● 始めてのスマホはdocomoのSH-12Cだったか。カメラ機能はあまり(というか,ほとんど)使わなかった。が,今は最も使う機能になっている。
ブログとSNSを始めたからだ。写真で記録を残す的なことになっている。
● ブログやSNSと連動するんだから,写真を撮るのはスマホでなければいけない。単体のデジカメではダメだ。少しくらい機能が劣っていてもスマホ。その方が便利だなどという段ではない。
となると,写真の貯蔵庫もブログとSNSになる。そこを離れて写真だけを保存することは,ぼくの場合,皆無だ。ブログやSNSに使わなかった写真は削除する。
● だから,容量無制限で写真を保存できるクラウドサービスがいくつかあると思うのだが,そられにはまったくそそられない。
ブログやSNSにあげると,容量はだいぶ圧縮されるのだが,それで困るような写真は撮っていない。っていうか,ぼくには撮れない。ぼくが撮っているのはスナップ写真の域を出ないものだ。
写真にこだわっている人にはまったくあてはまらない保存法だけども,ぼくはSNSに保存。当然,保存できる枚数は無制限だ。
● ぼくはSNSはTwitterしか使っていない。Twitterに写真を保存することの問題点は検索だ。
あとからあの写真を見たいとなった場合(そんなにないが),Twitterだけだとたどり着くのが大変だ。気の遠くなるようなスクロールが必要になる。
Twilogの併用は必須だと思う。検索はTwilogでやるのがよい。
2019年7月30日火曜日
2019年7月28日日曜日
2019.07.28 埼玉散歩-与野本町
● 大宮で埼京線に乗り換えて与野本町。暑いわ。梅雨寒が続いたから,この暑さはかなり応えるよね。特に,老いの身にはさ。
宇都宮から1,490円。“青春18”を買おうかと思ったんだけど,この夏に5回使えるとはちょっと思えないので,普通に切符を買った。でも,“青春18”を買ってしまった方が良かったかなと,しばしウジウジ考えた。
● 与野本町駅,降りたらそこにダイソーがある。助かる~。コンビニエンスストアとはダイソーのことですよ。何でもあるんだもんね。以前,線香をさすための砂まで売っているのを知って驚いた。
こんなのを買った。すぐに必要なのは,右端のフィルム付箋だけなんだが。
● こんな自転車屋,うちの近くにもあるといいな。明日にでも潰れそうなのとか,陰気なオッサンの店で買う気にならんものな。ネット通販になっちゃうんだよ。
後々を考えると,自転車はリアルショップで買うのが吉とは重々承知なんだけど,そのリアルショップがなぁ。
まぁ,カンセキのサイクリスタがあるからね。でも,サイクリスタがあるんだから,自転車はネットで買ってもいいんじゃね,とも思うわけだが。
● さいたま芸術劇場。何度か来ている。どうでもいいんだけど,ここ,さいたま市じゃなくて埼玉県が運営してるんだからね。ほんと,どうでもいいんだけど。
川口と所沢にも立派なホールがあったよな。埼玉,すげぇ。栃木と比較してはいけないんだが,こういうものは人口密集地でなければ成立しないものだ。
● 遅めの昼食。ホットモットのロースカツ丼。490円。のり弁が食べたかったんだけどね,300円のを1個だけ注文するのが気がひけてさ。オッサンのダメなところ。堂々とのり弁を注文すればいいんだよな。
さらに,鰻重にすればよかったとか,後悔したりもしちゃってさ。ダメじゃん,オッサン。
味に文句はない。が,吉野家の方が速いんだよね。
● 埼京線で大宮から2駅目。このあたり,元々は畑だったと思われる。駅名は与野本町だが,このあたりが旧与野市の中心街ではないんだろう。
京浜東北線の与野駅あたりかね。与野駅がある場所は旧浦和市だったはずだが。
宇都宮から1,490円。“青春18”を買おうかと思ったんだけど,この夏に5回使えるとはちょっと思えないので,普通に切符を買った。でも,“青春18”を買ってしまった方が良かったかなと,しばしウジウジ考えた。

こんなのを買った。すぐに必要なのは,右端のフィルム付箋だけなんだが。
● こんな自転車屋,うちの近くにもあるといいな。明日にでも潰れそうなのとか,陰気なオッサンの店で買う気にならんものな。ネット通販になっちゃうんだよ。
後々を考えると,自転車はリアルショップで買うのが吉とは重々承知なんだけど,そのリアルショップがなぁ。
