2024年5月28日火曜日

2024.05.28 今でも沖縄は本土とは一線を画している

● 今の沖縄は本土化が進み(第一の理由はIT化だろう),かつての沖縄らしさは離島に行かなければ味わえないと言われるが,なかなかどうして。
 沖縄は今でも沖縄だと,ぼくは思う。

● 色々あるが,沖縄は喫煙者に寛容だ。喫煙所が多い。しかも,ベンチがあったりする。ゆっくりどうぞ,と言ってるようだ。
 那覇空港にも喫煙室がやたらある。健康増進法の薄っぺらなクリーン精神をあざ笑うかのごとくだ。

● 酒も飲まず煙草も吸わず女も抱かず,百まで生きたバカがいる,という本土では死んだ心意気が,沖縄には残っているようではないか。
 価値観がどんどん単純化(幼稚化)している本土を揶揄するかのようだ。
 それを雑だという人がいるかもしれないが,雑は “したたか” の別名でもあるだろう。

● 沖縄は今でも本土とは一線を画していると,ぼくには思える。沖縄は日本にある異国であり続けている。
 しかも,かなり以上に魅力的な “異国” だ。

● 那覇に感じるもう一つのこと。各道府県の県庁所在市の中で,最も東京的な景観を備えているのが那覇だということ。
 行き交う人たちも都会的というか,泥臭くない。話されている言葉もほぼ標準語。

● それでいて,刺々しいところがない。気を抜いてボーッとしていることができる。
 凄いことじゃありませんか。こんなの,沖縄だけだぞ。

● 基地問題もあって,コンパクトシティにならざるを得なかったのかもしれない。横に広がろうとしても土地がない。
 それが今となっては那覇圏域の魅力になっているようにも感じる。

● そんな理屈はどうでも,那覇はいいところだ。一番は気候風土ということになるんだけれども。
 以上に述べたような沖縄の特長も,気候や地形が造ったものに違いないのでね。

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