2021年12月5日日曜日

2021.12.05 西那須野と矢板をブラブラしてみた

● 西那須野に来た。北関東の中でも,北の方。古代の那須国。
 右の写真の正面の山を分け入って行くと,塩原温泉郷に至る。温泉ってずいぶん行ってないな。寒くなるとさすがに温泉の2文字の魅力度が上がる感じはするね。

● 西那須野駅にこんなポスターがあった。県民一家族一旅行。栃木県民が県内旅行をする場合,1人1泊あたり旅行代金の最大5,000円を割引くらしい。さらに,県内の土産店等で利用できる地域限定クーポンを最大2,000円分あげるよ,と。
 県内の旅館・ホテルならすべて適用になるんだろうか。「びゅう」を介さないとダメなんだろうか。ググればわかるんだろうけど,ググらないとわからないんじゃ,ないのと同じだという気もするね。
 第2弾とあるので,去年もやってたんでしょ。わしゃ,知らんかったけどね。あんまり知らせたくないのかね。こういう制度を作ってみたけど,この制度を使うという意思表示をしなかった人からは全額もらっておけ,という運用かね。

● 久しぶりに矢板でも降りてみた。矢板駅前のイルミネーション。昨年はコロナでこういうものも自粛してたんだっけ? 今年は去年の分もということですかねぇ。
 ただ,イルミネーションって,それ自体が流行りのピークを過ぎたような気がするよね。東京ミチテラスもかつてほど耳目を集められなくなっていると思うんだが。あたりまえになってしまったからですかねぇ。

● 若いカップルがふた組,イルミネーションの下に来ていた。そうか,イルミネーションは若い2人のためのものか。
 彼らがいるときには,他の者は遠慮した方がいいかもね。花火のように短い時間だもんな,若いときって。

● 隣の片岡駅でもイルミネーションに力を入れているようだ。片岡駅にイルミネーションを見にいらっしゃい,というチラシがあった。
 車中からも少し見える。このイルミネーションを見るためだけに片岡まで行くか。さすがにちょっと,となりますか。

● 黒磯駅でも開業135周年のイベントをやるっぽい。開業135周年は黒磯駅だけでなはいと思うのだが。
 来週の日曜日に記念イベントが開催される。貴賓室特別公開ってのがあるんだけども,黒磯駅に貴賓室があること自体を知らなかったよ。那須の御用邸へは黒磯駅から向かっていたんですね。今だと那須塩原駅になるんでしょうね。

● というわけで,栃木県の県北エリアを少しブラブラしてみた。退職と同時に車を手放したので,移動は電車しかない。ま,バスもあるけど,行けるところは限られる。
 限られるけれども,それが制限になっているとは思っていない。そういう条件下であっても,行けるところのすべてに行けるわけでもないのでね。

2021年12月4日土曜日

2021.12.04 夜の東京を歩く

● 右の写真は,高根沢町と宇都宮市の境を走行中の4両編成の宇都宮線の車中から撮ったもの。ということは,その電車に乗っているということだ。
 これからJRで川崎まで行く。自治医大駅でいったん降りて,「休日おでかけパス」を買うつもり。

● 上野に着いた。ここで降りて,構内(Ecute)の「ANGERS」を覗いた。再び,ホームに戻って上野東京ラインから東海道線に入る列車を待っている。
 その7番線ホームからの上野公園を眺め。穏やかな初冬。暖冬なんだろうかな。コロナもインフレの気配も存在しないが如き,平和な空気だ。

● 国立科学博物館,まだ一度も行ったことがないや。上野の森には,美術館,博物館,藝大が集まっていて,隣には東京大学がある。学術,芸術の一大集積地でしょ。
 学術や芸術を支えるのに絶対に必要な,猥雑な賑わいもふんだんにある。人工的に整えたところでは,そういうものは育たないでしょ。かと言って,田園でもダメだ。してみると,東京一極集中は理の当然だと思う。

● 川崎駅の西口にも「富士そば」ができて営業を開始している。大盛りそば(420円)を食す。
 庶民の味方と持ちあげるつもりはないけれども,お客さんは入っている。そばは「富士そば」でいいかなと思ってる。
 駅構内にある「いろり庵きらく」と競合するんだろうか。あまりないと思うんだが。

