民割りを実施しているようだが,関東広域連合に比べれば,業界にとっても都民にとっても,魅力は落ちるだろう。
 関東各県から東京に来る人はだいぶ少なくなる。ぼくらも東京を素通りして神奈川に行ってしまうわけだから。
 川崎は三鷹や町田よりは都心に近い。“川崎に泊まって東京観光” は充分以上に成立する。

● GoToも復活するんだそうだ。タイミングとしては明らかに遅すぎる。
 緊急事態宣言が終結したらすぐにやらなければ意味がない。もう遅いのだ。

● が,やるのだろう。おそらく夏休みに合わせるんだろうか。
 であれば,現役組と子供たちのために,ぼくらロートル組は遠慮すべきだろう。ロートルはいつだって行けるんだから。
 その時期にしか行けない人たちが優先されるべきだ。ので,GoToはたぶん使わないと思う。

● この夏はGoToを使って旅行しようと考えている方々へ。
 GoToについては色々と批判がある。旅行費用を補助するくらいなら,もっと困っている人に現金給付しろ,とかね。
 意見は色々だが(バカにも意見を持つ自由はあるから),あなたは国策に協力するのだ。堂々と楽しんできて下さい。

● その場合,もう予約を入れた方がいいですよ。GoTo実施が正式に決まるのを待っていてはダメです。それでは旨味がかなり減ります。今すぐ予約を。慌てる乞食の方が貰いは大きいとしたものです。
 どういうことか。今はホテルが自己負担でGoToをやっているようなものなのです。国が負担することになれば,本来の値付けに戻します。それが正当だからです。
 そこからGoToで割り引かれた額は,現在の提示額とさほど違わないものになるはずです。今のうちに予約しておけば,現在額からGoTo分が引かれます。

● 昨年のGoToのときはそうだったんですよ。今は当時と比べれば通常価格に近づいているので,正式に決まってから予約してもGoToの恩恵を受けられるでしょう。
 とはいっても,予約は早いに越したことはないと思いますな。

● オミクロンになって,感染力は増したが,病気としての深刻度は大きく低下した。もう新規感染者がいくら増えても,緊急事態宣言は出ないだろう。経済を考えれば,出せる状況ではない。したがって,GoToも今度が最後になる。
 あなたはちゃんと納税しているのだから,税金で旅行費用を補填してもらうことを恥じる必要などない。しっかりリフレッシュして,またいい仕事をして税金を納めてください。

2022年5月5日木曜日

2022.05.05 コロナウィルスの無料検査という益体もない愚行

● 宇都宮駅コンコースにこんなものが。コロナウィルスの無料検査をやっているようだ。
 誰が何を考えてこんな益体もないことを始めたのかは知らない。

● 検査をしてもらおうと来ている人はあまりいないようだ。そりゃそうだ。
 第一にオミクロンは脅威ではない。年寄りに関してはこの限りではないが,年寄りは3回目のワクチンを打っとけという話だ。
 オミクロンは感染力だけは強いから,ワクチンを打ったからといって感染しないという話ではないが,感染しないことが重要なのではなく,感染しても重(中)症化しなければいいのだ。
 若い人はそもそも感染したってどうということもないのだから,何もしなくたっていい。コロナ以前のように自由にやりたいことをやればいい。

● 第二に,にもかかわらず,もし陽性になれば家族や会社の同僚にどえらい迷惑をかけてしまう。現在でも濃厚接触者とか感染経路の確認とか,そういうのは生きているのだろう。
 パンデミックのあとに感染経路の確認をしているなんてどれだけ馬鹿なんだとは,素人でもわかる話だと思うのだが,専門家や厚生官僚の考えることは素人の理解を超える。

● 今回のコロナ禍もマイナスばかりではなく,プラス面がある。リモートワークが一挙に進展したのはそのひとつだ。
 コロナが収束したあとも,リモートワークは残るだろう。雇用者にとっても被雇用者にとってもメリットがある。
 もし,コロナが収束したのだからリモートワークは全廃する,コロナ以前のように会社に集まって仕事せよ,という企業があれば,優秀な社員から辞めていくことになる。
 リモートワークでもきっちり仕事ができる人は,それだけでかなり優秀な人のはずだ。そういう人ほどリモートワークのメリットを痛感している。

● プラス面のもうひとつは,医療専門家の馬脚が馬脚だと露わになったことだろう。専門家の言うことを聞いているとロクなことにならない,と多くの人が思うようになった。
 SNSで頓珍漢を撒き散らしながら,まともなことを言う人に対して,専門領域で論文を書いて査読に耐えて雑誌に掲載されるという経験をしてから反論しろ,としか言えないのだから。幼稚園児なのかおまえは,ということだ。その査読もどこまで合理性のあるメソッドになっているものやら。
 人文系の専門家はバカの代名詞になって久しいのだが,医学においても専門家とはこの程度のものだとわかったことは,収穫と言っていいだろう。

● さらにもうひとつ。自治体(とりわけ都道府県)の無知無能が白日の下に晒される結果になったことだ。
 今までは中央集権は悪で地方分権が善だと無邪気に思っていたけれども,これで地方分権が進んでしまっては大変なことになる,と考えるに至った人も多いのではないか。
 それに関しては東京都知事の貢献が大だが,それをはるかに凌ぐ無能知事が存在することも明らかになった。
 都道府県格差があることも多くの人が知るところとなった。その格差はおおむね知事が作っているということもだ。ちなみに,ぼくは宮城県が羨ましい。

● ともあれ。何を考えてこんなことを始めてしまったのか。何もしないのが最善手という局面で,何もしないでいることに耐えられなかったのか。
 ウィルス検査をするのに1件あたりどれほどのコストがかかるのか知らないが,税金をドブに捨てているようなものではないのか。
 動員されている職員も,せっかくの黄金週間なのに何の意味もない仕事をさせられて気の毒なことだ。家族と過ごさせてやればいいのに,と思う。

2022年4月12日火曜日

2022.04.10 春爛漫,ブースター接種

● 春を通り越して初夏。っていうか,熱中症の心配をしなきゃいけないくらい,暑い。外を歩いていると汗ばんでくる。

● 眼を楽しませてくれるものに事欠かない時期でもある。
 敷地内に桜を植えている家もある。これをできるのが田舎。元々の農家って敷地広いからね。
 いや,春夏秋冬,いつでも眼を楽しませてくれるものはあるんだけどね。冬は星座がきれいだし。夏は雲に特徴があるし。

