● 今年度2回目の「大人の休日倶楽部パス」を使える時期になった。14日に買いましたよ。 前回で味を占めましたからね。ハンパなく安いんですよ。
● 青森にまた行きたい。「田」を飲みたいのと,海の幸とりんごジュース。ストレート果汁のやつね。旨いんだよねぇ。 「大人の休日倶楽部パス」を提示すると,New Days での買物が1割引になる。この特典を使うことはまずないんだけどね。
● というわけで,今日から激安の「大人の休日倶楽部パス」で東北を経巡ってくる。 指定券売機で指定券を取ったらこうなった。“やまびこ” は盛岡まで行くんで,盛岡で乗換えようと思ってたんですけどね。券売機は,こっちの方が早く新青森に着けるんだよ,と教えてくれたんでしょうね。
● これより1時間早いので行こうとしてたんですよ。ところが,満席だったんですよ。
オフシーズンの平日の昼間ですよ。「大人の休日倶楽部パス」で蠢く爺婆がかなり多いんだと思うんですよ。ぼくらもそうなんですけどね。
これだけ安けりゃ,そうなりますよ。ので,お若い方々はご注意あれ。
● 宇都宮に停まらない新幹線が多いんだな。大宮から仙台までノンストップのやつ。最速の新幹線。こういう列車を作るのは合理的ではありますよ。
んで,バカは速いのに乗りたがる。大した用があるわけじゃあるまいに。
いや,じつは,大宮まで出てこれに乗ろうかとチラッと思ったんですけどね。
● 新幹線ホームから見る宇都宮。駅前に風俗がちょこっとまとまってるエリアがあります。 これが宇都宮です。というより,多くの地方都市はそうですね。郡山なんか典型だね。昔は,その姿があられもなく見えていた。
● 無事に乗車し,カフェ新幹線。おくつろぎの時間ね。今のぼくにはくつろぎ以外の時間はないんだけどね。 あたりまえだが,新幹線は速い。そろそろ那須塩原かと思ったら,白河を通過中だった。
● 定刻に仙台着。仙台はぼくからすれば大都市だが,その仙台にしても,将来に明るいビジョンを描けるのか。地方はけっこう厳しい状況にある。 しかし,不思議なもので,何とかなって行くんだ,これがね。
● ぼくは栃木の人間だが,昔の栃木の受験生にとっては東北大学のプレステージが高かった。東大に行けるんでは,と思える人でも東北大学に目を向けるという風があった。 今はそうでもないのだろう。栃木県人の目は北を向かなくなった。新幹線ができて,東京が格段に近くなったことと無関係ではないかもな。
ともあれ,今回は仙台はパスする。
● 新青森駅。前回は往復とも素通りしてしまったが,今回は改札を出てみた。 1階に「あおもり旬味館」という食堂&土産品店の集合体があって,これを見るだけでも面白くて(ホタテやニンニクのコロッケもあるのか),青森に向かう電車を1本遅らせた。
● 青森の宿は前回と同じドーミーイン。ここに泊まるために青森に来たのだから,当然。 ドーミーインの中では広い部屋にしたけれども,ベッドはツインではなくダブル。
じつのところは,最も多くある部屋とそんなに広さは違わないようで,あまり気にすることもないようではある。
● 唯一の問題は,読書や書きものをするのに適当な設備がないこと。が,最上階の13階に行けば,そのための設備が設えられている。
ただ,周遊型の旅行だと,読んだり書いたりはしないものでしょ。そういうのが問題になるのは一ヶ所滞在型の場合ですよ。
ここに1週間留まるような場合は13階に行ってね,ってことね。
● ここは庶民にとってはありがたいことがいくつもありましてね。 その一番目。りんごジュースが無料でいくらでも飲める。ストレート果汁で旨いんですわ。サービス時間は14〜23時。
● 二番目は最上階(ここが13階)の大浴場とサウナ。 日帰り温泉も含めて,温泉には行かなくなりましたよ。都市ホテルの浴室が良くなってますんでね,わざわざ山合いの温泉に行かなくても,と思ってしまう。が,泊まったホテルに大浴場があれば,そりゃ行きますわ。
● 宇都宮のカンデオにも同じような施設があるけれども,魅力度はこちらが上。湯上がりに氷菓(Dole のスーパーでも売ってるやつ)が食べ放題。
漫画本も充実。もちろん,そのためのカウンターデスクもある。何人かは漫画を読むために来ているようだ。若いお嬢さんがずーーっと漫画を読んでいて,その一心ぶりに見惚れてしまいましたよ。
● 三番目。夜鳴きそば。サービス時間は21:30〜23:00。 アッサリの醤油味。具は刻みネギとメンマと岩海苔。原価は50円もしてないかもしれない。けど旨い。ラーメン自体が偉大な発明なんですわね。
● 前回,昼時に行列ができているのを見てほほぅと思った,青森駅前のおさない食堂。今回は,ぼくらも客になってみた。 店内はこんな感じ。まず,「田酒」を注文してね。「田酒」にもいくつものランクがあるけれど,これはそんなに高いランクのものではないと思う。しかし,充分以上に旨いッスな。
● 肴はホタテ貝ひもの刺身。スタッフはヒモサシと呼んでいた。これが300円なんですよ。 ホタテのひもっていうと,スーパーで売ってる珍味の干物になったやつしか知りませんでしたよ。あまり好きじゃなかったんですよ。
ところが,生で食べるとコリコリ感もあって,相当以上に旨かったです。
● この刺身定食は850円。これじゃ行列もできるでしょうよ。 ツレが注文したのはホタテ貝焼き味噌定食。こちらは1,100円。旨くて常識を逸する安さなんですよ。
● もう少し盃を重ねたかったんですけどね。この店は長っ尻で飲まれるより,サッサと食べて席を空けてもらう方を歓迎するんじゃないかと思った。何せ,外に並んでいる人がまだいるんだからね。 ので,一合だけでやめて,席を立ちました。
● 青森で最も目立つ建物だと思うんだけども,ホテルの客室からも見える三角の建造物。これは何なんだ? と思いながらも,前回はパスした。そこに行ってみようと思う。 海に面しているのでフェリーターミナルかと思ってたんだけどね,全然違った。1階は観光物産館。
行ったのは夕刻だったんだけども,お客さんはあまりいなかった。青森土産は魚市場で買いますかねぇ。
● 県か市の外郭団体のひとつが入居している。会議室という名の(たぶん)空き室がかなりのスペースを占拠しているようだ。
最上階(15階)は展望室になっていて,これは有料。映画館のようなものもあるようだが,市中の映画館と同じものではないだろう。
結局,どんなところかは確認できたわけで,再訪することはない。
● 夜の22時。こんな時間でもお仕事中。ご苦労さまです。 ただ,これだと家は寝るためだけにあることになってるはずだな。仕事に関してもオン・ザ・ジョブ・トレーニングしかできないだろう。
● 同じ時間に駅前に行ってみると,ほぼ人通りがない。山形も同じだったのだが,これを単純に地方都市が抱える苦境と捉えていいのかどうかはわからない。
駅前ではないどこかに,人が集まる飲屋街なような場所があるんでしょうしね。夜店通りという名前の通りもあるのだが,これは夜の繁華街ではないらしい。