ホテルで過ごすことが宿泊の目的になる。ホテルの外よりホテルにいる時間の方が長い。風呂に入ったりウトウトしたりお茶を飲んだりしている。
● しかし,一方で,だったら,東京まで行かずとも,地元のホテルに泊まっても同じことじゃないか。地元にいいホテルがあれば,そこでゆっくりすればいいではないか。交通費もかからない。
ので,宇都宮のホテルには泊まる機会がないわけだ。若い頃は,終電に乗り遅れて,駅前のビジネスホテルに泊まることが時々あったけど。
宇都宮のホテルの代表格というと,東武ホテルグランデとホテル東日本宇都宮の2つかと思うのだけど,さてこれがどの程度のものなのか。風呂・トイレはユニットバスだったりしないのか。できたのはけっこう前だからなぁ。ユニットバスでは他がどうであってもビジネスホテルと見做すぞ。
もっと古いホテルもあるが,ホテルは古きがゆえに貴からずであって,ざっくり言えば新しい方が期待が持てる。ということなら,駅ビルにあるホテルメッツの方がいいかもしれないなぁ。
● ソフト面つまりスタッフの練度においても,東京水準とはいかないだろう。東京ほどの競争には晒されていないだろうから,これは致し方がない。
チェーンのビジネスホテルなら均一化されているのかもしれない。宇都宮にもアパはあるが,アパなら全国どこのアパでも差はないのだろう。そもそもセルフ化が進んでいて,差など出ようがないと思うが。
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コンテナホテル |
宇都宮だけではなく,栃木県を中心に全国展開をしている。事業会社は㈱デベロップだが,栃木県の会社かと思いきや,千葉県市川市に本社がある。
タイの五つ星ホテルのデュシタニも進出するはずだったが,白紙になったらしい。「国内外の富裕層並びにVIPなどをメインターゲットとし」と言っても,国内外の富裕層やVIPが宇都宮に何しに来るの?
宇都宮でそんな高級ホテルが成立するはずがない。デュシタニは正しい選択をしたと思うが,後釜はないから計画はその分縮小することになる。
● といったあたりが宇都宮のホテル事情だ。駅東の再開発はできあがりを楽しみにしているけれども,旧市街の空洞化はいっそう進むなぁ。JR駅と東武駅が綱引きをしていたようなものだが,さらにJR駅の東側に引っぱる力が加わるわけだから,駅西地区はズルズルと衰退する。
しかし,変化を続けていられる間は,まだ元気な証とも言える。
● あえて宇都宮のホテルに泊まってみるという酔狂をやってみようと思わないわけではないが,駅東再開発の終了後だな。
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