2024年9月27日金曜日

2024.09.27 青森から盛岡へ

● ホテル(ドーミーイン青森)の朝食。第1ラウンド。
 ホタテの刺身とホタテのフライ。フライの方はベビーホタテでありました。
 蜆の味噌汁。味噌汁の椀に隠れているのは,普通の目玉焼き。ご飯にマグロ漬けと長芋のとろろ。蜆の味噌汁が絶佳と申しあげておきます。

● 前回ほどの感激がなかったのは,ブッフェ台にダメ押しの “ねぶた漬け” とかがなかったから。
 しかし,まぁ,美味は青森にあり。

● 第2ラウンド。津軽豚の源たれ炒め。青森のソウルフードとあるのだが。
 目が食べたがるものが他にもたくさんあったが,さすがにこれ以上は無理でね。

● とはいえ,第3ラウンド。黄色の丸いのは芋大福。
 あと,今年初めて食べる梨。梨はね,地元でいくらでも手に入るんだけど,どういうわけか今年は(去年も)食べてなかったんですよ。

● さくら野百貨店という古い建物の地階で,ツレが一升瓶の「田酒」を2本買った。お一人様1本限りなので,ぼくも連れて行かれた。宅急便で送ってもらった。
 「田酒」は間違いなく旨い酒だし,青森でも常時買えるわけではないらしい(量を作っていない)。しかし,ぼくは家では飲まないし,ツレも酒は飲まない。一升瓶を2本も買ってどうするんだ?
 ひとりだけ「田酒」をもらってもらうのに相応しい人を知っているので,1本は彼にもらってもらうことにするが,残りの1本が問題だ。なにせ,かつて「獺祭」を料理酒に使っているんだからな。

● 地下に移った青森市の魚市場。若いお嬢さんの売り子が頑張ってましたよ。つーか,“売る” のは女の方が圧倒的に上手いね。
 男は店番してるだけ。買いに来てくれるのを待っていて,売りに行ってない。ぼくも売りに行ける自信はない。

● かつ,女性がこうして働いている姿ってサマになるんだよね。男よりもよほど絵になっている。
 これが女性の天然なのかという気もする。深窓の令嬢というのは,作られた幻想であって,あれは女性の幸せではないんじゃないか。というようなことも思ってみた。

● 青森駅ビルのスタバ。アフォガードフラペチーノ。そろそろ,盛岡に向かう。
 青森発13:01の奥羽本線 津軽新城行きに乗って,新青森から13:16発のはやぶさ26号で盛岡へ。指定券は取らず。はやぶさは全車指定なんだけども,盛岡以北は特急券を持ってれば空いてる席に座っていい区間。指定券を持ってる人が来たら譲ってあげてね,ってことでね。

● 青森から盛岡までは乗車券が3,410円。特急料金も含めると6,050円になる。宇都宮〜東京の乗車券は1,980円だから,宇都宮〜東京間よりずっと遠いのだ。
 ちなみに,仙台〜東京の乗車券は6,050円で,仙台〜青森は6,380円だ。仙台からは,青森より東京の方がわずかに近いんだよ。東北は広いんだよね。

● 盛岡のホテルはダイワロイネット盛岡駅前。チェックイン後,すぐに盛岡の街を歩いてみる。
 街といっても,川を近くで見たかったんですよ。街には川がつきもので,新幹線で盛岡を通過するたびに北上川が目に入るんでね。

● その北上川。駅からすぐの開運橋から下流を臨む。さほどに大きい川ではない。鬼怒川の方がよっぽど立派(?)だぞ
 いや,北上川はここから花巻や一関を流れて,宮城県に入って太平洋に注ぐわけで,大河の趣を帯びるのはここから先だというのは,知ってるんですけどね。
● 開運橋から上流に歩いてみる。旭橋と夕顔瀬橋の中間からの北上川。川面に降りて写真を撮ると何となく様になるな。
 次は,駅西に出て,杜の大橋から雫石川の上流を臨む。こちらの方が,開発が進んでいない分,原始の川という感じがする。杜の都といえば仙台だけれども,この呼称は盛岡にこそ相応しいと思わせる。

● が,盛岡は北上川と雫石川に挟まれたエリアに発達した街ではない。盛岡城は北上川の東にあった。北上川の西側は盛岡ではなかった。
 明日は北上川と雫石川の合流点を見に行くつもり。見たからといって,何がどうなるわけじゃないんだけどね。

● しかし,駅から市街に向かう大通りに架かる橋にどうして開運橋などという名前を与えたのだ? 新潟の万代橋,釧路の幣舞橋,いずれも情緒を刺激する。が,開運橋とあってはどうしようもない。
 ただ,開運橋は昨日今日,開運橋になったわけではない。明治23年からの歴史がある。この名前は市民にすっかり定着しているだろう。今さら,名称変更はあり得ない。

● 盛岡駅前に「盛楼閣」という冷麺の店がある。ツレがネットで調べたようだ。評判がいいらしい。行ってみたいと言う。
 17時半頃に行った。店はビルの2階にあるのだか,2階に上がる階段に長い列ができていた。なるほど,評判がいいらしい。ぼくだけなら行列に並ぶことはしないのだが,ツレの顔も立てねば。

● で,冷麺を注文。辛さは選べる。中辛にした。麺が柔らかかった。本場ではこうなのかと思いそうになったが,単に茹ですぎただけじゃないかな。盛岡冷麺というのは,辛さも抑え気味にするのかね。パンチもない。
 ビビンバもひとつ取って,ツレと分け合って食べた。ワカメのスープも付く。ビビンバは石焼きじゃない方を,ぼくは好む。しかし,特に感じるものはなかったなぁ。何でこれで行列ができるのかわからない。不愉快な感想で申しわけない。

● ぼくらの前に並んでいたご夫婦は三重県から来たという。名古屋から仙台までフェリーを使って,車で回っているそうだ。
 車っていうのは,ぼくには思いつかない移動手段だ。運転が好きではないからで(好きではない理由については詳述しない),けど,それが自分の大いなる弱点の1つだとも思っている。ご主人はひょっとするとぼくより齢上じゃないかと思うんだが,運転を苦にしないのは大したものだな。

● 奥様とうちのツレはすぐに仲良くなった。このあたりが女性の優れたところだ。相手が外国人でも同じだからね。言葉が通じないのになぜだか喋っている。
 超能力かと思うほどだ。女性のこの能力は凄いよ。世の中には女性だけがいればいいんじゃないかと思うのも,こういうときだ。この能力が女性の足を引っ張ることも,たぶん,あるんじゃないかと思うんだけどね。

● 開運橋は夜になるとライトアップされる。ホテルの客室から撮ったので,こんな写真ですけど。
 駅を出てすぐにこの開運橋に至るんだけども,その手前に信号がある。十字路になってるわけね。で,十字路の角にセブンイレブンがあるんですよ。開運橋を宮の橋に置き換えると,宇都宮にそっくりなんですよ。夜間にここにいると,宇都宮にいるような気分になる。
 ただし,こちらは東口なので,川の流れは逆になるわけですが。左から右に流れている。

0 件のコメント:

コメントを投稿