● 那須と名がつく自治体は,栃木県に3つある。那須塩原市,那須烏山市,那須町。那珂川流域の広いエリアがかつての(平成合併前の)那須郡で,もっとはるか遡れば那須国となる。
那須町はその那須の最も北にある町。ではあるのだけれども,那須町だけでも面積はかなり広い。別荘地であり,ハイカラなイメージがあり,温泉を抱えるのが,那須高原と称されるエリア。
町役場があり,東北本線の駅があるのが黒田原。ほかに,芦野,伊王野。
● おそらく,これらのエリアはそれぞれ独立している。町としてのまとまりはほぼないんじゃないかと思う。車を使わずに那須高原に行こうと思えば,那須塩原から入るしかない。黒田原からじゃ行けない。
芦野,伊王野は黒羽や大田原から行くことになるだろう。那須町というのは,それらのエリアからなる合州国のようなものだ。
● 今回は黒田原に行った。黒磯で乗り換えて,2駅目が黒田原。この駅に降りるのは,これが3度目か4度目か。この駅には自動改札機などという無粋極まるものはない。ちなみに,無人駅ではない。
観光客は那須高原に行く。ここには居住者しかいない。ガランとしている。静かだ。駅舎にはお婆さんがひとり,ポツンと座っていた。列車を待っているふうでもない。ただそこにいるという感じで。
● 那須町文化センター。立派な施設だ。鄙には稀な。いや,実際には稀じゃないんだよね。田舎のこの種の施設って,だいたい立派。
あらかたは,東京都民が払った税金で建てられていると思うんだが。東京から吸いあげた税金を地方にばらまいているわけだものな。
● 途中,ファミマで買ったお茶とおにぎり(360円)で昼食にした。文化センターのロビー(?)で。けっこう優雅な気分だよ。庭園も見えるしね。
手入れの状態はさすがにホテル並みとはいかないけれども,それでもまぁ,わが家にはこんなに広い庭はないわけでね。
● 那須町文化センターからの帰りは,黒田原ではなく高久駅まで歩いてみることにした。スマホの地図を見て,黒田原に戻るのも高久に出るのもたいした違いはあるまいと思ってたんだけど,よく見るよろし。たいした違いがあった。
ちょっとしたハイキング。しかも夜道。しかも雨。
● 困ったことのひとつは,歩道にはびこっている雑草だ。けっこうな背丈のものがあって,両側から真ん中にせり出している。それらに触れずに歩くことはできない。
降り続けている雨で雑草もきちんと濡れている。ゆえに,こちらも濡れることになる。
● 途中から歩道がなくなった。こんなところを歩かれたんじゃ,ドライバーには迷惑だったろう。
一本道なので迷うことはないんだけども,ひょっとして行きすぎてしまったからと心配になるほど,なかなか高久駅に到着しない。
● 高久駅は一度だけ下車したことがある。はるかな昔,とはいってもすでに中年のまっただ中ではあったのだが,この駅で下車した。
那須三十三観音霊場というのがある。那須国をくまなく回ることになるんだけども,そこを歩いてまわろうと思ったことがあるのだ。思っただけではなくて,実行に移した。
一度にまわりきることは無理なので,休日に少しずつ。前回終えたところまで行って,続きをやるっていう方法で。その何回目かに高久駅で降りることになったのだ。
ちなみに,途中までやってそのままになっている。今のところ,再開のめどは立っていない。
● というわけで,周辺の風景は知っているつもり。この“つもり”がくせ者なんだよね。たった一度の記憶だし,しかもそのときは昼間だったし,晴れていた。
今日は夜で雨。“つもり”がまったくアテにならない。
● “つもり”とはまったく違うたたずまいの高久駅に到着。唐突に着いた感じがした。
この駅は無人駅。黒磯行きの電車に乗ったのはぼくひとり。降りた人はいなかった。
2018年9月29日土曜日
2018年9月24日月曜日
2018.09.24 “煮干し”がトレンド?
