2014年9月27日土曜日

2014.09.27 第37回栃木県少年の主張発表県大会

栃木県総合文化センター サブホール

● ひょんなことから,この発表会の会場に行った。発表者は16人の中学3年生。県大会ということだから,その前に地区大会があって,そこで1位とか2位の生徒たちが登場しているのだろう。
 ちょっとだけ聞いて帰ろうと思っていたんだけど,あまりの見事さに最後まで席を立つことができなかった。

● 負うた子に教えられるということがある。人生の大事なことが彼ら彼女らの口から,次々に飛びだしてくる。こちらとしては,ほんとそうだよなぁ,そうなんだよ,と改めて教えられる。
 原則,反論の余地がない。

● 内容は,自分の内側から社会を見つめるというものが多かった。父親がいない,母親が日本人じゃない,というような。本人にとっては相当にシリアスなはずで,聞いているこちらも胸が圧迫される思いがする。
 こうした話が続くと,聴衆もその圧に耐え続けなければならない。けっこう辛いところではある。

● 今の中学生はこういうことを考えているのか。だとしたら,毎日が辛くないか。
 いや,今日はよそ行きね,ってことなんだろうな。そうであってもらいたい。

● 外に対してもの申す的なものもある。その話はどこかで聞いたぞとなりがちだ。その点ではちょっと損かもしれない。
 しかし,例外なく自分の頭を通している。コピペに終始しているものはない。

● どういう内容であれ,言語化能力が素晴らしい。いや,ぼくも中学生の時分は,それなりに考えてはいたと思うんですよ。しかし,それをここまで言語化できていたとはとても思えない。
 パフォーマンスに優れる子もいる。直立不動ではなく,身振り手振りを交えて,聴衆に訴える。弁論的というか,演劇的要素を盛りこんでいるというか。
 ただ,それがあまりに巧いと,中学生らしからぬという印象になる。

● それも,こちらに中学生らしさという固定観念があるのだろう。中学生ではなく,こちらの問題かもしれない。かもしれないじゃなくて,こちらの問題である。
 審査するのが大人だから,大人受けしないといけない。それは発表者もよくわかっているようで,巧く適応していた。そういう適応ができるのもすごいのだが,これ,審査も中学生がやるということにしたら,ずいぶん毛色の違った,しかし別の面白さを発揮する発表が現れるに違いない。

● 最後の発表者のものが面白かった。ユーモアを交えて,シリアスに満ちた場内の雰囲気に風を通した。
 貴重なもので,ぼくはそれを良しとするけれども,これはたぶん1位や2位には届かないだろう。内容がどうとかという問題ではなく。

● それにしてもだ,ぼくらは真面目で律儀な民族なのだなと思った。そんなことまで考えているのかよっていう。もっとラフに杜撰に生きたっていいじゃんと,どこかで思うんだよね。

● 後刻,知り合いの教師に聞いたところでは,こういうところに出てくる子は一を聞いて十を知る賢い子なんだよ,めったにいない子たちなんだよ,ということだった。
 そりゃそうだろう。中学生がみんなこんな子だったら,教職員なんて必要なくなる。
 ただね,彼ら彼女らがこれからどんな人生を歩むのか。何ていうのかなぁ,この種の賢さと健やかな人生との間にはあまり相関はないんだよなぁ。どう転ぶかわからないもんな。幸せであってほしいけれど。

● 16人の発表者のうち,12人が女子だった。あらゆる場で女性上位。どうしたって女子の方が早く大人になる。地に足が着いている。この年齢だと男子よりもずっと引き受けているものが多いはずだ。
 そういうことの反映かもしれないけれど,中年になってもそのまんまでしょ。中学生くらいだとまだ女子の発育の方が早いからだよ,ってことだけはないな,たぶん。

2014年9月26日金曜日

2014.09.26 ARROWS,いろいろと手なずけ中

● ARROWS(F-02E)で発生していた文字飛び現象,その後は出なくなった。正常に作動している。何だったんだ,あれ。
 ともかく,この現象がなくなれば,バッテリーも交換したことだし,普通に使えることになる。

● デフォルトの音楽再生アプリである“Google Play Music”,たいしたアプリなんだけど,端末にある音楽を再生するだけだと,ちょっと使いづらい感じ。
 これを別なアプリに置き換えれば,快適に使えると思う。あまり高機能じゃない方がいいみたい。ぼくの場合は。どうせ使いこなせないし。
 “Meridian”をインストールしてみました。なかなか以上にいいアプリだと思います。

