2013年12月30日月曜日

2013.12.30 スマホのSIMを千円SIMに替えてみた

● スマホは2年前の6月に買ったdocomoのSH-12Cをずっと使っている。性能ははっきり見劣りするようになっているんだけど,2年半も使い続けていれば,自ずと自分用にカスタマイズされることになるし,馴染んでくる。
 年をとると,その馴染み感を手放すのが億劫になりますな。アプリを入れ直して,SDカードのデータをコピーして,ミュージックプレーヤーのプレイリストを作り直して,っていう作業がとんでもなく面倒に思えてきて,まぁこのままでいいか,と。

● SH-12CはLTEにも対応してませんからね,旧式もいいところだ。一度,クラウドにデータを置くってのを試してみたんだけど,通信速度が遅いせいだろう,けっこう以上に待たされて,クラウドは(Gmailを除いて)現時点で使いものにならないという結論を出すことになった。そのまま今日に至っている。
 今どきの機種を使えば,そのあたりもだいぶ違ってくるんだろう。

● ところで,先月,武井一巳『月1000円!のスマホ活用術』(青春新書)を読んだ。スマホは便利だけれども,月々の通信料が高い。これを月1,000円に圧縮できる方法があるんですよ,というわけだ。
 知ってる人はとっくに知ってるんだろうけど,ぼくはこの本を読んで初めて知った。で,考えたわけです。
 自分はスマホを使っている時間はだいぶ長い方だ(と思う)けれども,その使い方はスタンドアロン的なのがほとんどじゃないか,と。
 音楽を聴く,ワンセグを見る,ダウンロードした将棋ゲームをときどきやる,カメラを使う。そんなふうな使い方だ。

● データ通信を伴うのは,YouTubeから楽曲をダウンロードする,Gmailをチェックする,ムスコとLINEでやりとりする,このブログの字句を修正する,といったあたりで,そのいずれも時々というにとどまる。
 上記のとおり,クラウドは利用していない。Facebookもtwitterもやらない。Googleの「MyTracks」で自転車走行のログを取っていたけれど,今は自転車に乗ることもなくなってしまった。
 これで月に数千円を支払っているのは,馬鹿馬鹿しいんじゃないかと思うことは,以前からあった。スマホは便利だけれども,この通信料の元は取れているか。けっこう高いものについているんじゃないか。

● というわけなので,本日,docomoショップで契約の変更をしてきた。通話はガラケーに戻したうえで,タイプSSプランに変更。要するに,通話もほとんどしないんですよね。かけてくるのはほとんどヨメだけだし,自分からかけることはまずないし。
 スマホにはOCNのSIMをさした。月額980円。通信量が1日に30MBを超えると速度が遅くなるけれども,ネットで動画を見るなんてことはない。自宅で使うときには無線LANにつながるわけだから,大量のデータのやりとりは家でやればいい。これで何の不都合もないだろう。

● 今までは月に7,700円程度をdocomoに支払っていたようだ。パケホーダイフラットに加入していたつもりが,ダブルの方だったりしてた。
 来月からは月額5,000円の削減になる。年額だと約60,000円。大きくないですか,これ。

● ところで。OCNのSIMはスマホごとムスコから譲り受けた。ムスコはiPhoneフリークで,4も4Sも5も5Sも持っている。
 それに加えて,Androidまで持っているとは気がつかなかった。それにOCNのSIMをさしていたことも。
 彼のiPhoneはauなんだけど,場所によってはdocomoじゃないと電波が入らないところがあるから,Androidも持ったというんだね。だったら,5Sを買うときにdocomoに替えればよかったじゃないかというと,いやこの辺はauの方が速いんだ,と。