● こうした景色を愛でながら,目的地に着いた。3回目のコロナワクチン接種。
 13:30の予約なのだが,手続きはサッサと進み,13:30になったときには接種まで終わっていた。
 初モデルナだけれども,副反応は心配していない。副反応は若い,特に女性に出るもので,ジジイが副反応を心配するなど滑稽の極みだ。ともあれ,まずはひと安心。
● んで,また,眼を楽しませながら,家まで歩いて戻った。

● 現時点(21:04)で副反応はまったくない。少し寂しい。熱よ,出てもいいぞ,ちょっとくらいなら。

(追記 2022.04.12)

● 寝る時刻(午前3時)になったら,悪寒が。上下の歯がガチガチ言いだした。とっくに押入にしまった掛布団を引張りだした。自分で額に手をあててみたところでは,発熱はなかったようなのだが。
 あと,30分おきに連続3回,トイレに呼ばれた。水分を絞り取られる感じ。これじゃ寝れない。

● 翌朝になると悪寒は収まっていた。これは副反応? いや,めでたやな。
 っていうかですね,ゴメンナサイ。モデルナをナメくさっておりましたよ。

● 11日も起きていられなかった。足元がふらつく。食欲皆無。無理に食べても味がわからない。コロナに罹患したようなものだ。
 熱を測ってみたら7度5分だった。昨夜は,おそらく38~9度の熱がでていたろうね。熱がないわけなかった。熱くなった掌で熱くなった額に触れても熱いと感じないという理屈だろう。

● 11日の夜,ショック療法を試みようとした。が,三口ほど啜っただけで,あとは身体に入っていかなかった。
 寝てるしかないんだけども,寝るにも体力が要るんだなと痛感するわけだ。腰が痛くて,寝ていても楽しくないんだよね。
 昼間しっかり動いて,夜は死んだように眠るという,そういう健康的な睡眠じゃないわけで。

● 12日。どうにか収まった。依然として食欲はないが,こうしてパソコンのキーボードを叩けるようにはなった。起きてはいられそうだ。
 何も食べないで約2日過ごし,熱もずっと出していたんだから,痩せましたよ。これだけはこのまま維持できればいいんだけども,そうはいかないんだなぁ。

2022年3月29日火曜日

2022.03.29 ブースター接種を予約した

● 3回目接種の接種券が届いた。「2回目の接種を終了した日から,原則8ヶ月以上経過した,18歳以上の方」が受けられるとある。が,6ヶ月経過していれば受けられるわけね。
 ぼくは2回目を昨年10月3日に受けているので,4月3日以降ならOKなのだろう。

● モデルナは10日に町の体育館で集団接種を実施する。4月は10日の1回だけだ。まだ空きがある。5月以降の接種日は未定らしい。
 ファイザーは町内の医療機関で接種することになる。今から予約が取れるのかどうかは確認もしなかったが,たぶん,4月の予約は埋まっちゃってるんじゃないかと思う。

● 4月10日は東京に出る予定があった。すみだトリフォニーホールでユーゲント・フィルハーモニカーの演奏会がある。
 今年は演奏会のために東京まで出ることは止めて,地元で開催される演奏会のみを聴いていこうと思っているのだが,それでも例外は出てしまう。ユーゲント・フィルは例外の側。
 ので,10日はブースター接種などしている場合ではないと思ったりもしたのだけれども,早めにやっておこうとすれば10日しかない。

● 過去2回はファイザーだったので,3回目はモデルナを打つと決めている。10日で予約しておいた。妥当な判断でしょ。
 ユーゲント・フィル(Teket)には,キャンセルのメールを入れておいた。残念だけれども,仕方がない。

 2回目までの接種時期はかなり遅かった。が,町から通知が来てすぐに取れる予約を取った結果がこうだったのだ。栃木県は沖縄に次ぐ遅さだったが,その栃木県の中でも高根沢町は1,2位を争う遅さだった。それを責めるつもりはないんだけどね。
 が,今回はそうではない。モデルナで良ければ(いいはずだが)ほぼ待たずに受けられる。現状に問題はない。
 モデルナ不人気のおかげで,ブースター接種ではけっこう遅れを取り戻せたかねぇ。

● ちなみに,副反応の心配は全くしていない。過去2回も副反応というほどのものはなかった。ファイザーだったからというのではなく,モデルナでも同じだろう。
 つまるところ,副反応を起こせるほど若くないってことなんでね。ジジイには副反応なんてありませんよ。


(追記 2022.04.12)

● ジジイには副反応なんてないと決めつけていたんだけれども,すみません,ありました
 罹患すれば軽症ではすまないであろうジジイにも,モデルナは副反応をもたらすことがあるんですな。

2021年10月14日木曜日

2021.10.14 GoTo の是非論

● コロナが事実上のゼロコロナ状態になった。となると,さっさと制限を前面解除しろ,GoToを再開しろ,という意見が出るし,逆にそれは性急だという意見も出る。
 経済評論家を名乗る門倉貴史さんが,次のような意見をネットに表明したらしい。
Go Toキャンペーンで恩恵を受けるのは,観光・旅行に行くだけの経済的・時間的余裕のある層が中心となる。経済的・時間的余裕のない低所得層は恩恵を受けることができないわけで,このような政策は新内閣が掲げる「成長と分配の好循環の実現」の方針と矛盾することになるのではないか。再分配と消費の増加を同時に実現しようとするのであれば,消費の選択が左右されず,低所得層のほうが経済的な恩恵を大きく受けられる消費税率の引き下げのほうが,効果が大きいのではないか。
● これに対して,永江一石さんはTwitterで次のように反論している。
GoToでもっとも恩恵を受けるのはちょっと足してあげるからあなたはお金を使いなさいといわれて浪費する旅行者ではなく,コロナの過剰対策で苦しんだ地方の観光や農業、漁業まで全ての産業なんだが
これで経済評論家ならワシでも名乗れるわ
低所得者の大半は年金暮らしの高齢者。コロナの影響なんてない
● この反論を受けて,次のように言う人もいる。
経済学者の言とは思えない
GOTOの目的は,事業者と関連業界のテコ入れだと素人でもわかるのですが....
年金暮らしの『資産家』から埋蔵金を吐き出させる経済効果もあるのです
令和元年度「高齢者の経済生活に関する調査」(内閣府)の結果では,60歳以上の人の約4分の3が心配なく暮らしている
● これに関する自分の意見をまとめておきたい。と言っても,永江さんの意見に賛成ということで終わってしまうのだが。
 門倉さんは何のためのGoToかを見ていない。低所得層が云々という話がどうしてここで出てきてしまうのか。
 言論人,知識人のすべてがそうだとは言わないが,政策全般の前提に格差の是正や弱者への福祉的視点,もっと言うと社会主義的な視点がなければならないと考えているようだ。だから,最初から結論は決まっている。何も考えていないし,考えるということをしたことがないのかもしれないとすら思えてくる。