● 昔懐かしい“上海”をインストールして遊んでたんだけど,これも最近はほとんど使わなくなった。
 ARROWSの強みだと思っていた辞書機能もまず使うことがない。電子辞書を買っても同じように使わないんだろうな。

● 見果てぬ夢は,スマホを入力マシンにすること。Bluetooth接続の折りたたみ式キーボードは持っているので,それをちょっと使ってみた。
 前に,SH-12Cで試みたときには使いものにならなかった。使い勝手がどうこういう以前に,接続が安定しない。しばしば切れた。キーボード側の問題なのか,SH-12Cに問題があったのか。
 なので,USBホスト機能があるスマホなら,Bluetoothではなくて,USBで有線接続した方がいいなと思っていた。

● ARROWSはどうか。試してみたら,けっこう使えそうだ。まず接続状態が安定する。
 もうひとつ。キーボードを接続したときに,画面上のソフトキーボードは消えてくれないと困るが,ARROWSデフォルトのATOKはちゃんと消えてくれる。

● 入力したテキストはGoogle Keepに保存。Evernoteは機能が膨大で,いくつかの手引書に目を通したけれども,その全容が理解できない。
 ぼくはほとんどテキストしか入れないので,Evernoteを使うのは通勤にプライベートジェットを使うようなもので,大げさに過ぎる。Keepが適当。
 もっというと,Keepすら要らなくて,Gmailに書いて自分あてに送っておけばいいかもしれない。

● ポメラの機動性には及ばないとしても,これなら使える。少なくとも,デスクやテーブルがあるところなら,ダイスキン+Preppyに取って代わることもできるかも。
 って,それはないですね。キーボードを取りだして,開いて,接続されるのを待って・・・・・・っていうのでは,1日に何度もチョコチョコ使うには少々不向き。一度セットしたら,ある程度の時間継続して使うってんじゃないと。
 PCにもしものことがあった時の保険にはなりそうだ。

2014年9月24日水曜日

2014.09.24 512GBのSDXCカード

● サンディスクが出しましたね。無期限保証が付く。この分野は無期限保証を付けやすいでしょうね。進歩のスピードが速いから,どうせそんなに長くは使わないもん。
 実売価格は日本円で9万円近くになるらしいんだけど,1年もすれば3万円になり,2年後には数千円か。
 その頃には1TBが出ているんだろう。

● にしても。512GBか。ハードディスク要らないじゃん。っていうか,ハードディスクはOSを起動するためのものになるのかも(もうなっているのか)。
 ぼくのデータは,大半がガラクタだけれども,容量は1TBになる。もうちょっとで,SDカードにそっくり収まってしまうんだなぁ。

● 昔,SDカードの上限が32GBってのがしばらく続いたあとに,64GBが出た。このとき,3万円台で買ってしまって,ひどく後悔したことがある。
 要は,グズグズして使わなかったんですよ。その間にどんどん価格が下落してね。今回は9万円近くするんだから,まず買えない。その点は安心だ。

● でも,この値段で買う人はけっこういるんだろう。切実に必要としている人がいるはずだ。どんどん売れて,早く価格がこなれてほしい。

2014年9月22日月曜日

2014.09.22 豚児がiPhone6Plusを使っている

● 今回はアップルストアに注文したらしい。6はSIMフリーのやつが欲しいと言っていたから。義父母から多額の借金(?)をしてね。
 で,それが20日に届いたようだ。

● 見せてもらったところ,形はGalaxyNoteにそっくり。iPhoneってデザイン的には4Sが一番よくありません? 5や5Sでも格調の高さを維持していたと思うんだけど,どうなんだろ,6Plus。
 でも,売れてますね,iPhone。売れてるんだから,デザインも含めてアップルの戦略は正しいんだろうな。

● わけがわからないのが豚児の行動で,iPhoneの新製品がでると我慢がきかない。アップルからSIMフリーを買えば,キャリアを通して買うのより割高になる。
 それでも,OCNとかのSIMをさして使えば,1年で元は取れる。だけど,そのままdocomoで使ってるんだよなぁ。だったら,docomoで買った方がよかったんじゃないの。
 SIMフリーの恩恵を実感できるのは,主に海外に行ったときだと思うんだけど,そうそう海外に出ることもあるまいに。