まぁ,カンセキのサイクリスタがあるからね。でも,サイクリスタがあるんだから,自転車はネットで買ってもいいんじゃね,とも思うわけだが。
● さいたま芸術劇場。何度か来ている。どうでもいいんだけど,ここ,さいたま市じゃなくて埼玉県が運営してるんだからね。ほんと,どうでもいいんだけど。
川口と所沢にも立派なホールがあったよな。埼玉,すげぇ。栃木と比較してはいけないんだが,こういうものは人口密集地でなければ成立しないものだ。
● 遅めの昼食。ホットモットのロースカツ丼。490円。のり弁が食べたかったんだけどね,300円のを1個だけ注文するのが気がひけてさ。オッサンのダメなところ。堂々とのり弁を注文すればいいんだよな。
さらに,鰻重にすればよかったとか,後悔したりもしちゃってさ。ダメじゃん,オッサン。
味に文句はない。が,吉野家の方が速いんだよね。
● 埼京線で大宮から2駅目。このあたり,元々は畑だったと思われる。駅名は与野本町だが,このあたりが旧与野市の中心街ではないんだろう。
京浜東北線の与野駅あたりかね。与野駅がある場所は旧浦和市だったはずだが。
2019.07.28 巷にいて大学を下に見る

どうして慶應であり,どうして同志社なのかは,ぼくにはわからないけれど,こういうのに踊らされるのは,まぁ,善男善女というか大衆というか庶民なんでしょうなぁ。
ぼくの意見は言わずもがなだが,慶應も同志社も無理して行くほどのところじゃないだろうよ,というもの。バカバカしいからやめておけ。
● 長らく学歴社会という言葉が通用してきた。今でも通用しているのだろうが,学歴の威力はだいぶ弱まっている。
じつは,はるかな昔から,学歴は出世栄達を約束するものではなかった。学歴だけでどうにかなるほど,会社は甘いものではなかったはずだ。
たとえば,重役になる人の多くが東大卒だったとしても,それは彼が東大を卒業しているから重役になったのではなく,彼の性格なり,肝の据わり方なり,面倒見の良さなり,如才なさなりの結果だろう。で,性格や如才なさや面倒見の良さを東大が教えているとは思えないわけで,要は学歴はイリュージョンだった。昔からそうだ。
● とはいえ,スタート地点に立てるチャンスを豊富にするという効用は大学にあったかもしれない。国家公務員試験のⅠ種や大企業の総合職に高卒で応募するというのは,現在でも難しいのだろう。
しかし,入口の区分けはどうあれ,入ってしまえば,区分けは入口だけだったということがわかるだろう。国家公務員だって,Ⅰ種じゃない入口から入って,局長まで上った人はいるはずだ。そんなもの。入ってしまえば,入るときまでのモノサシは関係ないのだ。
● 学歴の威力が弱まったのは,第1に同世代に占める大学生の比率が増したからだ。四の五の言わなければ,ともかく全入の時代だ。どんなバカでも大学生にはなれるのだ。
だからこそ,慶應や同志社を目指すのじゃないかと言う人には,2番目の理由を示す。大学全体のプレステージが落ちているからだ。
● いつまでも落ちたままかどうかはわからない。盛り返すのかもしれない。が,現状でそれを嗅ぎ取ることは難しいように思う。
“知”が大学の独占物ではなくなって久しい。インターネットの普及が大きいが,大学が抱えている程度の“知”のストックはネットにもある。それ以上のものがネットにはあるかもしれない。
● ゆえに,勉強したい,学問したいというなら,大学に行くのが唯一の選択肢ではない。むしろ,独学の方が優位かもしれない。逆にいうと,その気持ちのない人が大学に行っても仕方がないのじゃないか。
昔から大学は友だちを作るところだったじゃないかと言われるかもしれないが,ぼくは大学時代の友人とは一切没交渉だ。つながりなどない。学生時代に彼らと色々喋ったことが今に生きているとも思えない。そんなものなのだ。勉強すること以外の大学の価値をあまり大きく見てはいけない。
● その勉強も,大学のそれはかなりぬるま湯的だ。文系と言われる分野ならば,大学生が4年間かけてやっている程度のことは,高卒で働きながらでも2年でクリアできる。
大学に行くのは時間のムダだと思うが,どうしても行きたいのであれば,東京の大学,しかも23区内にキャンパスがある大学に行くといい。吸収力の高い4年間を東京で過ごすのと地方で過ごすのとでは,大差が生じる。
● 東京の大学に入ったのならば,当然,アパートと教室と図書館の三角形上しか動かなかったという生活をしてはいけない。巷で揉まれないとね。