● ミューザ川崎で音楽大学オーケストラ・フェスティバル。それを聴いてから,新橋で下車して東京まで歩くことにした。銀座を歩いていく。
 銀座ってさ,よそ者にも優しい街だよね。このあたりが六本木や渋谷と違うところだと思ってますよ。六本木は通にならないと楽しめないような臭いがする。ということは,年を喰ってからでは間に合わないってことなんだよね。
 そこは基本,銀座も同じなんだろうけど,銀座の場合は通じゃなくてもそれなりに遊ばせてくれるような気がするんだよね。

並木通り,1丁目
● 益体もない緊急事態宣言を9月いっぱいまで引き延ばされて,それが銀座にとどめを刺す結果にならないかと思った。が,世界の銀座でありますよ。
 コロナ云々に関係なく,爆買中国人が戻ってくる可能性はほぼ潰えた。インバウンドなんぞという言葉は死語にした方がよいと思う。その分,銀座の品格が戻ってきている。銀ブラという言葉が蘇生したんじゃないか。

● ところで。銀座を歩いているぼくは,けっこう目立つのではないかと思う。自意識過剰なのではない。破門されたチベット僧のような格好で歩いているからだ。
 緑色のスニーカー,すり減ってきた茶色いズボン,白と紺の横縞のセーター,ユニクロのダウンベスト。パジャマじゃないだけ,まだマシかってなもんだ。

● 有楽町からはJR線のガード下(進行方向の左側)を歩いて東京駅に。
 飲み屋が続くわけだが,どこもお客さんが入っている。大手町のオフィスビルに入っているところは商売が立ち行かなくなっているのじゃないかと思うのだが(リモートワークで社員がいなくなったのだから),ガード下には活気が戻ってきている。
 っていうか,ここは緊急事態宣言が出ているときでも,基本はお上に従いつつ,けっこうしぶとくやっていた印象があるんだけどね。

● 東京駅前の広場。東京は東京駅があるから東京なんだなと,東京駅に来るたびに思う。
 東京駅で降りることってそんなにない(と言っても,最近はけっこう来てるか)。京葉線に乗り換えるときぐらい。新橋駅がターミナル駅になった感じでさ。
 でも,東京駅に来てみると,ここが東京のヘソだなって。

● ここを潜ると,竜宮城に至る。東京ステーションホテルね。スパに行くと,東京駅の地下にこんなのがあったのかと思うし,このホテルの朝食はこの世の奇跡を見るようだ。
 しばしば泊まれる料金ではないんで,あと1回泊まれればなぁ,と。

● 東京駅のステーションギャラリーで18日から。チケットがちと高いけどね。とはいえ,高いには高いなりの理由があるようでもある。

2021.12.04 新聞の自販機

● 自治医大駅で新聞の販売機を見かけた。おそらく,以前にも見ているはずだが,気に留まることがなかった。
 朝日と日経と日刊スポーツと下野新聞。それぞれ160円,180円,150円,130円。日経の専有面積が他の2倍になっている。朝日と日経が選ばれているのは,このエリアがインテリの居住地になっているからだろうか(たぶん違うと思うが)。

● 昔は駅のホームにキヨスクの売店があって,新聞はキヨスクのドル箱でもあったと思うのだが,今はキヨスクがなくなってしまった。
 駅ビルができ,駅構内にコンビニ(NEW DAYS)ができ,上野駅や品川駅は駅の中にショッピングセンターができているのだから,ホームにキヨスクの売店がある必要はない。ホームに売店があると,人の流れをせき止めてしまって危険だからというのもあるのかもしれない。

● 新聞も読まれなくなった。第一にはインタネットのせいだ。ニュースはネットで見れば足りる。
 しかし,それだけではなくて,ニュース自体の価値が減っていると感じることがある。ニュースなんて知らなくてもかまわない。むしろ,不愉快になるから知らない方がいい。そう考える人が増えていないか。

● ネットが新聞社やテレビ局の化けの皮を剥いでしまった。記者は何も知らないで書いている(つまり不勉強である)ことがバレてしまったし,どうやら頭も悪そうだと多くの人が知るところとなった。報道機関は中立という言葉を反政府,反自民という意味に解釈して,自分たちをその上に位置づけていることも明らかになった。
 今どき,朝日や日経を読んでるなんて,恥ずかしくて人には言えまい。この自販機もどのくらい売れているものやら。