● たしかに「GOTOの目的は,事業者と関連業界のテコ入れ」なのであって,GoToで旅行をする人ではない。彼らは「事業者と関連業界のテコ入れ」をするための道具だ。
 GoToではなく,その予算額をそっくり,関係事業者に現金補助すればいいではないかという意見も,いまだに野党から出る始末なのだが,これはいくつかの意味で論外。
 第1に,必ず不正が行われる。第2に,不正がなくても,結果において間違いが起きる。出すべきところに出すべき額を出さずに,出すべきでないところに出すべきでない額を出してしまう。誰がどれだけ凹んだかを間違いなく把握する方法などないからだ。

● そして第3に,そのやり方では予算額だけの経済効果で終わってしまう。乗数効果が見込めない。
 旅行する人にお金を出すことによって,予算の何倍ものお金が動く。自分のお金にGoTo補助分を上乗せして旅行するからだ。
 旅行者はホテルに籠もっているわけではない。動いてくれる。街に出て,食事もするし,お茶も飲む。買い物もする。その前に交通機関を利用する。電車か飛行機か夜行バスか,それは色々だろうが,ピンポイントではなく広い範囲にお金が落ちる。
 どの業者にどれだけのお金を落とすかは旅行者が差配するから,事業者や役人が鉛筆をなめる余地がない。なめなければならないシチュエイションを惹起しない。

● ただし,今だってGoToは実施されている。ホテルや旅館が自己負担でGoToをやっている。首都圏に多い。東京五輪をあてこんで開業したホテルは軒並みそうだろう。
 コロナ以前に比べれば,宿泊費が半額になっているところもある。銀座のビジネスホテルの宿泊費が地方都市よりも安いという逆転現象も起きている。
 これで適正利潤が出るわけがないから,サッサと国がGoToを実施して,当事者の負担を減らせという話になるのだ。

● GoToをやれば事業者が自己負担していた分がなくなる。その分,元々の価格が上がる。その何割かをGoToが負担することになるので,消費者が自身で負担する最終価格は今とさほど変わるまい。
 唯一,今,予約して,宿泊するまでにGoToが実施されるとそこからさらに何割か減額になるけれども,GoToが決まってから予約しても遅いよ,と。

● ので,埋蔵金を吐き出す人(上の意見では,低所得者=高齢者=年金生活者=資産家)は,もうとっくに吐きだし始めているのじゃないか。お上の政策に関係なく,使うなら今だ,と。何せ,高齢者は毎日が日曜日なのだから,安値を選びやすいのだ。
 GoToが実施されたからといって,これまで使わずにいた高齢者層がドッと使いだすとは考えにくい。

● 使いだすのは,高齢者層ではなく,現役層,特に子育て中の人たちだ。子供を連れて出かけることになるだろう。
 客層が転換する。かつ,トータルで需要が増えることは間違いないだろう。

● しかし,だ。GoToの効果をあまり過大に見積もらない方がいいと思う。というか,GoToなどどうでもいいではないか。GoToなど待っていないで,今,行ったらいい。
 コロナ対策のしわ寄せを一身に受けていたこの業界の人たちに手を差し伸べることには,一も二もなく賛成する。
 この時期に低所得層がどうのこうのと言うのは,些末にかまけているという印象になる。そういう議論は平時にやればよい。

● わが家では今年はすでに60泊以上している。ワクチン摂取前に緊急事態宣言が出ている東京や神奈川に泊まった。良い時期にお金を使えたと満足している。
 9月以降は家庭の事情もあって,泊まりで外出するのは困難になってしまったが,それがなければ,二度目のワクチン摂取もすんだことだし,チョンチョン跳ねで首都圏のホテルでプチバカンスを決めこんでいるだろう。

● ちなみに,ぼくのオススメは東京五輪をあてこんで開業した新しいホテルだ。新しいとは使い勝手がいいということだ。既存ホテルと客室の面積が同じならば,新しいホテルの方が狭さを感じない。空間の使い方,レイアウトの取り方に感心させられる。
 加えて,風呂,トイレ,洗面といった水回りが快適だ。トイレと風呂が同じ場所というのはまずない。トイレだけで個室を確保している。浴槽も大きい。男性でも足を伸ばせるところが多いだろう。深さもある。

● ぼくなんぞは,もう温泉宿には行かなくていいなと思うほどだ。ホテルのお風呂で充分。
 今の時期なら湯を熱めにしてゆっくり浸かる。しっかり汗もかく。バスタオルで体をふけば,すぐそこにベッドがあるのだから寝そべることができる。弱冷房にして身体の粗熱を取るのは気持ちがいいものでしょ。
 また入りたくなったら,新しい湯を満たして,もう一度浸かればいい。贅沢なものだ。サウナがあるなら,部屋の風呂は遠慮して,1日に何度でも好きなだけサウナを楽しめばいい。
 入浴も含めて,首都圏のホテルを推奨。リゾートはアーバンリゾートに限る。

● 自然派もいるだろう。そういう人は好んで地方に向かうだろうから,ぼくは安心して都市がいいよと言うことができる。
 普段は田んぼしかないところに住んでいるから,非日常を過ごすところは都市がいいとなるのもある。

2021年10月3日日曜日

2021.10.03 ワクチン接種,2回目

● 予約は11時のところ,25分前に着いた。前回同様,手際よくどんどん進み,11時10分前に接種終了。
 事後手続きを待って,11時にはすべてが終わっていた。予防接種済証(臨時)というのを渡されるわけだが,これはシールになっているので,ペロッと剥がして手帳に貼った。
 システム手帳の無地リフィルに貼って,手帳に保存しておくことにした。使うことがあるのかどうか知らないが,いつも持ち歩く手帳に貼ってあれば安心だ。

