● 正式名称は長いのでプリンス潮見と書くことにするが,昨年オープンした新しいホテルで,宿泊するのはこれが二度目。
潮見駅前はホテル通りになった。プリンス潮見,ホテル櫂会,ホテルリブマックス,アパホテルの4つが並んでいる。その三方を,遠く近く,マンション群が取り囲んでいる。
● 舞浜が近いからディズニーランド客を取り込めるし,東京オリンピックもあるしというわけで,急ピッチで建設を進めてきたのだろう。が,コロナという誰もが毛ほども考えなかった要因によって,すべてが裏目に出た。
ディズニーランドのイクスピアリもかなり悲惨な状態になっている。三密を避けよというわけだから,人が集まるところほど打撃が大きい。その筆頭がディズニーランドだが,元に戻れるんだろうか。
いずれはワクチンが行き渡る。そうすればインフルエンザと同じになると言われている(死亡者数から見ると,最初からインフルエンザと同じなのだが)。指定感染症からも外れるだろう。そうなると元に戻るんだろうか。
しかも,1チェックイン(1泊ではなく)につき,5,000円の金券が渡される。ホテル内のレストランや売店で使える。ホテル側が自己負担でGoToをやっているようなものだ。消耗戦という印象になる。生き残りをかけた体力勝負。
● とりあえず,部屋でトリハイを。ファミリーマートが敷地内にある(ちなみに,櫂会とアパホテルにはローソンが入っている。というところからも,ディズニーランドに来る家族連れを当て込んでいたのだろうなと思える)。そこでトリスのポケット瓶と炭酸水と肴を買えばすむ。
こうするのが安上がりなうえに安全だ。コンビニ居酒屋で充分だよなと思いますよ。これを自宅でやると貧相に思えてしまうけれども,場所を変えると全然OKなんだよね。
● しかも,このホテルはサウナとフィットネスジムが自由に使える。ホテルのサウナって,カウンターで受付をして,キーをもらってっていう煩わしさがあるけど,ここはそういうのがない。銭湯にでも行くような気安さ。大衆性を極めていて,ありがたいや。
部屋からパジャマ&スリッパで行ってもOKということになっている。他のホテルでもたとえばプールに行くときには部屋で水着に着替えて行ってもいいのが共通ルールだと聞いたことがあるんだけども,そうしている人とエレベーターで一緒になったことはこれまで一度もない。
● プールのような大浴場に掛かっている絵は,銭湯画の現代版? 富士山が描かれ,大きな鯉が踊り,波は「まんが日本昔ばなし」のオープニングに出てくる龍のようだ。この絵を眺めるのが,じつは楽しみの1つだったりする。
というわけで,夕方と夜,2回もサウナおやじになって来ましたよ。
● 相方はやや不満気だ。何が不満かといえば自分で自由に取ってこれないことと,品数が少ないこと。ロイヤルパークの「シンフォニー」で食べるのと値段はそんなに違わないんだよ,と。
第二に,自分で選ぶと自分の惰性的な好みの外に出るのが難しいが,選択の自由がないと好みから逸れることできるから,意外な発見に遭遇することがある。
● プリンス潮見はリゾートホテルを標榜しているのだろう。そのせいかどうか,部屋にデスクはない。デスクの代わりになる小さなテーブルはあるのだが,そこでパソコンと資料を広げて作業するのは無理だ。ぼくなんか,それを使って部屋飲みをしてるんだけど,部屋飲みするにも手狭なくらいだからね。
使ってみたい気持ちにさせる。ホテル側としても賑わいを作る手段になるんだろうか。
● さて,そろそろ出かけるとする。今日も東京のそちこちを回って来ようと思っている。
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