● 朝刊を部屋に届けるサービスを続けているホテルがまだある。いわゆる高級ホテルに多い。宿泊客の平均年齢がかなり高いのだろう。そういう年齢層(の一部)が金を握っているのだろう。
 しかし,それもそろそろ打止めではないか。顧客にメリットがないサービスをお金をかけて続けるバカはいない。つまり,それはもうサービスにならない。

● 情報はTwitterに頼るのが最善ではないか。自分が関心のある分野でこれはと思う人をフォローして,きちんと追って行く。
凡庸な組織より優れた個人。インターネットの最大の功績はそうした個人に効果的な発信手段を与えたことにある。
 それ以外の99.9%のTweetはゴミ。ぼくもTwitterを使っているが,自分のTweetがゴミに過ぎないことは承知しているつもりだ。

● SNSは情報収集のツールとして使うのが第一。あとはメモ帳代わり。99.9%の人間はそれくらいに思っておけばいいのではないか。
 SNSをコミュニケーションツールと捉えるのは,初歩的な間違いだ。SNSで事務連絡はできるけれども,コミュニケーションには向かないと思う。

2021年12月3日金曜日

2021.12.03 クリスマスケーキの将来

● 右はセブンイレブンのクリスマスフードのカタログ。お家時間が増えて,こういうものには追風が吹いているんだろうか。
 でも,友だち,彼氏彼女,家族のいずれであれ,クリスマスケーキを買う人は,クリスマスイブを1人では過ごさない人だよね。

● 1人暮らしの人が増えているんじゃなかったっけ。その割合は増加傾向じゃないですかね。クリスマスイブを1人で過ごす人もたくさんいるよね。
 同じセブンイレブンでも,小さいショートケーキを1個,買って帰る。それがむしろ普通になる。あるいは,すでになっている?
 昔,それを揶揄して,お一人様ケーキなんて言われたものだけど,今はお一人様ケーキという言葉が市民権を得ているようにも見える。

● なんかね,クリスマスイブを1人で過ごすことがネガティブではなくなったっていうかね。それって社会が成熟したってことだよね。
 その成熟をもたらしたものは何かといえば,第1にはインターネットでしょうねぇ。インターネットは孤独の味方だ。苦もなくひとり遊びができるようにしてくれる。

● とすると,長期的な傾向としては,複数人で過ごすことを前提にしたクリスマスケーキは売れなくなるんですかねぇ。

2021年11月26日金曜日

2021.11.26 「なか卯」で朝食を食べながら,幸せについて考える

● 宇都宮のオリオン通りの入口のところにある「なか卯」。最近,何度か,朝食を食べさせてもらっている。今日は銀鮭朝食,370円を。
 もちろん,自分で作ればもっと安くできる。けれども,朝食を用意するって,中の人はなかなか大変でしょう。文明の利器を駆使しているのだろうし,昨夜のうちにあらかた用意はしておくのだろうけれど,それにしたって朝食を出すっていうのは大変だと思いますよ。

● 多くの人は,この370円の朝食で充足できると思うが,もしできなければ,3千円とか5千円を払って,たとえばホテルの朝食を食べることになる。
 それを当たり前にしてしまうと,3千円や5千円が見る間に色褪せて行く。それはつまらない。というより,方法論として稚拙だと思う。

● 使わなければ腐ってしまうほどの大金を持っているのでない限りは,この程度で充足できるようにしておいた方が,何かと幸せになりやすいやね。益体もないグルメなんて目指さないのが賢い。

● 千円を使って得られる楽しみ・快楽が,人様が1万円を使って得られるそれと同じなら,人様の10倍の収入を得ているのと同じことだよ。これを詭弁と片付けてしまうのは,少し待ってもらいたい。
 幸せとか満足とか喜びとか快楽って,客観的に厳然と存在するものじゃないでしょ。誰の目にもそれと明らかにわかる形で屹立しているものじゃないでしょ。

