2022年3月30日水曜日

2022.03.30 長崎と京都のガイドブックを買った

● 交通費をかけて遠くへ行くより,その分を近場で使った方が賢いじゃん,と思ってきた。交通費分を宿泊費や食費に上乗せして,東京(首都圏)で使うのがいい。
 ホテルの水準はやはり東京がナンバーワンだろう。競争激甚な分だけ水準が底上げされている。東京のホテルに籠もって,アーバンリゾート満喫だぜ。

● いや,ホテルはホテル単体で完結するものではない。場が大切だ。たとえば,帝国ホテルは日比谷のあの場所にあるから帝国ホテルでいることができるのであって,他の場所だったらこんなに長く帝国ホテルを続けることはできなかったろう。
 浅草にあるのと日本橋にあるのと銀座にあるのと六本木にあるのとでは,たとえ同系列のホテルであってもだいぶ違った様相を呈することになるのではあるまいか。ホテルは客が作る側面もある。街が違えば客種も違ってくるといったところも理由のひとつかもしれない。

● 浅草も日本橋も銀座も六本木も,それぞれに面白い。他に,上野,品川,御茶ノ水,渋谷,池袋,両国,向島などなど,いずれもとんでもない観光資源を抱えている。そこが東京の凄みでもある。
 しかも,東京ならわが家からだとJRで片道2千円で行ける。これが京都となると,さすがに新幹線という話になるだろうから,1万7千円ほどの運賃になる。往復で3万円の差。
 これを交通費ではなく宿泊費や食費に使ったら,さてさてどれほどの贅沢ができるだろうか。いや,贅沢などしないで滞在期間を延ばすこともできる。

● が,そのあたりがブレてきた。長崎に行ってみたくなった。ので,長崎のガイドブックを買ってみた。
 発行が2018年と少し古い。コロナ以後は改訂もままならなかった? が,細かな部分の最新情報が欲しいわけではない。たとえば,食堂やレストランの最新情報は要らない。

● 長崎,行ったことはある。行くには行った。今はなき寝台特急「さくら」にも乗った。
 オランダ坂だけは歩いてきた。駅前の食堂でチャンポンを食べた(ちなみに,皿うどんは諫早駅前の店で食べた)。が,それだけ。

● チャンポンや皿うどんは「リンガーハット」で充分だと思っているのだが,可能なら1週間くらい滞在して,ランダムに長崎の街を歩いてみたい。独特の空気がありそうじゃないですか。出島とか,大浦天主堂とか。
 路面電車にも乗っておきたい。もちろん,全線に乗る。オランダ坂をもう一度歩き,中華街をひやかしてみる。グラバー園も話の種に。丸山の風情はいかほどなのだろうか。

● ところが。ガイドブックをガーッと見ていったら,気がすんじゃった。長崎についていくらでも語れそうな気分になっちまった。
 これ,最悪のパターンですよね。活字で知った長崎のあれやこれやについて,同じ色で延々と語ってしまうって,どうしようもないですもんね。

● あと,京都。京都のガイドブックは先日買ったばかりなんだけども,この分厚いのが出ていた。辞書代わりにと思って買ってしまう。
 ところで,この「地球の歩き方」って,ダイヤモンド社から学研に身売りされたんですか。若者が激しく減っているんだから,激しく売れなくなっているとは思うんだけど。

● 京都はやはり特別な場所だという思いがある。さらに,京都は人を選ぶ街だ。京都に呼ばれる人と呼ばれない人がいる。呼ばれないのに近づいてみても,冷たくされて後味の悪い思いをするだけだ。
 ぼくは呼ばれなかった口なので,どうも京都とは関係を持てていないというか,ツルツルしている表面をちょっと撫でてみただけのような感じだな。

● だが,京都は特別という感覚は依然としてある。揉み手をして近づいてみようか。

2022.03.30 宇都宮の桜-春の訪れを告げるもの

● 宇都宮市明保野公園。ウクライナってどこだっけ的な気だるい穏やかさに満ちている。桜は満開にはまだ少し早い。けど,これくらいが一番いいかもね。鮮度を感じる。
 16,7歳の乙女という感じ。これがあっという間に熟女になって,ババアになって,そして散っていく。が,1年後には乙女に戻って帰ってくる。超速の死と再生のドラマ。
 そのドラマを繰り返しながら,桜の樹は人間よりもはるかに長く,この地球上にとどまっているわけだよね。

● こちらは田川の枝垂れ桜。桜のいわゆる名所ではないけれども,要は自分がいるこの場所が名所なのだと決めてしまえばいいんだよね。名所は自分に付いてくるのだと思い決めてしまう。
 いわゆる名所の桜はガイドブックに写真付きで紹介されているし,今どきはSNSにこれでもかというほどの素人写真が載る。その写真を見てりゃすむわけで
ね。わざわざ行くこともないと思ってるんですよ。

● こちらはついで。宇都宮駅。トワイライトタイム。
 トワイライトって,冬の日が短いとき
には現れないもんね。これも春の訪れを告げる,けっこう強力なアイコンになる。

2022年3月29日火曜日

2022.03.29 ブースター接種を予約した

● 3回目接種の接種券が届いた。「2回目の接種を終了した日から,原則8ヶ月以上経過した,18歳以上の方」が受けられるとある。が,6ヶ月経過していれば受けられるわけね。
 ぼくは2回目を昨年10月3日に受けているので,4月3日以降ならOKなのだろう。

● モデルナは10日に町の体育館で集団接種を実施する。4月は10日の1回だけだ。まだ空きがある。5月以降の接種日は未定らしい。
 ファイザーは町内の医療機関で接種することになる。今から予約が取れるのかどうかは確認もしなかったが,たぶん,4月の予約は埋まっちゃってるんじゃないかと思う。

● 4月10日は東京に出る予定があった。すみだトリフォニーホールでユーゲント・フィルハーモニカーの演奏会がある。
 今年は演奏会のために東京まで出ることは止めて,地元で開催される演奏会のみを聴いていこうと思っているのだが,それでも例外は出てしまう。ユーゲント・フィルは例外の側。
 ので,10日はブースター接種などしている場合ではないと思ったりもしたのだけれども,早めにやっておこうとすれば10日しかない。

● 過去2回はファイザーだったので,3回目はモデルナを打つと決めている。10日で予約しておいた。妥当な判断でしょ。
 ユーゲント・フィル(Teket)には,キャンセルのメールを入れておいた。残念だけれども,仕方がない。

 2回目までの接種時期はかなり遅かった。が,町から通知が来てすぐに取れる予約を取った結果がこうだったのだ。栃木県は沖縄に次ぐ遅さだったが,その栃木県の中でも高根沢町は1,2位を争う遅さだった。それを責めるつもりはないんだけどね。
 が,今回はそうではない。モデルナで良ければ(いいはずだが)ほぼ待たずに受けられる。現状に問題はない。
 モデルナ不人気のおかげで,ブースター接種ではけっこう遅れを取り戻せたかねぇ。

● ちなみに,副反応の心配は全くしていない。過去2回も副反応というほどのものはなかった。ファイザーだったからというのではなく,モデルナでも同じだろう。
 つまるところ,副反応を起こせるほど若くないってことなんでね。ジジイには副反応なんてありませんよ。


(追記 2022.04.12)

● ジジイには副反応なんてないと決めつけていたんだけれども,すみません,ありました
 罹患すれば軽症ではすまないであろうジジイにも,モデルナは副反応をもたらすことがあるんですな。