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2017年5月7日日曜日

2017.05.07 新橋の「味の時計台」

● 新橋の「味の時計台」で味噌ラーメンを食す。相方は昨日も一人で来たらしい。甘めの味噌がとてもいい,というんだけど。

● 従業員はほぼ全員が台湾とかの中国系。かなり前からだ。
 今どきは,それがあたりまえになっているねぇ。しかも,それで別段,支障はない。日本の大衆店のサービスは維持されている。

● 「味の時計台」は昔は宇都宮にもあって(4号線沿い),小さかった息子を連れてしばしば行っていた。その頃から相方はアジトケが好きだった。母親が好きなものは子供も好むから,息子もアジトケのファンだった。

● が,撤退してしまってだいぶになる。撤退した理由はお客が減ったことだろう。隣に「石焼らーめん火山」がオープンしたことが大きかったかな。
 その「火山」も今はない。

● この業界の栄枯盛衰はめまぐるしい。理由は2つあると思う。
 ひとつは,お客に飽きられるということ。まったく変えないでいると,お客は飽きる。その速度はかなりのものだ。
 昭和50年頃までは外で食べること自体が非日常だった。ハレがましいイベントだった。特に田舎においてはそうだった。その頃は不味くてもお客は受け入れていた。家の食事はもっと粗末だったからだ。

● が,今はそうじゃない。たとえば冷凍食品ひとつ取っても,とんでもなく旨くなっている。外で食べる食事が不味かったら話にならない。旨いのは最低限。
 旨いのがあたりまえだ。あたりまえは飽きやすいものだ。

● もうひとつは,この世界は微差が大差だということ。わずかな差が勝負を分ける。旨いというあたりまえの中のわずかな差。
 その微差をかぎ分けて,お客は一斉に移動する。サーッと去って,別のところに群がる。

● とはいえ。宇都宮の「味の時計台」はなくなったけれども,「味の時計台」はそちこちにある。たしか那覇にもあった。
 「火山」も4号線沿いの店がなくなっただけで,県内に何店舗もある。

● で,新橋の「味の時計台」なんだけど。シコシコ麺で噛みごたえもいい。汁も独特だ。つまり,自分の立ち位置はしっかりと確保している。
 それは認める。認めるんだけれどもね。

2017年1月2日月曜日

2017.01.02 銀座を歩く

● 元日は家で寝たんだけど,2日には再び,東京へ。相方が福袋に執心でね。女性はなんで福袋なんかに食指を動かすのかね。
 ピンポイントでこれと思うのを買えばいいだけじゃん。福袋には要らないのが必ず入っているでしょ。
 要らないものばかりだよ,わかってるんだよ,でも買いたくなるじゃん,とのたもうた猛者もいたな。そういうものなのかな。

● 基本的にモノは少ない方がよかろうと思うんですよ。通常価格より安くても,要らないモノが自動的に自分のところにやってくる可能性が高いというところで,福袋はシャットアウト。
 買い物に祝祭的要素は要らないよなぁ,と老いた男は思うんだよね。自分が完璧にそうできているかどうかは,自信がないけど。

● ともあれ,エルメスだのシャネルだのに福袋があるとは思えないし(あるのかもしれないけど),あったとしてもエルメスになるとわが家には敷居が高すぎるというのは,相方もわかっている。
 ので,まずLeSportsacに。1万円の福袋をお買いあげ。店を出てすぐに袋を開けて中身を確認していた。子供じゃないんだから,家に着くまで待てないものかね。
 で,開けたらガックシを連発していた。色が派手なのばかりだったらしい。だから言わんこっちゃない。

● 次は,bonbon watch。あらかた売れてたみたい。明日になればまた新しい福袋を並べるんだそうだ。で,明日また来ることにしたようだ。
 でもさ,bonbon watchはこの店でだいぶ買っているよなぁ。売るほどあるんじゃないかなぁ。もっと欲しいのかい。わからんなぁ。
 お店のスタッフと話しているときの相方は幸福そうでね,そこに水をさすのは忍びないんで,ぼくは黙って見ていたんだけど。

