2020年12月20日日曜日

2020.12.20 JRの普通列車で宇都宮から鶴見へ

● 宇都宮発小田原行きの電車に乗っている。鶴見まで行く。もちろん,今日中に帰る。
 ので,“青春18きっぷ” を買った。う~ん,今日買うくらいなら,13日に錦糸町に行ったときに買っておくべきだったなと,プチ反省。が,使用期限の1月10日までには間違いなく使い切る予定。

● その電車,東海道線に入っても空いている。コロナ感染者の急増が効いているのだろうと思う。
 ぼくは,そんなものは誤差の範囲内だと思っているので,電車が空いているのはありがたいぐらいにしか思わない。いや,正確に言えば誤差の範囲内とは思わないが,しかし,新規の感染者数がどれだけ増えようと,それによってこちらの行動スタイルが影響を受けるような話ではないと思っている。
 三密をさけ,手指の消毒を億劫がらず,基本的に口は開かず,開いている集団には近寄らず,ということに気をつけていれば,まずもって感染することはないと思っているのだ。逆に,いくら感染者数が減ったところで,これらに気を抜けば感染する可能性は今とほとんど変わらないのではないか。

● ちなみに,電車内では感染しないというのは,今までの経験から明らかになっていると思う。ひと頃云々された夜行バスもどうやら大丈夫なのではないか。
 最も危険なのは個人の家に集まって飲食することだ。今回の第3波は寒くて乾燥しているという気候条件のほかに,外の飲食店は危ないらしいから誰かの家に集まって飲もうというところから発生したのではないかと,素人考えながら思っているのだが。

● GoToトラベルを悪者にするのは誤りで,その誤りからGoToトラベルを停止してしまって,関係業界を塗炭の苦しみに追いやるという誤りの連鎖が発生しているのが,今の状況だと思っている。
 移動が悪いのではない。交際が悪いのだ。移動を制限するのではなく,交際を制限する必要がある。群生動物であるヒトに対して,群れることを禁止しなくてはいけない。誰かと会うこと,会って話すこと,一緒に飲食すること。そういうことをさせないようにしないといけない。
 強権をもってできることではないから,自ずとそうなるような仕組みが必要だ。が,では具体的にどうすればいいのか,ぼくに妙案があるわけではない。
 喋らせないことが大切だということは,しかし,ハッキリしているように思われる。

● というようなことを思っていたのだが,今日は都内の主だった所の人出はほとんど減っていなかったらしい。そうなのらしい。
 だとすれば,タガが緩んでいるのだろう。それに対して警鐘を鳴らす “識者” もいるだろう。“識者” がウザったいので,そうした連中が登場するテレビ番組は見ないことにしている。
 タガも緩むでしょうよ。そんなに緊張を持続することなんかできやしない。1日のうち1時間だけ緊張していろというのではない。四六時中,緊張していなくちゃいけないのだ。それを持続することは誰であってもできない。

● 電車の中吊り広告。ルミネのクリスマスセールのCM。厳しい商況だ。ハロウィンもそうだったけど,クリスマスも盛りあがっている気配は感じない。それどころじゃない。
 でも,コロナに対する日本人の対応はたしかにほめられてもいいよな,と思う。かなり立派なものじゃないだろうか。何だかんだ言っても。

● ついでに,中吊り広告をもう1つ。宝くじを買うのは愚民税を払うようなもの,とはよく言ったものだ。確率論を知ってる人なら手を出すことはないだろう。
 買わなきゃ宝くじも当たらないよ,と言われて,それはそうだと思って買ってしまうのが愚民。買わなきゃ当たらないのは確かだけれども,買っても当たらないわけだよね。
 その愚民税,ぼくも何度も払っちゃってるんだけどさ。俺は愚民税を払うほどバカじゃないよと言う人も,他のところでバカなお金の使い方をしているものでしょ。ぼくらは誰もが等し並みに愚民だと考えておいた方が,間違いないと思うよ。

● 川崎で京浜東北線に乗り換えてひと駅。鶴見で降りるのは3度目。
 最初は,宮脇俊三さんに影響されて,鶴見線に乗りに来たとき。35年ほども前のことか。2度目は,今の奥さんと横浜で宿なしになって,鶴見まで流れてきたとき。

● ところで。鶴見は横浜市なのだよね。川崎のひとつ前は蒲田だから,川崎市内にある京浜東北線の駅は川崎だけということになる。
 川崎って南北に長い街で,京浜東北線は東西に走るから,そうであって何の不思議もないんだけども,そうだったのかぁという軽い驚きもあるんだよねぇ。

● 駅前に立食いそば。文字どおりの立食いで,座れる席はない。時代への対応を拒否しているような,時代なんか知らないよという頑固さというか,ひょっとすると半分投げているのかもしれないけれども。
 天ぷらそばが350円とは安い。が,13時なのにお客は多くない。コロナ禍によるものか,元々こんなものなのか。
 80歳を過ぎたかと思われるお婆様と,もう1人の女性で切盛りしている。食べていければそれでよし,それ以上に売り上げたって仕方がないという,達観か諦めがあるような感じ。いや,その歳になってなお店に立ち続けていることがすごいんだけど。
 つまり,なかなか好もしい風情の立食いそば屋だった。高度経済成長期の頃の風情を残していてね。

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