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2022年2月8日火曜日

2022.02.05 無限の富

● 3割引きで買えた,70円のセブンコーヒー。ローストのほどの良さ。ぶっちゃけ,スタバには及ばないものの,ホテルのコーヒーより旨いよね。
 100円でこれだけのコーヒーを飲ませてくれるのだから,まんずまんず,セブンイレブンは大したもんじゃなかとね。

● 同時にカフェやホテルのコーヒー代は場所代なのだなと思う。コーヒーはコーヒーだけを楽しむものではなくて,その場所で何か(お喋り,調べもの,考えごと etc)をするときのお供になるものだ。
 セブンコーヒーがあれだけ旨くても100円しか取れないのは,その場所を提供していないからだ。逆に,ホテルのコーヒーがセブンより不味いのに1,000円なのは,いわゆる上質な空間を提供するからだろう。

● 空間を自分たちで創れる人もいるだろう。主には若い人たちになるだろうが,自分たちがいるところを自分たちの用途に合った空間に創り替える。というより,見立てを変更できる能力を持った人たちだ。
 100円のセブンコーヒーがあれば,セブンイレブンの店舗の前にある空き空間をお喋りの適地にできる,というようなことだ。

● それを十全にできるのなら,ドラえもんの “どこでもドア” を持っているのと同じだ。空地をホテルのラウンジにできるのだから,100円を1,000円にできたことになる。無限の富を持っているとはそういうことではないか。
 誰でも若いときには無限の富を持っているのに,歳を取るとその富の大半を失ってしまうのだ。

2019年9月1日日曜日

2019.09.01 セブンイレブンの“炙り焼きさば御飯”

● 錦糸町に来た。食べもの屋はいくつもあるんだけど,セブンイレブンの弁当をば。“炙り焼きさば御飯”は日本弁当史上の最高傑作と存ずる。
 セブンイレブンの隠れた(隠れていないかもしれないが)名品。ってか,名弁当。自分は,これ,大好きでごさる。

● 鯖って大衆魚。が,安いから大衆魚になったのではない。旨いからなったのだ。ここを誤解してる人,わりと多いのでは?
 大衆○○と,大衆が冠せられて,それが長く定着しているものは,その分野において価値の最高位を与えてよい場合がほとんどだ。

● セブンイレブンの“炙り焼きさば御飯”と同じものはファミマにもある。セブンと違うところは,ほぐしさばの下に刻み海苔が散らされていること。
 好みの問題なのだろうけど,あたしはセブンの方が旨いと思うざます。

2019年1月1日火曜日

2019.01.01 東京散歩 吉原~山谷~玉ノ井~鳩の街

● カプセルホテルに泊まって,4時間しか寝ていない。ので,このまま帰ろうかとチラッと思った。寝不足だし,右膝がけっこう傷んでいるようだし。
 が,せっかく上野にいるんだから,かねて予定のとおり,東京下町の悪場所をまとめて歩いておくことにする。

● 地下鉄日比谷線で三ノ輪。上野から歩いてもそんなに変わらないのかもしれないけれども,地図を忘れてきた。頭に入っているのは三ノ輪からの道のりなので。
 地図なんかスマホで見れるじゃないかというわけなのだけど,どうもスマホの地図は使いづらいと思っていてね。たぶん,通信速度の問題かもしれない。契約プランを見直した方がいいのかも。

● 右は三ノ輪駅を出たところ。手前が国道4号。左に別れのが国際通り。国際通りを浅草方面にしばらく歩くと鷲神社。その先を左折。
 すると,吉原弁財天。祀られているひとつひとつの仏様に膝まづいて手を合わせている
吉原弁財天
老女がいた。狭いところなので,邪魔にならないように気をつけた。

 かつての吉原とゆかりがないわけはないと思うのだが,そうしたゆかりは全く感じさせない。普通の弁財天様。

吉原弁財天
● すぐ近くに吉原神社。いったん反対方向に歩いてしまったが,すぐに気がついた。
 昔は知らず,今は小さな神社だ。これまた,現在の街に溶け込んでいる。吉原の遊女がどうのこうのといった,そういう雰囲気はかけらもない。地元のオバちゃん二人がお客さんの相手をしていた。
 吉原をかつての吉原として捉える向きは地元には残っていないようだ。ごく普通の下町という印象。こちらは怖いもの
吉原神社
見たさの心持ちもあるんだけども,地元の人たちはそんなものは歯牙にもかけていない。


● 吉原神社の隣は台東病院。前の道は仲之町通り。郭があったところなのだろう。かすかに何かを感じるというか。 
仲之町通り
 しばらく行くと,吉原大門跡。いや,これを跡と言っていいのか。いいのだろうな。跡とはこうしたものだ。
 元日ゆえか,歩いている人はあまりいない。特に仲之町通りはそうだ。今の吉原は石鹸の国の密集地帯であるわけだが,石鹸の国に昼間から用がある人もそうはいないだろう。

● とはいっても,元日の朝から営業している店もあった。ここだけやってる
吉原大門跡
よ,旦那さん,他は休みだよ,と声をかけてくる。ってか,おまえも休めよ。

 写真は石鹸の国のメインストリートではない(と思う)。メインストリートはこんなものじゃなかった記憶がある。休日の午前から客引きが並んでいて驚いたものだ。

白鬚橋
● 吉原から,東浅草,清川,橋場を経て,明治通りに。隅田川にかかる白鬚橋に出た。
 ぼくが歩いたのはだいぶ南側。ので,山谷のエリアからは外れていた。ごく普通の住宅街を歩いた感じ。
 白鬚橋は大きな構造物だった。
明治通りなんだから,この程度の構造物であろうことは想像しておくべきだった。

● 渡った先は墨田区東向島。疲れてしまった。休んでいくことにする。渡りきったと
白鬚橋東 左右に走る道路が墨堤通り
ころに広場というか空き地がある。ベンチもある。公園のようなものだ。休むのにちょうどいい。

