2021年12月4日土曜日

2021.12.04 夜の東京を歩く

● 右の写真は,高根沢町と宇都宮市の境を走行中の4両編成の宇都宮線の車中から撮ったもの。ということは,その電車に乗っているということだ。
 これからJRで川崎まで行く。自治医大駅でいったん降りて,「休日おでかけパス」を買うつもり。

● 上野に着いた。ここで降りて,構内(Ecute)の「ANGERS」を覗いた。再び,ホームに戻って上野東京ラインから東海道線に入る列車を待っている。
 その7番線ホームからの上野公園を眺め。穏やかな初冬。暖冬なんだろうかな。コロナもインフレの気配も存在しないが如き,平和な空気だ。

● 国立科学博物館,まだ一度も行ったことがないや。上野の森には,美術館,博物館,藝大が集まっていて,隣には東京大学がある。学術,芸術の一大集積地でしょ。
 学術や芸術を支えるのに絶対に必要な,猥雑な賑わいもふんだんにある。人工的に整えたところでは,そういうものは育たないでしょ。かと言って,田園でもダメだ。してみると,東京一極集中は理の当然だと思う。

● 川崎駅の西口にも「富士そば」ができて営業を開始している。大盛りそば(420円)を食す。
 庶民の味方と持ちあげるつもりはないけれども,お客さんは入っている。そばは「富士そば」でいいかなと思ってる。
 駅構内にある「いろり庵きらく」と競合するんだろうか。あまりないと思うんだが。

● ミューザ川崎で音楽大学オーケストラ・フェスティバル。それを聴いてから,新橋で下車して東京まで歩くことにした。銀座を歩いていく。
 銀座ってさ,よそ者にも優しい街だよね。このあたりが六本木や渋谷と違うところだと思ってますよ。六本木は通にならないと楽しめないような臭いがする。ということは,年を喰ってからでは間に合わないってことなんだよね。
 そこは基本,銀座も同じなんだろうけど,銀座の場合は通じゃなくてもそれなりに遊ばせてくれるような気がするんだよね。

並木通り,1丁目
● 益体もない緊急事態宣言を9月いっぱいまで引き延ばされて,それが銀座にとどめを刺す結果にならないかと思った。が,世界の銀座でありますよ。
 コロナ云々に関係なく,爆買中国人が戻ってくる可能性はほぼ潰えた。インバウンドなんぞという言葉は死語にした方がよいと思う。その分,銀座の品格が戻ってきている。銀ブラという言葉が蘇生したんじゃないか。

● ところで。銀座を歩いているぼくは,けっこう目立つのではないかと思う。自意識過剰なのではない。破門されたチベット僧のような格好で歩いているからだ。
 緑色のスニーカー,すり減ってきた茶色いズボン,白と紺の横縞のセーター,ユニクロのダウンベスト。パジャマじゃないだけ,まだマシかってなもんだ。

● 有楽町からはJR線のガード下(進行方向の左側)を歩いて東京駅に。
 飲み屋が続くわけだが,どこもお客さんが入っている。大手町のオフィスビルに入っているところは商売が立ち行かなくなっているのじゃないかと思うのだが(リモートワークで社員がいなくなったのだから),ガード下には活気が戻ってきている。
 っていうか,ここは緊急事態宣言が出ているときでも,基本はお上に従いつつ,けっこうしぶとくやっていた印象があるんだけどね。

● 東京駅前の広場。東京は東京駅があるから東京なんだなと,東京駅に来るたびに思う。
 東京駅で降りることってそんなにない(と言っても,最近はけっこう来てるか)。京葉線に乗り換えるときぐらい。新橋駅がターミナル駅になった感じでさ。
 でも,東京駅に来てみると,ここが東京のヘソだなって。

● ここを潜ると,竜宮城に至る。東京ステーションホテルね。スパに行くと,東京駅の地下にこんなのがあったのかと思うし,このホテルの朝食はこの世の奇跡を見るようだ。
 しばしば泊まれる料金ではないんで,あと1回泊まれればなぁ,と。

● 東京駅のステーションギャラリーで18日から。チケットがちと高いけどね。とはいえ,高いには高いなりの理由があるようでもある。

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