2026年4月28日火曜日

2026.04.28 馬鹿者どもが夢の跡

● 都市部の BOOK-OFF の品揃えはひょっとすると新刊書店以上。新刊本もすぐにBOOK-OFF に出てくる。サッと買ってサッと読んでサッと BOOK-OFF に出す賢者が多いんでしょう。
 ぼくなんかは BOOK-OFF で買えばいいじゃんと思ってしまうんだけれども,それは “サッと賢者” からは大きく遅れた二番手になる。

● が,しかし。BOOK-OFF の売場を見ていると,“馬鹿者どもが夢の跡” の感慨に堕ちることがある。
 これ全部,パルプの無駄使いじゃね? こんな本,あんた,読んじゃったの? 時間を捨てちゃったんじゃね?

● 自分の書棚を見ても同じ感慨に堕ちますよ。それを避けようとするなら,本は読んだら処分せよ。
 それこそ,BOOK-OFF に持っていくのがいいね。見ぬもの清し(本来の意味とはちょっと違うかもしれんが)。

● 本が売れなくなったと言う。若者が本を読まなくなったと言われる。
 中年や老年は昔から読まない人が多かったのだろうか。だとすると,出版社や書店は若者たちが支えていたということになるが,その若者たちが支えるのをやめたということか。

● ひょっとすると,それは若者たちが賢くなったゆえかもしれないよね。
 読書というのが過大評価された来た。書き手や出版社が自分たちのやっていることの社会的意義を吹聴したくて,本を読むのは素晴らしいことだと神輿を担ぎ続けてきた。
 そのじつ,儲かりゃいいやで粗製乱造を続けてきたことに若者たちが気づいてしまったという側面はないのかね。

● 今の若者たちは,日本史上最も活字を読んでいる世代だ。本ではなく,スマホでだが。かつ,史上最も文章を書いてもいる世代だ。
 その彼らが出版社の粗製乱造に気づいてしまった。気づいてしまった以上,ソッポを向くのは当然だというだけのことではないか。
 そもそも出版社が多すぎやしないか。少し以上に淘汰された方が社会のためかもしれない。

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