● キャリアや端末メーカーにしたらいいお客さんですよねぇ。ありていにいえば,いいカモだ。
 彼を見ていると,スマホを使っているんじゃなくて,スマホに操られているという気がする。こういうのが身内にいるのを見るのは,ちょっと以上に情けないものがある。
 自分自身じゃなくて,持ちもので勝負しようとしているように見える。ITで武装したって,それだけじゃバカはバカのままなんだよ,と注意しても文句をいっても,効き目がないんですよねぇ。

● その豚児から譲り受けたGALAXY SⅢ(SC-06D),さすがにCPUも高速で快適だ。
 ただ,問題がひとつ。ワンセグの受信感度が悪い。特に日テレがまったく受信できない。SH-12Cでは問題なく入るんだけどね。
 ぼく,テレビを持っていないので,ワンセグは必須。せっかくだからGALAXY SⅢに乗り換えようと思ってたんだけど,この一点によって,当面はSH-12Cを使い続けることにした。

● でも,SIMのサイズが違うんですね。GALAXY SⅢはmicroで,SH-12Cは通常。
 なので,宇都宮のヨドバシにアダプタを買いに行ったんだけど,在庫が切れていると言われた。今夜,見たかったテレビがあったんですけどね。
 とりあえず,ヤフオクで落とすことにしました。


(追記 2014.01.02)

● SIMアダプタは手当したんだけど,結局,使わないことに。GALAXY SⅢを使ったあとにSH-12Cを使うのは,いかにも間が抜けているので。やっぱ,速い方がいいよ,ってことで。

● ワンセグは補助アンテナで対応することにして,ELECOMの「ワンセグアンテナケーブル MPA-AT3BK」を買ってきた。宇都宮のヨドバシで920円。これで解決。

● あとは,アプリをいくつかインストールし直した。入れてはみたものの使わないアプリもけっこうあった。それらは入れる必要がないから,この作業はあっけなく終わった。
 デフォルトで入っているアプリで,ぼくのやりたいことはだいたいできてしまうんだってことを,あらためて確認した感じ。

● ムスコは16GBのSDカードを使っていたので,これをSH-12Cで使っていた32GBに入れ替え。データの移行が手間っちゃ手間だったけど,ともあれ使用開始。
 すっげえ快適だ。最新機種を使えばもっとなんでしょうね。でもいいや,これで。

● というわけで,ムスコのおさがりでオヤジは充分に満足している。

2013年11月11日月曜日

2013.11.11 都会の人はテンションが高い

● 田舎に住んでてよかったなぁと思うことのひとつは,痴漢の濡れ衣を着せられる心配がないってことなんですよ。電車がむちゃくちゃ混むなんてことはないから。
 痴漢云々は別にしても,あの混雑を味わわなくてすむってのは,じつにどうもありがたい。

● でも,都会は刺激に満ちていることもたしかで,たまには都会の空気を吸いに行った方がいいし,放っておいても吸いたくなるものだね。たまに都会に行くと背筋が伸びる。
 これ,何でかっていうと,都会人の方が田舎民よりテンションが高いからだと思っている。ぼくがときどき都会の空気を吸いたいと思うのは,このテンションのシャワーを浴びたいからなんじゃないかなぁ。

● 都市を好む人と田舎を好む人の違いって,このテンションについて行けるか行かないかの違いなんじゃないかと思うことがある。
 ぼくはついて行けない方の部類に入る。行住坐臥のすべてを都市に置くことには耐えられそうにない。最近は,宇都宮程度ですら,ちょっとシンドイと思うことがあるくらいでね。

2013年9月20日金曜日

2013.09.20 iPhone5Sの発売日に朝から並ぶ

● ぼくはapple製品は使ってないんだけど,わが豚児(高校2年)はiPhoneフリーク。何がいいのかよくわからない。4も4Sも5も持っている。で,5Sが出ると知ると我慢が効かなくなったようだ。
 5Sは見送って,iPadを追加した方がいいんじゃないかと言ってみても,いや5Sだ,と。auなんだけど,5SになるとLTEの範囲が広がって,わが家もエリア内に入り,通信速度が上がるんだそうだ。