● iPhoneを使っているんじゃなくて,iPhoneに使われている気配が濃厚。猿回しの猿。猿が豚児で,猿回しがアップルということね。
 わが子ながらバカを地で行っているように見える。バカにバカと言っても仕方がないので,黙っている。

2014年9月16日火曜日

2014.09.16 テレビ,その後

● 今年の4月からテレビを見なくなりまして。一切,まったく,何も。
 ところが7月からフジテレビの月9が木村拓哉主演の「HERO」なので,これだけは見ようかなと思って,週1時間だけ見ていた。

● ところが,今月8日。缶ハイボール1本飲んだらけっこう酔って(前の晩,あまり寝ていなかったせいもある),そのまま寝入ってしまった。「HERO」を見損ねたわけですね。
 ところが,残念感が見事にない。第一,見損ねたのに気づいたのが翌日の夕方になってからだったくらいで。
 たぶん,FC2動画とかに行けば,アップされているんだと思うんですよ。でも,そうまでして見なくてもいいかなと思っている。

● それを機に,「HERO」も見るのをやめてしまった。なので,今はまったく見ない生活に戻っている。
 以前はね,3人家族のわが家にテレビが3台あったんですよ。っていうか,今でもあるんですけどね。
 ヨメも豚児もあまり見てないようなんですよね。ぼくは「HERO」もスマホのワンセグで見てたくらいで,そもそもテレビなんて要らないかな,と。
 バカな買いものしちゃったね。主犯はヨメだけどね。

● スマホもね,ワンセグなくてもいいかな。Androidにしたのはワンセグがあるのが第一の理由なんですけどね。
 ぼくは映像そのものを見なくなっているのに対して,ヨメと豚児はパソコンでネットにある動画をよく見ているようだ。テレビが娯楽の王座にいた時代は,少なくともわが家では終わったようだ。

2014年9月13日土曜日

2014.09.13 電車の中でスマホをいじっている人

● たくさんいる。一番多いんじゃないかな。あとは居眠りをしている,イヤホンで音楽を聞いている,本を読んでいる,おしゃべりをしている。中には酒を飲んでいる人もいる。
 でも,一番多いのはスマホをいじっている人だな。

● ある日の朝,自分の両隣の男性(オッサンと若者)がそろってスマホをいじっていた。何をしているんだろうとチラッと見てみたら,二人ともゲーム。
 そうだろうなぁ。だいたいそうですよね。自分がそうだもん。

● 書店に行くと,スマホの専用コーナーがあって,多くの雑誌やムックや書籍が並んでいる。ノマドワーク術とか,iPhoneだけでここまで(仕事が)できるといった解説が氾濫している。
 でも,実際の使われ方は,おおよそかくのごとし。

● 企業によっては,社員に持たせて,業務に活用させているところもあるだろう。その限りで業務の効率化とか生産性の向上とかに立っているに違いないけれども,それ止まりという気がする。
 文房具のムックや雑誌にも,デジタル文具と称して,ToDoの処理やカレンダーアプリの活用事例が紹介されてたりする。Googleカレンダーを使っている人はたくさんいるに違いない。
 でもなぁ,個人のiPhoneやAndroidを仕事に活用している人って,どれだけいるだろうなぁ。

● ゲーム機だったりカメラだったり音楽再生プレーヤーだったりするわけでしょ,普通。スマホが仕事の仕方を変えるってのはないような気がするけど,遊び方のスタイルを変えたってことはあると思いますね。
 ケータイをスマホに替えて,それまでゲームをしなかった人がするようになったってのはあるように思う。あるいは,わざわざデジカメを持ち歩き気にはならないけれども,スマホにして写真を撮る機会が増えたとか。
 で,仕事に使うよりも,そういったことの方が大事だと思うんですよね。大事,文字どおり大きな事。

2014年9月6日土曜日

2014.09.06 お茶の水にはもっと行かなくなった

● 秋葉原以上に行かなくなったのが,お茶の水。大昔はよく行ったものだけど。
 お茶の水のイメージは,ひとつは学生街。もうひとつは書店街。宇都宮の書店にないものはお茶の水まで探しに行くなんてことがけっこうあったんですよ,昔は。
 それが今は絶無。アマゾンで注文すればいいからってことじゃないですね。アマゾンで本を買ったことは一度もないんで。宇都宮になけりゃ読むのを諦めるようになったんですね。

