● 彼女がなぜAさんの人事情報を知っているのだ? って,Aさんが話したからに決まっている。彼女に直接話したのか,別の女性に話したのかはわからないけれども,とにかく女性に話した。
いったん話してしまえば,そこから先は,光よりも速い速度で,女性の口コミネットワークによって拡散される。ともかく,Aさん本人が話したことが,彼女がそれを知っている理由だ。
● 何を言いたいのかというと,男は女に対して無防備になりがちだってこと。女に話せばサッと拡がることを知らない男はいないのだけど,それでも女にはポロッと喋ってしまう。同性にはまず話さないようなことをね。
すべての女は巫女なのだと言ってみたい。懺悔を受け入れる巫女だ。
● 女は情報を引き寄せるのだ。だから自然に情報(しかも,一次情報)が集まる。そして女は,その情報の海を巧みに,自分に都合良く操って泳ぐのだ。ネットなんか登場する前から,女はそうしてきたのだ。
情報処理能力が鍛えられている。男が太刀打ちできると思ってはいけない。だから女を敵に回してはいけないのだ。手ひどい目に遇う。
● 巫女を職業にしている女もいる。たとえば,スナックのママだ。彼女が握っている顧客情報はとんでもない質量になるだろう。顧客間の関係も頭に入るだろうから,彼女の前で顧客(男)は丸裸になっているようなものだ。
さすがに,スナックのママは口が固いかもしれない。普通の女と同じようにしていたのでは,顧客が離れてしまう。
だから,男は安心して泣きをこぼすのだけれども,それを業としていると,男に対する見切りが自ずとできるだろうな。男なんてしょせんこんなもの,っていう。そこは職業の功徳かもしれない。
● 欧米ではその役割を教会が担ってきたようだけど,日本では市井の女が引き受けてきた。昔と違って,会社でも半分は女という状況になったから,いつでもどこでも男は懺悔ができる。
だから,日本ではカウンセラーが一般職になることはない。欧米のように増えるはずがない。
日本の女は優しかったのだろう。ずっと愚痴や泣きを受け容れてきたんだから。
● 作用があれば反作用もあるのが道理だから,その分,自分も愚痴や泣きを吐きだしているはずなんだけど,それは女同士でやっているんだろうか。そのあたりはちょっと謎だ。
もっとも,男に吐きだされても,男はそれを受けとめることはできない。断言する。そんなことができる男はいない。
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