● この日は『吉原炎上』の斎藤真一さんの絵が数点,展示されていた。
名取裕子主演の映画は1987年公開。ドキドキしながら見たものだが,今でも憶えているのは,二宮さよ子が自身の股間を叩いて「女はここなんだよ,ここ」と叫ぶシーンだけだ。あれは強烈だったから。
今回,展示されていたのは『吉原炎上』とは無関係の作品。
● 緊急事態宣言は解除されたものの,依然としてコロナ禍は続いている。東京都心,特に大手町のような企業の本社が集中しているようなところは,かなりの影響を受けているだろう。
リモートワークが浸透したから,大手町に出勤してくるサラリーマンが減った。そのサラリーマンをあてこんで商売していたファストフードやカフェなんかも,お客が減って撤退しているところが多い(と思う)。
● 丸善のような,いわばエリートサラリーマンに支えられていたところも,影響甚大のはずだ。ビジネス書の売上もだいぶ落ちているのではないか。素人目にも来店者数の減少が目に見える。
絵画特選展のような催しもまた同じ。それどころではないということなのだろう,購入する見込みのある人は,ぼくも含めてだが,1人もいなかった。というより,ギャラリーに入ってくる人がいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