● 氏家の「みやこ家」。今回は“あっさりつけ麺”。海老つけ麺も登場していた。
相方がそれを注文。しかも,大盛り。食べられっこないとわかっているのになぜ注文するのか。彼女自身の説明によれば,大盛りを注文するということをしてみたいから。
ま,いいや。ぼくは並盛りにして,彼女が残した麺も食べた。
● 「みやこ家」には煮干しつけ麺もあって,これもしばしば注文するのんだけど,最近,煮干しという言葉を巷で見かけることが多くなった気がする。主にはラーメン店なんだけどね。
「みやこ家」に限らず,煮干しラーメンは以前からあった。が,どうもこれが跳梁跋扈してきた気がする。煮干しがトレンドか。
レモン風味やチョコミントは,その後,どうなっているのだろう。
● 昔,日本にまだ貧しさの余韻があった頃,ある人に言われたことがある。
酒の肴に煮干しはいいよ。ポケットに煮干しを入れて,立ち飲み屋に行ってさ,焼酎を注文して,煮干しをポリポリ食べながら飲むんだよ。美味しいよ。やってごらんよ。
すでに立ち飲み屋というのはなくなってたけどね(最近,新しい形で復活してるっぽいけど)。
● タンパク質もカルシウムもたぶんビタミンDも補給できるだろう。煮干し,帰りにスーパーで買ってみようか。
花かつおをそのまま食べるのもけっこう好きなんだけど,煮干し,どうだろう。小さめのだったらハイボールの肴になるかも。試してみよう。上手くいけば,日持ちのする安い肴を発見したことになるぞい。
(追記 2018.10.11)
近くのスーパーで買ってきた。これでハイボールを飲んでみた。安くて日持ちがしてカルシウムが補給できる,最高の酒の肴になる。
ただし,わりとすぐに飽きる。これだけで2杯,3杯と飲むのは厳しいかも。
相方がそれを注文。しかも,大盛り。食べられっこないとわかっているのになぜ注文するのか。彼女自身の説明によれば,大盛りを注文するということをしてみたいから。
ま,いいや。ぼくは並盛りにして,彼女が残した麺も食べた。
● 「みやこ家」には煮干しつけ麺もあって,これもしばしば注文するのんだけど,最近,煮干しという言葉を巷で見かけることが多くなった気がする。主にはラーメン店なんだけどね。
「みやこ家」に限らず,煮干しラーメンは以前からあった。が,どうもこれが跳梁跋扈してきた気がする。煮干しがトレンドか。
レモン風味やチョコミントは,その後,どうなっているのだろう。
● 昔,日本にまだ貧しさの余韻があった頃,ある人に言われたことがある。
酒の肴に煮干しはいいよ。ポケットに煮干しを入れて,立ち飲み屋に行ってさ,焼酎を注文して,煮干しをポリポリ食べながら飲むんだよ。美味しいよ。やってごらんよ。
すでに立ち飲み屋というのはなくなってたけどね(最近,新しい形で復活してるっぽいけど)。
● タンパク質もカルシウムもたぶんビタミンDも補給できるだろう。煮干し,帰りにスーパーで買ってみようか。
花かつおをそのまま食べるのもけっこう好きなんだけど,煮干し,どうだろう。小さめのだったらハイボールの肴になるかも。試してみよう。上手くいけば,日持ちのする安い肴を発見したことになるぞい。
(追記 2018.10.11)
近くのスーパーで買ってきた。これでハイボールを飲んでみた。安くて日持ちがしてカルシウムが補給できる,最高の酒の肴になる。
ただし,わりとすぐに飽きる。これだけで2杯,3杯と飲むのは厳しいかも。
2018年9月23日日曜日
2018.09.23 コンビニ弁当礼讃
● セブンイレブンのデリバリーサービス。ぼくは利用したことがないし,周囲にもいない。バイク便とか自転車メッセンジャーが業として成り立つような都市部がマーケットなんですかね。
しかし,こういう営利の追求が,社会を便利にする。たとえば,老人ホームでもこのサービスは使えるはずだ。
● 栄養士が何も考えないで決めた十年一日のごとき献立。パートの調理員がその献立どおりに作る食事。そんなものよりも,コンビニ弁当の方がじつはずっと旨い。選択の範囲も広いから,老人たちも喜ぶだろう。
だったらそうしたらどうかと思うのだけれども,厚生労働省の定めた設置基準が自家調理を要件にしていたりする。施設で作るのは特殊食だけでいいだろうに。
● というと,コンビニ弁当じゃ可哀想だとか,コンビニ弁当には防腐剤が入っていて危険だとか,感情だけでモノを言う輩が跋扈しだすことになる。
あんた,コンビニ弁当の成分調査をしたことあんのかよ,と言いたくなる。ま,ぼくもないんだけどさ。
● コンビニ弁当はレンジでチンして食べることを前提に作っているのに対して,家庭の弁当は冷えても美味しく食べられるように考えて作っている(→だから,家庭弁当がいい),という言い方をかつて目にしたことがある。
