2019年6月10日月曜日

2019.06.10 Twitterで発見した面白い女子

● Twitterで面白い人を発見した。女性。年齢は30代の前半。バツイチであるらしい。営業か企画の仕事をしているっぽくて,全国を飛び回っている。
 が,そのバリバリさをアピールしているのではなくて,自分のダメなところをぶっちゃけている。バツイチであること。酒飲みであること。メイクを落とさずに寝てしまう(こともある)こと。

● 自分の裸を見せている感じ。ともかく面白い。
 Twitterを始めてまだ2年にもならないのに,フォロアーは1万を超えている。これならそうだろうなと思わせる。フォロアーを増やすためにはどうすればいいのか,具体的な実例をもって教えてくれている。

● 自分のTweetには取り繕いがある。無難なことしか書かない。どこそこのラーメンを食べたとか,どこそこのコンサートを聴いたとか,どこそこのホテルに泊まったとか,外見的なあたりさわりのないことしか書いていない。
 ネットに出してはいけないことは当然ある。他人のプライバシーや悪口を書くのは論外だし,自分以外の人間を登場させるのは原則NGだろう。
 仕事や職場に触れるのもダメだと思う。守秘義務というやつがある。守秘義務の範囲は予め決まっているわけではないと思っておくべきだ。ネットにあげて問題になれば,それがすなわち守秘義務なのだ。

● 大の大人がネットで愚痴をこぼすのも避けたいところだ。が,愚痴を巧妙に隠して,内面を客観的にできれば面白おかしく晒すことはできるかもしれない。
 鎧をまとわない,上澄みだけ出そうとしない,いい子でいない,ダメなところをどんどん出す。少数派になって叩かれることを怖れない。
 要は裸になる覚悟をするということだが,どうも裸になるのは男より女の方が巧いらしい。

● いじりやすいキャラと思われているのだろう。彼女のTweetから察するに,“おじさん”がリプを付けてくるらしい。彼女にすればかなり迷惑のようで(そりゃそうだ),自分の人生に集中しなよという言葉が何度も出てくる。
 これまた,じいちゃんの自分には教訓になる。人のTweetにリプを付けるのは慎重に。ぼくはほとんどリプは付けないのだが,それはそれでTwitterをTwitterとして使っていないなと思うこともあるのだが,リプを付けるのは“賛意を表する” “ほめる・感嘆する”に限定すべきなのだろうな。

● それ以外のリプを付けたくなるときはジッと耐えて沈黙を守るべきなのだろう。特に女性に対してはそうだ。女性的男性に対してもそうだ。そして,男性の大半は女性的男性なのだ。
 Twitterというのは,リプを付けたくなる構造になっていると思う。同じ内容でもInstagramならば見るだけにとどめるところを,Twitterだとついついひと言いいたくなる,チャチを入れたくなる。ま,Instagramはぼくは使ったことはないんだけどさ。

● というわけで,Twitterに向かうときの姿勢は次のようでありたい。期間限定で試してみるか。
1 裸を晒す 汚いところを隠さない 優等生にならない 文化人面をしない
2 他人のTweetにケチをつけない

● ところが。このことをやはり30代の女友だちに紹介して,面白いから読んでみなよと言ったところ,さっそく読んでくれた。結果,“キラキラ女子”だねと一蹴するのだ。
 写真だけの表示にして見てみなよ。いくら毒吐いてもぶっちゃけててもキラキラ女子。しかも,高給取り。そんな人がおいそれと本音は言わないよ。人の目に慣れてるからきれいに作れるんだよ。羨ましいよ。

● 東京の一流私大を卒業して,千代田区か中央区か港区にある大手の企画会社か広告会社に就職して,売り込みのために全国を飛び回っているというイメージではある。かなりの高給取りでもあるだろう。仕事でもプライベイトでも色々あるけれども,基本,今の生活は捨てないという軸はブレていないっぽい。
 そのうえで,大衆店やラーメンのような下世話な食べものの話材をうまく使って,自分の対外的なイメージをTwitter上に作りあげているという感はある。
 ので,演出はあると思っていたんだけども,ここまで直裁には考えなかった。

● 彼女のTweetでもうひとつ目につくのは,恋愛話だ。恋愛が関心事の大きな割合を占めているようだ。熱を込めて語っている。バツイチでも男に懲りていないらしいなと思ってた。
 ある年齢までの女性はそうであるように神様が作っているのだろうと思うほかはない。種の保存を主に担うのは女性だから,それと関係があるのだろう。ということを思ってた。
 んだけど,これも演出? 女の恋愛話を聞くのが嫌いな男はいない。おそらく,女同士でも盛りあがれる話題だろう。そこまで踏んで創作しているとは思いたくないんだけど,これも男の甘ちゃんかい?

● ま,面白いことには変わりがないので,フォローを続けようと思ってるけど。

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