● 接種を予約した(できた)のは6月だったと思うのだが,接種が終了したのは10月。遅いのだと思う。ワクチン接種の進捗が,栃木県は堂々のワースト2位なのも頷ける。
 その栃木県の中でもわが町(高根沢町)は遅い。2回接種の進捗率では小山市とビリ争いをしている。今日現在で,たぶんビリから2番目ではないか。全国でワースト2位の県の中でのワースト2位だから,けっこう凄いよ。
 ちなみに,那珂川町と市貝町は70%に到達している。総じて,芳賀郡市は進捗がいいようだ。

● この1年半,去年の4・5月を除いて,自分に行動制限を課すことはしなかった。県境を越えて出かけ,主には東京になるのだが,遊び呆けていた。緊急事態宣言も基本的には意に介さなかった。
 直近の第5波ではデルタ株によって日本人のファクターXが無効化され,かなりの死亡者が出たが,やはりあまり意に介さなかった。三密を避け普通にしていれば感染するわけがない,と思い込んでいたので。

● 実際に感染することはなかった。これからも感染することはないだろうと「根拠のない自信」を持ってしまっているのだが,ワクチンなしで泊まったり飲んだりしては,ホテルや居酒屋に申しわけない。
 対外的な対抗要件(?)を具備できてホッとしている。これで,ワクチンは接種済みですと伝えることができる。

● 今年はすでに60泊以上の宿泊をしている。東京,横浜,川崎のホテルだ。コロナで史上最低の宿泊料になっていたはずだ。その最低の宿泊料で目一杯泊まったのだから,後悔はないどころか,ナイスジャッジと自画自賛したいくらいだ。
 といっても,嫁のジャッジなのだが。その嫁は2週間後に2回目の接種をする。

● 現時点では,コロナはすっかり影を潜めていて,ノーワクチン&ノーマスクで居酒屋をハシゴしようが集団でカラオケに行こうが,コロナに感染するのはかなり難しい状況かと思う。
 が,寄せては返す波のように,第6波は必ず来るものだろう。

● 第6波のときはワクチン接種はさらに進んでいる。早めに摂取して抗体が消えている人にブーストを打ち終えていれば,コロナ収束宣言を出す好機になるかもしれない。そうなるよう願っている。
 感染者が何万人出ようとかまわない。軽症にとどまってくれれば,コロナはただの風邪と同じだ。

● 少なくとも,ぼくと嫁はワクチンがビンビンに効いているときに第6波を迎えることになりそうだ。ゆえに,第6波への不安はない。
 ちなみに,2回目の副反応だが,今のところは全くない。見事にない。年寄りだからだろう。感染すればかなりの確率で重症化する人は副反応が出ないらしいから,「根拠のない自信」に振り回されないで,ワクチンを接種しておいて正解だったのだ。


(追記 2021.10.04)

 結局,副反応はなかった。1回目と同じ。左肩が少ぉし痛くなっただけ。
 歳を取って,副反応も起こせなくなったんだなぁと,何だかちょっぴり悲しい。

2021年9月20日月曜日

2021.09.20 小さな行楽

● 今日も出かけたくなる日和。2日連続の快晴は,9月になって初めてのことらしい。パカーっと晴れると気分も外向きになる。
 しかも,気温も上がっている。頭のてっぺんが溶けそうな真夏の暑さではないから,この気温もまた人を外に誘う。こういう日に家にずっといられる人は,大したものだと思うほどだ。

● で,西那須野にやってきた。塩原連峰の威容(?)が目に入る。
 塩原にはもう何年も行っていない。ひょっとすると10年は足を向けていないかもしれない。温泉に行かなくなっているんだよね。
 近くに帰り温泉施設があるので,あえて泊まりで温泉地に行かなくてもっていうのは,もうだいぶ前からの傾向。が,その日帰り温泉にもパタッと行かなくなって,5年が経つ。

● コロナがなくても,温泉だけでお客を呼べるわけではない。とっくにそうなっていると思うのだが,年を追うごとにその傾向が強まっているんじゃないですかね。
 食の充実が必須だと思う。その場合,地元ならではのものにあまりこだわらない方がいい。どこでも食べられるものを上手に作って,手頃な値段で出す。

● 話が逸れた。塩原は温泉だけではないのだが,西那須野あたりから塩原の山並みを眺めるだけでも,気持ちが晴れる。
 只今現在,大変な状況に置かれている人は,そんな程度では晴れないかもしれないが,気分を少し動かす程度の効果はあるだろう。それだけでもとりあえずはいいじゃないか。
 その塩原連峰,西那須野の市街地を外れたところから眺めるがよろしいね。

● で,さらに気分を動かすには昼からビールを飲んではいかがですか。飲食店が酒を出すのはダメでも,コンビニで缶ビールを買って,戸外の適当なベンチに座って飲むのはお咎めなし。かえって,安く飲めていいんですよ。
 ぼく一個は酒を飲む飲まないではなくて,口を開いてペラペラペラペラ喋るのを禁止してほしいと思ってるんだけどね。静かに飲んでるんだったら,どうぞ好きなだけ飲んでください。

● ところで,今日は行楽地の人出はすごかったらしいですな。これって,人々が待ち望んでいた姿でしょ。
 こういうことができるようになったのもワクチンを接種しているからだとすれば,ワクチン様々だ。ワクチンを開発した人には,ノーベル平和賞を授与するのが相当かと思う。

● ただし,小さいお子様がいらっしゃるご家庭ならともかく,われらロートルは人が集まるようなところは避けて,あまり人がやらないようなやり方で,ひとり静かに “行楽” を楽しむのがいいと思いますよ。
 目指す対象に近づきすぎないというのは,そのための方法論の1つでありましょうね。

2021年9月19日日曜日

2021.09.19 東武電車で東京へ

● 日本列島を文字どおりに横断していった台風14号がいなくなって,今日は雲ひとつない快晴になった。暑さも戻ってきた。といって,真夏の暑さではない。
 こういう天気のときは,まだ見ぬニューヨークまで散歩に行きたくなる。ま,ニューヨークってわけにも行かないので,素足にサンダルで東京に行って来ようと思う。

● わが家の最寄駅(JR)から宇都宮に出て,宇都宮からは東武に乗る。なぜなら,第1に安くつくからだ。金券ショップで株主優待乗車証を買えば,宇都宮から浅草(あるいは押上)まで片道700円ですむ。都内の移動にはメトロの24時間券(600円)を使う。JRよりもきめ細かく動ける。
 JR宇都宮駅から東武宇都宮駅の間は徒歩で移動すると,わが家から2,480円で往復できる。JRの「青春18」を使えない時期に東京に行くなら,この方法が最も安い。

