● 右は高根沢町のローカルフードのPR冊子の表紙。B5で12ページ,オールカラー。町内の公共施設に置いてある。
● 高根沢町のローカルフードで売り出したいと考えているらしいのは,高根沢チャンポン,焼きチャンポン,米粉パン,ジェラードなど。
チャンポンを出す店としては,元気あっぷむらの「青海」「休憩処 大広間」と「こずち」「ボルドー」「あづま」「三好」「天華」「ちょっ蔵食堂」が挙がっている。「天昇」にもあったと思うのだが,この冊子には載っていなかった。現時点でやめているんだろうか。
● このうち,ぼくが食べたことがあるのは「あづま」と「ちょっ蔵食堂」のみ。「青海」にも「こずち」にも「天華」にも行ったことはあるが,チャンポンは注文しなかった。
普通のラーメンとチャンポンがあったとしたら,ぼくはラーメンを頼んでしまう。チャンポンが生き残るのはかなり難しいと見る。おそらく,自然にメニューから消えていくのではないか。行政主導で名物を作るのは無理があるように思う。
● 不味いかといえばそうではない。そこそこいけるのではあるけれども,いかんせん,もっといけるものが他にある。おそらく,大方の人にとってそうだと思う。
そこをあえてチャンポンを選ばせる動機になるのは,町が押しているからというある種の公共心(?)なのだが,いつもいつも公共心が好みに勝るわけではない。
● スイーツに関しては,この冊子に紹介されている店の中で,わが家が利用しているのは「ジョリー」のみだ。あとは行ったことがない。この分野は栄枯盛衰が激しい。「ジョリー」もそんなに古い店ではない。
そういう分野で勝負しようとする人には頭が下がるが,勝ち抜くのはなかなか以上に大変そうだ。
● かつては,そば打ちが好きだから定年後にそば屋をやるとか,コーヒーが好きだから喫茶店をやってみるという人がいた。今もいるのかもしれないが,この種の手合いは世間をなめているとしか思えない。長く続けているのはほんのひと握りに違いない。
継続して人様からお金をいただけるだけのものを出し続けるのは,やはり容易なことではないだろう。それゆえ,続いている店に敬意を払うにやぶさかではない。
● じつは高根沢で一度食べてみたいと思っているのがひとつある。この冊子には載っていない。「とんかつ渡辺」のカツカレーだ。
なんとご飯が二合の超大盛りらしい。そこにカツが載っているわけだから,これはどういう景観になるのか見てみたいではないか。完食は無理としても,挑戦してみたくなるではないか。
● カツカレーってどこにでもあるものだ。高根沢のローカルではない。どこにでもあるものの方が旨いのは致し方がない。
旨いから広まったのだろうし,旨いから定着したのだろうからだ。ローカルにとどまっているものは,とどまるだけの理由があるからとどまっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