2021年4月16日金曜日

2021.04.16 コロナ感染拡大に関するGoogleのAI予測は当たるのか?

● 8日に「まん延防止等重点措置 東京都に加えて京都府・沖縄県も適用へ」というニュースがネットに載った。
 これってGoogleのAI予測が当たった? なんで予測できるんだろうね,こんなことを。

● でも,大衆はもうほとんど反応しないよね。勝手に笛,吹いてろよ,って感じになってる。
 医療機関でも保健所でも,長期にわたる激務を強いられているだろう。やるに値する激務なら耐えられるだろうけれども,虚しいだけの激務は一番応えるよね。これって本当に必要なの? と思いながら長時間働くのは一番身体によろしくない。そういう仕事をさせていないかってことなんだよねぇ。

● ぼくはといえば,緊急事態宣言中も週末は東京に出ていたし,宿泊もした。対応を違える必要性はあまり感じない。
 三密を避け,盛りあがっているところに近づかず,人に移さないようマスクを着け,手指消毒をこまめにする。そこさえ外さなければ,外的環境はあまり関係ないというのが経験則だ。
 というか,こういうときだからこそ東京にお金を落とさなきゃ,となる。ま,東京で遊びたいだけなんだけどね。

● Google AI の予測では,陽性者数も死亡者数も今月半ばから大幅に増えるんですよね。当たってほしくないけどねぇ。
 と,そこから1週間が経過したら,都知事が「東京に来ないでいただきたい」と他県民に要望したというニュースが載った。
 「来ないでいただきたい」いうのはよくよくのことだ。都民に都外に行くなじゃなくて,都民じゃない人に東京に来るなと言うわけだから。

● 東京は日本一の観光地でもあって,都外からの来訪者で成り立っているところも大きい。そういう人を見捨てちゃっていいのかい? そこまでの状況かね。
 18日から11泊12日の予定で東京に遊びに行くつもりなんだけど,やめた方がいいのかね。都営の美術館や博物館の類がすべて閉館になるのであれば,見合わせた方がいいんだが。ま,都の施設は閉鎖でしょうねぇ。

● いや,行きますけどね。隠居の身だから時間は売るほどあるんだけど,お金はそろそろ枯渇してくる。
 にもかかわらず11泊とは何ごとかといえば,11泊しても宿泊費は45,150円ですむんですよ。もちろん,安いホテルに泊まるんだけど。
 ホテル側はそこまで追い詰められているんだよね。この状態でキャンセルなんて,人でなしのすることだと思いますよ。

● とはいうものの,ですよ。Google AI は,ここから急激に増えていくと予測しているんですよね。
 東京の総人口を考えれば,1日の感染者数が300人だろうと1,000人だろうと,そんなのは誤差の範囲内で,対応を変えるような話ではないんだろうけどねぇ(高橋洋一さんの受売りなんだけど)。
 個人的に最も怖れているのは,11泊中に行く予定にしている演奏会が次々に中止になってしまうことだ。

2021年4月5日月曜日

2021.04.05 隅田川を歩く 千住大橋~白鬚橋

● 東西線の日本橋~西船橋を乗って,めでたくメトロ完乗。都内に戻ってきた。茅場町で日比谷線に乗換え,再び北千住に。
 3日に隅田川の上流端から白鬚橋まで歩くつもりが,北千住駅の近くで終わってしまったので,その続きをやろうというわけだ。

● が,茅場町からひと駅乗って,人形町で下車した。雨があがったことを確認して,半蔵門線に乗った。押上から東武線に乗り換えて,東向島で降りて白鬚橋に出,白鬚橋から北千住まで隅田川を遡ることにしよう。
 要は,隅田川の上流端から白鬚橋まで繋がればいいのだから。

● 東向島駅に着いた。ら。雨が降ってましたよ。どうする? 撤収するか。
 決められなくて,グズグズすること,30分。雨が引っ込んでくれた。結果的にはグズグズして正解だったわけだが,1人で登山なんかするといの一番に遭難するタイプだな。早めの撤収を決断できないわけだから。

