2021年4月1日木曜日

2021.04.01 生涯で最も優雅な4月1日

● ホテル櫂会での朝食。こんな優雅な4月1日があったろうか。浮き世から離れていることを実感。そうなりたいと思っていたから,夢が実現したのでもある。
 が,この優雅さは短期間しか継続しないところが,まぁ冴えないっていうか,リアリティーがあるっていうか。

● ただ,朝食も品数が減っている。これだけコロナが続いて,再びの緊急事態宣言が出されて,さらにそれが延長されてとなると,こうなるしかないのだろうかなぁ。
 和食で完結させようとしたんだけど,ちょっと厳しかった。しかし,それでもこんな4月1日が自分に来るとは考えたことがなかった。

● 部屋に戻る途中の2階中庭でロビーを見やりながらボーッとするのも一興。
 ホテルのスタッフはおそらく通年採用だろうけれども,今日から勤務に就く新入社員もいるんだろうかなぁ。今の新入社員は期待に胸踊らせることがあるんだろうか。ぼくらの頃は不安と期待というのがたしかにあったと思うんだけど。
 自分はそういう世界から離れてしまったので,こうして傍観者でいられるわけだが,かすかな寂しさのようなものも感じる。けれども,あの世界に戻っても何の役にも立たなくなっているだろうな。

● ホテルの6階に飾ってある「長寿の時」というタイトルの絵画。あんまり長寿じゃなくていいよね,と相方と意見が一致した。
 人生百年時代と言ったって,90年も生きてはたぶん生きすぎだ。それでは,支える側の社会も大変だが,それ以上に本人が辛くないか。
 過ぎたるは猶及ばざるが如し,ではない。過ぎたるは及ばざるに劣る。死時をやり過ごしてしまうと,手痛い目に遭うことになりそうな気がする。

● 細かい話。男性がホテルに宿泊する場合,最も困るのは髭剃用のカミソリではないかと思う。かなりのホテルに泊まっても,ここだけはどうも不満が残ることがある。普段使ってるのを持参しようと思うことがある。
 櫂会では,そこは安心できる。1週間くらい剃ってなくても,問題なく剃り落とせる(と思う)。

● ホテル櫂会から隣のプリンス潮見に移動。とりあえず,荷物を預かってもらおうとしたところ,何と部屋の用意ができているとのこと。
 ありがたく部屋に入って荷物を整理し,でも,すぐに出かけた。
 ちなみに,日中は夫婦は別々に行動するものだ。ベタッと一緒にいないことは夫婦円満の最大かつ唯一の秘訣であろうよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