● 幸福って主観で決まるものでしょ。ならば,錯覚だろうと勘違いだろうと,自分で自分は幸せだと思ったもの勝ちでしょうよ。他人と比べてばかりいると,必ず不幸になるとしたものでしょ。
 幸福の要素は色々あると思うけれども,お金はやはり大きい要素になる。たくさん稼ぐか,お金の使いでを大きくするかだ。お金の使いでを大きくできれば,それはたくさん稼いでいるのと同じ。
 なら,「なか卯」の朝食で満足できる自分でいた方が断然お得ですよ。

2021年11月22日月曜日

2021.11.22 次のスマホも Zenfone Max Pro M2 でいいような気がする

● 使用中のスマホは,ASUS の Zenfone Max Pro M2。使い始めて2年と4ヶ月。バッテリーがもたなくなった感は以前からあったのだが,いよいよかなぁと思えてきた。
 以前はフルに使っても2日は大丈夫だったのだが,最近は1日が限度になった。1日もってくれれば文句はないっちゃないんだけど,さらにバッテリーは悪化するんだろうからさ。

● 次は Xperia10Ⅲあたりかと思ってたんだけど,ミドルレンジとは言いながら回線契約とセットで4万円台。単体だといくらになるんだろう。右から左に出せる額でもないっぽい。
 ちなみに申しあげれば,新しい iPhone13 Pro をポンと買える人って,ほんとすごいと思うわ。どんな仕事をしてる人なんだろ?

● Xperia の魅力は音楽再生プレーヤーとして使う場合なんですよね。カメラ機能は,撮る人が撮る人なんで,どうせ大した写真は撮らないから,どのスマホでもいいと思ってます。
 いや,待てよ。音楽はウォークマンで聴いてるんだから,Xperia にこだわることもないか。ではどうしようか。

● Zenfone をまた使えばいいじゃないか。今のスマホに別に不満はないんだから。
 といって,安いMaxシリーズはもう生産されていない。買うとすれば中古だ。ヤフオクを見たら15,000円からある。バッテリーはどうなんだろ?
 Maxはバッテリーは交換できない仕様だから,そこが問題だ。逆にそこがちゃんとしてるんだったら,あと2年間,同じ機種でいい。

● 大した使い方はしてないんで,CPU,RAM,カメラは現在のもので充分だ。ゲームをしなければそれほどのスペックはいらないでしょ。
 ぼくなんか,ちょっとニュースを見て,Twitterをメモ代わりに使って,スナップ写真を撮るくらいだもんな。あとは,You Tube と G-mail と,時々,GoogleMap と乗換案内。その程度のものだから。

2021年11月15日月曜日

2021.11.15 乃木坂46の東京メトロ24時間券が届いたよ 2

● “東京国立博物館で開催される「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」展覧会に登場する 乃木坂46のメンバーを券面にデザインした オリジナル24時間券を限定発売!” というわけです。
 先月,届いている。6枚セットのうち,現在まで4枚使った。使用期限は来年の5月末日なので,余裕こいて使える。

● で,その第2弾があるんですね。6日にネットでたまたま知りました。当然,即購入ですよ。
 使用期限は来年6月末日。送料が650円なので,購入コストは4,250円。

● それが今日,届いた(13日に配達されたのだが,出かけていて受け取れなかった。
再配達してもらった)。右の写真のとおり。
 左側は上から,山下美月,星野みなみ,与田祐希。右側は上から,生田絵梨花,賀来遥香,齋藤飛鳥・生田絵梨花・梅澤美波。
 だと思います。にわかファンなので,まだよくわかりません。

● 東京国立博物館の展覧会にはまだ行っていない。28日までなので,行くなら急がなければ。
 20日は川越に出かける予定がある。川越での用事は夕方からなので,朝から出かけていって,この展覧会を見てくるかと思ったり思わなかったり。

2021年11月14日日曜日

2021.11.14 墨田区と葛飾区をウロウロする

● 東武電車で東京へ。今日は曳舟で下車。何度か降りたことはあるので,地理はだいたいわかったつもりになっている。
 西口を出ると,そこは東向島。玉ノ井的な空気がここにも濃厚にあるように感じる。東武の各駅停車に乗れば,ひと駅で東向島駅(旧 玉ノ井駅)なのだから,それも道理。

● こういうところがぼくは好きだ。嫌う人も多いだろう。好きと嫌いが極端に振れるはずだ。
 永井荷風や吉行淳之介のひそみに倣うつもりはないけれども(倣えるはずもない),近くに宿を取って,腰を据えて飲みたいものだよ。一度や二度,飲んだところで,その地の何がわかるわけでもないけれど。