● 国道6号(水戸街道)から明治通りに入って,白鬚橋。この橋を直進すれば山谷,三ノ輪を経て日暮里に至る。
 そのコースも魅力的ではあるが,ここから隅田川を遡上する。ここは意地でも左岸側を。
 すぐに水神大橋に至る。対岸は南千住。
 橋の下にホームレス殿がお休み中。この光景は白鬚橋の下流では何度か見かけた。が,一昨日は,上流端から歩いたわけだが,一度も見なかった。ホームレス殿が川を住処とするのは,このあたりから下流になるらしい。

● テラスから上に上がったところにもこんな光景が。ホームレス殿なのか,サイクリストがソロキャン中なのか。
 いや,前者なのだが,この世界も変化に洗われている。彼らの住処がダンボールでできていたのは今は昔のことになりつつあるのかもしれない。
 自転車1台で運べる荷物だけで人は暮らしていける。神の大いなる教示である。どういうところにテントを張ればいいのか,といったあたりも含めて,ぼくらが学べることはたくさんあると思うよ。

● 順調に遡上中。楽器を鳴らしている3人組。この光景は一昨日も何度か見かけた。1人だったり,グループだったり。
 コロナで増えているんだろうか。コロナは関係ないんだろうか。白鬚橋の下流を歩いたときには,一度も遭遇しなかったのだが。

● ここから隅田川は左に曲がっていく。右から直進で合流してくるのが,わかりづらい名前なのだが旧綾瀬川。架かる橋は綾瀬橋。
 ここでテラスは途切れているので,その綾瀬橋を渡って先に進む。マンションの隙間を抜けて隅田川に戻った。

● 千住汐入大橋が眼前にあった。土手にキレイに花を作っている。誰がやっているのだろう。河川管理者がやっているはずがない。
 太成倉庫が見えてきた。一昨日はここから一般道に出て,それっきりになったのだ。何やら工事中のようなのだが,いずれここは通れるようになるんだろうか。
 右岸側はずっとテラスが続いている。右岸側を歩いていれば,一昨日のうちに白鬚橋まで余裕だったなぁ。
● ともあれ。これで上流端から白鬚橋まで歩いたことになる。残りは勝鬨橋から東京湾(河口という感じじゃないんだよね)までの短い距離だ。今から行ってもいいんだけども,明日に回そう。
 ということで,北千住駅から今日何度目かの日比谷線で八丁堀。京葉線で潮見。日中,南船橋から京葉線に乗ったときは,そのまま潮見まで乗ってしまおうかと思ったけど,そうしないでおいて良かったよ。

● 今日は1日,メトロに乗り続けた。24時間券が大いに役に立った。
 都内を移動していると,メトロに600円分乗るなんて簡単そうに思えるのだけど,これが意外にそうでもない。4回乗れば元は取れるのだが,これくらいだったら歩こうとなることが多いし,実際に歩いた方が楽しかったりもするわけで。
 しかし,今日は600円の倍以上乗ったんじゃないかと思う。24時間券,ありがたし。

2021.04.05 東京メトロ全線完乗

● 今日は雨が降っている。が,午後には晴れるらしい。
 京葉線を八丁堀まで乗って,日比谷線に。北千住まで行って,千代田線の北千住~北綾瀬間に乗っておこうと思う。この区間が未乗なので。雨が降っていても,これならできる。

● 日比谷線の電車が南千住止まりだった。この駅は山谷の最寄駅になる。今の山谷をドヤ街のイメージだけで捉えるのは間違いで,コロナ以前は外国人バックパッカー(特にカップル)の聖地になっていた。
 この駅があればこそ,山谷は交通至便で,聖地にもなり得る(浅草まで歩いてもいいんだが)。メトロ日比谷線とJR常磐線がこの駅から使える。都心に直通する。使うことはないだろうけれども,つくばエクスプレスもこの駅に停車する。

綾瀬駅ホームから見る綾瀬の街
● 千代田線は北千住からJR常磐線に乗入れて我孫子あたりまで直通するんだけども,綾瀬~北綾瀬のひと駅間は盲腸線。運転本数もグッと少なくなるっぽい。
 北綾瀬って,プチ高島平みたいなところですか。大勢の人が肩寄せ合って暮らしている,みたいな。集合住宅がボンボン建っている。