 近くにセブンイレブン(墨田東向島3丁目店)があったので,お茶と安い弁当(サバほぐし弁当)を買った。
 そのセブンイレブンのスタッフの娘さんが美人でね。小股が切れあがった,という形容の仕方があるのを思いだした。彼女はジーンズだったんだけどね。しかも,この言い方,どういう状態をいうのかもわからないんだけど。

東向島駅
● 明治通りを直進。国道6号(水戸街道)との交差点を左折。東武の東向島駅に。旧駅名は玉ノ井。
 新木場からここまで明治通りを歩いたことがあった。そのときはその先に行くことはなかったけども,今日は行ってみる。そのために来たのだ。玉ノ井をふらついてみようと思う。
 駅を横目に見て,直進。適当なところで右折。とたんに,ここが玉ノ井だと合点が行った。路地また路地。墨田3丁目が中心かと思われる。

● 往時を偲ばせるものは路地だけと言っていいが,永井荷風はここを舞台にして,「墨東綺譚」を創作したのだ。気が住むまで歩いてみた。案外,簡単に気はすむものだな。
 入居者募集の古い木造アパートがある。家賃も高くはないだろう。こういうところに住んでみるのも面白いかもしれないけれど,さすがに永井荷風を気取るわけにはいかない。じきに飽きてしまうだろうね。
 ただし,隠れ家というか,隠遁後の住まいにするなら,ありかもしれない。

● 次は“鳩の街”。水戸街道を南進。鳩の街商店街の入口に出る。墨堤通りまで続いている。
 ただ,もはや商店街の態をなしていないように思えた。普通の住宅がだいぶ増えている。が,かなり狭い。軽自動車でもすれ違いは難しい。住みづらいかもね。
 もっとも,車を前提に考えてしまうのは,ぼくが田舎に住んでいるからか。

● 商店街に寺島保育園がある。滝田ゆう「寺島町奇譚」の舞台は,玉ノ井ではなくて,こちらだったのか。玉ノ井だとばかり思っていたんだが。
 いや,旧東京市向島区寺島町というのは,かなり以上に広いエリアのようだ。こちらも玉ノ井も寺島町だった。
 寺島という地名は今でも地元の人たちに愛されているように思える。玉ノ井もそうだ。東武も駅名を変える必要はなかったのではないか。実際,東向島駅の正面には,旧駅名玉ノ井も併記している。

● 商店街は昔から商店街であって,“鳩の街”の本体ではない。が,商店街からひとつ路地を曲がれば,なるほどと思う光景が現れる。
 といっても,あたりまえだが,当時の遺構(?)はほぼない。今は普通の住宅街。個人の家だから写真を摂るのは憚られる。ので,1枚だけ。
 ここが吉行淳之介『原色の街』の舞台。『娼婦の部屋』も同様だろう。『娼婦の部屋』の明子が働いていたのはどのあたりだろうと想像を逞しくできればと思ってもみたんだけども,当然ながら,それが可能になるほどのヨスガはない。

● かつての色街は,吉原のようにともかく現役を続けているところは別として,ある種の侘びしさを醸すもののようだ。ありていに言うと,生活保護率が高そうでもある。
 さらに言うと,昔の日本はこうだったと思わせるところがある。懐かしさを感じる。懐かしさを感じさせてしまうのは,現役をやめているからだろう。
 したがって,ぼくのような部外者がフラッとやってきてノスタルジーに浸る分にはいいとしても,今をどうするか,これからをどうするかという視点で見れば,様々な問題を抱えているに違いない。
 色街に向くような地形のところは,大規模な再開発でもしない限り,地場を変えるのは難しそうだ。取り残されてしまう。

● しかし,厄介なことに,そうしたエリアは稀少性を持つ。稀少性を持つものは,それが何であれ,自ずからなる魅力を放つ。たぶん,都市には必要な魅力かと思う。
 更地にして東西南北に広い道路を通してしまえば,その稀少性は消える。

● これで歩こうと思っていたところはすべて歩いた。気がすんだ。ここから東武の曳舟駅は指呼の間。右膝も疼いているし,少し休みたい。電車に乗って座ることが,その休みになる。
 その前に駅周辺を歩いてみる。イトーヨーカドーがあって,元日から営業。お客さんもビッシリ入っていた。海鮮三崎港も“天丼てんや”も通常営業。
 ぼくらは正月にジッとしていることができなくなっている。いい悪いの問題じゃなけれども,ジッとしていないんだから,サービス業の人は休むわけにはいかない。

2018年9月23日日曜日

2018.09.23 コンビニ弁当礼讃

● セブンイレブンのデリバリーサービス。ぼくは利用したことがないし,周囲にもいない。バイク便とか自転車メッセンジャーが業として成り立つような都市部がマーケットなんですかね。
 しかし,こういう営利の追求が,社会を便利にする。たとえば,老人ホームでもこのサービスは使えるはずだ。

● 栄養士が何も考えないで決めた十年一日のごとき献立。パートの調理員がその献立どおりに作る食事。そんなものよりも,コンビニ弁当の方がじつはずっと旨い。選択の範囲も広いから,老人たちも喜ぶだろう。
 だったらそうしたらどうかと思うのだけれども,厚生労働省の定めた設置基準が自家調理を要件にしていたりする。施設で作るのは特殊食だけでいいだろうに。

● というと,コンビニ弁当じゃ可哀想だとか,コンビニ弁当には防腐剤が入っていて危険だとか,感情だけでモノを言う輩が跋扈しだすことになる。
 あんた,コンビニ弁当の成分調査をしたことあんのかよ,と言いたくなる。ま,ぼくもないんだけどさ。