● 東武に乗る理由の2番目は時間がかかるからだ。伊達や酔狂ではなく,本気で言っている。
 退職して毎日が日曜日になってみると,自由に使える時間がたくさんできた。あたりまえだ。が,プライベートでの生産性(?)は返って低下した。
 たとえば,本はほとんど読めなく(読まなく)なった。通勤電車や職場での昼休みに読んでいたのに,それがなくなったからだ。家で暇にしているんだから,いくらでも読めるじゃないかと自分も思っていたのだが,どうもそういうわけにはいかないのだ。
 音楽を聴くのもそうだ。ぼくはもっぱらウォークマンで聴いている。外を歩きながら聴くわけだが,家にいて外に出ない生活になると,音楽を聴く時間もなくなる。
 今や,電車に乗っているときが唯一の読書時間なので,長く乗っていられればたくさん読めることになる。JR駅から東武駅まで歩くのも,音楽を聴ける貴重な時間ができるからだ。

● ということで,まずはJR駅から東武駅まで歩く。
 宇都宮市オリオン通り。甲子園出場おめでとうのステッカーが貼られたまんまの店がある。
 宇都宮だなぁと思ったのだが,いや,待て。休業するとの貼紙もあった。夏からずっと休業してるんだろうか。どういう店かといえば,居酒屋だ。

● 東武線の藤岡駅付近。刈り入れを待つ田んぼが広がる。太陽光を反射して美しい。
 下の写真はそれを全く捉えていないが,こういう風景が見れるのも,この時期の今日のような天気の日に限られる。眼福と言える。

● 南栗橋に着。ほんと,秋の行楽日和ですわ。コロナ自粛なんてアホらしいことはやめて,どこぞに出かけてはいかがですか。
 今はたぶん,感染の勢いがボトムになっている時期ですよ。なのに緊急事態宣言延長というのは,羹に懲りて膾を吹く以上の愚行でしょうよ。お上の愚かな決定に縛られる必要はない。
 自粛しちゃってる人って,自分の頭で考えて自分の行動を決めることができない人じゃないですかねぇ。あるいは,危険負担という考え方ができない人。一切の危険を引き受けるのは嫌だという人。
 昨年の春から夏は仕方がなかった。コロナについての情報がなく世界が右往左往していたから。今はそうじゃない。

● 南栗橋からは急行中央林間行き。曳舟に着いた。このまま乗っていれば,押上から半蔵門線に入る。が,浅草行きに乗換えた。東京スカイツリー(旧名 業平橋)駅で降りて,押上まで歩いた。
 何でそんなことをするのかと言えば,暇だから。

● 押上駅でメトロの24時間券を買って,半蔵門線。大手町で丸の内線に乗換えて,池袋。東京芸術劇場に来た。音大フェスのセット券を買っておこうと思って。
 無事に購入できた。いい席はなくなっている。仕方がないでしょうな。発売日から2週間近く経ってるからね。これは毎年そうなので,
いい席は関係者に割り振られているのではないかと思っているんだけどね。

● 池袋に来たので,富士そば池袋西口店に。ラーメン430円+大盛券110円。久しぶりに富士そばのラーメン。
 うめー。これほどのラーメンを食べさせるラーメン屋って,そんなにないんじゃないですか。

● 同じ行程を逆に辿って,錦糸町。
 車中にこんな中吊り広告(→ 下の写真)があった。この中に,ぼくを雇ってくれるところはあるだろうか。ないでしょうな。仮にあったとしても,務まる気がしない。
錦糸町駅前

● 錦糸町でブラブラして,東武線で戻ってきた。
 20時の宇都宮市オリオン通り。今や,宇都宮一の飲み屋街になっておりますが,かなり暗いです。けど,営業している店もありますな。
 営業自粛の協力金をもらいながら営業しているのでなければ,大手を振って営業すればいいと思う。今,営業できないんじゃ,できるときなんかしばらくないよ。


2021年9月18日土曜日

2021.09.18 老大国,日本

● 今月12日にTwitterでこちらのTweetに接した。デンマークがすべての規制を撤廃して,コロナ以前の自由を取り戻したということだ。
 この見切りの良さがヨーロッパの凄いところだ。見切ったゆえの失敗もあったはずだが,減点主義に墜ちないんだなぁ。狩猟民族の面目だろうか。

● 対して,日本はどうか。お得意な横並び発想は封印中だ。そろそろ封印を解いて,欧米と横並びになることを考えてもいいのじゃないかと思うが。
 今って,“我慢は美徳” になってるもんね。太平洋戦争時の “欲しがりません,勝つまでは” と何が違うんだ? 欲しかったら,今,手に入れろよ。

● 状況を見て対応を変えるのが苦手というか,“変えないことがいいこと” なんだろうかな,日本人にとっては。
 リスクは引き受けてはいけないものだし,比較衡量して結論を出すのもダメ。思考停止そのものだ。
 結果,現状維持しか残らない。農耕民族のダサさか。しょうがないんだろうか。

● 今日はフランスの様子を伝えるTweetを読んだ。パリのランチの模様を伝えている。「こんなに混んでいて皆喋りまくりです。この状況でもう半年近くワクチンとワクチンパスポートで医療崩壊していません」と。
 日本でもワクチン接種がグングン進んで,そろそろフランスに並ぶのではないかという勢いだ。しかも,もともと感染者数はフランスよりはるかに少なかった。
 にもかかわらず,緊急事態宣言を延長し,国民の多くもそれを支持しているように見える。快楽欲というか享楽欲というか,人生は楽しむものという発想があまりないんだろうか,日本人は。

● もうひとつ。日本は老人大国になったのも動きが鈍い理由のひとつかもしれないね。変化にパッと対応する瞬発力を失っている。動かないで様子見を決め込んでしまう。または無関心。変化を変化と捉えることすらできない。
 それを慎重または堅実だと思っている。動けないでじっとしているのを熟慮しているのだと勘違いしてしまう。
 日本は老いてしまったのかもしれない。老いは治らない。これからどうなって行くんだろうか。

2021年9月15日水曜日

2021.09.15 バカにはバカの道を行かせよ

● Twitterで,ワクチン接種を推奨する人(まともな人)が反ワクチン主義の人(リテラシーの低い人)を難詰しているのを見かける。
 最近だと,参議院会館で彼らが集会をやったらしい。参議院会館をそういう目的のために貸出すのはどうなのか,というツイートがあった。

