隣の車両にも60前後の爺様が1人。ボックス席でロング缶の酎ハイを2本,窓際に並べて朝酒(昼酒)をきこしめしておられる。勇気がある。バカとも言うが。
外はネットリと暑い。列車に乗るとホッとする。まさに,動く避暑地。
● 府中本町行きよりだいぶ混んでいる。電車でコロナ感染の不安を感じたことはない。今回もコロナの3文字が頭をよぎるほどではないのだが,上下線でこれだけ違いがあるのは何でだ?
ひょっとして舞浜? いやいや,まさかね。
ここから三郷まではひと駅ごとに減っていく。南流山からは流れが逆になる。県境(江戸川)がボトム。わかりやすいっちゃわかりやすいんだが,腑に落ちて来ない。
県境を挟んでほとんど一衣帯水といっていい地形のように思われるからだ。江戸川にも何本も橋が架かっているのだろうし。川は大昔より,実質的にかなり狭くなっているだろう。
● 舞浜に着いた。コロナが落ち着いてもリモートワークは残るから,都心に向かう人の流れは細る。都心のオフィス需要が元に戻ることはない。通勤時間帯の電車の混雑度もコロナ以前に戻ることはない。銀座のクラブも往年の栄光を取り戻すことはないだろう。社用族も接待文化(?)も衰退するだろう。
完全に元に戻れるところがあるとすれば,そのひとつはTDRだろう。日本人の(特に女性の,ということになるが)度し難い軽薄さに裏打ちされたママゴト好きがその原動力になる。願わくば,ぼくも軽薄側の一員でありたい。
といっても,現時点では通常期の1割もいない。緊急事態宣言中なのにこんなにいるのか,と思えなくもないが。
ぼくもそうだが,どこかへ移動するために乗っているのではなく,ディズニー気分を味わいたくて乗っている人ばかりだろう。
● 当日券は販売してないわけだし,入場制限がかかっているときの混雑具合は想像もできないけれども,ショップにはけっこう人が入ってたりするんだよね。コロナが落ち着けば,ここだけは元に戻るでしょうよ,と思わせる情景ですよ。
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