2022年11月1日火曜日

2022.11.01 夜の東京散歩

● ご飯を食べ,酒も飲んだので,夜の東京を歩いてみることにする。ホテルを出て,丸の内仲通り。赤いカラーコーンが動をに並んている。何の工事か。イルミネーションの設置を始めているんですかな。
 ハロウィンが終わればクリスマス。先手先手で飾り付けていかないと。11月に入ったばかりなんだけどね。結果的に忙しなさを後押しすることになるんだけども。

● 夜の数寄屋橋公園。岡本太郎の「若い時計台」。こんなふうにライトアップされているんだねぇ。

● 銀座並木通りには客待ちのタクシーの列。緊急事態宣言が出ている頃は,銀座にお客はいなかった。タクシーも1台も停まっていなかった。この光景だけ見ると,コロナ以前に戻っている。
 実際には,まだスカスカしているのかもしれない。タクシーも停まってはいるけれども,コロナ以前の回転には戻っていないのかもしれない。しかし,あの頃の寒々しさのようなものは消えた。

● 無駄に動いて,無駄に酒を飲み,無駄に排気ガスを撒き散らす。しかし,無駄こそ本質。人は何のために生きて働くのか。無駄なことをするためだ。
 ぼくは銀座で飲んだことなど一度もないし,これからもあるはずがないが,こういうところで飲める立場の人(つまり,ポエットマネーで飲むより,会社のお金で飲む人が圧倒的に多いんだろうから)はどんどん飲んだ方がいいのだ。脱コロナは夜の街から。

● 銀座で引き返すことにしよう。有楽町駅から東京駅までの線路脇の居酒屋は(例外があるにはあるが)気持ちがいいほどお客が入っている。至近距離で談笑しつつ,酒を飲み,唐揚げを頬張っている。
 アクリルの仕切板など置かれていない。ここでもコロナ以前の光景が普通になった。

● お客の多くはサラリーマンだ。男も女もいる。年齢も様々。夜の時間の過ごし方に関しては,昔は男女差がはっきりとあった。女子社員が酒場に行くことはもちろんあったが,お酌担当的なところがあった。それほど遠い過去の話ではない。
 今は彼女たちも自分で飲んで酔えるようになった。1986年に施行された男女雇用機会均等法が画期になった。男と同じように仕事をしているのだから,男と同じように飲むのは当然。

● しっかし。今夜はまだ火曜だぞ。そんなに飲んでで1週間保つのか,君たちは。
 いや,これが活力源か。自分の若い頃を思いだしても,飲んでたもんな。連チャンとか3連チャンとかやりましたよ。あの体力は何だったんだろうな。

● 新丸ビルの中の居酒屋。こういう告知を出してる店が増えた。昼飲みって,コッソリとやるものじゃなくなりましたよ。東京のような大都市だけじゃなくて,地方都市でもこれが普通になってきた。宇都宮のオリオン通りでも “昼飲み,できます” の店がいくつもある。
 昔は,アメ横の裏の方で,いかにも人生を諦めたといった風情の男たちが背中を丸めて飲んでいたものだが。

● しかし,諸君,昼間から飲んでていいのかね。ビール1本くらいなら問題ないですよってか。
 昭和50年代の前半までは昼食にビールを付ける人がけっこういたんでね。先祖返りしてるだけかもしれんのだが。

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