● それ以前にあまり本を買わなくなった。特に震災以後。本なんか積んどいていいことは何もないと思ったんで。
 昔は書斎っていうものに憧れたものですよ。本に囲まれた部屋でくつろぐっていうイメージ。ところが,今は読み終えた本は,原則,処分することにしている。とっておかない。

● 書店と大学。知というイメージですよね。これが昔ほど憧れ(?)の対象にならないようなんだな。リアルの大学のプレステージが下がっている。たいていの文献はネットにあるんだし。特に,英語が読める人にとっては,大学図書館なんて滅多に行かないところになったのではないか。

● ぼくはそういうタイプの(つまり,英語が読める)人間ではもちろんないけれど,学生街にも書店街にも興味はないというか,薄くなった。
 まぁ,老化現象のひとつかもしれない。いことだとは思っていない。でも,興味が薄くなるのを止めることができない。
 というわけで,お茶の水,ここ数年,一度も行っていない。

2014年9月5日金曜日

2014.09.05 秋葉原が変わっていたこと

● 昔ほど行かなくなった東京の街のひとつが秋葉原。理由は単純。パソコンなどIT器機の最新事情に興味がなくなってきたからだ。パソコンはかなり前から,最近はスマホも,最新型を使いたいとは思わなくなっている。
 以前のモノが充分に使える。ぼくは根がケチなので,使えるんだったら昔のでいいじゃんと思っちゃう。
 最新のものは起動が速く,動作もキビキビしているから,待たされる時間が少ない。チリも積もれば何とやら。これはバカにならない。つねに最新のモノを使うべきだ。という意見があることは知っている。そういう人はそうすれば。

● とはいえ,秋葉原,たまには行く。山手線から総武線に乗り換えることがあるので,時間があればちょっと改札の外に出てみる。
 ただ,ヨドバシカメラができてからは,だいたいヨドバシ側に出るようになっていた。電気街の方はご無沙汰。
 で,先日,久方ぶりに電気街の方に行ってみたら,風景が変わっているのに驚いた。全然知りませんでしたよ。

● 数年前というかけっこう昔というか,秋葉原は終わった街だって誰かが語っているのを読んだ記憶がある。
 ところがどっこい,なかなか終わらないね。電気街はいつかはなくなるのかもしれないけれども,そうなれば別の何かが生まれてくる。このあたりの新陳代謝は地方都市には見られないものだなぁ。

● しばし,たたずんでしまった。東京の変化は速い。変化のあまりない田舎に住んでいる人間には,めまぐるしい変わりようで,ついていくのが容易じゃない。無理についていかなくてもいいんだけどさ。

2014年9月1日月曜日

2014.09.01 自分に必要な施設と店舗はごく限られたもの

● ほんとに限られますね。
 カフェ・居酒屋
 ラーメン屋・回転寿司店・牛丼屋
 スーパー・コンビニ・百円ショップ
 ユニクロ(orGAP)
 書店・文具店
 千円カットの理髪店
 日帰り温泉施設

● ほんとにこれだけなんですよね。これらの他に“パソコン&ケータイのショップ”と“レンタルショップ(CD,DVD,コミック)”があったけれども,あまり行かなくなってしまった。後者については,めっきり行かなくなった。
 それ以外のところに出かけることは,まったくないとは言わないけれども,きわめて稀。
 店の名前を具体的に羅列しても,たぶん,5行以内で収まってしまうだろう。

● 買う気がないのにひやかしに行くことは,あまりない。これも行き先が限られる理由のひとつになっているかも。
 しかも,ネット通販もあるから,日用品以外のモノを買うことに関しては,出かける必要がないっちゃない。
 お金の出し入れもコンビニでできるし,振込はネットでやる。したがって,銀行や郵便局には,基本,用なし。

● 食べたり,髪を切ったり,日帰り温泉に浸かったりっていう,自分の身体を運んで行かないとしょうがないところには行くしかないけれど,その範囲はかなり狭いものですむ。
 だものだから,どんどん,行動範囲は狭くなる傾向。

● モノを買ったりサービスを受けたりだけが行動の動機だとすれば,以前から狭くてすんだはずだ。行動範囲が狭くなってきたのは,だから,それ以外の動機で動くことが少なくなっているんだろうな。
 加齢によるものだと認めなきゃしょうがないね。大きく動くことが億劫になってるところは,正直あるもんなぁ。

● 用がないと動かないって,良くないよな。用がなくてもフラフラしてる方があらまほしい。