● 元日の昼。地震があった。震度は大したことはなかったが,嫌な揺れ方だった。
東日本大震災を体験しているから,震源に近いところでは大変な被害が発生したことは,直感できた。
● 2011年3月11日の夜,靴を履いたままでないと自宅に入れず,足の踏み場もない状態で,どうにか布団を置いて寝たが,屋根の向こうに夜空がチラチラ見えた。
今回,それどころではない被害に遭った人たちが多数おられるだろう。
● ぼくにできることはない。できることはないが,やってはいけないことはある。
この件について SNS で何かを発信してしまうことだ。部外者が何を言ってもノイズにしかならない。
自分の家族,友人,知人の安否を必死にネットで手繰っている人が何人もいるはずだ。ノイズはその妨げになる。
自分の家族,友人,知人の安否を必死にネットで手繰っている人が何人もいるはずだ。ノイズはその妨げになる。
● お悔やみ申し上げます,お見舞い申し上げます,ご無事をお祈りいたします,と 𝕏 で発信するのも余計なことだ。もし本当にそう思っているのだとしても,自分の胸に収めておけばよい。
𝕏 に上げて誰に伝えようというのか(しかも,匿名アカウントで)。被災者以外に伝えても無意味なのだし,仮に被災者に伝わったとしても,通り一遍の,ありていにいえば薄っぺらな,決まりきった文言に鼻白むだけだろう。
𝕏 に上げて誰に伝えようというのか(しかも,匿名アカウントで)。被災者以外に伝えても無意味なのだし,仮に被災者に伝わったとしても,通り一遍の,ありていにいえば薄っぺらな,決まりきった文言に鼻白むだけだろう。
● ましてや「助けてください 住所は○○」のポストを不用意に拡散してしまうなどもってのほかで,こういう状況下ではバカの善意が最も害を為す。
この種のバカは,こういう状況でこそ元気を出すから始末が悪い。
● というわけで,やってはいけないことをやらずにいられるように,今回の地震発生後3日間は 𝕏 を絶つことにした。
で,4日の午後になって,再開したのだけれども,地震についてはポストしないのは当然。
● 𝕏 を絶っている間,まったく痛痒は感じなかった。𝕏 なんてなくてもいいと思ったよ。
メモ代わりに使ってる人が多いと思うのだが,Google Keep やツイメモなど,その用途に使えるアプリはいくらもある。
が,再開してしまっている。半ばは惰性かもしれんね。