2021年1月17日日曜日

2021.01.17 池袋~日本橋~浅草

● 緊急事態宣言が出ている栃木県から,同じく緊急事態宣言が出ている埼玉県を経て,やはり緊急事態宣言が出ている東京都に向かっている。
 もちろん,今日も不要不急の用事で出かけるのだ。急を要する用事というのは,些かなりとも緊張を強いられる。場合によっては胃が痛くなるような状況になる。そんなものには遭遇したくないものだ。不要不急だからこそ,日々が潤うのだ。

● 自分がコロナに感染するはずがないという根拠のない思い込みに支配されていないか,というところは点検してみる必要がある。生来,お調子者のところがあると自覚しているから。
 そんなことはないと断言することはできないのが正直なところだけれども,密閉・密集・密接を避け,盛りあがっている集団に近づかないようにしていれば,まずもってコロナ感染を気にする必要はないのではないか。

東武 南栗橋駅
● 緊急事態宣言が出た8日以降,電車も空いているし,街を歩いている人も減っているのだから,感染リスクはむしろ減少している。ならば,街に出て,わずかでもお金を使って,経済の回転に貢献するのが人の道(?)というものではないか。
 みんながお金を使っているときに,自分も同じことをしても仕方がない。みんながしないときにするのが肝心としたものだ。

● 今日は東武で。東武は時間はかかるけど,安い。金はないけど時間はある,という人間にはありがたいや。
丸ノ内線大手町駅ホーム
 押上から半蔵門線で大手町,大手町で丸ノ内線に乗り換えて池袋に向かう。JRよりメトロの方が都内を移動してる感が強くなるのは,地下鉄なんか走っていない地方に住んでいるからかねぇ。

● 左の写真はJRが作った池袋駅西口の観光案内。立教大学観光学部の学生が関わったというんだけども,圧倒的な観光リソースは立教大学それ自体ってことね(観光学部は池袋ではなく,埼玉県新座市にあるらしい)。
 しかし,コロナでいろんな流れが反転してしまった。立教大学観光学部は前身の社会学部観光学科を含めると半世紀にわたって存続しているわけだが,コロナで観光は急速に萎んでしまった。コロナ以前の状態に戻れるかどうかは,現時点で確言できる人はいないだろう。

半蔵門線 三越前
● ま,そうした大きな話はともかく,池袋西口だと旧江戸川乱歩邸と自由学園明日館には行ってみたいかな。
 が,それ以上に行ってみたいのは,東武百貨店7階に入っている伊東屋であり,息子が小さいときには東口のサンシャイン水族館だった。
 しかし,今日は伊東屋も覗かず,次に向かうことにする。

● 半蔵門線で三越前駅で下車。三越に直結しているのだけど,地下の三越入口は閑散としている。三越の中には入ってみなかったので,確たることは言えないが,ここには人の気配がない。
 ここだけではなく,池袋にはそれなりに人がいたんだけども,日本橋に来ると様子が異なる。緊急事態宣言に痛撃を受けているという印象になる。

● 福徳神社。この一帯を「福徳の森」というらしい。そう呼ぶなら,森を再定義する必要がある。平地に植樹をしただけだからだ。
 将来はこの一帯が鬱蒼としてくるのかもしれないけれど(しないと思うが),現時点では緑地帯と言うのが,日常語としての日本語に叶う。この場所にこれだけの緑地帯があることが凄いことではあるのだが。

● お賽銭をあげて詣でて参りました。この年になれば,神様にお願いすることは特にない。長く生きれば,誰でもこれ以上はないだろうと思える痛撃を受ける。が,そういうことも畢竟,自分の問題であって,神様には関係のないことだ。
 ので,柏手だけ打って頭を下げてきましたよ。

タロー書房
● 日本橋(三越前)のタロー書房。店の題字は岡本太郎に書いてもらったとあるけれども,店名自体が岡本太郎にあやかったものなんでしょうね。ぼくが言うのも何だけど,立ち寄りやすいし,場所がらかいいお客さんが多いような気がする。時々,ぼくみたいなヤツも来るんだけどね。
誠品生活
 COREDO室町テラス 2F の誠品生活日本橋。取扱商品のメインは日本の書籍だけれども,雑貨や食品で台湾が発色している。これが心地よい刺激になる。目が外に向くというか,頭の凝りをほぐされるような気分になる。

● 銀座線で浅草。東武線で帰途につく。
 緊急事態宣言で東京は沈んでいる。しかし,そうであっても,東京は面白い。気持ちを上向かせてくれる。

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