ぼく一個は,今の大学の半分以上はなくてもいい(ない方がいい)大学だと思うがな。高校生とその親を搾取しているだけだと映る。
● 搾取に加担する側の人は,高卒と大卒では生涯収入が云々と言うけれども,本当にそうなのか,よくチェックしないとね。
もしサラリーマンになるなら,ほとんど変わらんでしょ。学歴以外の理由で差はつくけど。
● 特に人文系は大学なんかに行くとかえってバカになるんじゃないか。バカ製造機と言ってもいいくらいのものだ。
あたら貴重な若いときを大学なんかに捨てるべきではない。どうしても行きたければ行ってもいいけれども,大学の都合に合わせすぎない方がいいと思う。
● 勉強できるのは学生のときだけなのだから,できるときにしっかり勉強しておかないと後悔するぞ,と言う人がいる。が,そんなのはウソだ。
勉強なんかしたくなったときにすればいいのだ。そのための手段はネットにいくらでも転がっている。年齢制限もない。
● それを言うなら,若いときにしかできないことは勉強以外にもいくらでもある。たとえば,恋愛だってそうだ。
恋愛するにも能力がいる。恋愛能力だ。その能力は若いときがマックスで,加齢とともに衰える。
恋愛が絵になるのはこれから生殖期を迎える,あるいは生殖期にある若いときに限られる。黄昏流星群はたしかにあるけれども,マナーとして人目を忍んでもらいたい。傍から見ていて,少々見苦しい場合があるからだ。
● それに,勉強というのは,勉強だけしているよりも,仕事を抱えながらやる方がハカが行くものだ。
1日のすべてを勉強だけて埋めるのは,効率が良さそうでいて,じつはあまり賢いやり方とは思えない。
● 医者になりたいのであれば,大学の医学部に行くよりしょうがない。理系の研究者になりたいのであれば,ともかくも実験設備が整っている(であろう)大学に進むのが現実的な選択だろう。
が,座学ですむもの(文系学部のほとんど)は大学の授業を聴くより,独学の方が効率がいい。学部卒のレベルに達するだけでよければ2年もあれば充分だろう。
そもそも,座学ですむものなんかどっちに転んでも大したものじゃない。
● 大学は友だちを作るところだと言う人もいる。友だちと青春する場として大学は最適だ,学生時代の友人関係は一生続く,社会人になってからできた友人ではそうは行かない,と。
しかし,これも言われるほどではない。ぼくは卒業後に学生時代の友人と会ったことは一度もない。彼らの消息も知らない。
● たしかに社会人になってから友人はできにくいし,できたところで人事異動や転勤があると,そこで切れることが多い。友人の多くは仕事を介在してできるものだろうからだ。
が,どっちにしても,一生続く関係などないと思うべきだ。そんなものがあったら気持ち悪いじゃないか。
● 勉強はインターネットの普及で独学がしやすくなった。独学できないようなヤツが大学に行ったところで,それこそ仕方がないじゃないか(学生の多くはその仕方がないヤツなんだけどね。大学の図書館を一度も利用したことがない学生がかなりの数いるだろう)。
社会人になってからできた友人が学生時代のそれに劣るとも限らない。
● なら,さっさと社会に出た方がいいぞ,という結論になる。
勉強が嫌いか苦手ならなおのことだ。勉強だけがすべてではないことを理解するには,社会人になってみるのが一番いい。
学校にいる期間を延ばすことのメリットは,ぼくには思いつかない。
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