訳がわからない。コンビニでは弁当は弱冷房が効いたところに置かれているし,レジの後ろにレンジが置いてあるから,レンジを使うことが多くなるのはたしかだけれども,家庭とコンビニの弁当に違いなんてあるのかね。
だいたい,冷えても美味しい弁当なんてある? こんなものと思って食べてるだけなのでは。家庭弁当だって,チンできる環境にいればチンして食べたくなるのでは。
● 組織で作るものは信用できないということだろうか。ぼくは個人の方がもっと信用できないと思っているが。
しかし,こういう営利の追求が,社会を便利にする。たとえば,老人ホームでもこのサービスは使えるはずだ。
● 栄養士が何も考えないで決めた十年一日のごとき献立。パートの調理員がその献立どおりに作る食事。そんなものよりも,コンビニ弁当の方がじつはずっと旨い。選択の範囲も広いから,老人たちも喜ぶだろう。
だったらそうしたらどうかと思うのだけれども,厚生労働省の定めた設置基準が自家調理を要件にしていたりする。施設で作るのは特殊食だけでいいだろうに。
● というと,コンビニ弁当じゃ可哀想だとか,コンビニ弁当には防腐剤が入っていて危険だとか,感情だけでモノを言う輩が跋扈しだすことになる。
あんた,コンビニ弁当の成分調査をしたことあんのかよ,と言いたくなる。ま,ぼくもないんだけどさ。
● コンビニ弁当はレンジでチンして食べることを前提に作っているのに対して,家庭の弁当は冷えても美味しく食べられるように考えて作っている(→だから,家庭弁当がいい),という言い方をかつて目にしたことがある。
訳がわからない。コンビニでは弁当は弱冷房が効いたところに置かれているし,レジの後ろにレンジが置いてあるから,レンジを使うことが多くなるのはたしかだけれども,家庭とコンビニの弁当に違いなんてあるのかね。
だいたい,冷えても美味しい弁当なんてある? こんなものと思って食べてるだけなのでは。家庭弁当だって,チンできる環境にいればチンして食べたくなるのでは。
● 組織で作るものは信用できないということだろうか。ぼくは個人の方がもっと信用できないと思っているが。
2018年9月21日金曜日
2018.09.21 大和久福祉会 パン職人いっぴ」のパン 4
● こちらは,ベーコンエピ。フランスパンをこんな形に切り分けて,焼いたベーコンを挿入。ご飯の代わりに良し,おやつや夜食に良し。ただし,カロリーはそれなりにあるぞ,と。
● ほかにも,いろいろ買ってきた。ぼく的には安い“くるみパン”に惹かれる。ダントツでこれが旨い。
ただし,これは売れば売るほど赤字になるという話を相方が聞きこんできててね,これだけを買うのは何となく申しわけないというか。ほかのと抱き合わせで買う。
● 市中にベーカリーは増えている。ちょっと大きいスーパーに行くと,ベーカリーが入っていたりする。パン食はだいぶ普及しているかに見える。
しかし,率直に申しあげて,ベーカリーの近くにミスタードーナツがあると,ミスタードーナツの方にお客さんが多い。なかなかに難しい商売のように見受けられる。
● こうしたベーカリーの最大の脅威は,ここでもやはりコンビニということになるのではないか。
ぼくも毎朝,出勤途中に,セブンイレブンに立ち寄る。その日の昼食を買うためだ。昼休みは短い。その短い昼休みに,外に食べに行くというのは,ぼくの場合はあり得ない選択肢になる。昼食だけで昼休みが終わってしまうからだ。
届けてくれる弁当屋もあるんだけど,コンビニを使った方が安くすむ。
● あと,出勤途中のコンビニっていうのは,仕事場に向かう際のエネルギー注入の場でもあるんだよね。ここでひと息入れて,さて向かうか,という。
同じようにしている人たちがいて,妙な仲間意識がわくっていうのもあるな。お互い,頑張りましょうやという無言の挨拶をする。
● それやこれやで,コンビニ利用。たいてい,パンを2個(甘いのと惣菜パン)とカップラーメンを買う。
ので,パンは毎日食べているんだけれども,そのパンはセブンプレミアムのパンなのだ。
● まったく,あらゆる領域をコンビニが席捲している感がある。だから,ベーカリーの敵は他のベーカリーではなくてコンビニなのだ。これは相当に手強い。
で,「大和久福祉会 パン職人いっぴ」のパンは,たぶん,コンビニとは競合しない場所で売っているのではないかと思う。
くるみパン,値上げしてもいいと思うよ。もう少し高くなっても買うよ。
2018年9月20日木曜日
2018.09.20 米が旨けりゃ,人生の半分は幸せ
地産地消には全然こだわらないんだけど,栃木の米も旨いからね。この1年間の経験(?)で北海道の米がすごく良くなっているのを知ったんだけどね。
