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2024年5月30日木曜日

2024.05.30 首里城

● 首里城。年パスを持っていたのだが,5日前に期限切れになった。
 2回行けば元が取れる料金なんだけど,首里城は無料エリアで満足するのでね。新たに年パスを作ってもらうことはなかった。

● 要するに,首里森御嶽を歩ければ満足する。小さなジャングルという感じね。
 そりゃ,斎場御嶽と比べちゃいけません。いけないけれども,原沖縄に触れてる感もあってさ。

● このあたりが那覇の京都。京都のように突っ張ってはおらず,静かに佇んでいる。
 県立芸大があるからか,首里城内に琉球大学があった頃の名残りなのか,学生街の空気もかすかに感じる。錯覚かもしれんが。

● 県立芸大(沖芸と呼ばれているのか)の学食。一般開放されている。
 一度食べてみようと思っているが,果たしていない。

2022年6月2日木曜日

2022.06.02 江ノ島半日観光

● ホテルで江ノ電の1日乗車券を買った。ホテルでも扱っているんですね。もちろん,江ノ島に行ってみるかというわけだ。
 平日の正午を過ぎたところ。かなり乗車率はいいんですよね。観光客ばかりじゃないと思うんですよね。鎌倉って,車の運転はしずらそうだ。運転を避けて江ノ電で移動しようとする人もいるんだろうか。
 スマホいじり中のお婆ちゃんがけっこう目立つ。お婆ちゃんの識字率,じゃなくてITリテラシー,わりと高め?

江ノ電 藤沢駅
● 藤沢まで乗って,駅の周辺をウロウロした。湘南の中心地なんでしょ。大きな街だ。藤沢駅はJRと小田急の結節駅でもある。飲屋街もそちこちにありそうだ。
 が,今回は藤沢でやりたいことがあるわけでもない。やりたいことなどなくても街中をブラブラすれば良さそうなものだが,今日のところは引き返すことにする。

● 江ノ島駅から江ノ島に歩く途中に,スマートボール・射的の店があった。こういうのって,昔は温泉場には必ずあったものだが,ほぼ消えた。江ノ島だから残っている。観光地,行楽地として,お客を呼べる吸引力が落ちていないからだ。
小田急 片瀬江ノ島駅
 が,江ノ島といえでもいつまで残れるか。店主が生きている間は,たぶん・・・・・・。

● 小田急の片瀬江ノ島駅を過ぎて,着いたところが「カプリチョーザ」。江ノ島まて来てカプリチョーザか。さよう,然り。カプリチョーザなんでありますよ。
 昼間からビール。昼間からアルコールを飲
むってのは,非日常感を演出する最も簡便にして効果的な手段だ。昨日といい,

今日といい,非日常感の中に漂ってい
る。

● 江ノ島に渡る手前にマンション群が現れる。週末だけ滞在するセカンドハウスとして購入してる人もいるのかね。週末,ここに来てみっちりサーフィンを楽しんで,日曜の遅くか月曜の早朝に東京に戻るみたいな。
 ホテルに泊まるより,自分の部屋を持っちゃった方が話が早いよ,サーフボード抱えてホテルをウロウロしたくねーわ,と。
 もしそういう人がいるなら,羨ましいっちゃ羨ましい。それだけの財力があるということにではなく,そうまでしてやりたい趣味というか娯楽があるということに。
 江ノ島に行くと民宿も多いのだが,まだハイシーズンではないので,ガランとしている。

● 江島神社。まったく憶えてないのだが,相方によれば一度来ているらしい。
 竜宮城を模したという瑞心門。模したって,君は竜宮城を見たことがあるのかね,と突っこみたくなるよね。ま,竜宮城の想像画は大昔からあって,それに従ったものであるわけだけど。
 参道の両側には食べもの屋や土産物屋がびっしりと並んでいる。江島神社も島民に雇用を作ってきた。今は島外から通ってきてる人が多いのだろうけど。
 加齢による体力の衰退と先ほど飲んだビールのせいで,頂上に着く頃には息が切れた。歳をとるとこうなるのかと思い知らされることが多くなった。

