と,暇人筆頭のぼくが申しております。つーか,暇っていいものだよ。
胴体は扁平に,かつ角々とさせて,肉感を殺している。対して,千手の,特に何も持っていない指の,艶めかしさ。グイグイ迫ってきますよ。変態なのかな,俺。
銀座から日比谷線に乗って,まずは北千住。東口を出れば,そこは東京電機大学のキャンパス。巷との境がないゆえに,コロナ禍の対応には苦慮したろう。
● 北千住駅の日比谷線ホームは高いところにあって,都会的な風情。
ハングル表記が今となっては寒々しい。日本人の対韓感情が極限まで悪化して久しいからさ。お前ら来なくてもいいよ,というのが大方の日本人の感覚でしょ。ぼくもそう。隣国だから仲良くしなくちゃいけないなどと思うのが間違いだ。
とはいうものの,欧米諸国では外国人旅行者を無条件で受入れている。日本もそろそろインバウンドを再開しなきゃしようがない。よその国と足並みを揃えるというよりも,このままでは日本経済がドミノが倒れるように倒れてしまいかねない。
中国人は中国の事情で来ることができないけれども,それ以外の国からはどんどん来てもらわないと。その中には韓国も含まれる。
もし東京に住むなら,このあたりは有力候補。家賃も安そうだし。日比谷線のほかにJR常磐線,つくばエクスプレスの駅もある。
問題は,歩道橋を昇降しないと,明治通り側に出れないこと。駅のホームから直接,歩道橋に出してくれれば,移動が少なくてすむんだが,そうは問屋が卸してくれない。
風情がまとまって存在する。正確には,それぞれの風情の結節点に山谷はある。
日比谷線が走っているんだから都心にはスッと出ることができるし,JR常磐線とつくばエクスプレスも通っている。交通の便はかなりいいのだ。
● コロナ以前は外国人の旅行者が大勢いた。日本の安宿はカプセルホテルだが,女性が泊まれるカプセルホテルは少ない。カップルで来ている外国人バックパッカーが目を付けたのが山谷で,彼ら彼女らに目を付けたのが山谷だった。
かつての木賃宿を改造して彼らに提供した。1泊2千円で泊まれる。彼らはレンタサイクルを漕いで,朝から晩まで東京を満喫するのだから,宿は寝れれば充分。山谷の安宿とはいえ,清潔さはジャパン・クォリティーなのだし。
路程を正確に書き留めることになど囚われずに,簡素で解釈の余地が大いにある,日本人好みの紀行文学の傑作が生まれたわけですよ。
短い期間だけれども,ここに吉原があった。何か具体的なものが残っているわけではないが,元吉原の気配を無理にでも感じようとする楽しみがある。
中目黒も多面性を持った街だ。駅前通りは下町っぽい。立食いそば屋やラーメン屋が並んでいる。が,目黒川を渡ると,表情が一変する。
ちなみに,最も庶民的なのが武蔵野音大。あくまでもイメージですけどね。
品川に行くと,目黒川が北品川と南品川を分ける境界になっている。
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