● 相方が作ってくれた厚揚げの味噌田楽で,トリスのハイボールを濃いめに作って,静かに独酌。これ以上は望まないなぁ。
こういうので充分っていうか,こういうのがいい。高価な料理は要らないや。高級なウィスキーも要らない。誰かオゴってくれるんだったら,食べもするし,飲みもするけどさ。
● 今この時間にも,銀座のクラブで飲んでる人がいるんだろうけど,たぶん,その誰よりもぼくの方が平穏さに満たされていると思うぞ。
何というんだろうかなぁ,憂いがない。このままお迎えが来てもOKだ。老いてこういう酒が飲めるようになるとは,長生きはしてみるものだ。
● いやいや,まだ途中経過の一瞬ではあるんだけどね。この先何が起こるかはわからない。80歳になってから孫に殺される人だっているんだからね。
棺桶に入るまで人の一生は定まらないというのは,じつにもってそのとおりだと思う。死の直前まで有為転変はあるものだと思っていないと。老いは必ずしも人生の安定を意味しない。
● しかし,この瞬間は穏やかの極みにいる。気になるのは,自分のこの状態を保つために,あるいは自分がこの状態に至るために,周りの人に負荷を押しつけてきたのではないかということだ。
特に家族ということになるが。自分より弱い者に対して,自分のこれまでの対応ははたしてどうだったか。
0 件のコメント:
コメントを投稿