2018年11月29日木曜日

2018.11.29 再度,氏家の「焼肉むらかみ」

● 相方からLINEで連絡があった。外に食べに行こう,と。今日はニクの日で,「むらかみ」で普段より安く食べられるらしい。
 というわけで,13日に次いで2度目の「むらかみ」。

● 今回は酒なし。2人で2千円でお釣りが来た。叙々苑のランチ1人前の値段だ。相方はしきりに恐縮していた。この安さは何事ならむ。
 もっとも,肉の日に安くなるメニューのみ注文したわけで。肉はアメリカ牛カルビしか食べなかったんだけどね。それ以上はぼくのバカ舌にはもったいない。
 もちろん,もっと高い肉も当然ある。バリエーションもかなりのもの。肉グルメの人でも不満はでないかと。
 タレは個人的にはレモン汁を推奨。バカ舌に推奨されたくはないでしょうが。

● 塩キャベツが旨かったんでした。次は塩キャベツでハイボールをやるかな。
 忘年会もやれる。ぼくのごく狭い交友関係を洗いだして,ここで飲み会をやるのも悪くないなと思う。少人数でも食べ放題+飲み放題で3,500円であがることは間違いないんだから,お金の心配はしなくてすむ。

● 前回は,“飲み放題+食べ放題”だった。この組合せはあまり良くないかもしれないと思う。飲み放題を付けるなら(飲みを主にするなら),食べものはアラカルトにした方がいいかもしれない。
 つまり,焼肉は酒よりもご飯に合うからだ。酒に合わせるなら,焼肉よりも今日食べた塩キャベツとか,肉以外に酒に合いそうなツマミが色々ある。
 が,相方は“飲む”がダメなので,彼女と行くときにこの方式が採用されることはないと思われる。飲める口を持った者どうしで行く場合は,この方式が考えられるということ。

● 以下は余談。こういう店に行くと,世の中のデフレはまだまだ止まらないなと思う。いったんこの値段に慣れてしまうと,以前の値段を高いと感じるわけでね。
 店側とすれば,値上げをする際には,それなりの度胸を試されることになりそうだ。

● 値上げを仕方がないと受けとめてもらえるのは,ガソリンくらいのものではないか。たとえば,納豆も値上げされているんだけども,いくつもある商品の一部が特売されていて,結局は以前の値段で買えるのだ。納豆好きとして,納豆に関する支出が特に増えたという実感はない。
 原材料費は上がっているのに,それを消費者に転嫁するのはかなり難しい。

● 以前,“すき家”が値上げを回避するために人件費の圧縮に走りすぎてブラック企業の汚名を来たことがあったが,それを続けることも難しい。
 人手不足が慢性化しているのだし,それをするとブラックに相応しい人間しか残らないからだ。店内の雰囲気がすさんでくる。客離れを招く結果にしかならない。

● ならば,徹底的な合理化しか道がないわけで,その分野でトップを走っているのは(飲食業界では)回転寿司だと思う。スタッフとひと言も言葉を交わすことなく,食事が完結する。すべてタッチパネルですむ。注文した寿司を運ぶのも機械がやる。
 黙々と食べるだけでいい。ときにブロイラーになったような寒々しい気分になることもあるが,ぼくなんぞはその状態を心地いいと感じることが多い。無言でいられるのはサービスのひとつだとすら思う。煩わしさをとことん排除してくれるわけだから。
 友人と来る,カップルで来る,家族と来る,というシチュエーションでは,そもそも,そんなことは問題の外になる。友人と,彼女と,家族と,話が弾むわけだから,店員とのコミュニケーションなどどうでもいいのだ。

● 「むらかみ」でも注文はタッチパネルを使用している。人件費を圧縮する,人手を減らす工夫は,まずやらなければならないことだ。
 コンビニの無人化が言われることも増えた。人のぬくもりが失われるのは嫌だという声もあるだろうが,こういうのは慣れの問題だ。たぶん,すぐに慣れる。
 ガソリンスタンドだって,セルフになった今の方が昔のやり方よりずっといい,という人が多いだろう。人のぬくもりを欠いてはいけないのは,高級ホテルくらいのものではないか。

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