● しっかし,なかなか雨がやまないなぁ。雨があがれば,隅田川歩きの続きをやりたかったのだが,やまないなら仕方がない。東西線の日本橋~西船橋間が未乗だから,この際,それにも乗っておくことにしよう。
 日比谷線,銀座線と乗り継いで,日本橋に出ることにする。まだ雨はあがっていない。やむのかね。

● 日本橋では丸善を覗いてから東西線に乗って,終点の西船橋に着いた。これでメトロにはすべて乗ったことになる。だから何なんだ? ホントにねぇ,だから何なんだ?
 とにかく,メトロ全線完乗ということで,ひとつよろしく。感慨はほぼまったくないんだけど。

● ここまで来れば,もうひとつ,やっておきたいことがある。京葉線,武蔵野線の魔のトライアングル(?)問題だ。
 東京から京葉線の蘇我行きに乗ると,市川塩浜から二俣新町を経て南船橋に至る。府中本町行きに乗ると,市川塩浜から西船橋に出る。残りの1辺にまだ乗っていない。これに乗っておきたい。

● いや,実際には造作もなかった。ひと駅だもんね。あっという間に,かつては長閑以外に何もない野原であったろう南船橋に着いた。これで三角形の三辺に乗ったことになる。
 帰りは東京行きに乗り,市川塩浜から府中本町行きで西船橋に戻った。あらためて,2辺にも乗り直したということね。

● 西船橋駅内の立食いそば屋。実質は「いろり庵きらく」かと思ったんだけど,そうでもないっぽい。天ぷらそば,410円。
 てか,JR側の駅構内はいろんなお店があって,さながら1つの街のようですよ。総武線と武蔵野線が交差する要衝でもある。ホームの番線も12番線まである。
 そこに東西線と東葉高速鉄道が乗入れてるわけだから,田舎者にはちょっと戸惑うこともありました。

● 東西線って快速運転もしてるのね。西船橋を出ると浦安まで停まらない。その次は東陽町。以後は各駅停車。これだと浦安から門前仲町までちょうど10分。かなりの高速でしょう。

2021.04.05 プリンス潮見,4泊目

● 4日。ホテルの近くに弁当屋がある。そこで色々買いこんできて,部屋で飲む。毎晩,飲んでしまう。量は大したことないんだけど。

● 619号室に移動した。最初が617号室だったので,その隣ということになる。
 ともあれ,617→456→619 と移動しているのだが,いずれも同じタイプの部屋。一番安いスタンダードの部屋だと思うのだが,ビジネスホテルの3倍近い広さがある。
 ぼくならここに住める。ホテルとしてならいいけれども,住むには少し窮屈だとは思わない。

● 今どきのホテルは水回りが良くなっている。トイレと風呂はそれぞれ個室。風呂には洗い場があることも必須。ユニットバス的なものはあり得ない。
 昔はそれなりのホテルで客室のソファやデスクは立派でも,水回りがお粗末だった。今の目から見れば。プリンスなら最も古い高輪に泊まってみれば,このあたりの事情は歴然とする。

● 今日から朝食なしで宿泊料は7,750円。それで,ホテルが5,000円分の金券をくれる。この金券はもちろん,ホテルでしか使えないわけだが,潮見駅付近にいくつもあるマンションの部屋を借りるより,このホテルに住んでしまった方が安いんじゃないか。
 サウナもジムもタダで使える。ランドリーもありますよ。600円だから市中のコインランドリーと同じ値段でしょ。

● ま,5,000円の金券は元を取ろうとしちゃいけません。捨てるつもりで。レストランの入口で売られているレトルトカレーを買っておけばいい。買ってもし不味ければ捨てる。クッキーもあるんだけど,品薄状態でなかなか買えないっぽいので。

2021年4月4日日曜日

2021.04.04 無印良品 銀座-民藝 生活美のかたち展

● 銀座,並木通り。無印良品銀座を覗いたら,6階のギャラリーで「民藝 生活美のかたち展」が開催されていた。
 無印のデザインを支えてきた深澤直人さんが日本民藝館の館長に就任しているのだから,これからもしばしばコラボするのだろう。