● コンビニ弁当はレンジでチンして食べることを前提に作っているのに対して,家庭の弁当は冷えても美味しく食べられるように考えて作っている(→だから,家庭弁当がいい),という言い方をかつて目にしたことがある。
 訳がわからない。コンビニでは弁当は弱冷房が効いたところに置かれているし,レジの後ろにレンジが置いてあるから,レンジを使うことが多くなるのはたしかだけれども,家庭とコンビニの弁当に違いなんてあるのかね。
 だいたい,冷えても美味しい弁当なんてある? こんなものと思って食べてるだけなのでは。家庭弁当だって,チンできる環境にいればチンして食べたくなるのでは。

● 組織で作るものは信用できないということだろうか。ぼくは個人の方がもっと信用できないと思っているが。

2018年9月21日金曜日

2018.09.21 大和久福祉会 パン職人いっぴ」のパン 4

● 久しぶりに相方が買ってきた,「大和久福祉会 パン職人いっぴ」のこれは白チョコパン。これは「食事のあと,別腹にどうぞ」という感じだな。

● こちらは,ベーコンエピ。フランスパンをこんな形に切り分けて,焼いたベーコンを挿入。ご飯の代わりに良し,おやつや夜食に良し。ただし,カロリーはそれなりにあるぞ,と。

● ほかにも,いろいろ買ってきた。ぼく的には安い“くるみパン”に惹かれる。ダントツでこれが旨い。
 ただし,これは売れば売るほど赤字になるという話を相方が聞きこんできててね,これだけを買うのは何となく申しわけないというか。ほかのと抱き合わせで買う。

● 市中にベーカリーは増えている。ちょっと大きいスーパーに行くと,ベーカリーが入っていたりする。パン食はだいぶ普及しているかに見える。
 しかし,率直に申しあげて,ベーカリーの近くにミスタードーナツがあると,ミスタードーナツの方にお客さんが多い。なかなかに難しい商売のように見受けられる。

● こうしたベーカリーの最大の脅威は,ここでもやはりコンビニということになるのではないか。
 ぼくも毎朝,出勤途中に,セブンイレブンに立ち寄る。その日の昼食を買うためだ。昼休みは短い。その短い昼休みに,外に食べに行くというのは,ぼくの場合はあり得ない選択肢になる。昼食だけで昼休みが終わってしまうからだ。
 届けてくれる弁当屋もあるんだけど,コンビニを使った方が安くすむ。

● あと,出勤途中のコンビニっていうのは,仕事場に向かう際のエネルギー注入の場でもあるんだよね。ここでひと息入れて,さて向かうか,という。
 同じようにしている人たちがいて,妙な仲間意識がわくっていうのもあるな。お互い,頑張りましょうやという無言の挨拶をする。

● それやこれやで,コンビニ利用。たいてい,パンを2個(甘いのと惣菜パン)とカップラーメンを買う。
 ので,パンは毎日食べているんだけれども,そのパンはセブンプレミアムのパンなのだ。

● まったく,あらゆる領域をコンビニが席捲している感がある。だから,ベーカリーの敵は他のベーカリーではなくてコンビニなのだ。これは相当に手強い。
 で,「大和久福祉会 パン職人いっぴ」のパンは,たぶん,コンビニとは競合しない場所で売っているのではないかと思う。
 くるみパン,値上げしてもいいと思うよ。もう少し高くなっても買うよ。

2018年9月9日日曜日

2018.09.09 東京散歩 三鷹

● 新宿から三鷹へ。駅を降りて,三鷹通りを三鷹公会堂まで歩くことにする(じつはもう何度も歩いたことがある)。もちろん,バスは頻繁に出ている。けれども,乗合バスというのは,ヨソ者には使いづらい。事前にネットで調べておけばいいわけだが。

● 散歩なのだから,歩かなくてはね。三鷹通りの西が上連雀,東が下連雀。太宰治の墓もあるらしいのだが,まだ行ったことはない。
 この道がけっこう歩きづらい。なぜかというと,自転車が狭い歩道を走るからだ。

● 自転車は車道の左端を走るのが原則。自転車が走っていい歩道はあるんだけれど(たいていの歩道がそうだ),そうであっても自転車は車道が原則だ。最近まで自転車は歩道にあげる方向だったが,今はこれが様変わり。
 しかし,この通りは車道も狭い。これで自転車を車道に出すのは,少々酷かもしれない。
 でも,ロードバイクで歩道を走っているヤツもいる。仕方がないかねぇ。中には果敢に車道を走っている人もいて,ホーッと思う。

● 以前は,ダイソーでもセリアでもキャンドゥーでもない百円ショップがあった。つまり,今はないようだ。
 八幡宮に露店が出ていた。お祭りなんでしょうね。溜まりになる広場っぽいスペースはないので,歩道が混む。

● この看板が目立つ。コメダ珈琲店。一度は入って見なきゃと思うんだけど,まだ果たしていない。ちょっと臆するところがありますかなぁ。
 ここまで来ると,三鷹公会堂は近い。

● 昼食はセブンイレブン下連雀9丁目店のこの弁当。鯵の身をほぐしたものが載っている。小骨は抜いてある。それを手作業でやってるわけじゃないよね。安くて旨い。レンジでチンは断った。
 同じ店で鯖のほぐし身が載ってるのも買ったことがあるんだけど,ぼくの地元では見かけた記憶がないんだよね。

● はい,これで終了。あとは同じ道を帰るだけ。

2018年6月22日金曜日

2018.06.22 ポスト・コンビニはコンビニ

● 昨日今日に始まったことではないけれど,セブンイレブンが次々に繰り出すこの種の企画は,百貨店,飲食店,ファストフード店など,かなりの業態に脅威を与えるはず。
 コンビニに流れるような雑な味覚の持ち主はウチのお客の中にはいない,などと御油断めさるな。雑な味覚の持ち主は,自分の味覚は雑だと思っている人の何十倍もいるのだから。

● コンビニの中でもセブンイレブンは一頭地を抜く存在であるように思える。他とはマニュアルのレベルで差がある。
 その理由がどこから来るのか,ぼくにはわからないが,どうせ買うならセブンイレブンで買いたいと思っている。