● 議員会館側がそれを理由に断ることなどできるわけがない。使用目的や主催者が誰かによって,許可したりしなかったりできるはずだとどうして思えるんだろうか。
 集会が集会にとどまると思われれば,他と区別しないで貸出すのは当然の話だ。

● それよりも,反ワクチン主義者たちの運動に反対の声をあげることは,彼らに力を与えることになると思う。
 一切とりあわないで,放っておくのが正解なのではないか。韓国に対して日本政府が採っている戦略的放置がよろしいと思う。
 何もしないで,好きなようにさせておけばいい。バカにはバカの道を行かせるしかないのだ。バカにつける薬はない。古今の真理だ。

● バカに説得を試みても,効果はない。声を荒げて力で変えさせようとしても,うまく行くはずがない。
 なぜなら,人は正しいものを信じるのではなく,信じたいものを信じるからだ。まず,信じたいものを選び取る。この過程は半ば以上は無意識に行っているだろう。しかる後に,それを正当化する理由を作りだす。
 理由がまずあるのではない。理由はあとから作るものだ。あとから作ったものを攻撃したところで,元からあるものは微動だにしない。
 人の神経細胞も,あのペンを取ろう→手を動かす,という順番で働くのではないらしい。ペンを取るために手を動かす準備を始める→脳がペンを取ろうと思う,ということのようだ。それと似たようなものかもしれない(似てないか)。

● 家族や仲間から感染者が出て死亡するのを見れば,彼らも改心するだろう。彼らを変えさせるものがあるとすれば,それしかない(じつは,もうひとつある。後述)。
 で,変わったときにはワクチン万能論者になっているだろう。バリバリの左翼が極右になることは,わりとあるのではないか。極端から極端に振れるのがバカの特徴だ。中庸の美というものがない。

● もちろん,彼らによって大きな問題が引き起こされている。「この層(ハイリスク層)の一定数が打たない自由を行使してると医療への過負荷で永遠にそれ以外の層の自由が奪われる」という問題だ。永江一石さんがかねて指摘している。
 しかし,バカがそれを理解して自分の行動を改めるなど,あり得ない。だからバカというのだ。
 ではどうするか。幸いにして彼らは少数派だ。残りの多数派が彼らが作る弊害を最小限度に留めるための制度を作っていくだろう。

● 具体的にそれがどんなものなのか。ぼくにはわからないのだが,たぶん色々と出てくるはずだ。あるいはもう出ているのかもしれない。
 建前(制度目的)と本音(運用実態)の乖離,なし崩し。そうしたやり方で,バカの害を中和する。バカをかわしていく。

● そうしている間に,ワクチンを打たないのはダサいという空気が支配的になる。そうなればバカもワクチンを打つようになるだろう(もちろん,100%ではない)。
 元々,バカは確たる理由よりも空気で態度を決めているからだ。あと,目立たがりと跳ねっ返り気質もあると思うんだが,それもダサいと思われたら速やかに消えていくしかない。

● のであるから,好きなようにさせておけ。騒ぎたいやつには騒がせておけ。彼らの言うことに反応することで,彼らにエネルギーを与えるな。
 彼らの相手をするのは自分の人生の一部を捨てるのと同じことだ。

2021年9月12日日曜日

2021.09.12 コロナワクチンの1回目を接種

● 会場は地元の体育館。農業者トレーニングセンターという名称になっているので,農業者以外は使っちゃいけない施設かと思われかねない。
 その昔,農水省が国道並みの立派な道路や飛行場まで手掛けていた時期があったが,その頃に体育館まで農水省の予算で作っていたんだろうか。それでこんなバカげた名前になった?

● まぁいい。そこで11時の予約。20分前に着いた。ぼくのような爺から若いお嬢さんまで,いろんな人が接種に来ていた。
 高齢者優先で始まったはずだが,当初は予約が取れる状況ではなく(回線が即座にふさがってしまって,回線が回線の役をなさない),取れるようになった頃には非高齢者の予約も始まったということなのだろう。
 あるいは,人間ドッグを受診するときに,早く行って始めても,終わる頃には遅い時刻に始まった人との差はほとんどなくなっているのと同じようなものか。

● ワクチンは感染予防効果を期待してではなく,重症化を防ぐために打つものだと聞いている。で,どういう人が重症化するかといえば,高齢者,男性,デブ,喫煙者の4条件に該当する人らしい(永江一石さんのTwitterから得た情報)。
 ので,若い女性は感染しても重症化することはない。しかも,そういう人ほどワクチンの副反応がキツく出るという。ならば,ワクチンなど打っても副反応に苦しむだけだ。デメリットしかない。
 若い女性で重症化するのは度を越したデブくらいのものだろうから,スラリとしたお嬢さん方にはあまりワクチンの恩恵はないだろう。というより,ワクチンを必要としないのじゃないかね。

● ともかくコロナワクチン,1回目。あっという間だった。チクッとしたと思ったら,もう終わり。
 全然モノ足りない。もう1回やってくれよ。けっこうな量の液体を注入されるイメージでいたもんでさ。
 こんなので腕が痛くなったり,肩が重くなったり,そんなの,あるわけねーじゃん。
 ファイザー社のワクチンだから,ウィルスを希釈したものじゃないんでしょ。mRNAワクチンと言いましたか。詳しいことは知らないし,知る必要もないと思っているが,要するにすぐに終わる。

● 実際には,夜になってから少し疼痛を感じるようになり,腕が上がらなくなった(意識して上げようとすれば上がる)が,寝返りが打てないほど大仰なものではない(→ 翌朝には解消してた)。
 副反応は2回目がキツいようだが,ぼくは上の4条件のうち,3つに該当する。爺であり男性であり肥満である。
 自分では肥満とは認めたくはないのだが,れっきとした糖尿病患者でもあるので,基礎疾患の持ち主ということにもなる。
 これだけ揃っていれば,ノーワクチンで感染すればかなりの確率で重症化することを覚悟しなければならない。そういう人は副反応はほとんど出ないらしいので,副反応を怖れる気持ちは皆無だ。