● 民藝とはそもそも何かについては,この巡回展のリーフレットの挨拶文で深澤さんが解説している。「観賞用としての雅な逸品ではなく,大衆に向けて作られた温もりを宿す実用の手工芸品の中に,健全で尋常な美が宿っていることを柳は見出しました」ということ。
 したがって,たいていの場合,作者不明となるのだろう。作者という概念自体が成立しない世界なのだろう。
 柳は「用の美」という見事な言葉をも残している。後世の人は機能美などとも表現するようになっているが,ほぼ同じ言葉と理解してよいのだろう。

● 深澤さんはまた,無印良品について「印のついたマーケティング戦略に基づいたものづくりに抵抗し,質素で豊かな真の価値を目指して1980年に設立されました。それはプロダクトによる現代の民藝運動と言えるかもしれません」と言っているが,これには賛否両論があるだろう。
 目下のところ,ぼくは否の側に立っている。無印は印のひとつにすぎないように思えるからだ。

● この巡回展はかなり見ごたえがあるものだった。展示物の多さがその主因だが,この建物の6階の空気感によるところもあると思う。重苦しくなく見通しがいい。
 建物じたいではなくて,中にいる人間が作りだしているものだと思うのだけども,長居するのが苦にならない感じというかね。

● で,ザッとだけれども,展示を見終えたあと,これら昔の民具を美しいと思えるか思えないかは,審美眼の問題ではなく,自他の生を慈しめるかどうかで決まるのだろうな,と思った。
 美しいと感じるより,使いやすいと思う。その視点でどこまで受けとめられるかは,生活者としてどれだけ真摯に生活に向き合ってきたかで決まる。

● 以下はまったく余計なことなのだが,先に,無印を民藝に比することについては否だと言った。その理由の1つは無印製品が企業体(株式会社)によって生みだされているからだ。つまり,全体を総べる者,管理する者がいるからだ。
 もちろん,いていいんだけれども,どうもこの経営側に問題があるのじゃないかと思うことが,最近の良品計画には多い。たとえば,このニュースだ。

● もしこれが本当なら(本当なのだろうが),良品計画の経営陣はその資質に疑問符が付く。状況がわかっていない正真正銘のバカなのか。あるいは中国に対する損切りをする決断力がないのか。
 現時点でこの会社の株を買うわけにはいかないだろう。社員の苦心と営為によって積上げた富を,経営陣がその愚鈍によって蕩尽してしまっている図が浮かんできてしまう。

● 本体の日本民藝館も今月の今日,リニューアルオープン。本館は月曜以外は開館しているが,柳宗悦の居宅だった西館は第2・第3水曜日&土曜日のみ開館。
 早めに行って,ゆっくりと見て回る時間を確保したいものだ。

2021.04.04 プリンス潮見,3泊目

● 3日。ホテルに帰還して,またしても部屋で酒盛り。安上がりで安全。
 ちょっといい酒にしてみましたよ。けれども,ま,ぼく的結論はトリスで充分ということ。

● コロナによる飲食業者のピンチについては自分でも言及することがあるんだけれども,飲みに出ることは絶えてない。今年になってからは一度もない。
 主には加齢による活力減と環境の変化(引退)によるもので,コロナ以前からそうだったので,そこはお許し願いたい。立食いそば屋や吉野家に行く頻度は決して落ちていないはずだ。

● 大学生の水泳部だと思うんだけど,若者の団体さんが宿泊している。大浴場に行くと,その若者たちがたむろっている。
 鍛えている若い肢体ってのは,イイもんだねぇ。っていうか,参りましたってなっちゃうねぇ。天下はあなたたちのものです,どうぞご自由に,ってなもんだ。

● 明けて4日。3日連続で同じメニューの朝食。罰当りなことを言う。飽きた。

● 昨日は隅田川沿いを行きつ戻りつしながらけっこう歩いて,けっこう足に来た。足の疲れが翌日まで残るかと思っていたんだけど,まったく残っていない。
 サウナで熱して水風呂で粗熱を取ると,マッサージ効果があるんですかねぇ。翌日に残るほどには歩いていなかっただけなのかもしれませんがね。