● 米が旨けりゃ,人生の半分は幸せだよね。米が旨くて,その米で炊いたご飯が炊きたてで,それに刻みネギを載せた納豆をかけて喰えれば,でもって安いウィスキーがあれば。
もうそれでいいかなぁ。それ以外に何が必要なんだよ,と初老の白髪爺は思うなぁ。
● そこで今日の下野新聞の記事。ぼくもここ数年来,ハイボールしか飲んでない。日本酒やワインはまったく,ビールもほぼ飲むことがない。ハイボール一辺倒だ。
飲み味がスッキリしているのと,翌日に残らないのがね。糖質が少ないのは焼酎も同じだと思うんだけど,ウィスキーを炭酸で割る方がいいなぁ。
● ハイボールは安いウィスキーで充分なんだよね。サントリーだったらトリス,ニッカだったらクリアブラック。それ以上のウィスキーは要らないような気がする。
その昔は,ウィスキーは水で割って飲むもので,水割り時代にはオールドの全盛期があった。ハイボールならオールドすら要らないような。
ので,若いときよりも安いウィスキーを飲んでいる。それで別段不満もないから,これでいいのだと思っている。
● というわけなので,うまい米と安いウィスキーがあれば,他に求めるものはあまりない。国産米で不味い米というのはほぼないし,安いウィスキーは安いんだから,少しのお金で安楽は買える。
お金の使いでがあがっているともいえるし,お金のあるなしと物質的幸福感は比例しなくなっているともいえる。
高級品の存在感が下がっているという言い方でもいいかもしれない。いまどき,ブランド品に目の色を変えるのは,ダサいのひと言で片付けられるだろう。中国人か,おまえは,と。いや,中国人だってもうブランド漁りは卒業しているのではあるまいか。
● そうなると,お金よりもセンスということになる。ファッションデザイナーはブランド品を身につけない。
いい時代だよ。所持金や貯金の多寡ではなく,センスで勝負できるんだからな。その勝負,ぼくは降りるけどね。
2018年9月18日火曜日
2018.09.18 観光で食べていくのは難しい?
● 右は今日の下野新聞。栃木県内の宿泊者の減少を報じるもの。
とにかく人口(特に若年層)が減少しているのだから,宿泊者も減るのが道理。基本はそういうことだ。減るのが道理だ。
年寄りはあまりお金を使わない。あるいは,使いたくても使えない。身体が動かなければ,旅行にも行けない。激しく動く若者の総数は,恐るべき勢いで減っている。
● 出雲大社を抱える島根県,東大寺その他の奈良県,東照宮がある栃木県がワースト3というのは,神社仏閣では遠方からのお客は呼べないということか。
正確にいうと,神社仏閣のみではお客を呼べないということだ。
● 観光資源の最たるものは食だろう。温泉の魅力も褪せているから,食とセットにしなければ。
ちなみに,温泉場の総花的な懐石ふうは不可。食だけは平均点が高くても仕方がない。他を圧して突出しているものが,ひとつでいいから欲しい。
● あとは街全体の魅力。京都や金沢がこれにあたる。これはちょっくらじゃないな。っていうか,京都は別格だよなぁ。京都は“千年の都”の歴史が積もり積もっている。
全国の各地にある小京都はしょせん小京都であって,それ以上のものではあり得ない。
● 対して,こちらは「ねまるちゃ 秋号」。今回は表紙に美人モデルを使わず,アニメ「君の膵臓をたべたい」のキャラクターを持ってきた。舞台が富山県だったのだね。
総花的でなく,ポイントを絞って紹介しているので,読んでみる気になる。
● 観光の基本が食だとすれば,これからが富山が輝く季節になるねぇ。富山湾と日本海の海の幸。冬の富山の寒ブリと蟹。それで全国に通用しちゃうんでね。
実際にはロシアから輸入してたっていいんだよ。そんなことはいいんだ。
● ディスティネーション・キャンペーンの最中なんだけどね。ディスティネーション・キャンペーンっていうのは,お祭りと一緒かもしれない。お客さんがいた方が盛りあがるけれども,いなくたってかまわない。御輿の担ぎ手だけで,お祭りは成立する。ワッセワッセとやってるだけで,担ぎ手は高揚できる。
ディスティネーション・キャンペーンも,戦略や作戦をアーでもないコーでもないと議論(?)して,観光業界やイベント業者やJRなど,内部の人間が盛りあがるためにあるのかもしれない。効果があろうとあるまいと,中の人たちが盛りあがれれば,それは成功である。
とにかく人口(特に若年層)が減少しているのだから,宿泊者も減るのが道理。基本はそういうことだ。減るのが道理だ。
年寄りはあまりお金を使わない。あるいは,使いたくても使えない。身体が動かなければ,旅行にも行けない。激しく動く若者の総数は,恐るべき勢いで減っている。