● 東口に回って,京成の駅に移動。青砥に行こうとしている。墨田から葛飾へ。
 京成曳舟駅にはこんなフォトスポットが用意されている。隣に座って,彼女とツーショットで写真を撮れる。撮りたかったけど,撮ってくれる人がいない。

● 青砥駅に着いた。住居表示上の地名は青戸。よくあることね。駅名の方が由緒正しき感じがするのも,こういうときのお約束だよね。
 実際にはア・オ・トという音が大切なのであって,それにどんな漢字を当てるかはどうでもいいようなものだと思う。鮨を寿司と書き,最近は豆腐を豆富と書くこともあるようだけれども,そんなものは好きな漢字を当てたらよろしい。好きにしなさい。

● 率直に申しあげると,駅を出ると所在なさげな爺さんがタムロしてたりして,山谷的な雰囲気もないではない。ぼくは山谷も好きで,怖いもの見たさということではなく,わざわざ出かけて行ったことが何度もある。
 この空気にはどこか懐かしさにつながるものがあるのだ。昔の日本を湛えているような。昔はどこもこんなふうだったよね,という。

● 復りも曳舟で降りて,駅の中にある純正の駅そばを食べようと思っていたのだが,青砥から乗った電車がアクセス特急というやつだった。羽田空港まで行く。
 京成押上線は押上が終着なのだが,押上から都営浅草線に入り,さらに京急線に乗り入れて,京急蒲田から羽田空港まで行くわけだろう。この他社線への相互乗入れは活気的だよね(関西の方が早かったんだろうか)。
 東部の下町に住んでいる人も,羽田空港まで乗換えなしで行けるのだ。京成線なんだから成田空港も一本で行ける。便利じゃないか。今はコロナだからあまり空港に行くこともないかもしれないけれども,そろそろコロナも終わるからね。

● 特急ゆえ,青砥を出ると押上まで止まらない。ので,押上で下車。改札を出て,東京ソラマチへ。クリスマス商戦が始まっている。コロナが落ち着いているから,活気もある。
 外に出てもこんな感じでね。もうコロナを見る眼は半分閉じて,傷め続けられた経済復興をしっかと見ないとね。ワクチン接種率も70%を超えたんだしさ。
 クリスマス以外にも打てる手は打っている。狙いたいのは家族連れなんだろうかな。小さい子供がいるとその子にお金を使う。うちもそうだった。親と祖父母の財布が開くのだ。

● クリスマス商戦がコロナ以前に戻れば(といっても,コロナ以前も年々,クリスマスは盛りあがらなくなっていた印象があるんだけど),そうした華やかさに疎外感を感じる人も少なからず出てくる。コロナの方が良かったという人もいるかもな。っていうか,いるよな。
 しかし,その疎外感は自分で処理してもらうしかない。俺が疎外感を覚えるんだからクリスマスなんかやめろ,というのは無理筋だもんね。クリスマス商戦が完全復活した暁には,そういうところには近寄らないをモットーにするしかない。ぼくもそうすると思う。

● 東武にはこんな切符もあったのね。JRの都区内パスのようなものですかね。フリーエリアはだいぶ狭いけれども。台東区と墨田区の循環バスにも乗れるから,きめ細かく動けそうだ。2日券を買って,ディープなエリアに沈潜するのもいいですな。って,2日じゃ足りないだろうけど。
 京成にも都内エリアの1日乗車券がある(当然だね)。510円で葛飾を中心に東京東部の下町を経巡るのもいいですな。この切符は必ず使うことになるな。
 こういうのがあると,墨田区や下町を散策してみようという気になる。安くて使い勝手のいい道具のようなものだ。

● ところで。朝方,JR宇都宮駅で振袖姿のお嬢さん2人を見かけた。オリオン通りまで歩いている間にも4人見かけた。うち1人は美容院から出てくるところだった。
 さらに,オリオン通りでも2人。今日,何かあるんだろうか。コロナで成人式が延期になったとか。