● ところで。3日に456号室に移動。今日(4日)も部屋が変わるらしい。なぜそうなるのか。そういう取り方をしているから,とわが家の
ホテル奉行は言うのだが。
 宿泊料も3日は土曜日だから17,000円だった由。ちなみに,ここは7日にチェックアウトする予定なのだけども,明日より朝食なしとなり,宿泊料は7,750円になる。
 2人で泊まって7,750円ですからね。コロナに感謝したくなるくらいなんだけどねぇ。

2021年4月3日土曜日

2021.04.03 隅田川の上流端から

● 潮見からJRで東京駅に出た。東京から丸の内線で四ッ谷。といって,四ッ谷に用事があるわけではない。南北線で終点の赤羽岩淵に行こうと思う。王子から北が未乗。赤羽岩渕まで乗れば南北線も完乗。
 ということで,赤羽岩淵駅に着いた。さいたまスタジアム線にも乗っておくかと思ったが,片道480円もするのでやめた。

● ところで。東京とは何かといえばすなわち隅田川のことである,というのはどうでしょうか。蛎殻町のホテルによく泊まるようになってから,隅田川が親しいものになった。
赤羽岩淵駅
 2019年の9月に白鬚橋から隅田川大橋まで隅田川テラスを歩いてみた。2020年の11月には勝鬨橋から隅田川大橋まで歩いている。ので,白鬚橋から勝鬨橋までは歩いている。
 残りを歩いておこうと思って,赤羽岩淵にやってきたのだ。なぜなら,ここから隅田川の上流端が近いからだ。

● 北本通りを北に少し歩くと,埼玉県との県境。境になっているのが新河岸川。そのすぐ先に荒川がある。少し下流で新河岸川と荒川が合流すればわかりやすいのだが,合流しない。
 合流しないどころか,荒川から新河岸川に分水する流れがあって,その流れを受けて,そこから先,新河岸川が隅田川と名前を変える。そして,東京湾に注ぐわけだ。

新河岸川
● 地形的には荒川と隅田川の2つが流れている必要はないはずだ。どうして1つにまとまらないのだろう。不自然だと思っていたのだが,元々は1つだったものを,わざわざ2つに分けたのだね。なぜそんなことをしたのかといえば,流域の洪水を防ぐためだ。
 岩淵水門から荒川と分岐して隅田川が始まるのだけど,放水路の方が荒川本流になった。大変な工事だったわけだ。
 とすると,元々の荒川は今の隅田川のこと? 大川は荒川だったわけか?

● その荒川の放流門。右側が下流。手前が放水路。と言いたくなるのだが,手前が元々あった本流で,奥の大きな流れの方が放水路であるわけだ。そちらが今の荒川。
 明治時代の工事らしいのだが,よくできたものだなぁ。重機もないのに,どうやって掘削したのだろうか。

● 荒川堤防でマラソン大会催行中。サイクリングロードにもなっている。ランナーとサイクリストでなかなかの混みようだ。
 てか,おまえら,どんだけ暇なんだよ。ま,もっと暇な男がここにいるんだけどね。

● 新河岸川の右岸を行こうと思って数百メートル歩くも,防潮堤に阻まれて,川が見えない。これでは新河岸川と荒川放流路が合わさって隅田川になるところが見えない。
 引き返して,荒川本流の右岸に出るしかない。最初から蹉跌を踏んだというかね。
 詳しい地図なんか持っていないし,見てもいない。歩きながらスマホでGoogleマップを見ればいい。それはそうなのだが,どういうわけかそれをする気にならない。

● 新岩渕水門の上を通って,荒川右岸(=隅田川左岸)に出る。はるか先にスカイツリーが見える。
 左が新河岸川,右が荒川放水路。いや,放水路は荒川本流の方なのだが,ややこしいので,こちらを放水路ということにしておく。
 で,これより隅田川。もちろん,手前が下流だ。
 ここでも厳密に言うと,荒川の水門を出たところから隅田川で,新河岸川は隅田川に合流するんだけれども,見た感じでは新河岸川が荒川から水の供給を受けて隅田川になると考えた方が自然なんだよね。

