● 今週も6日から9日まで,3泊4日で川崎のホテルに泊まっている。しかし,贅沢すぎる悩みが1つある。やることがない,ということだ。やることがないのがリゾートの前提ではあるのかもしれないが,“かながわ旅割” の恩恵で5月から川崎に入り浸っているので,さすがにホテルの近辺で新たな何かを見つけるのは難しくなってきた(あるとは思うんだけど)。
ので,今日は相方と横浜に行ってみることにした。
石川町駅は山手に上がるときにも起点になる。ので,石川町駅の構内にかかっている地図には山手も載っている。ハイソでセレブな山手の隣が寿町なのだよね。グラデーションで変わっていくのではなくて,極端が隣り合っている。
ドブに金を捨てているようなものだと批判されたりもする。ドブというより,ブラックホールに捨てているようなものかもしれん。ハイソやセレブは常に危ういものだが,貧困はたいてい盤石だ。少しくらいの金を撒いたところで盤石なものは盤石だ。
● 横浜中華街にやって来た。薔薇ホテルの対面にある「南粤美食」に来た。去年,一度食べた。以後は,“今日はもう終わりました” の連続。ので,行列に並んだわけだが,40分は並んだろうか。お忙氏にはとてもお勧めできない。
小さいサイズでも麺はけっこう多い。これだけで足りると思う。かつ,この890円はかなり安い。プリップリの海老をこれでもかというほど喰えるからね。
● ぼくらの後ろに並んだのが中年の婦人。彼氏と来ているらしいのだが,私が1人で列に並んでいるからあなたはホテルで待っててよ,入れそうになったら連絡するから,と電話してた。女が男を甘やかしている。男に尽くしているといってもいいんだが,こういうのってほんとにあるんだなと思ってね。
母親と息子の関係でしかないものだと思っていた。母親でも息子に対してここまでするのは珍しいかもしれない。
● 普通はこれをやったら捨てられるというか,去って行かれるというのが定番でしょ。尽くすっていのは,たやすく鬱陶しさに転換するから。
中年のカップルなんですよ。しかも,どうも男の方は自分で稼いでいるというふうではない。40はとっくに過ぎていると思うのだが,小ぎれいとは言えない格好で(歯が汚いと相方は言っていた),対外的に形は作ろうとするタイプ。店員に対しては客らしくふるまおうとする。
女が稼いで食べさせたうえに,こづかいまで与えているのかもしれない。男が支払っていたのだが,女がお金を渡して男が払う形を作っているのかもしれない。男はヒモなのかもしれないのだが,かといって男が操っているふうではないんだよね。
● 女がセッセと貯めたお金で横浜に来て泊まっているようなのだが,女の方がそうしたくて男を付き合わせているようだ。だからということもあるのかもしれない。女が過度に気を遣っているように見えるのは。
こんな男と一緒にいるより1人で生きて行けばいいのに,と部外者のぼくは思ってしまう。男女の仲は云々と言われるけれども,男女の仲のあり様は単純でもあってね。男女の仲って快不快の原則で説明がつくよね。
自分に快を与えてくれない男からは去っていくのが女でしょ。それでいいというより,そうでなければいけないよね。
● 女に最低限持ってもらいたいのは,ダメな男をスパッと切り捨てられる潔さだ。たいていの女は持っているものだと思っていたのだが。
快は経済的なものだけではないから,あの歯クソ男が彼女に何らかの快を与えているのかもしれないんだけどねぇ。人事はすべてバランスで成り立っているとすると,この2人もバランスが取れちゃってるんだろうかな。
カッペの東京都民,立入るべからず。
夫婦2人で参加すると,安い船室でも1千万円,高い船室だと5千万円。ハシタ金だと思うが,そのハシタ金がない。
しぶとくお客はいる。バブルが弾けてからは,ゴーストタウンになるんじゃないかと思っていた時期もあるんだけれども,ぼくが間違っていた。ぼくが思っていたよりもみなとみらいの足腰は強かった。
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