● で,豚児とふたりで,近くのauショップに朝の7時過ぎから並んだ。5Sは予約は受けない方式だったらしい。発売日に店頭に並ぶしかないのだ,と。
 何人か先客がすでにいた。ぼくらもそこに混じって,地べたに座って,マックのコーヒーを飲みながら開店を待った。人生の敗残者の趣を濃厚にたたえていたろうな。

● 店側もiPhoneの新規購入者に限って8時から対応を始めたので,さほどに待たずにすんだんだけど,こういう経験を自分がするとは思わなかった。
 ぼく的には,行列してまで食べるに値するラーメンはこの世に存在しないし,行列してまで買うに値する商品などあるわけない,という考え方を支持している。

● スマホは閲覧にはいいけれども,入力には向かないと思っている。自分の体験からだ。
 けれども,豚児はiPhoneでパソコンなみに素早く文字を入力する。これなら,スマホがあればパソコンは要らないかもと思えるほどだ。

● もちろん,豚児にかぎったことではないだろう。若者やスマホのヘビーユーザーは,たいていこの程度のスピードで入力できるんだろう。
 ツイッターやフェイスブックなどはよほどの暇人がやるものだとどこかで思っていたけれど,こういう状況があるとすると,考え方を改めないといけない。喋るように入力できるんだから。

● iPhone4が,豚児からぼくに払い下げられた。3世代前ということになりますな。SIMカードのない古いiPhoneをもらってもしようがないな。
 ネットにつながらなくてもカメラにはなる。ボイスレコーダーにもなる。iPodとして使える。メモも取れる。
 モバイルWi-Fiルータは持っているので,通話以外はたぶんできるんだろうけど,でも,そんなことはぼくのAndroidでもできるわけだからね。

● ちょっといじってみたんだけど,操作体系がAndroidとはちょっと違っているので,慣れるのに少々の時間を要しそうだ。そんなことにあてる時間はないぞ。暇はあるけど,そういうことに使う時間はない。
 どうしようか,この古いiPhone。申しわけないけど,処分するしかないものでしょうね。それとも文鎮がわりに使おうか。

● ちなみに,行列はあまり長くはならなかった。したがって,店内に混雑はまったく見られなかった。開店時刻を早める必要もなかったのではあるまいか。iPhoneフィーバーは過去のものになったと思われた。
 豚児ほどの愚者はそうそういないとしたもののようでもある。笛を吹かれれば踊ってしまうのが大衆だけれども(appleは笛の吹き方が巧い),いつまでも踊っているわけにはいかないやね。

2013年8月1日木曜日

2013.08.01 趣味のひとつは,パソコンとケータイのカタログ収集

● パソコンの売上げが減少しているらしい。タブレットは大きく伸びているそうだから,減少の第一の理由は,タブレットに喰われているからってことなんだろう。
 用途はネット閲覧で,それ以外にはあまり使わないのであれば,タブレットで充分だ。っていうか,取り回しが楽であることや軽量であることを考えると,タブレットの方が向いている(初代iPadが出たときに,糸井重里さんが「ほぼ日」で,パソコンはこの程度で充分といった意味のことを書かれていたように記憶している)。

● 実際,ネット接続を前提として,ネットで完結するような使い方なら,パソコンは大仰すぎるだろう。「大仰すぎる=美しくない」だから,まず若い世代がパソコンを忌避しだすはずだ。
 
● パソコンに比べてタブレットは安い。特に,Nexus7以降,低価格化に拍車がかかっているようだ。メーカーにとっては由々しき事態ってことになる。
 今までがおかしかったのであって,これでやっと正常化したのだという意見もあるでしょうけどね。

● かつてはキューハチでガリバー的存在だったNECは,もはや見る影もなくなった。後講釈はいくらでもできるけれども,まことに栄枯盛衰は世の習い。ガラケーの時代はケータイのトップメーカーでもあったから,なおさら悲哀感がただよう。
 Dellやhpも同じ。マイクロソフトだって,この先どうなるかわかったものではない。