● 出雲大社を抱える島根県,東大寺その他の奈良県,東照宮がある栃木県がワースト3というのは,神社仏閣では遠方からのお客は呼べないということか。
正確にいうと,神社仏閣のみではお客を呼べないということだ。
● 観光資源の最たるものは食だろう。温泉の魅力も褪せているから,食とセットにしなければ。
ちなみに,温泉場の総花的な懐石ふうは不可。食だけは平均点が高くても仕方がない。他を圧して突出しているものが,ひとつでいいから欲しい。
● あとは街全体の魅力。京都や金沢がこれにあたる。これはちょっくらじゃないな。っていうか,京都は別格だよなぁ。京都は“千年の都”の歴史が積もり積もっている。
全国の各地にある小京都はしょせん小京都であって,それ以上のものではあり得ない。
● 対して,こちらは「ねまるちゃ 秋号」。今回は表紙に美人モデルを使わず,アニメ「君の膵臓をたべたい」のキャラクターを持ってきた。舞台が富山県だったのだね。
総花的でなく,ポイントを絞って紹介しているので,読んでみる気になる。
● 観光の基本が食だとすれば,これからが富山が輝く季節になるねぇ。富山湾と日本海の海の幸。冬の富山の寒ブリと蟹。それで全国に通用しちゃうんでね。
実際にはロシアから輸入してたっていいんだよ。そんなことはいいんだ。
● ディスティネーション・キャンペーンの最中なんだけどね。ディスティネーション・キャンペーンっていうのは,お祭りと一緒かもしれない。お客さんがいた方が盛りあがるけれども,いなくたってかまわない。御輿の担ぎ手だけで,お祭りは成立する。ワッセワッセとやってるだけで,担ぎ手は高揚できる。
ディスティネーション・キャンペーンも,戦略や作戦をアーでもないコーでもないと議論(?)して,観光業界やイベント業者やJRなど,内部の人間が盛りあがるためにあるのかもしれない。効果があろうとあるまいと,中の人たちが盛りあがれれば,それは成功である。
2018年9月15日土曜日
2018.09.15 悲劇的 2
● ウォークマンにmicroSDを挿し込んでPCにつなぎ,楽曲ファイルをウォークマンにコピー&ペーストする。PCにつないだ状態でウォークマンのmicroSDを見るとたしかにコピーされているのに,接続を切って,ウォークマンを操作すると,ファイルが認識されない。っていうか、ファイルがコピーされていない。
こんなことで,まるまる2日ほど時間を捨ててしまっている。microSDに問題があるのだろうが,信頼のSanDiskだしなぁ。
● microSDではなく,ウォークマン本体のメモリにコピーすればいい話ではあるんだけど,本体メモリは16GBしかないので,少し足りない。
今日また同じ作業をやり直してみたんだけど,結果は同じ。microSDの問題でしょうねぇ。
● 結局,microSDにだましだまし5GBほど入れ,12GBを本体メモリに。本体では問題は出なかったから,やはりmicroSDがダメだったんでしょ。64GBなのに5GBでギブアップという。
ともあれ,これでウォークマンの環境整理が終了。あとは聴くだけ。懸案事項(?)がひとつ消えた。
● といっても,2ヶ月近く,ウォークマンは使えない状態だったわけで。そういうことではいけないよ。もっと早く手当てしているべきなんですよ。人生は有限なんですから。せっかちなくらいでちょうどいいんですよ。
ぼくは少しのんびりしすぎ。っていうか,ダラダラしすぎ。
こんなことで,まるまる2日ほど時間を捨ててしまっている。microSDに問題があるのだろうが,信頼のSanDiskだしなぁ。
● microSDではなく,ウォークマン本体のメモリにコピーすればいい話ではあるんだけど,本体メモリは16GBしかないので,少し足りない。
今日また同じ作業をやり直してみたんだけど,結果は同じ。microSDの問題でしょうねぇ。
● 結局,microSDにだましだまし5GBほど入れ,12GBを本体メモリに。本体では問題は出なかったから,やはりmicroSDがダメだったんでしょ。64GBなのに5GBでギブアップという。
ともあれ,これでウォークマンの環境整理が終了。あとは聴くだけ。懸案事項(?)がひとつ消えた。
● といっても,2ヶ月近く,ウォークマンは使えない状態だったわけで。そういうことではいけないよ。もっと早く手当てしているべきなんですよ。人生は有限なんですから。せっかちなくらいでちょうどいいんですよ。
ぼくは少しのんびりしすぎ。っていうか,ダラダラしすぎ。
2018年9月11日火曜日
2018.09.11 安上がり体質
● 酒はすっかり家飲み派になった。基本的には年齢のせいだと思う。
ちなみにですね,ウィスキーはトリスで充分だと思っている。山崎とか白州とか,ぜんぜん飲んでみたいと思わない。若い頃はオールドでしたよね。年取った今はトリス。つくづく安上がり体質。