● 下に降りて,海辺に出てみた。決してキレイとは言い難い湘南の海。ここには飛び込みたくないな。バッチィもん。
 いやいや,それ以前にぼくは泳げないのでね,飛び込めないんだけどね。そんな人間が何で江ノ島に来ているのかね。
 ちなみに,自分の人生を振り返って,やっときゃよかったなと思うことが2つあってね。ひとつは,泳げるようになっておくこと。もうひとつは,茶道を習っておくこと。この2つができていれば,少し人生が変わったかもしれない。

● そのキレイとは言えない海辺で,10代の女の子3人が,キャッキャッと言いながら遊んでいた。かけがえのないものの典型例として思いつくのは,この光景だ。10代の女の子が意味もなく言葉と体力を発散して,自分を開放している様。
 ぼくらが市民として守るべき第一が,この光景ではないかと思う。それさえ確保できていれば,あとはその彼女たちがたいていのことはどうにかしてくれるのではないだろうか。

● 江ノ島はコロナ前の人出に戻っている。焼きイカもだいぶ売れているようだ。
 日に焼けた人はかなりの割合でマスクをしていない。よしよし,さすがに活動レベルの高い人は,自ずと合理に基づいた行動になるものですな。
 っていうか,この暑さでマスクをするのは普通に辛い。マスクをするにも体力がいることが痛感される。しかし,そんなことで体力を使いたくはない。

● 紀州鉄道だとか紀伊國屋だとか,江ノ島には紀州絡みの屋号がけっこうあるんだが,和歌山県と何か関係があるんだろうか。和歌山県からの漂流者が拓いたとこなんですか。

● 江ノ島駅からは特等席に座ることができた。じつは最後尾なので,遠くに去っていく光景なんだけども,いやそれでもこれはね,何だか嬉しい。
 こんなところもあってね。車の運転にも相当気を遣うよ,これは。ドライバーにとって,江ノ電は呪いたくなるほど邪魔な存在でしょうよ。
 とはいえ,アンタの車より江ノ電の方が価値が高いってことでねぇ。江ノ電は4両がユニットになっている。JRの車両
に比べれば,同じ1両でもだいぶ小さいんだけれども,それでもこれだけの人が乗っていて,それを1人の運転士が運んでいるわけでね。

● 電車から眺める分には,きれいな海だ。いわゆる1つの絶景です。そうこするうちに極楽寺に着いた。特に行きたいところがあったわけではないんだけれども,降りてみた。
 けっこう秘境感がある。栃木県でいうと,栗山にこんな感じのところがあったような気がする。が,この秘境は文字どおりのスポットであって,少し移動すれば秘境は終わることがわかっている。栗山とはそこが違う。

● 極楽寺は16:30で営業終了。いわゆる観光寺院ではないのかもしれないが,観光客に媚びない感じが清々しい。
 それよりも,こんな地蔵堂が残っている。導地蔵という。地元で残してきたのか,市役所が管理しているのか。こういうものにこそ価値があると,ぼくは思う。
導地蔵


2022年5月27日金曜日

2022.05.27 鎌倉半日旅行

● 川崎のホテルに泊まっている。明日,帰るのだけども,神奈川県にいるんだから鎌倉に行ってみようか。前回行ったのは5年ほども前だろうか。
 鶴岡八幡宮に参って,シラス丼を食べて,あとは何をしたのだったか,よく憶えていない。

大船駅
● 今日は午後から晴れた。気温も初夏という言い方では足りないほどに上がってきた。
 では行ってみるか。川崎から東海道線に乗って大船。堂々たる大規模駅の佇まい。駅っていうのは,こうでなきゃね。常磐線の松戸駅にも似た趣を感じたことを思い出した。

● 不意に脈絡のないことを言いたくなった。鎌倉女子大学っていうのがあるんですよね。で,みんな,鎌倉まで行っちゃうの。そうじゃなくて,鎌倉女子大学は大船にあるんですよ。大船駅で降りなきゃダメなの。
 大船にあるのに何で鎌倉女子大学なんだよと思いたくなってしまうけれども,大船は鎌倉市なんですよね,行政区域としては。

● 大船っていうと,交通(特に鉄道)の要衝。鉄道は東海道線の他に,横須賀線が通るし,根岸線の終着駅でもある。さらに,湘南モノレール(江ノ島線)もある。
 鎌倉はひとつ奥に引っ込んだところというイメージがあるのに対して,大船は表街道の結節点なので,大船が鎌倉市であることがどうもピンと来ないのが,神奈川県外に住む者の普通の感覚なのではないか。ぼくも最近まで,大船は独立した市なのだと思っていた。

