2019年2月24日日曜日

2019.02.24 東京散歩 隅田川

● 宿泊しているホテルから,隅田川は至近距離。少し歩けば隅田川大橋に至る。そこから隅田川に降りて,川沿いほ遊歩道を下流に向かって歩いてみることにした。
 歩くのは右岸側。つまり,中央区日本橋の方。

● まず出くわすのはジョギングをしている人たちだ。けっこうな数いる。ジョギングは健在なのだ。
 事の性格上,当然かもしれないが,一人で走っている人が多い。女性も一人で走っている。ティーンエイジャーとおぼしき乙女はいないけれども,若い娘さんから中年のオバサンまで,いろんな人が一人で走っている。
 彼ら彼女らを見ると,自分も自転車に復帰しなきゃなぁと思う。昨年5月に事故って,以後,自転車に乗ってないのだ。奥様のお許しがでない。で,ずっと乗らないでいると,乗りたい欲も減少するのだ。
 でも,身体を動かす何かを持っていた方がいい。ぼくが現役の自転車乗りなら,ジョギングしている彼ら彼女らとも何かの話はできると思うのだ。が,現時点では,ぼくは彼ら彼女らを見送るだけの存在だ。
中央大橋
● この“隅田川+遊歩道”がそっくり大規模公園だ。東京名所のひとつに数えていいのではないか。こういうところを散歩できる東京人が羨ましい。
 河畔にタワーマンションが何棟も建っている。眺めはいいに違いない。部屋からこの光景を毎日眺めることができる。では,ここに住みたいか。とりあえず,お金のことは考えないことにして。すんなりイエスとはならないのが,妙なところ。ここに住んでいれば毎日この光景を愛でるかといえば,そういうことにはならないだろう。

● どんどん歩いて奥まったところに来ると,とても静かだ。まちがいなく東京の景観なのだが,音がない。
 左の写真の正面は佃大橋。佃大橋を見やりながら,都市という山中の奥に彷徨いこんだような感じを味わった。

● 京都に行って鴨川べりを歩いたことは,もちろんある。学生時代から京都には何度も行った。
 が,京都は人を選ぶ。京都に呼ばれる人と呼ばれない人がいる。ぼくはついに呼ばれなかったし,これからも呼ばれることはないだろう。
 が,それを悔しく思う気持ちは皆無だ。隅田川のこの光景(人工の手が幾重にも入ったものだ)の方に惹かれるから。

● ぼくは京都よりも東京の方が相性がいいらしい。かといって,東京に住み着くことはできなかった中途半端な人間だ。
 田舎に生まれ育ち,若い時期に都会暮らしを味わったことがないために,都会に自分を同化させることができないのだと思う。

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