● 常用しているノートはダイスキン。ダイスキンで不満を感じたことはない。高級ノートは色々あるけれども,見るだけでいい。あ,こういうのもあるのか,と。
ペンはプラチナのプレジール。千円万年筆。以前は2百円のプレピーを使っていた。樹脂なのでキャップにヒビが入ったり,嵌合が弱くなったりする。補修しながら使っていたが,オレンジ色のプレジールに惹かれて,転向した。
モンブランやペリカンなど眼中にない。タダでやると言われても要らない。
● 洋服はユニクロ。あるいはユニクロの安価バージョンのGUで間に合う。あるいは“しまむら”とかね。
間に合うというか,それ以上のものは不要と思っている。流行だのファッションだのには無頓着だ。
● 食べものに関してもそうだ。ぼく一人なら,ひと月の食費を1万円以下に抑えることはさほどに難しいことではない。ご飯さえあればいい。米なんて安いものだ。パスタの乾麺も重宝する。
オカズ? 納豆,ふりかけ,生卵,魚肉ソーセージ。そんなもので充分ではないか。だから,光熱水費もあまりかからない。
パスタを茹でておかかのふりかけをまぶすと,超簡単和風パスタのできあがり。これ,めっぽう旨いと思ってるんですけど。
● しかも,ぼくは物持ちがいい。安いものを使い捨てるんじゃなくて,長く使う。ノベルティのボールペンをリフィルを替えながらけっこう長く使っているくらいだ。
必然的にモノを買う頻度は下がる。したがって,ゴミも少なくなる。安上がり体質はエコ体質でもあるのだ。
● こういうのをケチというのかもしれない。そう言われても特に反論すべき根拠を持たない。向上心がないと言われるかもしれない。それに対しても,反論できない。
ただ,若い頃からそうだったかというと,そうではない。若い頃は高級品志向が強かった。服もペンも鞄も靴も,いわゆるブランド品が多かった。
持ち物がその人を作る的な言い方をマジで信じていたというか。
● そんなことあるわけないだろ,と今は断言できるのだけどね。そういう言い方って,誰か仕掛け人がいるんじゃないかと思いたくなる。
要するに,宣伝なんだよね。情報といわれるもののかなりの部分は,じつは宣伝だったり広告だったりするんじゃないか。
昔は婚約指輪は給料3ヶ月分とか言われたものだ。こんなの,明らかに業界発だよね。バレンタインデーもそうだなぁ。持ち家じゃないと世間の信用を得られない,なんてのもそうだろうな。ぼくなら,そんな信用など必要ないと一蹴するが。
● だから安上がり体質を維持するには,“みんなと同じことをする”や“つるむ”から距離を置く必要があるのだ。
なので,ぼくは自分の安上がり体質をけっこう気に入っている。
ちなみにですね,ウィスキーはトリスで充分だと思っている。山崎とか白州とか,ぜんぜん飲んでみたいと思わない。若い頃はオールドでしたよね。年取った今はトリス。つくづく安上がり体質。
● 常用しているノートはダイスキン。ダイスキンで不満を感じたことはない。高級ノートは色々あるけれども,見るだけでいい。あ,こういうのもあるのか,と。
ペンはプラチナのプレジール。千円万年筆。以前は2百円のプレピーを使っていた。樹脂なのでキャップにヒビが入ったり,嵌合が弱くなったりする。補修しながら使っていたが,オレンジ色のプレジールに惹かれて,転向した。
モンブランやペリカンなど眼中にない。タダでやると言われても要らない。
● 洋服はユニクロ。あるいはユニクロの安価バージョンのGUで間に合う。あるいは“しまむら”とかね。
間に合うというか,それ以上のものは不要と思っている。流行だのファッションだのには無頓着だ。
● 食べものに関してもそうだ。ぼく一人なら,ひと月の食費を1万円以下に抑えることはさほどに難しいことではない。ご飯さえあればいい。米なんて安いものだ。パスタの乾麺も重宝する。
オカズ? 納豆,ふりかけ,生卵,魚肉ソーセージ。そんなもので充分ではないか。だから,光熱水費もあまりかからない。
パスタを茹でておかかのふりかけをまぶすと,超簡単和風パスタのできあがり。これ,めっぽう旨いと思ってるんですけど。
● しかも,ぼくは物持ちがいい。安いものを使い捨てるんじゃなくて,長く使う。ノベルティのボールペンをリフィルを替えながらけっこう長く使っているくらいだ。
必然的にモノを買う頻度は下がる。したがって,ゴミも少なくなる。安上がり体質はエコ体質でもあるのだ。
● こういうのをケチというのかもしれない。そう言われても特に反論すべき根拠を持たない。向上心がないと言われるかもしれない。それに対しても,反論できない。