● そのコンビニもいつまでも隆盛を続けられるわけはないとして,では,ポスト・コンビニは何になるんだろうか。
 ネットが取って代わるなどということは,もちろんない。即時入手性に欠けるもんね。全然,ダメ。もし,ネットをコンビニ代わりにしようとすれば,予備や“念のため”を含めて,当面必要なもの以上を用意しておかなければならなくなる。そんな面倒なことができる人はいない。
 結局,ポスト・コンビニはコンビニということになるんじゃなかろうか。選手は交代することになるかもしれないけど。

● コンビニって,昔の田舎にあった“よろずや”の現代版だもんね。“よろずや”ではノートや鉛筆,切手,ハガキ,パンやお菓子が買えた。当時の子供が必要とするものは,ともかく揃っていた。サービス水準と取扱い品目が飛躍的に上がったのが,今のコンビニだ。
 セブンイレブン・ジャパンがセブンイレブン本部を買収するに至ったのも,コンビニはよろずや文化が下地にあった日本で花を開きやすかったからではないか。

● 唯一,百円ショップがもっと細かい店舗展開をするようになれば,コンビニを脅かす存在になるかもしれない。現に,百円ショップとコンビニが合体したようなタイプの店もある。弁当をはじめ,生鮮食品を扱っている百円ショップのような。
 が,現状で広がりは見られない。ここでイノベーターが出るだろうか。

2018年5月19日土曜日

2018.05.19 都市伝説

● 今日の昼食はセブンイレブンのカツカレー。コンビニは街の大衆食堂にとっても驚異であろうな。
 以前からコンビニ弁当には保存料がどっさり入っているという風評がある。コンビニ側は一切の抗弁をしない。頑なに沈黙を守っている。大人の対応としてはそれしかない。いちいち抗弁してたら,その度に話題になってしまう。痛くもない腹を探られることになる。
 支持を受けているがゆえの余裕かもしれない。財布を開いてお金を払ってくれるお客さんがたくさんいるのだ。風評など放っておけばいいと考えるだけの余裕があるのだろう。

● コンビニ弁当には保存料が入っているから食べない方がいい。そういう風評がなぜ広まったのかというのは,検討に値する問題かもしれない。
 そういう風評が立つことで得をする側の人間がいる。いつ行ってもコンビニには弁当が並んでいるんだから,保存料をいれて長くもつようにしているのだろうと単純に思ってしまう人がいる。

● かつて船井幸雄という経営コンサルタント会社の社長がいた。著書もたくさん書いた人で,似非科学の普及に功績があった。彼が著書で紹介した人は次々にお縄になったり失脚するという,曲がりやでもあった。
 その彼が,機内食は食べてはいけないと書いていた。航空会社の人に食べない方がいいと言われたというのだ。理由は同じだ。食中毒は絶対に出してはいけない機内食となれば,保存料なしですますわけにはいかないだろうと誰でも考えるだろう。
 しかし,だ。保存料の害というのがいかほどのものであるかちゃんと知っている人がどれだけいるか。少なくとも,喫煙者や酒を飲む人や甘いものに目がない人が,保存料の害を心配する必要はないのではないか。
 ともあれ。保存料が入っているものは身体に悪いので自分は食べない,とCAに言えるほどのエゴイストが,自分の半径3m以内にいたとすると,自分の居場所を変えたくなる人もいると思う。

● 機内食に保存料が使われているのかどうか,ぼくは知らない。が,コンビニ弁当となると話は別だ。
 SNSでもコンビニを告発する投稿を見ることがある。自分はコンビニ弁当をつくる工場で働いていたことがある。マニュアルにしたがって保存料を振りかけたところ,そんな量じゃダメだ,もっと大量に使え,と上司に怒られた。と書かれている投稿を読んだことがある。もちろん,匿名だ。かなり悪質だ。

● はるかな昔。ぼくがまだ青年のはしりだった頃に,家電量販店(栃木県だとコジマ)が広がっていった。そのときもこういうことが言われた。コジマで売ってるものは安いけれどもすぐに壊れる。
 ぼくの親などもその話を信じていた。信じていると,それに適う事例を集めてしまう。たまたまであろうが,他に理由があってそうなったのであろうが,やはりそうかという根拠になってしまう。
 この場合も,そういう風評で得をする側の人間がいた。同じ商品をこれだけ安く売れるわけがないと単純に信じてしまう大衆がいた。

● 最近の小学校では運動会でも順位をつけない,ゴール前で後続者を待って皆で同時にゴールするのだ,という話もひと頃は流布した。今でもそう思っている人がいるかもしれない。
 しかし,不思議なことがある。目撃者がいないのだ。自分の通っている小学校の運動会ではそうしているという児童は一人もいない。自分が勤務している小学校ではそうしているという教師も一人もいない。自分の子供が通っている小学校の運動会でそういう光景を見たという保護者も一人もいない。
 ここから導かれる結論はひとつだ。実際にはそういう事実はなかった。つまり,これは都市伝説の類だった。口裂け女(古い!)の話と同じだ。

● 誰かが言いだした。あるいは,同時多発だったかもしれない。今の小学校ならいかにもありそうなことだと考えた人が多かったのだろう。それを聞いてそうなのだと信じてしまう。
 “いかにもありそうなことだ”から信じるのは,思考停止の典型だ。都市伝説は多数者の思考停止から生まれるのだ。

2018年4月4日水曜日

2018.04.04 セブンイレブンの凄み

● 出張の途中,午後5時頃にセブンイレブンに酔った。昼飯をまともに食べられなかったので,セブンのざる蕎麦を買って,車の中で食べた。
 夜に宴席があったので,空腹のまま飲んでしまっては,あまりいいことはないなと思ってね。もうちょっと量があると嬉しいんだが,小腹ふさぎにはちょうどいい。

