2021年12月5日日曜日

2021.12.05 西那須野と矢板をブラブラしてみた

● 西那須野に来た。北関東の中でも,北の方。古代の那須国。
 右の写真の正面の山を分け入って行くと,塩原温泉郷に至る。温泉ってずいぶん行ってないな。寒くなるとさすがに温泉の2文字の魅力度が上がる感じはするね。

● 西那須野駅にこんなポスターがあった。県民一家族一旅行。栃木県民が県内旅行をする場合,1人1泊あたり旅行代金の最大5,000円を割引くらしい。さらに,県内の土産店等で利用できる地域限定クーポンを最大2,000円分あげるよ,と。
 県内の旅館・ホテルならすべて適用になるんだろうか。「びゅう」を介さないとダメなんだろうか。ググればわかるんだろうけど,ググらないとわからないんじゃ,ないのと同じだという気もするね。
 第2弾とあるので,去年もやってたんでしょ。わしゃ,知らんかったけどね。あんまり知らせたくないのかね。こういう制度を作ってみたけど,この制度を使うという意思表示をしなかった人からは全額もらっておけ,という運用かね。

● 久しぶりに矢板でも降りてみた。矢板駅前のイルミネーション。昨年はコロナでこういうものも自粛してたんだっけ? 今年は去年の分もということですかねぇ。
 ただ,イルミネーションって,それ自体が流行りのピークを過ぎたような気がするよね。東京ミチテラスもかつてほど耳目を集められなくなっていると思うんだが。あたりまえになってしまったからですかねぇ。

● 若いカップルがふた組,イルミネーションの下に来ていた。そうか,イルミネーションは若い2人のためのものか。
 彼らがいるときには,他の者は遠慮した方がいいかもね。花火のように短い時間だもんな,若いときって。

● 隣の片岡駅でもイルミネーションに力を入れているようだ。片岡駅にイルミネーションを見にいらっしゃい,というチラシがあった。
 車中からも少し見える。このイルミネーションを見るためだけに片岡まで行くか。さすがにちょっと,となりますか。

● 黒磯駅でも開業135周年のイベントをやるっぽい。開業135周年は黒磯駅だけでなはいと思うのだが。
 来週の日曜日に記念イベントが開催される。貴賓室特別公開ってのがあるんだけども,黒磯駅に貴賓室があること自体を知らなかったよ。那須の御用邸へは黒磯駅から向かっていたんですね。今だと那須塩原駅になるんでしょうね。

● というわけで,栃木県の県北エリアを少しブラブラしてみた。退職と同時に車を手放したので,移動は電車しかない。ま,バスもあるけど,行けるところは限られる。
 限られるけれども,それが制限になっているとは思っていない。そういう条件下であっても,行けるところのすべてに行けるわけでもないのでね。

2021年12月4日土曜日

2021.12.04 夜の東京を歩く

● 右の写真は,高根沢町と宇都宮市の境を走行中の4両編成の宇都宮線の車中から撮ったもの。ということは,その電車に乗っているということだ。
 これからJRで川崎まで行く。自治医大駅でいったん降りて,「休日おでかけパス」を買うつもり。

● 上野に着いた。ここで降りて,構内(Ecute)の「ANGERS」を覗いた。再び,ホームに戻って上野東京ラインから東海道線に入る列車を待っている。
 その7番線ホームからの上野公園を眺め。穏やかな初冬。暖冬なんだろうかな。コロナもインフレの気配も存在しないが如き,平和な空気だ。

● 国立科学博物館,まだ一度も行ったことがないや。上野の森には,美術館,博物館,藝大が集まっていて,隣には東京大学がある。学術,芸術の一大集積地でしょ。
 学術や芸術を支えるのに絶対に必要な,猥雑な賑わいもふんだんにある。人工的に整えたところでは,そういうものは育たないでしょ。かと言って,田園でもダメだ。してみると,東京一極集中は理の当然だと思う。

● 川崎駅の西口にも「富士そば」ができて営業を開始している。大盛りそば(420円)を食す。
 庶民の味方と持ちあげるつもりはないけれども,お客さんは入っている。そばは「富士そば」でいいかなと思ってる。
 駅構内にある「いろり庵きらく」と競合するんだろうか。あまりないと思うんだが。

● ミューザ川崎で音楽大学オーケストラ・フェスティバル。それを聴いてから,新橋で下車して東京まで歩くことにした。銀座を歩いていく。
 銀座ってさ,よそ者にも優しい街だよね。このあたりが六本木や渋谷と違うところだと思ってますよ。六本木は通にならないと楽しめないような臭いがする。ということは,年を喰ってからでは間に合わないってことなんだよね。
 そこは基本,銀座も同じなんだろうけど,銀座の場合は通じゃなくてもそれなりに遊ばせてくれるような気がするんだよね。

並木通り,1丁目
● 益体もない緊急事態宣言を9月いっぱいまで引き延ばされて,それが銀座にとどめを刺す結果にならないかと思った。が,世界の銀座でありますよ。
 コロナ云々に関係なく,爆買中国人が戻ってくる可能性はほぼ潰えた。インバウンドなんぞという言葉は死語にした方がよいと思う。その分,銀座の品格が戻ってきている。銀ブラという言葉が蘇生したんじゃないか。

● ところで。銀座を歩いているぼくは,けっこう目立つのではないかと思う。自意識過剰なのではない。破門されたチベット僧のような格好で歩いているからだ。
 緑色のスニーカー,すり減ってきた茶色いズボン,白と紺の横縞のセーター,ユニクロのダウンベスト。パジャマじゃないだけ,まだマシかってなもんだ。

