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2018年7月3日火曜日

2018.07.03 ベルギー3-2日本

● 日本代表はよくやったとか,順当な結果だよ仕方がないとか,そういう話ではない。2点差をひっくり返されるとは,恥辱以外の何ものでもないではないか。
 高校野球じゃないんだ。プロの勝負なのだ。勝負なのだから,次はないのだ。4年後なんてない。

● なぜ川島を使い続けたのか。いくら点を取っても,あれではザルで水を掬うようなものだ。西野采配のここが一番の疑問。どこかで個人的な好き嫌いが入り込んでしまったのか。非情に徹し切ることができなかったのか。
 西野監督の判断で唯一ナイスだったのは,ポーランド戦の終盤,パス回しで試合を停めたことだけだ。あとは,あらかた選手がやった。

● ぼくら観戦する側も,いつまでも“感動をありがとう”的な水準にいないでさ,もう少し,まともに試合を見られるように努力しようよ。
 そうじゃないと戦う側も張り合いがないかもしれんよ。

● と,思ったわけだけど。まぁね,ぼくらは結果論しか言えないんだよね。プレイヤーにすれば,おまえに何がわかるんだよ,ってことだろう。こちらはピッチの空気に触れてないんだもん。
 それ以前に,プレイヤーはサッカー自体についても,ぼくらの何十倍,何百倍も知ってるはずからね。

● だから,結果論でモノを言うぼくらの意見の大半は,彼らにはどうでもいいことなんだと思うんですけどね。
 ぼくなんかが,オーケストラの演奏を聴いて好き勝手な感想を言うのも同じことで,曲そのものについてもプレイヤーの方が圧倒的に知ってるし,演奏してみなければわからないことがいくつもあるはず。

● 人口35万人のアイスランドがアルゼンチンと引き分けたのにも驚いた。日本がコロンビアに勝ったのにも驚いた。が,それ以上に驚いたのは韓国-ドイツ戦だ。まさか,こんなことが起こるなんて。
 ドイツがスウェーデンを破ったときには,F組はメキシコとドイツで決まりだな,と思いましたよ。ドイツが韓国に負けるわけないもんね。勝点6は確実。
 しかも大差で勝つだろうから,仮にスウェーデンがメキシコに勝ったとしても,得失点差で2位以内は間違いあるまい。
 そのドイツが韓国に敗れて,F組最下位。ドイツに敗れたスウェーデンが,メキシコに大勝して1位通過。あるんだね,こういうことが。

● ということは,ほんとにギリギリの高い水準で戦っているんだよね。FIFAランキングはランキングだから,上から順番に順位は付くけれども,ナノメーターの差もないんだろう。それほどギリギリのところで互いにしのぎを削っているということ。
 だから,ほんのわずかのバランスの乱れや,周辺視野の調節の巧拙が,結果を分けてしまうという,相当にシビアなレベルで戦っているのだろう。

● そういうことは踏まえないといけないと思うんだけど。それでも,何で中村を使わなかったんだろうとは思うんだよね。
 ま,ともあれ。この先はベルギーを応援しよう。

2018年5月5日土曜日

2018.05.05 イチロー

● 右は今日の読売新聞。
 事実上の終わり。50歳現役というのは,イチローの才能とストイックをもってしても,難しかった。チームは勝たなくちゃいけないものなぁ。
 だとしても,こういう花道が用意されるとは。メジャーってこういうところはドライに割り切るものだと思っていたけど。
 過去のイチローの業績に対しては,球団は年俸で報いていた。それでチャラだ。活躍できなくなったイチローに対して,過去の業績に配慮して特別扱いする理由はない。

● もっとも,球団は1年契約を途中で反故にしたのだともいえる。イチローはそれを蹴飛ばすこともできたはずだが,そうすれば今シーズンですべてが終わってしまう。賢明な判断をしたのだろう。

● 「選手は選手を信頼する」という,マリナーズのGMの言葉が紹介されている。監督やコーチではなく,選手を信頼する。そうだよなぁと思った。
 イチローは主力選手から信頼されていたらしい。そりゃそうだ,これだけの実績を作って,なお現役へのこだわり,その準備に手抜きがないんだから。

● これからはアドバイザーに回る。かといって,イチローから積極的にああしろこうしろと言うことはないだろう。それをやるとコーチ陣と対立するかもしれないし。選手に訊かれたら答えるというスタンスでしょうね。