● このとき思った。田舎のコンビニって小さな「道の駅」ではないのか。
 駐車場が広くて車を停めやすい。セブンコーヒーを買って飲んだり,ぼくのように食事をする人もいる。敷地内に灰皿が置いてあるから,喫煙人にとってはオアシスだ。

● コンサートチケットは「ぴあ」で買うことが多い。「ぴあ」で買ってセブンイレブンで受け取ることにすると,「ぴあ」がシステム使用料で200円を取り,セブンイレブンが発券手数料で100円取る。どっちにとっても美味しいだろうなぁ。
 セブンが「ぴあ」を追い出して,自分が総取りすることを画策するような,不穏な動きはないんだろうか。セブンといえども,さすがにここは手をつけにくいか。データは全部保存してあるんだろうけどねぇ。

● セブンイレブン(に代表されるコンビニ)は昔からあった商店を軒並み呑みこんで,街の本屋を駆逐し(街の本屋の収益源は書籍ではなく雑誌だった。それをコンビニに取られたのでは虎の子を失くしたも同然),郵便局に対抗する存在になり(切手販売と公共料金の振込),宅配便も取扱い,ATMを設置して銀行を補完するというか,銀行の上前をはねる存在になり,カフェやファストフード店や弁当屋を脅かし,福祉事業にも手を染め(高齢者世帯への弁当の宅配),自転車のレンタルも始めた。観光事業にも乗りだすのか。
 今や小さな広場・たまり場の機能も備えつつある(ただし,田舎のコンビニに限る)。セブンイレブンとしては不本意の極みかもしれないけれども,ゴミ収集センターとしての機能も果たしている。

● ネットへの対応についても,早くからの試みと実績がある。が,スマホが普及して,コンビニのマルチメディア端末の利用は伸び悩んでいると思われる。チケットや航空券やホテルの予約をごっそりかき集めるのは難しくなった。
 既存業者より安い価格を提示できれば,話は違ってくるが,それもなかなか難しかろう。専門業者との棲み分けを図っていくんだろうね。「ぴあ」との連携もそれに対応した動きなのかもしれない。

● しかし,モノが絡むとコンビニは圧倒的に強い。ネットだけで完結する世界というのは,たとえば銀行振込,ホテルや航空券の予約程度のもので,あとは最終的にモノが絡んでくる。
 コンサートチケットは紙片が必要になる(将来的にはそうじゃなくなる可能性が当然あるけれども,ライブに行くのはまだまだハレの機会だから,記念になるものが欲しいだろう。この紙片は意外になくならないかもしれない)。紙片であっても,とにかくモノが絡めばコンビニの取扱いの対象になる。
 モノに関してコンビニに対抗できるのは,アマゾンくらいのものか。

● 世の中を便利にしたのは間違いない。小売店にこれほどのポテンシャルがあったとは,セブンイレブンが次から次へと実証してくれるまで,ぼくらは気づくことができなかった。
 次は何を見せてくれるのか。

● さらに驚くのは,外国人のアルバイトが日本語でそれらの業務をこなしていることだ。大したものだ。
 日本のおもてなし文化は,日本特有のものではまったくなくて,ノウハウをマニュアル化できれば,外国でも充分に成立するのかもしれない。となれば,問題はマニュアルを洗練させることだけだ。
 逆にいうと,日本のおもてなし文化は普遍性を持っているのかも。そのあたりの証明も,まずはコンビニがやってくれそうだ。

2017年11月22日水曜日

2017.11.22 コンビニの圧倒的な利便性

● 昨夜遅く,ネットで演奏会のチケットを2つ,購入した。ネットは情報は伝えてくれるけれども,チケットという紙でできた印刷物は運んでくれない。
 その印刷物を受け取るにはどうするか。今回の場合はセブンイレブンで発行してくれる。

● もちろん手数料はかかるんだけど(この手数料収入はかなり美味しいだろうね),便利だよねぇ。すでに何度もこの方式を利用しているんだけど,つくづく便利になったものだなぁと感嘆している。
 コンビニならそちこちにある。そのどこでも発行してもらえるんだからね。しかも時間の制限がない。夜の8時までに行かなくちゃなんてことがないのだ。何たる便利さ。

● 公共料金も払えるし,宅急便も送れるし,雑誌は買えるし,カフェ顔負けのコーヒーも飲める。弁当もサンドイッチもある。酒も肴もある。ノートもボールペンもあるし,最近は米だって売っている。シャンプーやティッシュペーパーもある。
 衣食住遊学のうち,衣の扱いはほぼないけれども,食は野菜を除けばだいたいコンビニのみで用が足りる。

● コンビニは地域の小売店や書店のかなりの部分を廃業に追いやった。近くにコンビニができたために,お客が減って廃業したラーメン屋の店主にも出くわしたことがある。
 コンビニに負けるなんてどんなラーメンを出していたんだよと思ったんだけど,そこはかなりの田舎で商店も食堂もあまりないところだ。コンビニ弁当に価格で敗れたのかもしれない。

● こういうのを全国チェーンが地域を破壊すると言う人もいるだろう。が,そうなるには理由がある。住民にもたらす便益があまりに大きいのだ。
 住民はそれを現実の生活において具体的に知ることになる。具体の前に抽象(観念)は無力なのだ。

● たしかにセブンイレブンの赤・オレンジ・緑の看板は全国どこでも同じだ。ドの付く田舎ではこの看板は周囲の景観から浮いてしまっている。
 しかし,そんなことが何だと言うのだ?