● 接種前の問診について述べておく。事前に予診票に回答して持参する。それをもとに形式的な問診がある。
 ぼくは糖尿病と診断されて,とりあえず通院を始めたのだが,そのすぐあとにコロナが発生した。コロナに感染しやすい最も危険な場所は医療機関だろうと思って,躊躇なく通院をやめた。
 それゆえ,今は薬は処方されることがないので,薬は一切飲んでいない。肝硬変の疑いありという診断もあったが,そちらも同じだ。
 だから,問診では,何らかの病気で通院していることはないし,薬も飲んでいない,と回答した。嘘をついているわけではない。
 じゃあ問題ありませんねというわけで,すぐに接種に至った。それでいいでしょ。わざわざ話を長引かせることもない。

● 接種のときの唯一の不満は,腕を横にしろと言うから水平にあげたら,そうじゃなくて普通に下におろせと言われたことだ。それは横じゃなくて縦と言うんじゃないか,世間一般では。
 ともあれ,接種じたいは11時前に終了した。2回目は3週間後の10月3日だ。楽しみだよ。

● これも永江一石さんからの情報なのだが,第6波は今年の真冬,年末年始あたりがピークになる。
 バカのひとつ覚えの緊急事態宣言がまた出されるだろう。酒類提供禁止とか,営業は20時までとか,その業界に属する人は働きたくても働けなくなる。
 ホテル,旅館も閑古鳥が鳴くことになる。まぁ,緊急事態宣言に慣れてしまっているから,囀るくらいで鳴くところまではいかないかもしれないが,それにしたって顧客減少要因にはなる。

● ワクチン接種を9月まで待たなければならないのか,もっと早くならないのかな,と思うことがあったんだけども,無事に接種を迎えてみれば,これで良かったなと思うんだよね。
 なぜって,年末年始はワクチンがバリバリに効いている頃だから。

● 真冬には首都圏のホテルでヌクヌクと過ごそうと思っている。暖房が効いている部屋で,何度もお湯を入れ替えてお風呂に入ってさ。旨いもの喰って。
 ワクチンを接種してるんだから,ホテル側に申しわけなさを感じることもない。堂々と泊まれる。

● ま,この2年間,だいたいそうして来てはいるんだけどね。安く泊まれるんだもん。
 大勢が家に籠もっているときは,外に出た方がいいんですよ。初歩的なセオリーでしょうよ。

● ただし,三密を回避すること。手洗い(手指消毒)こまめにすること。口を開かないこと。口を開けているバカ集団に近づかないこと。
 これらを守っていれば,まず感染のおそれはないと思う。かつまた,そうしたバカ集団っていうのは,そんなにはいないものだ。

● ところで。1回目の接種のあとは感染しやすいのだと言われる。抗体値はさほどに上がらないのに,ワクチンに対応するために免疫力の一部が割かれるからだろうか。
 ともあれ,注意した方がいいらしい。具体的に何をどうすればいいのかは,ぼくの見当の及ぶところではないが。

2021年8月28日土曜日

2021.08.28 川崎へ

● 宇都宮発10:06の平塚行き。例によって,プラチナシートの隅っこに席を取っている。
 プラチナシートというのは,ガラガラに空いている普通車の座席はグリーン席より快適だからだ。でもって,宇都宮を発車して久喜あたりまではプラチナシート状態なのが普通だ。

● 今日は勝手知ったる(つもりになっている)川崎に向かう。神奈川でもデルタ株が猛威を振るっていると騒がれているが,かつ,ぼくはまだワクチン未接種なのだが,そういうことはあまり気にしない。
 コロナなど大したことはないと思っているわけではない。感染したらしたでしょうがないと思っているわけでもない。ただ,よほどバカなことをしなければ感染することはまずあるまいとは思っている。
 バカなこととは何かといえば,大声(中声でも同じだが)で口角泡を飛ばす議論などしないこと。劇混みの居酒屋に行かないこと(行きたくても閉店しちゃってる)。要するに,盛りあがっている場に近づかないことだ。

● あとは,普通にマスクをして手指消毒をこまめにしていれば,そうそう感染はしないものだと思っている。県境をまたぐ移動は控えよ,とはまったく無意味なもの言いで,そういうのは都道府県行政の都合にすぎない。
 ぼくのような老いたる無為徒食の輩が貴重な医療資源を浪費することがあってはいけないと思っているが,そのことは県境をまたぐ移動を自粛することを結論しない。

● 今日は,大宮を過ぎ,東京を過ぎても,プラチナシートが維持された。これはあまり経験したことがない。皆さん,家に籠もっているんだろうか。

● 上野東京ラインができる前は自分には関係ないと思っていたが,できてみれば恩恵が大きい。新橋駅をターミナルにできることと,乗換なしで東海道線に入れることだ。
 特に川崎が近くなったのが,個人的には恩恵の最たるもの。横浜ははるか昔(30年以上前だと思うが)に湘南新宿ラインができて,宇都宮から乗換なしで行けるようになっていたけれども,川崎に行くには武蔵小杉で南武線に乗換える必要があった。

● 今日,なぜ川崎に向かうかというと,ミューザで管弦楽の演奏会を聴くためなのだが,上野東京ライン開通後は,サントリーホールよりミューザの方がずっと近くなった。
 気分的にそうなのだが,リアルに所要時間を計ってもおそらく同じかと思う。

● ミューザに用があったので,その用がすんだら帰るだけだ。その前に,富士そば川崎東口店。
 ストレスが多い,忙しい,酒好きの人は,そばを食べた方がいいらしい。ぼくはといえば,ストレスはないし,忙しくは全くないのだが,ドクターストップがかかっているのに,けっこう飲んでいる。そばを喰うべし。
 が,ラーメン大盛りを注文。この540円はお値打ちでござるよ。つまり,下手なラーメン店の800円のラーメンより旨いと思うんですよ。

2021年8月11日水曜日

2021.08.11 大勢の逆をやること

● 先日,上野駅構内の「ANGERS」で見かけたウィンドウディスプレイ。「穀雨」という製品。ミニチュアの街づくりキットといっていいんだろうか。どこか知らない街の様子を脳内で妄想して,ミニチャで作っていく。あるいはすでに知っている街を,記憶にしたがって再現していく。
 今は旅行に行けない。特に外国に行くのは困難を極める。これはコロナ時代の箱庭療法ですかなぁ。

● ノートやスケッチブックに自在に絵を描いていくというやり方で遊んでもいいと思う。むしろ,キットの部品による制約を受けずにすむから,そのやり方の方が上級者には向いているかもしれない。
 想像力が逞しい人は,最小限の道具で遊ぶことができる。羨ましい。

