2021年6月11日金曜日

2021.06.11 メルカリは色々と面白い 2

● 先月末に初めてメルカリでモノを買ってみた。メルカリでの売買にどういうルールや習慣があるのか,まだよくわかっていない。
 が,出品者によってアレコレとマイルールを作っている人がいる。勢い,それを購入予定者に押し付けることになるわけだが,右の写真のようなことをリアル店舗でやる店員がいたら,即刻クビになるだろうし,クビにすべきだろう。


● 「書いてあることを聞いてくる。読んでいない」と言うのだが,買い手とはそういうものだろう。売り手が考える模範的な買い手は存在しないものだと思うべきだ。そういうものではないですか。
 「購入希望です,検討してします,と言って買わない」「聞くだけ聞いて購入しないで終わらす」のはリアル店舗なら常識だろう。入店して店員に訊いた以上は,必ず何かを買わなければならないとやったら,そんな店舗は3日で潰れる。
 そういう人をブロックしているらしい。いくら素人でも商売を知らなすぎるんじゃないか。いや,商売じゃないから,と言われそうだけどね。


● 「SOLD商品へのいいねもやめてください」というのも勝手な言い草だ。SOLD商品も表示するのがメルカリのデフォルトなのだから,それに対して何らかの反応をするのはむしろ自然だ。
 それに文句があるならば,いいねをする人にではなくて,メルカリに苦情を申し立てるのが筋というものだ。


● 「サイズ・材質などはご自身でお調べください」となると,横着を通り越して横柄に至っている。どれだけ楽をして売るつもりだ?
 たとえばユニクロのような商品現物をいくらでも触っていいことにしているところであってもなお,材質もサイズもきちんと表示している。

● 
メルカリはネット上のフリマのようなものだ。そうした商行為としての売買ではない。
 だとしても,モノを売るとは基本的には買っていただくものであって,売ってやるのではない。売ってやるが通用したことも戦後のごく短期間,あるにはあった。
 が,モノ余りのこの時代に,そのやり方は素人でもいかがかと思う。

● そんな面倒なことはしたくないと言うなら,メルカリに参入しなければいいだけのことだ。
 Twitterをやりながら,無断転載お断りという人がいるけれども,まとめサイトのようなところに使われるのがイヤなのなら,Twitterなどやめればいい。
 Twitterをやるというのはそういうことだ。無断で転載されることがあるのを承知することだ。メルカリも同様ではないか。

● まぁ,しかし。売る側に商人道というほどのノウハウが蓄積されているプロの売り手と,消費者がたまたま売り手になるようなメルカリとを同じに考えるわけにはいかない,というのもわからないではない。
 が,ぼくはこういう売り手とは関わりを持ちたくない。同じように考える人が多いと思う。


● かと思えば,こういう人もいる。「即購入せず,必ずコメント下さい」と言うのだ。どうやら,これがメルカリが考えている手順なのかもしれない。
 単にモノを売り買いするだけではなくて,そこにコミュニケーションを入れ込みたい,モノを媒介にしたSNSのようなものにしたい,ということか。

● 「購入後の初回メッセージは必ず頂きますようお願いいたします」ともある。
 それがなぜ必要なのかがわからない(が,メルカリが敷いたレールはそうなっている)。こちらはモノが欲しいのであって,売り手とコミュニケーションしたいわけじゃないんだが。
 メルカリの場合は,購入申込み時にクレジットカードで支払いも済ませるのがデフォルトだ。品物が届く前に代金を払っているのだ。その他にコメントを要求される筋合いはないはずだ。

● 出品者が自分の好みでルールを作り,それを購入者(購入者予備軍)に押し付けてくるのが面白くない。当然,そういう売り手はこちらからブロックすることもできるので,遠慮なくそうすればいいと思う。
 っていうか,それだけの話なのではある。かにかくに,メルカリは面白いのだ。

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