2023年3月5日日曜日

2023.03.04 中野と東高円寺へ

● 3月中に使わなきゃいけないメトロ24時間券が4枚残っている。造作もなく使えると思ってたんだけど,なかなか厳しそうだ。
 と言って,600円の24時間券を使うために,用もないのに東京に出かけるのも,何だか違う気がするしね。無理やり用事を作るのも本筋じゃないよなぁ。どうしたもんかね。

● 今の時期には “青春18” もありますんでね。メトロ24時間券だと当然ながら東京に縛られる。“青春18” なら動ける範囲が広がる。
 ところで。“青春18” は名が体を表さなくなった。使うのは爺さんばかり。JRが実施している老人福祉事業の観を呈している。老人には“大人の休日倶楽部” があるんだから,“青春18” は止め時ではないか。

東武宇都宮駅
● 結局,用事がなくても東京に出ることにした。東武で東京に出ようと思う。
 JRだと「休日おでかけパス」を買ってしまう。たいていのところはそれで行けてしまう。もちろん,メトロの方がきめ細かく動けるのだけれども,JRでも徒歩を加えれば何とかなる。

● 東武を使うと何が問題か。時間がかかることだ。わが家から東武を使うと「小さな旅」感がでる。
 最寄駅からJRで宇都宮に出て,東武駅まで25分ほど歩く。それから新栃木,南栗橋と乗継を繰り返して,浅草(or 押上)まで乗ることになるのだが,JRならそんなことをせずに宇都宮で乗り換えればすむわけだから,要する時間がだいぶ違う。
 が,メトロ24時間券を使うのであれば,東武で行った方が24時間券が活きる。ので,つべこべ言わずに東武にしましょ,と。
 それに,東武の株主優待乗車証が金券ショップで850円で買える。1,700円で東京まで往復できるのでね。

● JR駅から東武駅までは宇都宮のかつては赤線青線だったエリアをキョロキョロしながら歩くこともできる。今でもその残り香が感じられる。ニッチな用途の商店もあって,オヤっと思ったりする。質屋なんかも残っている。
 元々の宇都宮市街の狭い市域の中に,表と裏がギュッと詰まっている。風情があると言ってはいけないのかもしれないが,宇都宮の都市性を感じられるのはこういうエリアからだ。

● 今回は曳舟で乗り換えて,浅草から銀座線の人になった。赤坂見附で丸ノ内線に乗り換え,中野まで行く。
 中野に無理に用事を作ったのだが,要はメトロ24時間券を消費するためだ。ド阿呆な理由による小さな旅ということだね。

● 丸の内線に乗り換えた後に,間違いに気がついた。中野に行くには日本橋で東西線に乗り換えるんだった。
 が,丸ノ内線の新中野駅から中野駅まではさしたる距離じゃない。かえって,強制的に初めての場所を歩くことになるから,間違えてラッキーだったかも。

● 行き先は「なかのZERO」だった。紅葉山にある施設だ。新中野駅から行くと,その紅葉山という名前にも納得が行く。上り勾配になっているから。山というほどじゃないんだけど,山と名付けたくなるのはわからんでもない。
 紅葉山公園に展示してある蒸気機関車。お久しぶりですな。

● 帰りも新中野駅に戻ることにした。鍋屋横丁というのは青梅街道から南側の道を指すんだろうか。少し歩いてみたのだが,まぁ,普通の道ですな。
 ひと駅乗って,東高円寺。わざわざ来るのでなければ来ないところだと思ったからだけど,地面に上がったところで,一度来ていることに気がついた。蚕糸公園を歩いたことがある。

● 歩道を走る自転車が多くて閉口した。自転車通行可の歩道があっても,自転車は車道の左端を走るのが原則だぞ。ロードで歩道を走るバカもいて,怖くて車道を走れないなら,ロードになんぞ乗るな,このボケッ,と思ったよ。
 青梅街道から一歩奥に入ると,いわゆる閑静な住宅街。住宅街の中に新渡戸学園と女子美大があった。中野区との区境なのだけど,ギリギリ杉並区になるんですか。
 美大って建物の外観にも特徴がかるのかなと思ってた。けど,女子美大は普通にコンクリートの建物なんですな。それでいいんだと思うけどさ。

● 新橋に来た。ぼく的には東京のオアシスは1に新橋,2に上野。北関東の人間だからさ。新橋ってさ,本当は台東区の飛地なんじゃないかね。ホッとするよ。
 で,駅前の小諸そばで,今日初めての食事。2枚盛りイカ天付き。あまり考えないでこれにしちゃってますな。空腹に染みわたりましたよ。

● さて,銀座はスルーして,帰るとしよう。三越前で半蔵門線に乗換えて,押上から東武。
 何だか疲れたぞ。メトロ24時間券を消費するために東京に出るのは疲れるんだわ。が,これをあと3回やらなければならないのだよ。

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