東京駅前の KITTE。今日から香港ミニチュア展を開催するようだ。ぼくが行ったときにはプレス招待中。一般人は入れなかった(16時から)。
もちろん,中国政府が噛んだ香港のPR企画だ。乗ってしまうんだな,こういうものに。
● これを見るためだけにもう一度 KITTE に来るかといえば,当然,ノー。今の香港に行ってみたいとは思わないからで,なぜ行ってみたいと思わないかというと,第1にかつての香港が持っていた魅力を現在の香港は保持していないからだ。
かつての香港の魅力はといえば,
1 買物天国。ブランド品が格安に買えた(多くは偽物だったらしいのだが)。
2 食の都 広東料理の本場。飲茶,朝のお粥や麺。今の経営者になる前の「糖朝」も魅力的だった。
3 都市景観 特に尖沙咀から見る香港島。
4 人種の坩堝 白・黒・黄色・褐色と,いろんな人が歩いている。どんな異物も呑み込むような。
5 活気 人の歩く速度がすごい。東京は何とゆっくりなんだろう。
このうち,現在でも残っているのは2と3だけになった。物価は日本以上に高くなった。平均的日本人が香港で暮らすのは無理だと思う。
街を歩いているのは,黄色と褐色だけになった。返還後,まず白人がいなくなり,次いで黒人がいなくなった。人が歩く速さも普通になった。いまはたぶん東京と変わらないと思う。
そこに今回の騒乱がったわけだ。今の香港は中国そのもので,わざわざ中国に行きたいと思うかという話。
● そこに来て,ウクライナ動乱を機に発生した円安だ。最近,かなり円が戻してきているが,現状ではまだ国内旅行の方が得られる満足が大きいのではないか。いや,それ以前に日本人の所得水準が応対的に大きく下がってしまったために,アジアを含む外国に出ると,面白いようにお金が飛んでいく実感に見舞われるだけのような気がする。
吉野家の牛丼が400円やそこらで食べられるのは日本くらいのものだろう。貧乏な日本人がなけなしのお金を持って外国に行くのは,かつての東南アジアや韓国の人が,貯金をはたいて日本に来るようなものだ。やっても仕方がない。国内で400円の牛丼を食べている方が平和だろうよ。
ブランド品のからくりにもぼくらは気づいているはずで,ブランドに群がるみっともなさもぼくらの先人がたっぷりやってくれているから,今さら外国にブランド品を買うために外国に行きたいということにもならないだろうしね。
それなのに,今日(28日)の都内の感染者は40,406人だそうですよ。マスクなんて効果ないよと事実が教えてくれてますよ。マスク,外しませんか,皆さん。これでマスクって,コントを超えて茶番になっちゃうよ。
銀座はちょっと路地に入るとこんな神社があったりする。ちゃんとお世話をしている人がいる。キレイになっているから。
根室って,ぼくは1回しか行ったことがない。ビジネスホテルに泊まって,街でサンマの刺身を食べた。冬だったと思う。
サンマの刺身って今はわりと普通にあるようでもあるけれど,サンマを刺身で食べたのはそのときが初めてだった。
新橋~横浜の鉄道工事で難所が2つあったらしい。1つは品川の海上築堤工事。もう1つは六郷川橋梁。すべて木橋だったのだが,六郷川橋梁は長さが最長。明治4年に完成したが,明治10年に鉄橋に替えられた。
今は当たり前に乗っているが,当時の陸蒸気は庶民が乗れるものじゃなかったろう。駅は社交場でもあったんじゃないか。