● コンビニに問題がないわけではない。たとえば,人手不足。AIの発達で要らなくなる仕事がたくさんあると喧伝される一方で,目の前の人手不足は深刻だ。
 が,技術革新が問題のかなりを消滅させるだろう。コンビニにレジがなくなるのは,もはや時間の問題ではないか(来年や再来年の話ではないけれども)。
 このようにして,すでにある既得権や合理性を欠く秩序は破られていくのだ。そういうものを修正するのは,言葉による論戦ではなくて,科学の進歩と技術革新だ。

2017年11月11日土曜日

2017.11.11 「いろり庵きらく」にはすっかりご無沙汰

● 「いろり庵きらく」の看板。開店してからしばらくは,けっこうお世話になっていたものだけど,最近はすっかりご無沙汰している。

● 理由は単純。家でセブンプレミアムの乾麺を茹でて喰った方がいいと思っているからだ。
 セブンプレミアムじゃなくてもいいんだけど,家で乾麺を茹でて,ネギを刻んで,市販の揚げ玉を使えば,まぁまぁそれなりの蕎麦が食べられるじゃないか,と。
 仕事から半身を引いて,そういう余裕ができたってこともあるだろう。

● 「いろり庵きらく」に限らず,「丸亀製麺」にも行かなくなった。「丸亀製麺」に行くパターンは宇都宮で宴会があって,その帰りに立ち寄るってものだった。
 その宴会がなくなった。これまた仕事の絡みだね。

● 仕事の絡みといえば,収入が減って節約モードに切り替わったってのもあるか。いや,ないかな,これは。
 意外に大きいかもしれないのは,新米が出回る時期になったこと。とにかく,米が旨くてしようがないので,一人で外で食べるくらいだったら,家でご飯を炊こうと考えてしまう。

● 吉野家に行く頻度も落ちている。要するに,一人で外で食べることがなくなりつつある。
 氏家の「みやこ家」にはしばしば行っているけれども,これは相方主導による。

● 駅の立喰そばを筆頭とする日本式ファストフードには,高校生の頃からずっとお世話になってきた。これからも利用がゼロになることは考えられないけれども,まぁ,減っていくんでしょうね。

● あ,コンビニの影響もあるかもしれない。最近,セブンイレブンのおにぎりをよく食べている。そっか,その影響が一番かも。コンビニですよ。
 セブンのおにぎりといえば,“五目おこわ”と“シラスにぎり”が旨いですなぁ。

● 400円とか500円の出費だから,気楽にポンポンと出してしまうんだけど,これがまとまるとけっこうな出費になる。これを抑えていくのは,家計からすれば大変けっこうなことではある。
 その分,コンビニへの出費が増えているとなると,プラマイゼロで以前と変わらないのかもしれないんだけど。

2017年8月22日火曜日

2017.08.21 セブン銀行のATM

● セブンイレブンやイトーヨーカドーやヨークベニマルに限らず,それ以外の場所にも設置されるようになりましたね。宇都宮でいえば,駅ビルとララスクには設置されている。
 これはとても便利で,たとえば新生銀行に口座を作れば,オールウェイズ,手数料なしでセブンのATMを利用できる。地元の地銀を使うのなんかバカらしくなる。

● セブン銀行の収益源は,ATMの手数料らしい。他の銀行の利用客が,その銀行のキャッシュカードでセブン銀行のATMを利用するたびに,手数料がセブン銀行に入る。他銀行のお客さんが収益源だ。
 どうして,他銀行のお客さんがセブン銀行のATMを使うのかといえば,セブンイレブンが24時間営業しているからだ。仕事が終わって外に出てみると,市中銀行のATMは閉まっている。

● ATMを使うのに手数料を払うというのは,ゼロ金利であることを考えれば,口座管理手数料を支払っているに等しい。
 ムダな出費の典型で,それを避けるには,新生銀行に口座を作るのはお勧めだ(新生銀行以外にもあるのかもしれないけど)。1年365日,1日24時間,セブンのATMを無料で使えるんだから。その手続きは,すべてネットですませることができる。
 あとは,暇があるとき,ついでの用事があるときに,市中銀行の普通口座に入っている現金を全部引きだして,セブン銀行に移し替えておくだけだ。

● 普段使いの銀行としては,店舗を構えて営業している市中銀行は,すでに要らなくなっている。
 まして,平日でも18時以降のATM利用には自行の預金者からも手数料を取るようなことをやっているところは,サッサと切り捨ててしまった方がいいのじゃないか。
 もっとも,セブン銀行でも自行のカードでは,19時から7時までの引出しには108円の手数料がかかる。その代わり,nanacoのポイントが貯まる。

● セブン銀行に不安があるとすれば,現金需要じたいが減っているってことでしょう。クレカを使えるところが増えた。電子マネーも普及している。
 ぼくも遅ればせながら,脱現金を試行。今日から。ぼくが単独で行く店はほぼコンビニに限られるので,コンビニで何か買うときに,金額の大小を問わず,現金ではなくクレカで支払うことにしたってだけなんですが。

● 昔,邱永漢さんが,クレジットカードを使うのは借金と同じと書いていて,それを読んで以来,頑なに現金主義を貫いていたんだけど,どうやら時代はだいぶ変わっていたらしい。
 少なくとも,コンビニの店員にしてみれば,現金よりクレカを使ってくれた方がありがたいだろう。

● Suicaは使ったことがない。JRの切符は自動券売機で現金で買っている。これも改めようと思う。遅すぎるんだが。
 ちなみに,バスに乗るときはバスカードを使用している。だいぶお得になるのでね。

● ともあれ,現金で支払うことが少なくなれば,ATMへの依存度も下がる。セブンイレブンも独自の電子マネーやクレカを運営している。セブン銀行はおそらくATMのみの運用だろうから,自分で自分の首を絞める結果になるかもね。
 とはいえ,特に地方では以前として現金組が多数派のように思える。セブン銀行の恩恵は地方の方が大きいかもしれない。

2017年7月28日金曜日

2017.07.28 セブンプレミアムのファン

● 昔,コンビニは定価販売の店だった。便利な分,値引きはしませんよ,というところなのだなと思っていた。
 基本,今でもそうだと思うんだけど(セブンでもローソンでもファミマでも値段が同じだから),コンビニのPB商品が登場して,様子が変わってきた。