● で,帰り,夜のオリオン通りと日野町通りの飲み屋の前に,そうした若い人の残党と思われる子たちがタムロしていた。やはり,今日は成人式だったようだ。
 成人,おめでとう。人生で最も辛い時期はもう過ぎた。今までに比べれば,これからは楽だ。今までに比べれば,だけどね。

2021年11月7日日曜日

2021.11.07 日曜,夜のオリオン通り

● コロナ以前から外で飲むのは激減していたし,年齢的にもそれが自然だと思っているんだけども,宇都宮のオリオン通りを歩いていて,オープン席でジョッキを傾けている人たちを見ると,羨ましくなるねぇ。
 肴も旨そうで,飲むだけではなく食べたくもなる。焼き鳥であったり,メンチのようなものであったり。

● しかも,酒はホテルのレストランやラウンジよりも,ザワザワしている(活気のある)居酒屋で飲んだ方が旨いと来ている。酒が同じものなら,圧倒的に居酒屋で飲む方が旨い。
 レストランのようなところだと,構えを作るのに注意を割かなければいけないからだろう。

● ともかく,そういう店がずっと続くのだから,オリオン通りは誘惑通りにもなるわけだ。昔だったらどこかの店に入っていたろう。
 今はそうすることもなくなった。家で飲めばいいと考えてしまう。

● おかげで翌朝,バカな金を使ってしまった・・・・・・と後悔することもなくなった。
 が,生きるとは後悔することなりと言えるかもしれず,であれば,後悔しないということは生きていないということか。老いたってことだよね。

● こちらはオリオン通りではなく,大通りのJR駅に近いところにある居酒屋。この電飾を見るのは久しぶりだ(店は1階だけ)。自粛中は当然,点けていないもんね。このまま,コロナが落ち着いてくれればね。
 ま,ぼくは帰宅してから魚肉ソーセージのごま油焼きでハイボールを飲んだ。3杯でグラグラと酔う。

● ちなみに,ぼくは何もかもを作業テーブルですませる。この1畳のスペースが,ぼくの居場所。
 テーブルに置いてある ThinkPad はパソコンとしても使うが,もの置き台としてもしばしば使われる。有効活用されている。

2021年11月1日月曜日

2021.11.01 東京シティエアターミナル

● 東京シティエアターミナルを覗いてみた。久しぶりだ。コロナの世になってからは初めてってことでもないと思うんだけど。
 旅行者としてこの施設を利用したことはもちろんない。近くのホテルに泊まることがあった。そのホテルから隅田川まで歩く途中にあるので,ふらっと中を覗くというのをよくやっていた。

● 以前は,羽田に向かうバスは1階から,成田に向かうバスは3階から発車した。が,現在はバスの発着所としては使われていないらしい。成田行きのバスも1階から出る。
 なぜそうなったかといえば,発着する便数が減ったからだろう。なぜ減ったのかといえば,利用客が減ったからだ。それはなぜかといえば,コロナが発生したからだ。

● コロナの影響を最も先鋭に受ける位置にいる。そのせいか,オープンスペースが増えているようだった。誰でも自由にお使い下さいの休憩コーナーが充実している。
 座ってスマホをいじったり,タブレットやパソコンで仕事をしたり,本を読んだり,居眠りしたり,自由に使えばいい。東京のこの場所にこういうスペースがあるのはちょっとすごい。ここは図書館じゃないんだから。

● って,苦肉の策であるわけだ。この施設にはセブンイレブン,Can☆Do,マックの他に,いくつかの飲食店や歯科医院などが入っている。今のところはセブンイレブンも Can☆Do も営業を継続している。
 東京シティエアターミナルからすれば,これらの店からのテナント料は確実に見込める売上だ。

● 率直に申さば,コロナ以前からくすんでいる印象だった。入っているテナントを見れば,ここを利用する人たちの所得が高くないことはすぐにわかる。
 そういう層が最も厚く,したがってその層に受け入れられる商売が最も手堅いのだろうけれども,それでも各テナントともコロナ以前には黒字を出せていたんだろうか。
 夜行バスターミナルの雰囲気だ。ぼくには親しい空気で,ホッとするところがあるけれど。

● 東京シティエアターミナルができたのは成田空港の開業と同時。成田と都心が離れているために,首都高のすぐそばに旅客輸送の拠点を作れば需要があると踏んだのだろうが,実際はどうだったのだろう。
 ここはれっきとした株式会社だ。公益のためだからと赤字を続けてもいい公共セクターではない。