● 自分のことをいえば,パソコンでなければできない用途っていうのは,CDやDVDのリッピングだけだ。これがタブレットでできるようになれば,パソコンを持っている理由がない。
 この程度の長さの文章入力なら,タブレット+Bluetoothキーボードで,対応できるだろう。Bluetoothキーボードも最近だいぶ良さげなのが出てきたし。

● 昔は,パソコンって最先端で,これがあれば生産性はあがるし,自分が作ったデータはすべて保存して瞬時に呼びだせるんだから,優秀な秘書を雇ったようなものだ,第二の頭脳を手にしたようなものだ,と言われていたね。
 今までの機械は人間の手足を増幅するものだったけれども,パソコンは頭脳を増幅するってね。ぼくもそう思っていた。

● 数十MBのハードディスクを一生モノと言っていた時代があるんですよ。メガバイトで一生モノですよ。テキストしかパソコンが扱えなかった時代ね。テキストしか入れないんだから,たしかに一生モノだったのだ,当時は。
 値段もすごかったよね。当時の言葉でメインメモリ,本体の主記憶装置,1MBが1万円くらいだったかなぁ。ハードディスクも高かった。それで計算すれば,今のパソコンは軽く億を超える値段になる。

● 昔からパソコンのカタログを見るのが好きだった。ので,それを集めてきた。
 カタログもキラキラしててね。パソコンじたいが,ハイソというか,セレブというか,アーバンというか,インテレクチュアルというか,「パソコンを使える=デキるビジネスマン」っていう感じでさ,夢がありましたよね。
 ほんとに夢だったけど。そりゃそうだね。田舎のバカがパソコンを持ったところで,田舎のバカのままなのは当然だ。
 都会に住む未来のエグゼクティブに擬せられたモデルが,カタログ上で踊っていたっていう印象がある。

● 今のカタログは,さすがにそうじゃないですよね。タレントを起用するしかなくなっちゃったっていうか(昔からタレントは使ってたんだけどさ),洗濯機や冷蔵庫のカタログとそんなに変わらなくなった。よくいえば,ウソが少なくなった。
 消費者側が充分に情報を持ってしまっているから,啓発したり啓蒙する余地なんかない。だいたい,購買者のほとんどすべてが買替組だ。カタログを見て,これってどういう意味?と思うことはない。

● カタログでもアップルのは見てて楽しかったね。Windows陣営もアップルを真似たカタログ作りをしたことがあったんじゃないか。
 今だとlenovoのカタログが一番遊べる。っていうか,長くながめていられる。今一番元気なパソコンメーカーってlenovoじゃないかなぁ。

● 外国に行ったときも,パソコン売場は覗く。カタログを集めてくる。
 で,地元のお客さんを見回して,こいつらはこういうのを使ってるのかって思う。こういうのっていったって,メーカーは当然ながら日本と共通。lenovoだったり東芝だったりするわけだ。
 こいつらに負けちゃいらんねーやとか思って,自分のパソコンを見直したりする。バカって治らないもんでさ。

● そのうち,ケータイのカタログも集めだした。富士通が木村拓哉君を起用していた頃からだね。夢をパソコンから奪いつつあった時期っていいますか。
 あれもできる,これもできる,っていうね。ワンセグが付いたのが,この頃はなかったかなぁ。えっ,テレビも見れるのか,って。これが掌に収まっちゃうのか,すっげぇサイバーじゃん,って。

● ドコモとソフトバンクがカタログを文庫本サイズにしてしまったのは暴挙だな。A4サイズの方が,ながめる分にはいいんだけどな。auは偉い。

● 今じゃカタログもネットにある。全部じゃないにしても。カタログって溜まると重いし,場所を取りますからね。スキャンして,本体は捨てちゃってる。