ただ,若い頃からそうだったかというと,そうではない。若い頃は高級品志向が強かった。服もペンも鞄も靴も,いわゆるブランド品が多かった。
持ち物がその人を作る的な言い方をマジで信じていたというか。
● そんなことあるわけないだろ,と今は断言できるのだけどね。そういう言い方って,誰か仕掛け人がいるんじゃないかと思いたくなる。
要するに,宣伝なんだよね。情報といわれるもののかなりの部分は,じつは宣伝だったり広告だったりするんじゃないか。
昔は婚約指輪は給料3ヶ月分とか言われたものだ。こんなの,明らかに業界発だよね。バレンタインデーもそうだなぁ。持ち家じゃないと世間の信用を得られない,なんてのもそうだろうな。ぼくなら,そんな信用など必要ないと一蹴するが。
● だから安上がり体質を維持するには,“みんなと同じことをする”や“つるむ”から距離を置く必要があるのだ。
なので,ぼくは自分の安上がり体質をけっこう気に入っている。
2018年9月9日日曜日
2018.09.09 東京散歩 三鷹
● 新宿から三鷹へ。駅を降りて,三鷹通りを三鷹公会堂まで歩くことにする(じつはもう何度も歩いたことがある)。もちろん,バスは頻繁に出ている。けれども,乗合バスというのは,ヨソ者には使いづらい。事前にネットで調べておけばいいわけだが。
● 散歩なのだから,歩かなくてはね。三鷹通りの西が上連雀,東が下連雀。太宰治の墓もあるらしいのだが,まだ行ったことはない。
この道がけっこう歩きづらい。なぜかというと,自転車が狭い歩道を走るからだ。
● 自転車は車道の左端を走るのが原則。自転車が走っていい歩道はあるんだけれど(たいていの歩道がそうだ),そうであっても自転車は車道が原則だ。最近まで自転車は歩道にあげる方向だったが,今はこれが様変わり。
しかし,この通りは車道も狭い。これで自転車を車道に出すのは,少々酷かもしれない。
でも,ロードバイクで歩道を走っているヤツもいる。仕方がないかねぇ。中には果敢に車道を走っている人もいて,ホーッと思う。
● 以前は,ダイソーでもセリアでもキャンドゥーでもない百円ショップがあった。つまり,今はないようだ。
八幡宮に露店が出ていた。お祭りなんでしょうね。溜まりになる広場っぽいスペースはないので,歩道が混む。
● この看板が目立つ。コメダ珈琲店。一度は入って見なきゃと思うんだけど,まだ果たしていない。ちょっと臆するところがありますかなぁ。
ここまで来ると,三鷹公会堂は近い。
● 昼食はセブンイレブン下連雀9丁目店のこの弁当。鯵の身をほぐしたものが載っている。小骨は抜いてある。それを手作業でやってるわけじゃないよね。安くて旨い。レンジでチンは断った。
同じ店で鯖のほぐし身が載ってるのも買ったことがあるんだけど,ぼくの地元では見かけた記憶がないんだよね。
● はい,これで終了。あとは同じ道を帰るだけ。
● 散歩なのだから,歩かなくてはね。三鷹通りの西が上連雀,東が下連雀。太宰治の墓もあるらしいのだが,まだ行ったことはない。
この道がけっこう歩きづらい。なぜかというと,自転車が狭い歩道を走るからだ。
● 自転車は車道の左端を走るのが原則。自転車が走っていい歩道はあるんだけれど(たいていの歩道がそうだ),そうであっても自転車は車道が原則だ。最近まで自転車は歩道にあげる方向だったが,今はこれが様変わり。
しかし,この通りは車道も狭い。これで自転車を車道に出すのは,少々酷かもしれない。
でも,ロードバイクで歩道を走っているヤツもいる。仕方がないかねぇ。中には果敢に車道を走っている人もいて,ホーッと思う。
● 以前は,ダイソーでもセリアでもキャンドゥーでもない百円ショップがあった。つまり,今はないようだ。
八幡宮に露店が出ていた。お祭りなんでしょうね。溜まりになる広場っぽいスペースはないので,歩道が混む。
● この看板が目立つ。コメダ珈琲店。一度は入って見なきゃと思うんだけど,まだ果たしていない。ちょっと臆するところがありますかなぁ。
ここまで来ると,三鷹公会堂は近い。
● 昼食はセブンイレブン下連雀9丁目店のこの弁当。鯵の身をほぐしたものが載っている。小骨は抜いてある。それを手作業でやってるわけじゃないよね。安くて旨い。レンジでチンは断った。
同じ店で鯖のほぐし身が載ってるのも買ったことがあるんだけど,ぼくの地元では見かけた記憶がないんだよね。
● はい,これで終了。あとは同じ道を帰るだけ。
2018年9月7日金曜日
2018.09.07 ほぼ日刊イトイ新聞
● 初めて接したのは,たしか2001年。ほぼ日が始まってからすでに何年か経っていた頃。宝の山だと思った。何というか,上質な世間がここにあると思った。
“ガンジーさん”が連載中だった。「経験を盗め」に単行本化された糸井さんの対談,新宿2丁目のほがらかな人々,など。