● 初めはごく一部にとどまっていたけれど,PBはどんどん拡大して,今はたいていの棚にPB商品が並んでいる。肉,魚,野菜は無理だけれども(一部はある),それでも暮らしていけるだけの商品をコンビニのPB商品でまかなうことはできなくはない気がする。もちろん,衣料品は別ね。
 PB商品であれば,価格もこなれている。メーカー品はスーパーの方が圧倒的に安いこともあって,コンビニで買うのはPB商品に傾くわけだけど,それである程度までカバーできるんだったら,スーパーが近くにないという場合にも助かる。

● とりわけセブンイレブンが顕著のようだ。パンやお菓子,納豆,アイスクリーム,インスタントラーメン,酒類を含む飲料品,シャンプーなどの日用品・・・・・・かなりのものをセブンプレミアムで揃えることができる。
 セブンプレミアムなら,セブンイレブンで買っても,ヨークベニマルで買っても,イトーヨーカドーで買っても,同じ値段。ので,セブンイレブンで買うとけっこう得した気分になれる。単純ですな。

● で,ぼくはセブンプレミアムがけっこう好きで,わりと常用している。特に,レトルトのミートソースはいろいろある中で,セブンプレミアムが一番なのじゃないかと思っている。必ず常備している。
 これは蕎麦の乾麺だけれども,これを茹でてセブンプレミアムのツユで食べると,立ち食い蕎麦よりは旨いような気がする。

● いずれ,コンビニの商品はすべてPBになって,コンビニは無印良品のお店のようになるのではないかと妄想。

2016年11月28日月曜日

2016.11.23 コンビニでやらない方がよかったと思ったこと

● この日,川崎市に行く用事があった。その川崎でのこと。
 セブンイレブンで買いものをした。1,014円だった。1,015円を渡した。当然,お釣りは1円のはず。が,91円のお釣りが帰ってきた。1,015円を1,105円と打ち間違えたのだろう。

● で,ぼくはその間違いを指摘してしまったんですよ。でもね,今どきは珍しくもないんだけど,そのコンビニも店員は全員が若い外国人(アジア系)のアルバイトだったんですよ。
 ベトナムの人だろうか(にしては色が白かったけど)。若くて可愛らしいお嬢さんだった。

● 日本人と同様の対応ができていたんだけど,日本語は慣れないはずだ。日本の硬貨の取扱いだって取り違えることはあるだろう。
 さらに加えて。ぼくはしばしば滑舌が悪いと相方から怒られているくらいで,ぼくの言うことは聞き取りにくかったろう。
 渡したのは1,015円だったんだよ,だからお釣りは1円だよ,というのがどこまで通じたか。彼女とすれば,何が何だかわからなくなって,パニクってしまったかもしれない。

● 悪いことをしちゃったな。黙って91円をもらってあげた方がよかったのじゃないか。あるいは,指摘するにしても,もう少し落ちついて,丁寧にやれなかったか。
 しばらく,後味の悪さが残った。

● ところが。今頃になって,ひょっとしたら彼女が正しかったのかもしれないと思えてきた。1,015円のつもりで1,105円を渡したのかもしれないぞ。
 そうだとしたら,いよいよ救いがないなぁ。

2015年8月19日水曜日

2015.08.18 KIRINの本搾りレモン 果汁12%

● 缶酎ハイなんですけどね。昨日,今日出たものでもないんですけどね。
 えっ,果汁が12%も,とか思うわけですよ。レモン果汁がそんなに入ってたんじゃ,身体に良すぎるなぁとか思って買ってみるわけですよ。

● ぼくは酒類もほとんどコンビニで買う。セブンイレブンに行くと,セブンプレミアムの安い商品に目が行き,ローソンに行くと,アジアのどこかの国で作ったのかと思われるやはり安い商品がある。
 が,缶酎ハイに関する限り,そうした安いのに流れることはあまりない。“ストロング”を買いますのでね。つまり,アルコール度数が9%のやつ。手っ取り早く酔えると思うから。

● で,「本搾り」もアルコール度数が低いんですよね。6%でしたか。「果汁感とアルコール感のバランス」を実現しようとした結果らしんだけどね。
 というわけで,1回買っただけに終わっている,今のところは。

2015.08.17 セブンイレブンの100円コーヒーを今年は一度も飲んでいない

● セブンイレブンに行くとガリガリ君スイカを必ず買う。その代わり,昨年の夏はあんなにお世話になったセブンカフェの100円コーヒーは一度も買っていない。
 ガリガリ君は100円コーヒーと代替性があるんでした。

● おそらくなんだけど,ぼくだけじゃないような気がする。100円コーヒーの売上げは,昨夏より落ちているのじゃないかと推測する。
 消費者とはわがままなものですな。これで100円かよ,すごいじゃん,とか思ってたんですよ。けど,今年の夏は一度も飲んでいないわけだから。

● だから,供給側とすればこれでいいというのはないんでしょうね。決定版というのはない。無限に改良を加えていかなければならないし,まったく新たな製品も投入しなければならない。
 その多くはハズレを掴むことになるんだろう。それでも自己更新をやめるわけにはいかない。大変だな。いや,だから面白いんだよ,と言われるかもしれないけれども。

2015年7月21日火曜日

2015.07.21 セブンイレブンが酒類販売を再開

● なんかの手順前後があったのか,セブンイレブンが酒類販売をやめていた。それが,最近,再開しましたね。

● このところ,連日,仕事帰りにローソン・パブをきめていたんだけど,セブンイレブンだとこの経費も削減できる。というのは,酒類(ぼくが飲むのは主に缶酎ハイ)にもセブンプレミアムの製品があるからで,セブンプレミアムなら類似品よりかなり安くなる。

● それをべつにしても,セブンイレブンだとやっぱり安心感がある。おそらく,わが家の近くにはセブンイレブンしかないので,ずっとセブンイレブンを使ってきたからだろう。
 ジョイフル本田のような量販店もたまに行くと楽しいし,百円ショップもしかりだけれども,お世話になる度合はコンビニが圧倒的。中でもセブンイレブンがいいですね,と。

