沖縄は今でも沖縄だと,ぼくは思う。
● 色々あるが,沖縄は喫煙者に寛容だ。喫煙所が多い。しかも,ベンチがあったりする。ゆっくりどうぞ,と言ってるようだ。
那覇空港にも喫煙室がやたらある。健康増進法の薄っぺらなクリーン精神をあざ笑うかのごとくだ。
● 酒も飲まず煙草も吸わず女も抱かず,百まで生きたバカがいる,という本土では死んだ心意気が,沖縄には残っているようではないか。
価値観がどんどん単純化(幼稚化)している本土を揶揄するかのようだ。
それを雑だという人がいるかもしれないが,雑は “したたか” の別名でもあるだろう。
● 沖縄は今でも本土とは一線を画していると,ぼくには思える。沖縄は日本にある異国であり続けている。
しかも,かなり以上に魅力的な “異国” だ。
● 那覇に感じるもう一つのこと。各道府県の県庁所在市の中で,最も東京的な景観を備えているのが那覇だということ。
行き交う人たちも都会的というか,泥臭くない。話されている言葉もほぼ標準語。
● それでいて,刺々しいところがない。気を抜いてボーッとしていることができる。
凄いことじゃありませんか。こんなの,沖縄だけだぞ。
● 基地問題もあって,コンパクトシティにならざるを得なかったのかもしれない。横に広がろうとしても土地がない。
それが今となっては那覇圏域の魅力になっているようにも感じる。
● そんな理屈はどうでも,那覇はいいところだ。一番は気候風土ということになるんだけれども。
以上に述べたような沖縄の特長も,気候や地形が造ったものに違いないのでね。
0 件のコメント:
コメントを投稿