● あと,女子大生ジミ屋とか,今のほぼ日ではまずコンテンツになることはあるまいと思われるものがいくつかあったと思う。
木村俊介さんのコンビニ哲学もちょっと独特。木村さん,Linuxについても書いていたな。
● 当時はすべての記事を読むことができた。過去記事も読めた。が,そんな期間はわずか。コンテンツがガッガと増えて,全部読むなんてとても。
そこからどんどん遠ざかり,ついてには全く読まないようになって今日に至る。
● ところが,先日,幡野広志さん(と糸井さん)の対談記事が目に入ったので,何気に読んでみた。ら。これは続きを読まずにはいられないものだった。
これを契機に,ほぼ日読者に復帰できたらいいのだが。
● ほぼ日にたまっているコンテンツは小図書館ひとつ分は優にあるだろうから,すべてを読むのはまったく非現実的。が,糸井さんの対談は読んでおくべきだと思って,今日から読み始めた。
少しずつではなく,ある程度はスピードをあげて読んでいきたいのだが,さて。
“ガンジーさん”が連載中だった。「経験を盗め」に単行本化された糸井さんの対談,新宿2丁目のほがらかな人々,など。
● あと,女子大生ジミ屋とか,今のほぼ日ではまずコンテンツになることはあるまいと思われるものがいくつかあったと思う。
木村俊介さんのコンビニ哲学もちょっと独特。木村さん,Linuxについても書いていたな。
● 当時はすべての記事を読むことができた。過去記事も読めた。が,そんな期間はわずか。コンテンツがガッガと増えて,全部読むなんてとても。
そこからどんどん遠ざかり,ついてには全く読まないようになって今日に至る。
● ところが,先日,幡野広志さん(と糸井さん)の対談記事が目に入ったので,何気に読んでみた。ら。これは続きを読まずにはいられないものだった。
これを契機に,ほぼ日読者に復帰できたらいいのだが。
● ほぼ日にたまっているコンテンツは小図書館ひとつ分は優にあるだろうから,すべてを読むのはまったく非現実的。が,糸井さんの対談は読んでおくべきだと思って,今日から読み始めた。
少しずつではなく,ある程度はスピードをあげて読んでいきたいのだが,さて。
2018年9月1日土曜日
2018.09.01 ぼったくり
● 池袋駅西口の西一番街の入口にかかっていた横断幕。言っていることはまったく正しい。文句のつけようがない。
しかし,ここまで正々堂々と非難するのは,客引きというのがアウトローにあるものという認識があるからだろう。
● 歓楽街での客引きに限らない。実際には,インローにも“ぼったくり”はある。保険とか金融商品とか。
ケータイキャリアの通話料もそうじゃないか。NHKの受信料はどうだろう。NHKをまったく視聴しなくても,テレビ受信機を設置していればそれだけで受信料を取るなんてのは,国をあげての“ぼったくり”かもしれない。
● で,インローの“ぼったくり”の方がタチが悪いんだよね。客引きが“ぼったくり”だというのは,何といってもわかりやすい。
そういうものに付いていって“ぼったくられた”と泣いてるヤツには,テメーが悪いんだよ,ですませていい。身体を抱えられて強制的に店に引っ張りこまれてしまったよ,という場合くらいだろう。被害者として扱っていいのは。
● ところが,インローの場合は,“ぼったくり”であることが見えにくい。巧妙に隠されているというか,もっともらしい理屈を付けているというか。
騙される方が悪いと一概に言えない場合が出てくる。タチが悪い。まったく,タチが悪い。
しかし,ここまで正々堂々と非難するのは,客引きというのがアウトローにあるものという認識があるからだろう。
● 歓楽街での客引きに限らない。実際には,インローにも“ぼったくり”はある。保険とか金融商品とか。
ケータイキャリアの通話料もそうじゃないか。NHKの受信料はどうだろう。NHKをまったく視聴しなくても,テレビ受信機を設置していればそれだけで受信料を取るなんてのは,国をあげての“ぼったくり”かもしれない。
● で,インローの“ぼったくり”の方がタチが悪いんだよね。客引きが“ぼったくり”だというのは,何といってもわかりやすい。
そういうものに付いていって“ぼったくられた”と泣いてるヤツには,テメーが悪いんだよ,ですませていい。身体を抱えられて強制的に店に引っ張りこまれてしまったよ,という場合くらいだろう。被害者として扱っていいのは。
● ところが,インローの場合は,“ぼったくり”であることが見えにくい。巧妙に隠されているというか,もっともらしい理屈を付けているというか。
騙される方が悪いと一概に言えない場合が出てくる。タチが悪い。まったく,タチが悪い。
登録:
投稿 (Atom)