● ここは国内旅行のPR拠点でもあるようで,「毎日が旅行博」と看板をだしているイベントスペースで,各県が月替りで観光キャンペーンをやっている。
 今はどこがやっているんだろう。中の椅子はすべて埋まっていたから,どこかの県か市がやっているのは間違いないと思うのだが。

● 「Adventure JAPAN」というフリペーパーがあったのでもらってきた。豪華な紙としっかりした写真,日本語・英語・中国語の併記。
 中身は観光への誘いがなのだが,宣伝臭は感じさせない作りになっている。前から置いてあったんだろうかな,気がつかなかったよ。

● 特集は箱根。「箱根フリーパスで伝統とアートの旅へ」。箱根には大昔に来たことがある。二度ほど来てるんじゃないかと思う。彫刻の森に行ったことは憶えているのだが,その印象は完全に記憶にない。観光にはまったく興味がなかったし,用がすんだらさっさと帰りたいとしか思っていなかったもんなぁ。
 今だと旧東海道の箱根越えはやってみたい。日本橋から神奈川宿の外れまでは歩いているので,その先から箱根を越えるところまでは行きたい。

2021.11.01 代わり映えしないけど,東京散歩

● 川崎から東海道線で新橋。新橋からメトロ銀座線で三越前。今日はここを起点にして銀座線を行ったり来たりしようと思う。

● まずは,地下のタロー書房を覗くことから。老後の遊びとして外国語を勉強するのはありでしょ。英語とかフランス語とか中国語のようなメジャーな言語じゃなくて,超マイナーなやつ。書店に教本があるようなのはマイナー度が足りない。けど,ここから選ぶならビルマ語だな。
 NHKの語学講座はもちろん,外語大学にコースがあるような言語は外した方がよさそうだが,そうなると他にどんな言語があるのかわからない。どうやって勉強すればいいのかもわからないな。

● 地上に出る。古河市兵衛の胸像がある。このあたり,何度か歩いていると思うのだけども気づかなかった。
 行商から身を興し云々。明治の時代にはジャパニーズドリームがあったんですかねぇ。青雲の志という言葉が似合う時代だったのかなぁ。
 古河グループという言葉もあるのだが,ググってみたら富士通がその1つなのだった。今でもグループとしての実態はあるんだろうか。

● 久しぶりに福徳神社。小さい神社だけれども,これあるために空間の質が上がっているのは間違いない。小さいながら地価を計算すればビックリするような額になるだろうところに,これだけの言うなら空き地を作りだしているのだから,大したものなのだ。
 日本の場合はこういうところに神社があって,“憩い” を作る。ヨーロッパではとにかく広場を作る。教会を神社と対比しては間違うことになる。

● 日本橋でも最もハイソなこのエリアから神田が近い。江戸時代には日本橋は下町だったらしいのだが,人形町や浜町はともかく,このあたりはとっくに企業町になっている。っていうか,三井町だな。
日本橋のハイソなエリア
 そこから神田まで歩いて数分というのが不思議な気がする。銀座と新橋の例があるじゃないかと言われれば,まったくもってそのとおりなのだし,わずかの移動でガラッと空気が変わるのが,東京を含む都市の魅力なのだと思うのだが,そうであっても不思議な気がする。

● ので,中央通り(国道17号)を神田まで歩いてみた。逆に辿れば日本橋から銀座を経て第一京浜になるわけだから,中央通りは文字どおりに中央通りなのだが,国道17号が中央通りなのは神田までで,ここから中央通りは17号と別れて上野広小路に至る。国道17号は本郷通り,白山通りとなって,霧の彼方に消えていく。
 用があって神田に来たわけではないから,ここからまた銀座線に乗って銀座に戻ることにする。

● 銀座で何をしたかというと,G-SIXに行った。銀座にはわりと来る。伊東屋があるし,銀座LoFtがあるし,無印の旗艦店がある。多少とも文具好きなら,銀座はやはり特別な場所だ。
 しかし,G-SIXに入ることは,ぼくはあまりない。特別すぎるからだ。特別すぎて気後れがする。よほどテンションが高いときでないと入っていく気力が湧いて来ない。
 そのテンションは,たとえば着ている洋服,履いている靴,持っている鞄などによって影響される。今日はどうにかマトモな格好をしていたので,勇を舞して入ってみたのだ。