鎌倉駅
● ともあれ,大船で横須賀線に乗り換えて,鎌倉に着いた。川崎からだと意外に遠いな。乗り換えがあるから,いっそうそう感じるのかもしれないけど。電車賃は570円。
 銭洗弁財天に行ってみようかとなった。鎌倉駅から片道1.2km。チンタラと歩いていった。修学旅行の女子中学生に追い越されてね。

● 着きましたよ。洞窟のようなところを入って行く。一度来たことがあるつもりでいたんだけど,まったく記憶がない。
 独特の境内。修験道と関係があるのかないのか。七福神社,下之水神宮。これらは比較的最近の製造ですかな。宇賀福神社という名称も古くからのものなのか,そうではないのか。

● これを維持していくのは大変だろう。何が大変かといえば,お金がかかるという意味で大変だ。といって,決まった参拝料を取っているわけではない。
 その代わり,銭を洗うためのザルを用意していて有料で使わせるし(使わなくてもいい。それ以前に,銭など洗わなくたって別にいいわけだ),御籤や何やらお金を任意で出してもらうための用意は豊富にある。

七福神社
● ここに来る途中に,お洒落なスタバがあったので,帰りはそこに寄って駅に戻るつもりでいたのだけど,鎌倉大仏はこちらという標識があって。せっかくだから行ってみるか,となって。
下之水神宮
 鎌倉だとわかって見るからか,風情ありげな道路を歩いてね。が,住宅街の側溝から人糞の臭いが漂ってるところがあってね。鎌倉でもこれがあるかと思いましたよ。
 そんなことをするのは,昔から住んでる人に決まっている。新参者はそういうことはしない
からな。

● ともあれ,高徳院に着いた。ここには間違いなく来ている。社会人になってからなんだけど,さて,どんな人と来たのだったか。
 雨ざらしの大仏様。形はピタリと決っている。大船観音と比べちゃいけないのだ。
 長きにわたって人々の祈りを受けとめてきたという事実がそうさせるのだろうけれども,もっと下世話な理由がある。大仏様の後ろに広がる山の曲線と緑が,借景として優れているからだ。

● ここも修学旅行の中学生たちがメインのお客さま。青春を絵に描いたような行動中の男女生徒がいてね。女子生徒が,大仏様を掌に載せるような構図なんだろうか,そういうポーズを作って,男子生徒が写真に収める。いい思い出になるだろう。
 幸せって,畢竟,こういうことの多寡で決まるんだよね。そんなもんなんだよ。人生なんて。高尚なものじゃないのさ。些細なエピソードの積み重ねでしょ。

● 大仏様がおわす奥に,観月堂なるお堂がある。観音像を収めてある。大仏様はこれを守っておられるのでは。
 が,ここまで来る人はいなさそうだ。中学生も大仏を見て満足するようだ。こちら側にも土産物屋があるんだけど,人が来ないんだから売れない道理だ。お気の毒。

● 一応,念のために申しあげれば,高徳院の本尊は大仏様ですからね。
13世紀に造られ,大仏殿も建てられたが,14世紀に損壊。おそらく,それ以後はずっと雨ざらしのまま衆生のために祈っておられる。雨ざらしの国宝はこれだけではあるまいか。
 意外なことに,鎌倉にある国宝はこの鎌倉大仏が唯一であるらしい。

● ここまで来れば,長谷寺。紫陽花には少し早いのだろうけど,その分,さほどに混んでもおらず,暑からず。
 なるほど,ここは女性の好みに沿うものが,紫陽花以外にもいくつもある。その1つが,海の見える風景。そこに休憩スペースがあるのも
グッド。今日のように天気が良くて野外にいるのが辛くない気温のときには,ベンチに座って風に愛撫してもらう快感が味わえる。

● 端正な聖観音像もアピールするかも。あと,胎道潜り的なのも,女性はわりと好きなんじゃないか,と。
 真言宗のお寺かと思ったのだが,そうではなく,浄土宗系
であるらしい。