● 最上流ですでに隅田川の風格がある。それはそうだ。名前が違うだけで,さらにその上流が長いわけだから。
最初の隅田川の標識






● 防潮堤に遮られて川面は見えない。反対側には工場。何とはなしに腑に落ちる光景だと感じるのは,そういうイメージをこちらが持っているからだけどね。
 堤内地の標高があがってきて,川が見えてきた。何がなし,ホッとする。

● 新神谷橋を渡って右岸側に。やっと,隅田川テラスに降りられた。このまま進めればと思うのだが,そうは問屋が卸してくれないことは,予め折込済み。
 新田橋を過ぎて,テラスは行き止ま
り。一般道に出る。
北区豊島というところを歩いたのだが,
豊島というのは昔はもっと広域に用いられた地名ではなかったか。豊島郡王子とか。








● 再び,テラスを歩いていく。春のうららの隅田川,そのもの。
 以前の防潮堤の一部をメモリアルに残してある。いいことだと思う。

● 豊島橋を過ぎる。テラスはまた行き止まり。ので,防潮堤の外側を歩いていく。途中,工事でこんなになってるところあったが,かまわず進んで行く。
 が,こちらもその先で行き止まり。だったら,その旨,表示しといてよぉ。立入禁止の通せんぼのはるか手前で “抜けられません” の標識が欲しい。
 引返す以外の選択肢はない。ちょっと気が滅入ってきたぞ。

● 豊島橋を渡って左岸に移ることにした。1㎞は無駄を踏んだ。
 隅田川が区境になっている。右岸は北区。左岸は足立区。
 左岸にも防潮堤はある。あたりまえだが。





● 左岸はずっと足立区なんだけど,右岸には荒川遊園が見える。北区から荒川区に入ったらしい。
 しかも,どうやら,ぼくが引返したところのすぐ先からテラスが始まっていたっぽい。何だかなぁ。
あと1週間早く歩いていればと思わせる光景








● 小台橋を渡ってまた右岸に出てみる。しばらく歩くと尾久橋が見えてくる。上を走っているのは舎人ライナー?


これはススキ? 何ですか?

● 尾竹橋を渡って,左岸に。後から振り返れば,これが痛恨の失敗だったかもしれない。このまま右岸を行くべきだったか。
● 帝京科学大学の千住キャンパスを過ぎてしばらく行くと,また行き止まり。実際には行けるんだけど,転落防止の柵がない。子供が落ちて溺れたなんてことがあると,河川管理者の責任が問われる?
 一般道に出て迂回。こんなところを歩いた。

京成の鉄道橋





● さらに行くと,橋が建て混んでいる。人や車が通るのじゃない橋のようだ。


● 千住大橋。芭蕉は深川の芭蕉庵から船でここまで来て,ここから陸路に出たんですか。







● 鉄道橋。3本。JRとつくばエクスプレスと東武?






● 今日は白鬚橋まで行ければと思う。白鬚橋から勝鬨橋まではすでに歩いているから,あとは勝鬨橋から東京湾までの僅かな距離を歩けば,隅田川を走破したことになる。
 が,またしても行き止まり。引き返して一般道に出たが,ここで隅田川を見失ってしまった。隅田川は右に蛇行するのに,こちらは左に逸れたので,距離が開いてしまったのだ。

● 北千住の駅に出た。ここから白鬚橋はけっこう近いはずだが,深追いしないで,ここまでにしておこう。
 北千住から日比谷線で八丁堀。JR京葉線に乗換えて,潮見のホテルに帰還。認めたくないけど,ちょっと足にきてたねぇ。
 その前に駅前の富士そばで,遅めの昼食または早めの夕食。紅生姜天そば,430円。

● 隅田川縦断なんてことをする人のためにテラスを付けているわけではないから,また合流してくる支川もあるので,短く寸断されている。
 それで右往左往することになるんだけど,基本的には右岸にポジションを取った方が歩きやすいと思う。