● 有楽町からはJR線のガード下(進行方向の左側)を歩いて東京駅に。
 飲み屋が続くわけだが,どこもお客さんが入っている。大手町のオフィスビルに入っているところは商売が立ち行かなくなっているのじゃないかと思うのだが(リモートワークで社員がいなくなったのだから),ガード下には活気が戻ってきている。
 っていうか,ここは緊急事態宣言が出ているときでも,基本はお上に従いつつ,けっこうしぶとくやっていた印象があるんだけどね。

● 東京駅前の広場。東京は東京駅があるから東京なんだなと,東京駅に来るたびに思う。
 東京駅で降りることってそんなにない(と言っても,最近はけっこう来てるか)。京葉線に乗り換えるときぐらい。新橋駅がターミナル駅になった感じでさ。
 でも,東京駅に来てみると,ここが東京のヘソだなって。

● ここを潜ると,竜宮城に至る。東京ステーションホテルね。スパに行くと,東京駅の地下にこんなのがあったのかと思うし,このホテルの朝食はこの世の奇跡を見るようだ。
 しばしば泊まれる料金ではないんで,あと1回泊まれればなぁ,と。

● 東京駅のステーションギャラリーで18日から。チケットがちと高いけどね。とはいえ,高いには高いなりの理由があるようでもある。

2021.12.04 新聞の自販機

● 自治医大駅で新聞の販売機を見かけた。おそらく,以前にも見ているはずだが,気に留まることがなかった。
 朝日と日経と日刊スポーツと下野新聞。それぞれ160円,180円,150円,130円。日経の専有面積が他の2倍になっている。朝日と日経が選ばれているのは,このエリアがインテリの居住地になっているからだろうか(たぶん違うと思うが)。

● 昔は駅のホームにキヨスクの売店があって,新聞はキヨスクのドル箱でもあったと思うのだが,今はキヨスクがなくなってしまった。
 駅ビルができ,駅構内にコンビニ(NEW DAYS)ができ,上野駅や品川駅は駅の中にショッピングセンターができているのだから,ホームにキヨスクの売店がある必要はない。ホームに売店があると,人の流れをせき止めてしまって危険だからというのもあるのかもしれない。

● 新聞も読まれなくなった。第一にはインタネットのせいだ。ニュースはネットで見れば足りる。
 しかし,それだけではなくて,ニュース自体の価値が減っていると感じることがある。ニュースなんて知らなくてもかまわない。むしろ,不愉快になるから知らない方がいい。そう考える人が増えていないか。

● ネットが新聞社やテレビ局の化けの皮を剥いでしまった。記者は何も知らないで書いている(つまり不勉強である)ことがバレてしまったし,どうやら頭も悪そうだと多くの人が知るところとなった。報道機関は中立という言葉を反政府,反自民という意味に解釈して,自分たちをその上に位置づけていることも明らかになった。
 今どき,朝日や日経を読んでるなんて,恥ずかしくて人には言えまい。この自販機もどのくらい売れているものやら。

● 朝刊を部屋に届けるサービスを続けているホテルがまだある。いわゆる高級ホテルに多い。宿泊客の平均年齢がかなり高いのだろう。そういう年齢層(の一部)が金を握っているのだろう。
 しかし,それもそろそろ打止めではないか。顧客にメリットがないサービスをお金をかけて続けるバカはいない。つまり,それはもうサービスにならない。

● 情報はTwitterに頼るのが最善ではないか。自分が関心のある分野でこれはと思う人をフォローして,きちんと追って行く。
凡庸な組織より優れた個人。インターネットの最大の功績はそうした個人に効果的な発信手段を与えたことにある。
 それ以外の99.9%のTweetはゴミ。ぼくもTwitterを使っているが,自分のTweetがゴミに過ぎないことは承知しているつもりだ。

● SNSは情報収集のツールとして使うのが第一。あとはメモ帳代わり。99.9%の人間はそれくらいに思っておけばいいのではないか。
 SNSをコミュニケーションツールと捉えるのは,初歩的な間違いだ。SNSで事務連絡はできるけれども,コミュニケーションには向かないと思う。

2021年12月3日金曜日

2021.12.03 クリスマスケーキの将来

● 右はセブンイレブンのクリスマスフードのカタログ。お家時間が増えて,こういうものには追風が吹いているんだろうか。
 でも,友だち,彼氏彼女,家族のいずれであれ,クリスマスケーキを買う人は,クリスマスイブを1人では過ごさない人だよね。

● 1人暮らしの人が増えているんじゃなかったっけ。その割合は増加傾向じゃないですかね。クリスマスイブを1人で過ごす人もたくさんいるよね。
 同じセブンイレブンでも,小さいショートケーキを1個,買って帰る。それがむしろ普通になる。あるいは,すでになっている?
 昔,それを揶揄して,お一人様ケーキなんて言われたものだけど,今はお一人様ケーキという言葉が市民権を得ているようにも見える。

● なんかね,クリスマスイブを1人で過ごすことがネガティブではなくなったっていうかね。それって社会が成熟したってことだよね。
 その成熟をもたらしたものは何かといえば,第1にはインターネットでしょうねぇ。インターネットは孤独の味方だ。苦もなくひとり遊びができるようにしてくれる。

● とすると,長期的な傾向としては,複数人で過ごすことを前提にしたクリスマスケーキは売れなくなるんですかねぇ。