● しかし,ひょっとしてひょっとすると,来シーズンもグラウンドに立つイチローを見られるかもしれない。数年後に,50歳になったイチローを球団がグラウンドに送りだすかもしれない。
 けれども,イチローはそういう温情を潔しとしないだろうな。50歳現役というのは,現役として実績を残せるというのが前提だろうから。
 50歳現役を公言しているのは,自分ならそれができると自負するところがあるからだろう。それができないと自ら悟ったときは,自らグラウンドに立つ途を断つだろう。

● 日本球界に戻るつもりはないよ,という宣言でもある。メジャーへのこだわりは以前から表明していた。その理由をイチロー自身が語ったことはないと思う。
 いずれは忌憚のないところを,自身の言葉で語ってくれるのだろう。日本の野球を辛辣に批判するものになるかもしれない。ファンのレベルの低さというのも取りあげられるかもしれない。

2018年3月9日金曜日

2018.03.09 イチローがマリナーズに復帰

● 右は3月7日の下野新聞。イチローがメジャー契約でマリナーズに復帰することを報じている。
 年俸はメジャー最少額。すでに,お金のために野球をする必要はない程度には稼いでいるから,そこは問題じゃない。

● どういう使われ方をするのだろう。が,どういう使われ方であろうと,結果を出すのがイチローの真骨頂。
 マリナーズ側の事情が天佑になったとしても,50歳現役というもうひとつのイチローレジェンドに向けて,ともかく発進であるぞ。が,いかにイチローといえど,今年がメジャー最後の年になるかもしれないと思って,プレーするんだろうな。

● 左は今日(3月9日)の朝日新聞。マリナーズへの復帰が決まったイチローのインタビュー記事。
 メジャーの平均年俸は4億3千万円だという。これじゃ有力な日本人選手がメジャーに流れるのは当然だね。日本とはまるで違うんだもんね。

● イチローにとっても正念場の年になるんでしょうね。たださ,先発で使ってくれれば,4億円や5億円のメジャーリーガー以上の働きをまだまだするんじゃないかと思えるんだけどねぇ。走攻守ともイチローを超えるメジャーリーガーはまだ少ないのじゃないか。変則的な使い方さえやめてくれれば。
 ということで,ぼくとしては期待を込めて,今シーズンのイチローを追いかけたい。皆さんも同じでしょ。

● イチローほど自分の身体に関してメタ認知を研ぎ澄ませている選手はそうそういないだろう。であっても,そのイチローにしても感知しきれない身体の衰えはあるのかもしれない。
 50歳で現役を達成できるかどうか。仮にイチローができなかったとなると,その可能性を感じさせるプロ野球選手は当分出てこないだろうけどねぇ。

2014年7月10日木曜日

2014.07.10 ドイツ-ブラジル戦

● 憎まれ口をきいて申しわけないんだけど,オリンピックとかワールドカップにはまるで興味がない。ので,テレビもリアルタイムの中継は1秒も見ない。
 ただし,話題作りということがあるから,Googleニュースで試合結果は知っておくようにしてる。

● で,そんな門外漢にとっても,準決勝のドイツ-ブラジル戦は衝撃だった。こんなことが起こるのか。絶対的なエースを欠いたとはいってもな。
 6分間で4失点。こんな展開があり得るのか。頭のなかでシミュレーションを試みても,映像が浮かんでこない。

● あの6分間をテレビで見ていたというサッカーファンの知り合いに訊いてみた。どんなシーンが展開されたのか。
 彼の答えは,「魔の時間」としかいいようがない,というもの。日本だって,コロンビアに2分間で2得点を許しているじゃないか,ああいう感じだ,と。
 ふーむ,「魔の時間」か。魂が抜けたような状態になっちまったってことか。集中力を欠いてしまったってことなんだろうけど。トップレベルでの競い合いでは,それが大差につながることがあるのだろうと,むりやりにでも納得するしかないな。

● オランダと3位決定戦か。やりたくないだろうな,ブラジル。いや,逆か。このままでは終われないと思っているか。

● ワールドカップって,武器を使わないでやる疑似戦争だね。実際の戦争をしないですむ効果があるかどうかはわからないけれども,かなりのガス抜き効果はあると思う。
 相当な額のお金が動いているんだろうけども,それでも疑似戦争だとすれば安あがりか。

● どの国の国民も争いごとが好きなんだな。ゲームだから熱中できるってところもある。本物の戦争と違って,爆弾を落とされて死ぬことはないとわかっているから熱中できる。女性だって争うのが好きじゃんねぇ。女性サポーター,すごいぞ。
 選手もお金的には割にあわないんだろうけど,戦士としての名誉にかられて戦っているんだろうな。国を背負ってね。