平日の正午を過ぎたところ。かなり乗車率はいいんですよね。観光客ばかりじゃないと思うんですよね。鎌倉って,車の運転はしずらそうだ。運転を避けて江ノ電で移動しようとする人もいるんだろうか。
スマホいじり中のお婆ちゃんがけっこう目立つ。お婆ちゃんの識字率,じゃなくてITリテラシー,わりと高め?
が,今回は藤沢でやりたいことがあるわけでもない。やりたいことなどなくても街中をブラブラすれば良さそうなものだが,今日のところは引き返すことにする。
● 江ノ島駅から江ノ島に歩く途中に,スマートボール・射的の店があった。こういうのって,昔は温泉場には必ずあったものだが,ほぼ消えた。江ノ島だから残っている。観光地,行楽地として,お客を呼べる吸引力が落ちていないからだ。
● 小田急の片瀬江ノ島駅を過ぎて,着いたところが「カプリチョーザ」。江ノ島まて来てカプリチョーザか。さよう,然り。カプリチョーザなんでありますよ。
● 江ノ島に渡る手前にマンション群が現れる。週末だけ滞在するセカンドハウスとして購入してる人もいるのかね。週末,ここに来てみっちりサーフィンを楽しんで,日曜の遅くか月曜の早朝に東京に戻るみたいな。
もしそういう人がいるなら,羨ましいっちゃ羨ましい。それだけの財力があるということにではなく,そうまでしてやりたい趣味というか娯楽があるということに。
江ノ島に行くと民宿も多いのだが,まだハイシーズンではないので,ガランとしている。
竜宮城を模したという瑞心門。模したって,君は竜宮城を見たことがあるのかね,と突っこみたくなるよね。ま,竜宮城の想像画は大昔からあって,それに従ったものであるわけだけど。
● 下に降りて,海辺に出てみた。決してキレイとは言い難い湘南の海。ここには飛び込みたくないな。バッチィもん。
ちなみに,自分の人生を振り返って,やっときゃよかったなと思うことが2つあってね。ひとつは,泳げるようになっておくこと。もうひとつは,茶道を習っておくこと。この2つができていれば,少し人生が変わったかもしれない。
● そのキレイとは言えない海辺で,10代の女の子3人が,キャッキャッと言いながら遊んでいた。かけがえのないものの典型例として思いつくのは,この光景だ。10代の女の子が意味もなく言葉と体力を発散して,自分を開放している様。
ぼくらが市民として守るべき第一が,この光景ではないかと思う。それさえ確保できていれば,あとはその彼女たちがたいていのことはどうにかしてくれるのではないだろうか。
日に焼けた人はかなりの割合でマスクをしていない。よしよし,さすがに活動レベルの高い人は,自ずと合理に基づいた行動になるものですな。
っていうか,この暑さでマスクをするのは普通に辛い。マスクをするにも体力がいることが痛感される。しかし,そんなことで体力を使いたくはない。
● 紀州鉄道だとか紀伊國屋だとか,江ノ島には紀州絡みの屋号がけっこうあるんだが,和歌山県と何か関係があるんだろうか。和歌山県からの漂流者が拓いたとこなんですか。
こんなところもあってね。車の運転にも相当気を遣うよ,これは。ドライバーにとって,江ノ電は呪いたくなるほど邪魔な存在でしょうよ。
とはいえ,アンタの車より江ノ電の方が価値が高いってことでねぇ。江ノ電は4両がユニットになっている。JRの車両に比べれば,同じ1両でもだいぶ小さいんだけれども,それでもこれだけの人が乗っていて,それを1人の運転士が運んでいるわけでね。
それよりも,こんな地蔵堂が残っている。導地蔵という。地元で残してきたのか,市役所が管理しているのか。こういうものにこそ価値があると,ぼくは思う。
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