2019年11月20日水曜日

2019.11.20 二荒山神社

● 何年ぶりかで二荒山神社の階段を登ってみた。二荒山神社には縁がある。結婚式に披露宴はここの会館でやった。息子のお食い初めも,当然,ここで。
 ま,お食い初めなんてやる必要があったかどうか,いささか疑問なのだが。

● が,その後はご無沙汰が続いていた。ここに初詣に来たのも,さて何回あったろうか。
 大通りを歩いている人の中には,鳥居の前で足を止めて礼拝する人もいる。自分を超えるものに頭を垂れるのは,自然な行為であるように思われるが,その自然さに妙な違和感を持ってしまうのは,どういう訳の訳がらか。

● この神社の御祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)。「豊城入彦命は第10代崇神天皇の第一皇子で上毛野君・下毛野君の始祖と古事記にあります」とのことだ。ほかに,「大物主命(大国さま)事代主命(恵比寿さま)を合わせて祀られました」ということ。
 これだけで充分だろうと思うのだが,稲荷社もある。だからなんだと言うわけでもないが。





● 階段(参道)の途中にも。学問の神様やら,武道の神様やらのお社がある。お酒の神様もいれば,疫病を鎮めてくれる神様もいる。まこと,八百万の神々がいらっしゃる。
 お酒など滅多なことでは飲めなかった大昔,手術だの放射線療法だのがなかった大昔,これらの神様は相当なリアリティをもって存在していたのだろうな。

● 逆に言うと,神様がリアリティを持つのは,決して幸福なことではない。神社が物販やご祈祷や結婚披露宴や葬式や,いろいろと食べていくために善男善女を相手に商売しているくらいが,たぶんちょうどいいのだろう。

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