● ちなみに,コンビニにATMが設置されて久しいけど,これに関してはセブンイレブンのATMしか使ったことがない。セブン銀行ではなく新生銀行に口座を作っている。
 1年365日,1日24時間,いつでも手数料なしでセブンイレブンのATMを使えるんだから,ありがたいことこの上ない。

2015年6月3日水曜日

2015.06.03 セブンプレミアム

● 今日の読売に“セブン&アイ専用商品続々”という見出しで,キリンやコカ・コーラなど国内大手メーカーが,セブン&アイ専用商品を相次ぎ発売しているっていう記事が載っていた。
 セブンプレミアム商品ですね。これのありがたいところは,セブンイレブンで買うと割安感があることだ。基本,イトーヨーカドーで買ってもヨークベニマルで買っても,値段が同じだから。
 メーカーブランドの商品に比べると,けっこう安くなっているしね。

● ところが,安くなるのはなぜなのか,いまいち腑に落ちてこなかった。そういうことだったのかと,今さらながらわかりましたよ。初歩的なことなんですけどね。
 要するに,セブン&アイHDが全量買い取るんですね。これは魅力ですわね。で,メーカーも利益を確保できるわけなんでした。

● セブン&アイと組みたがるメーカーは後を絶たないらしい。セブンイレブンの売場は魅力なんでしょうねぇ。
 それと,セブン&アイの情報分析力もメーカーにとっては垂涎の的らしい。

● 強いんですねぇ,セブン&アイ。

2015年5月17日日曜日

2015.05.16 コンビニにはPB商品しかなくなるんじゃないか

● スーパーに行くと,60円台のカップラーメンがある。あまり聞いたことのない地方のメーカーが作っている。
 とあるコンビニではそのメーカーが製造したものを110円くらいで売っていたりする。でも,大手ブランドに比べれば安いから,けっこう売れているんじゃないかと思いますね。

● ところが,セブンイレブンに行くと,当然だけどセブンプレミアムブランドのカップ麺がある。値段はやはり110円程度。
 で,そのセブンプレミアムのカップ麺。天ぷらそばは東洋水産が,とんこつは明星食品が,カレーカップ麺はサンヨー食品が製造してるんでした。

● ぼくの行くセブンには,PB以外には日清のカップヌードルが各種置かれているだけで,東洋水産やサンヨー食品のメーカーブランドの商品は置いていないんだけど,日清との価格差は40円程度になる。
 だとすると,それを買う人はいるんだろうかと思いますなぁ。セブンプレミアムを買っちゃうでしょ,どうしたって。これだけ安かったら。

● で,これって,カップ麺に限らないわけでね。ぼくはコンビニ大好き人間なので,たいていのものはコンビニで調達する。
 で,品質なんてわからないから,値段で決めちゃう。いきおい,セブンプレミアム商品が多くなる。
 っていうか,セブンプレミアムの商品ってけっこういいんじゃないのと思ってるんですけどね。

● 結果どうなるかといえば,セブンプレミアム商品で生活していることになる。醤油もポン酢もゴマ油もセブンプレミアムだし,石鹸もシャンプーもヘアコンディショナーも然り。
 やめたいと思っていながらやめられなでいる,家飲みで飲んでる甲類焼酎もそうだし,あわせる肴の生ハムロースや明太ポテトサラダ,ナッツもそうだ。
 蕎麦やうどんの乾麺もそうなら,パスタもパスタソースもそうだ。

● 自転車でどこぞに出かけるときは,セブンを見かけるたびに水分補給をする。500mlのウーロン茶を飲む。そのときも,セブンプレミアムとメーカーブランドではけっこうな価格差があるので,セブンプレミアムのお世話になる。
 1日走ると,夏場は10本くらいは飲みますからね,どうしたって安いのはありがたいわけで。

● しかも。セブンプレミアム商品は,セブンイレブンのみならず,イトーヨーカドーでもヨークベニマルでも,セブンイレブンと同価格で売られている。それをセブンイレブンで買うと,いっそう割安感がある。
 昔は,コンビニっていうと定価販売だったじゃないですか。朝の7時から夜の11時までやっているんだけど,その代わり定価販売ですよ,みたいな。

● それを破ったのがPB戦略。メーカーブランドを売るより,PB商品は利幅が大きいらしい。しかも値段は安い。
 とすると,メーカーが犠牲になっているのか。セブンイレブンのような大手になれば,発注ロットが大きくなって,メーカーにとってもありがたいってことですか。

● そのあたりはよくわからないし,わかる必要もないと思ってるんだけどね。
 でも,ほとんどのアイテムにPB商品ができて,たとえばセブンイレブンだとセブンプレミアム商品しか置いていないってことになるのかな,と思った次第。

2015年5月16日土曜日

2015.05.14 セブンプレミアムの生ハムロースとファミリーマートコレクションのロース生ハム

● どちらも製造しているのはプリマハム。なんだけど,できあがった製品の風合いはけっこう違う。
 ぼくはセブンプレミアムのほうを好むんだけど,それもそちらを先に食べたのが理由かもしれない。セブンプレミアムが標準になってしまっているというだけかもね。

● 自分を含めて,人の味覚ってあんまりアテにならないものだと思っている。でも,そのアテにならないもので好物が決まる。
 決まってしまえば,かなり頑固になる。保守的だ。突き崩していくのは容易ではない。

● どっちを向いた頑固になるかは,最初の初期値で決まる。偶然に左右される。
 だから,味覚に限らず,自分のこだわりとか好みなんて,少々軽んじるくらいでちょうどいいのかもしれない。

● ちなみに,納豆もそうだね。セブンプレミアムの納豆もファミリーマートコレクションの納豆も,宇都宮市(旧河内町)のあづま食品が製造している。
 こちらは,両者に違いはないように思える。まったくの同一食品。ぼくの雑な味覚だとそう感じるだけで,見る人が見れば色々違いがあるのかもしれないけど。