● 5月末から6月上旬にかけて,メルカリでモレスキンノートを買うこと15回(うち2回はボールペンを買った)。大中小とサイズの異なったモレスキンが手元にどっと増えた。
そのときがメルカリ利用の初体験だったのだが,今度は測量野帳の限定品を少し買ってみた。
● それでわかったのは,メルカリを見るのはいい暇つぶしになりすぎるってことだ。気がついたら1時間くらいは過ぎてしまっている。買おうかどうかと考えてしまう時間も発生するわけだから,本当に時喰い虫になる。
Facebookをやめてずいぶん経つのだけども,Facebookもやめた理由のひとつはそこにあった。いたずらに時間を捨てさせられるのだ。
● 中には,開示すべき情報をきちんと開示せず,引っかかってくれたら儲けものと思っているのじゃないかとしか思えない出品者もいる。
たとえば,右の写真に写っている「トラベラーズノート」は,見る人がみれば,ダイソーがかつて250円で売っていたものだとわかるだろう。嘘はついていない。当時,ダイソーも「トラベラーズノート」という商品名で販売していた。
● トラベラーズノートという名称は一般的すぎて商標としては認められないのかもしれない。しかし,デザインフィルが出しているあのトラベラーズノートだと勘違いして飛びつく人がいれば・・・・・・と踏んでいるのだろうと思われても仕方がない。
ダイソーのものだと言っていないからだ。ここはキチンとデザインフィルのものではない旨,断っておかなければならないところだろう。写真を出してるんだからいいでしょう,ではすまない。
リアル店舗でこういうことをやったら,一発でレッドカード,退場になるだろう。ダーティーだからだ。
● まぁ,そういう出品者は一部だ。じつは一部というには多すぎる数だと思うのだが(良心的に見れば,相場を知らないせいもあるのかもしれない),リアル店舗に行くより安く買えることが多い。
いったん人手に渡ったものは,たとえ未使用であっても価格は半値以下になる。日本の商慣習ではそういうことになっている。そこを是正することによって,不用品の流通を促進し,Aさんにとっての不用品を必要としているBさんのところに移動させるというのが,ヤフオクやメルカリの意図するところなのだろう。
● メルカリをうまく使えば,欲しいモノを安く買えることは間違いない。財布の紐が緩くなって,要らないものまで買ってしまうというのが,問題かもしれない。
送料込みが原則になっているっぽいのも,メルカリの安心材料だ。千円以下の商品だと,出品者は捨て値で出していることがしばしばあるだろう。
こちらはどうしても,送料込みの価格とリアル店舗で売られている価格を比べて,安い高いを言ってしまいがちなのだが。
● しかし,メルカリの最大問題はそこではなくて,時間つぶしに格好すぎるツールだというところだ。
意思の力を使って,強制的に見る時間を制限しないとまずいことになりそうだ。
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