● これだけ回れれば充分だ。帰りは長谷駅から江ノ電。けっこう充実の半日旅行でしたよ。午前中は雨と風で,これはホテルに閉じこもっているしかないなと思いましたが。
 まぁ,それでも全然かまわないんだけども,久しぶりの鎌倉,良かったです。

● ところで。
 頼朝はどうしてこんな狭い鎌倉に幕府を開いたんだろう。占い師に鎌倉がいいって言われたからじゃないの? そうなのかぁ。
 というわけで,頼朝は占い師に訊いて開府の地を鎌倉に決めたのだということに,わが家では決した。


2022年3月30日水曜日

2022.03.30 長崎と京都のガイドブックを買った

● 交通費をかけて遠くへ行くより,その分を近場で使った方が賢いじゃん,と思ってきた。交通費分を宿泊費や食費に上乗せして,東京(首都圏)で使うのがいい。
 ホテルの水準はやはり東京がナンバーワンだろう。競争激甚な分だけ水準が底上げされている。東京のホテルに籠もって,アーバンリゾート満喫だぜ。

● いや,ホテルはホテル単体で完結するものではない。場が大切だ。たとえば,帝国ホテルは日比谷のあの場所にあるから帝国ホテルでいることができるのであって,他の場所だったらこんなに長く帝国ホテルを続けることはできなかったろう。
 浅草にあるのと日本橋にあるのと銀座にあるのと六本木にあるのとでは,たとえ同系列のホテルであってもだいぶ違った様相を呈することになるのではあるまいか。ホテルは客が作る側面もある。街が違えば客種も違ってくるといったところも理由のひとつかもしれない。

● 浅草も日本橋も銀座も六本木も,それぞれに面白い。他に,上野,品川,御茶ノ水,渋谷,池袋,両国,向島などなど,いずれもとんでもない観光資源を抱えている。そこが東京の凄みでもある。
 しかも,東京ならわが家からだとJRで片道2千円で行ける。これが京都となると,さすがに新幹線という話になるだろうから,1万7千円ほどの運賃になる。往復で3万円の差。
 これを交通費ではなく宿泊費や食費に使ったら,さてさてどれほどの贅沢ができるだろうか。いや,贅沢などしないで滞在期間を延ばすこともできる。

● が,そのあたりがブレてきた。長崎に行ってみたくなった。ので,長崎のガイドブックを買ってみた。
 発行が2018年と少し古い。コロナ以後は改訂もままならなかった? が,細かな部分の最新情報が欲しいわけではない。たとえば,食堂やレストランの最新情報は要らない。

● 長崎,行ったことはある。行くには行った。今はなき寝台特急「さくら」にも乗った。
 オランダ坂だけは歩いてきた。駅前の食堂でチャンポンを食べた(ちなみに,皿うどんは諫早駅前の店で食べた)。が,それだけ。

● チャンポンや皿うどんは「リンガーハット」で充分だと思っているのだが,可能なら1週間くらい滞在して,ランダムに長崎の街を歩いてみたい。独特の空気がありそうじゃないですか。出島とか,大浦天主堂とか。
 路面電車にも乗っておきたい。もちろん,全線に乗る。オランダ坂をもう一度歩き,中華街をひやかしてみる。グラバー園も話の種に。丸山の風情はいかほどなのだろうか。

● ところが。ガイドブックをガーッと見ていったら,気がすんじゃった。長崎についていくらでも語れそうな気分になっちまった。
 これ,最悪のパターンですよね。活字で知った長崎のあれやこれやについて,同じ色で延々と語ってしまうって,どうしようもないですもんね。

● あと,京都。京都のガイドブックは先日買ったばかりなんだけども,この分厚いのが出ていた。辞書代わりにと思って買ってしまう。
 ところで,この「地球の歩き方」って,ダイヤモンド社から学研に身売りされたんですか。若者が激しく減っているんだから,激しく売れなくなっているとは思うんだけど。

● 京都はやはり特別な場所だという思いがある。さらに,京都は人を選ぶ街だ。京都に呼ばれる人と呼ばれない人がいる。呼ばれないのに近づいてみても,冷たくされて後味の悪い思いをするだけだ。
 ぼくは呼ばれなかった口なので,どうも京都とは関係を持てていないというか,ツルツルしている表面をちょっと撫でてみただけのような感じだな。

● だが,京都は特別という感覚は依然としてある。揉み手をして近づいてみようか。