● 正月から銀座は中国人観光客に席巻されている。日本の商業界は外国人観光客(特に中国系)の消費に助けられている面は大いにあると思うんだけど,第一線で対応する現場スタッフの気苦労とストレスはかなりのものではないかと推測する。
 だいたい,あの無意味に大きな声は何なのか。

● 新橋まで歩いた。新橋駅近くの「味の時計台」で1日限定20杯という「蝦夷富士ピリ辛つけ麺醤油味」を注文。
 左の写真のとおり。右奥のプレートには,ニラとモヤシの炒めもの,メンマ,豚とろチャーシュー5枚,大ぶりのホタテの炒めたの,煮卵1個,が乗っている。これだけでハイボール3杯は飲めそうだ。麺の奥に隠れているのは餃子3個。
 どう考えたって,全部喰ったら喰いすぎる。でも,喰ってしまう。しかも,朝には雑煮を喰っている。
 ダメだわ。デブわるわ。デブりすぎて死ぬわ。

● というわけで,心の中で祈りを捧げた。
 神よ,満腹を不快と感じる感性を,私に与えたまえ。
(神様よぉ,頼んますよ。これじゃデブるしかないっすよ。どうにもなんねーんですよー)

2016年1月12日火曜日

2016.01.09 新橋の「味の時計台」

● 札幌に本店があるラーメンのチェーン店。かつては宇都宮にもあった。国道4号沿い。御幸になるんですかね。
 ここ,うちの奥さんが好きで,っていうことはまだ小さかった息子も母親の好みを自分の好みとしていたわけで,息子もここの味を好んでいた。
 ぼくもまた,嫌いではなかった。是非にともいうほどではなかったと思うけど,それは要するに食に対するこだわりが薄いからだ。

● だけど,やはりお客が減ってきてたのかなぁ,忽然とという感じで撤退してしまった。
 場所の問題もあったかも。国道沿いって,いいようで意外に車を停めずらかったりするし,逆に出るときには,歩道を,しかも右側通行で,走ってくる自転車がいたりするので,かなり気を遣うことになる。

● とにかく,「味の時計台」は宇都宮から消えてしまったよ,と。それが新橋駅の近くにその「味の時計台」がある(っていうか,たしか上野にもあったし,東京だったらそちこちにあるんでしょうね)。
 それを見つけたとき,奥さんが喜ぶまいことか。ただね,すでに夕食は食べた後だったんでね,いくら何でもここでラーメン喰ったら,食べ過ぎなんてもんじゃないでしょ。もう食べ過ぎるくらいに食べてるんだから。

● といって,通り過ぎようとしたんだけど。いつになく奥さんが頑強で。彼女の名誉のために言っておくけど,彼女は酒は飲めない体質だし,けっこう小食のほうだ。よほど食べたかったんだろうね。
 で,入ってみましたよ,と。味噌ラーメンを注文した。チェーン店なんだからあたりまえなんだけど,かつて宇都宮で食べたのと同じ味だった。甘めの味噌。おそらく西山製麺だろうか,お馴染み感があるちぢれ麺。食べてみれば旨かった。完食してしまった。

● もうだいぶ遅い時刻だったんだけど(宇都宮だとそろそろ終電の心配をしないといけない),仕事帰りと思われる30歳代前半と思われる女性が一人で食べていた。食べ終えて,サッと立ちあがって会計するのを目撃。格好いいなぁと思った。
 この年齢の女性がひとりでラーメンを食べに来るっていうことじたい,地方ではあまりみかけない光景だ。東京でもそうそうはないかもしれないね。香港やシンガポールではけっこう普通に見かけたように思うんだけど。

 しかもその女性が「清楚で知的な雰囲気の,ショートカットで隠れ巨乳」(藤谷治『あの日,マーラーが』に登場する名文句)だったりすると,これはもう絶景といっていい光景になるわけですよね。

● ま,「味の時計台」を久しぶりに体験したというわけでした。めでたし,めでたし。