2020年12月6日日曜日

2020.12.06 隅田川散歩

● 日本橋蛎殻町のホテルに泊まっている。すぐそこが隅田川大橋だ。ので,隅田川沿いを歩いてみようと思う。
 先月15日に勝鬨橋から隅田川大橋まで歩いている。今日は中央大橋まで行ってみよう。行ってみるというほどの距離ではない。近すぎるかも。

● 隅田川大橋から下流へ。すぐに隅田川と日本橋川の合流点に至る。写真の手前が日本橋川。その日本橋川の最下流に架かるのが豊海橋。
 コロナ以前は蛎殻町のホテルを東京の定宿にしていたので,この光景には何度も接しているのだが,2つの川が合流するところって,それだけで惹かれるものがある。別の場所を流れていた水がここで1つになる。1つになってまた別のところから流れてきた水と一緒になる。

● 永代橋の先で隅田川は2つに分かれる。
合流して1つになったものが,また2つに分かれる。すぐに東京湾に注ぐわけだけど。
 写真右が本川(中央大橋)で左が派川(相生橋)。派川は晴海運河と言った方が通りがいいと思うが,分岐点から晴海運河になるわけではないらしい。ややこしい。
 中洲のタワマン群があるところは佃島。タワマンの需給もこのコロナでどう変わってくるのか。一気に過剰感が増すととりあえずは考えるわけだが。

● コロナはいろんなものを過剰にした。飲食店や宿泊施設や観光資源はその最たるものだが,オフィスビルもそうだし,都心のマンションもそうだ。自動車だって過剰になったかもしれない。自動車が過剰になったのなら,たぶん道路も過剰なのだ。船や飛行機も空港も過剰だ。なにせ,人が動かなくなったのだから。
 人は家の中に “快適” を作ろうとするようになったんだろうか。今までは快適さをアウトソーシングしてもよかったが,動かない以上は家の中に “快適” を集中させなければならない。

中央大橋
● いずれはワクチンが行き渡って,コロナの軛から解放される。が,そうなってもコロナ以前の生活に完全に戻れるのか。
 テレワークを捨てて,毎日会社に出勤するようになるか。満員電車から解放された快感を捨てられるか。顔も見たくない上司に毎日会わなければならない生活に戻れるか。
 会社だってオフィス賃貸料と社員に支払う通勤手当を減額できたのに,もう一度,そのコストを負担することを良しとするか。
メッセンジャー像
 コロナは世界に大きな害悪と混乱をもたらしたけれども,IT化の果実をググっと個々人に引き寄せる効果もあった。その果実を手放すことになるとは考えにくい。

● 中央大橋には見とれてしまう。文化財的な価値としては,勝鬨橋や永代橋,清洲橋になるのだろうけど,この斜張が作りだす空間はちょっとしためまい感を与えてくれて,なかなかいいものだ。歩道が広いのもいい。細長い広場が続いている。
 「メッセンジャー」像を正面から見るには水上バスに乗るしかないねぇ。後姿は好きなだけ見られるんだけどね。

● 中央大橋を渡った先はタワマン群の佃島。小公園があって,パリ広場と命名されている。姉妹河川のセーヌ川に形だけ敬意を表したってところですか。
 そのパリ広場の隅っこにこんなのがありましてね。アッハハハ,これ・・・・・・偶然じゃないよねぇ。

● 邪魔だと思うくらいに多いのはジョギングする人だ。1人で走っている。カップルとかグループで走っている人はいない。孤高のランナーだな。年齢はけっこう高めだ。言っちゃ何だが,女性に美人は少なく,男性にイケメンはあまりいない。“あまり” は余計だったな。いない。
パリ広場
 ゆっくりと散歩中の人もいる。こちらは小さな子供を連れた若い夫婦が目立つ。近くに住んでいるんだろうか。ひょっとしてすぐそこのタワマンに住んでるんだろうか。羨ましいとまでは思わないが,こういうところに住むってどんなものなんだろうかなとは思ってみた。

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