● コロナで首都圏はずっと緊急事態宣言が出されている状態だ。滅多にないから緊急事態というのだろうが,緊急が常態になってしまっているから,ほとんど人々に刺さらなくなっている。
 マスコミとか一部の医師とか,あまりマトモじゃない人あるいはコロナを飯の種にしている人が,アーダコーダと言っているが,煽っていると言われる始末だ。ま,煽っているのだと思うが。

● 宿泊業や飲食業(特に,酒類提供を伴うところ)が緊急事態宣言の負の部分を一手に引き受けている。もう,ふざけるなと声をあげる気力もなくなってきているようだ。
 中には,商売を続けるより協力金をもらう方が実入りがいいというところもあるのだろうが,コロナウィルスの影響はあまねく万人に平等ではなく,濃淡がある。濃淡どころか,コロナが追い風になっている業種業界もある。

● そういうことに義憤を感じる必要もあるまいと思うのだが,国内旅行はあまり自粛しない方がいいのではないか。外出や移動を自粛するかしないかと,感染するかしないかはあまり関係がないというのが,ぼくの経験則だ。
 これまでの知見に照らせば,電車は安全とみなしていいようだ。音楽ホールや映画館も換気能力が高く,聴衆が口を閉じてさえいてくれれば,まずもって感染の心配はしなくていい。
 ホテルのレストランはテーブルを間引いて,アクリル板を固定して立てて,ブッフェの場合は必ず使い捨ての手袋を着用させるようにしている。そこまでやるかというところまでやっている。同様に,ぼくは不安を感じたことはない。

● 三密(密室,密集,密着)を避けて,盛りあがっている人たちのところへ近づかなければ,まずもって感染することはない。そういう感染が危ぶまれるシチュエーションは,言われるほどに日常的にあるものではなくて,わざわざ近づくのでなければなかなか得られないものなのではないか。
 普通に外出しました,電車に乗って県を跨いで移動しました,といったそれだけで感染するとは考えにくい。

● 4月から今日までに,ホテルに60泊している。東京と川崎と横浜だ。すべてが緊急事態宣言か蔓延防止措置が出ていたときだ。
 昨年だって,4月5月は出かけなかったが,6月早々には東京に出かけるようになった。以後,12月までに40泊している。やはり,東京と川崎と横浜だ。昨年はGoToもあったので,少し浮かれていたかもしれないのだが。
 ホテルでジッとしていたわけではない。街を動き回っている。そのために行ったのだから。

● 毎日が日曜日だからこんなこともできるのだが,そのために取り分けておいた予算をこの時期に惜しみなく投入した。コロナのおかげ(?)で宿泊費が空前絶後と思えるほどに安かったからだ。
 ホテル側の生き血を吸ったことになるのかもしれないけれど(つまり,ホテル側が自身の負担でGoToを実施していたとも言えるからだ),使いでのあるお金を使えて,かなり満足している。

● ぼくの信念(?)の中心には,大衆は常に間違う,必ず間違う,というのがある。いつでもどんな状況でも,大勢の逆張りで行くのが真理に叶う方策だ。
 もちろん,自分も大衆の一員だ。それはわかっている。だから,自分で考えて動くと,常に間違う,必ず間違うものだと観念している。
 それゆえ,休むに似たりの考えはやめにして,周りを見回してその反対をやればいい。それを行動準則にしたい。なかなか難しいのだが。

● しかし,コロナ禍における旅行・移動・外出に関しては,上手くやれたと思う。
 ワクチンが行き渡ると,旅行者も増えてくるだろう(ただし,中国からのインバウンドは復活しない)。空前絶後の安さもそろそろ終わりだと見ている。
 そうなれば,ぼくの出番はない。多くの人が出歩くようになれば,ぼくは家にいようと思う。予算もあらかた使いきった。ちょうどいい。

2021年6月27日日曜日

2021.06.27 日曜,夜22時の銀座

● 日曜22時の並木通り。酒場の看板は点いている。けれども,営業はしていないんでしょうね。黒服も道路に出ていない。彼らも今日は銀座に来ていないのだろう。
 歩いている人がいない。シーンとしております。時々,若いカップルが肩をくっつけて,どこかにか歩いていくのに出くわす程度だ。

● 東京は緊急事態宣言からまん延防止措置に切り替わった。酒も出していいことになった。しかし,その場合は90分しか店にいられない。ホテルのレストランではそういうことになっていた。
 居酒屋でも同じなのだろう。1グループ2人まで,かつ午後7時まで。普通に仕事をしている人は飲めないということだ。

● 銀座のクラブにすれば,お客さんがボチボチ来始めるかという時刻には酒類提供ができなくなっているわけだ。営業禁止と同じことだ。
 コロナ収束後は不死鳥よろしく甦るんだろうか。退却を完了しているところが多いんだろうか。甦ったとして,中の選手は交代しているんだろうか。

● 銀座では路面店は営業終了後も灯りを落とさないというのがルールになっているんだろうか。2丁目の伊東屋でも3丁目のアップルストアでも,路面側には灯りをつけている。ルールがあるわけではなくて,ディスプレイ効果を狙って個々の店舗が勝手にやっていることなんだろうかね。
 ともかく,歩いている人はいないんだけど,銀座の灯はとにもかくにも保たれている。とはいっても,寂れた感じは隠しようがない。
 明るさもネオンだけではなくて,人間が作っているところがあるんでしょうね。その人間がいないんだから。

● アップルストアで足を停めて,きれいにディスプレイされた製品群をガラス越しに眺めてみた。ぼくはアップルのユーザではない。パソコンはWindowsだし,スマホはAndroidを使っている。
 とはいえ,アップルが特にデザイン面で業界のリーダーであったことは,当然,認めている。アップルの製品が “美しい” ことも認める。
 にもかかわらず,アップル製品には手を出さないことにしているのは,高級ホテルに足を踏み入れるのをちょっと畏れるのに似ている。MacもiPadもiPhoneも,それを使うに相応しい人が使えばいい。それは,ぼくではない。

● と言ったあとで,少しチャチを入れてみたくなった。
 今度のiMacは初代のiMacを連想させる多色展開だ。スペックはまるで違うけど。
 あの頃にアップルの株を100万円ほども買っておけば。今頃は億万長者だったわけでしょ。
 賢者はアップルの株を買い,愚者はアップルの製品を買う,ってね。明日以降もそれが成立つかどうかはわからないけどさ。

● こうして人の歩いていない銀座をフラフラ歩いて,23時を過ぎた頃に,予約していたホテルに入った。部屋で安酒を飲んで寝るとしよう。