● 行くところは蔦屋書店しかない。ここはそのまま美術館だと思いたくなる。そういう形態でモノを商っている。
 まず,文具がそうだ。万年筆が多いのだが,プラチナのキュリダスもあるものの,蒔絵や漆を施した,あるいは浮彫をあしらった工芸品とおぶしかないようなものが多く展示されている。
 実用を満たせばいいという人はお呼びじゃないところだ。ここはおまえのような者が来るところではないと,商品が語っているのだ。臆してしまう。テンションを高めないと行けないところだというのは,そういうことだ。店が人を選ぶのだ。

● 常にいくつかの展覧会を行っている。今は,「京都のものづくり-KYOTO another story」が開催されている。「京都のこれからを担う,次世代の職人やアーティストが生み出す品々」を展示している。もちろん,売り物でもある。
 漆塗りの自転車やサーフボードがある。待ちな,これは乗らないで飾っておくためのものか,と言いたくなるところだが,実際に乗りだすことができるのだろう。
 
● 上野裕⼆郎 新作個展「Surge/渦動」というのも開催されている。「私は主として生物をモチーフに,それらが持つ内在的な気や外界との揺らぎ,あるいは生成と消滅を繰り返しながら続いていく時間と物質の流れといったものに迫ることを自身の表現の主題としている」人なのだが,これもやはり人を選ぶだろう。
 「ステンドグラスアーティスト・ひらのまり作品展示」も開催中。“クリームソーダ~不純喫茶ドープ” や “ゼリーポンチ~喫茶ソワレ” といった作品が展示されているのだが,それらがどんなものなのか。蔦屋書店のサイトを見ていただきたい。

銀座の一番
● この場所でこれだけの広さを占めるのだから,テナント料を支払って黒字を残すためには,文庫本を1冊しか買わない人を相手にしているわけにはいかない。文庫本1冊のお客様も大事にしたいから,しっかり稼がなければならないのです,と言うのだろうけど。
 たまに目の保養をさせてもらいたいものだが,かなり敷居が高いな。

● 銀座線を日本橋まで乗る。日本橋の丸善でボールペンを2本買った。
 次は,二度目の三越前。ただし,すぐに半蔵門線に乗換えて水天宮前。やはりね,隅田川を見たくなるんですよ。30分ほどボーッと川面を眺めた。
 絶対,パリのセーヌ川よりいいっしょ。って,セーヌ川ははるかな昔に一度見ただけで,ほとんど記憶にはないんだけど。

● もうひとつ,東京シティエアターミナルを覗いてみたが,これは別途,記録しておく。
 半蔵門線をひと駅乗って,清澄白河。深川になる。ここも何だかんだでけっこうな回数,来ていると思う。
 隅田川を挟んで日本橋人形町,浜町とこちら側の深川。空気感はあまり変わらないと思う。下町的風情と言ってしまえばそれまでなんだけども,シャキっとした感じというか,眼を伏せない感じというか。

● ここから門前仲町までフラフラと歩いて,ユックリと,しかしガッツリと飲食いして,宿に帰って寝る。ということをやってみたいものだが,やりはしないと自分でわかっているのが,情けない。
 高橋から小名木川を眺めて,少し歩いただけで帰ってきたけれど,この街はそういう対応の仕方をしてはいけない。腰を据えてかかるべし。

● どうしてこんなにマメに下車したのかというと,メトロ24時間券のモトを取ろうという発想から。身も蓋もないんだけど,それがある。動機が不純というか貧困というか。
 が,そういう動機であっても,ともかく動くわけで,動いていれば瓢箪から駒が出ることもあるのではないか。動かないよりはいいだろう。

● 押上では東京ソラマチには寄らず,まっすぐ東武の南栗橋行きに乗りました。駅のホームにリンゴの自販機があって,売り方は色々あるものだなぁと感心した。売れているんだろうかな。
 東武宇都宮駅に着いた。平日のオリオン通りを歩くことはまずないので,月曜19時のオ
リオン通りはどんなものかと思いきや,日曜の方が活気がある。月曜から飲む人はそんなに多くないのかね。