だから,慶應はいいけれども,同志社はダメだ。さらにいうと,慶應ですら無理をしてまで行くところではない。大学を等身大に見るのは受験生にはまだ難しいかもしれないが,巷にいて大学を下に見るというくらいがちょうどいい。
2019年7月27日土曜日
2019.07.27 久しぶりにシェラトン都に宿泊
● 久方ぶりに太陽が出た。梅雨,あけたのかな。グングン気温もあがっている。台風風があるんで,まだいいんだが。
避暑のため,東京の別荘(?)に向かっている。
● 湘南新宿ラインで恵比寿。山手線に乗り換えて目黒。ホテルの送迎バスで久しぶりのシェラトン都ホテルに着。相方が取った部屋は1220号室。
スイートではない普通の部屋だけど,ゆったりしてる。風
呂場も広いし,トイレは完全個室。パソコンを使ったり,書きものをするためのデスクはない。が,ソファとテーブルがある。ここではそんな無粋なことはしないで,ゆっくりとくつろいでくださいよ,ということかもしれぬ。
これなら(スイートしゃなくても)長期間住めると思う。あとは,お金だけの問題。
● まずはサウナに行った。だいたいメンバーの爺さまが複数いる。今回は爺さまというにはまだ若いオッサンが何人かいた。
サウナじたいは,地元の日帰り温泉に行けば,使うことができる。が,その日帰り温泉にバッタリと行かなくなった。3年は行っていない。
それに,こちらはホテル水準だ。といって,サウナはサウナであって,公営の日帰り温泉と変わりはないんだけども,ゆったりとした休憩スペースがある。ドリンクバーの機械もあって,備え付けの雑誌を読んでのんびりするのは最高だ。
知らぬ間に時間が過ぎている。ひょっとしたら,これ以上の贅沢はないかもしれないと思うほどだ。ま,ぼくはスポーツをやらないのでね。スポーツをやる人はもっと贅沢な時間を持てるのだろうね。
● ラウンジで飲む。ツマミの種類が増えていた。ビーフシチュー,ローストビーフ,から揚げといった肉を中心にハイボールを飲む。最後は焼きうどん。
この日は家族連れがいなかったのがありがたかった。自分たちのことを棚にあげて言うんだけれども,エグゼクティブ・ラウンジにエグゼクティブはいないからね。ブッフェ形式のカクテルタイムで夕食もすませられるぞ,やったぁ,と考える人間ばかりだからね。
ホテル側も夕食もすませられるように焼きうどんまで出しているわけだよね。
● 夜のホテル庭園を少し歩いてみる。相方も来たんだけど,段差があるので夜は危ないと早々に部屋に戻っていった。
もったいない。が,一理はある。特にお年寄りには夜の庭園を散歩することはお勧めしない。
● 酔って早々に寝てしまった。というわけで,翌朝。
近くを散歩してみた。静かな清正公。このあたり,ほんと,寺町。お寺が多い。高野山東京別院も近くだしね。清
正公からこちらの天神坂を上っていくと,泉岳寺も近い。
泉岳寺も高野山東京別院もすでに行っている。また行ってみたいとも思わないので,今日はこれだけにしておく。
● しばらく来ない間に,ロビーも少し変わっていた。右の写真の手前の丸テーブルには4台のPCがあった(Link@sheraton)。今は1台の英語PCがあるのみ。
四角のテーブルは今までなかったもの。ご自身のPCをここでお使い下さいってこと? プリンタも置いてある。スマホからWi-Fi接続で印刷できるんだろうか。
要するに,Link@sheratonがなくなったってことね。スマホ時代にこのサービスは必要ないでしょうからね。
● 1階の「四川」で朝食。頑固に和食。で,ここはロイヤ
ルパークがいいなぁと思う。特に卵料理。ロイヤルパークの方が圧倒的に品数は少ないんだけども,一品一品の質が高い。ぼくでもわかるくらいだから,たぶん,相当に違う。
しかぁし。ハラールコーナーにあるこのひよこ豆のカレーはここにしかないもの。すべてのホテルを見て回ったわけじゃないけどさ。イスラム教徒に向けてのものだが,辛さのほどがぼくにはちょうどいい。カレースープではないけれども,そっちからの発想のような感じね。
要するに,だ。次は和食はやめてひよこ豆のカレーを食べたいだけ食べることにしよう。
● カットフルーツも旨い。旨いのだが,ぼくはパイナップルやグレープフルーツよりも,トマトが好きでありまして。ミニトマトに塩を振って食べるのは応えられませんよ。
フレッシュジュースのマシンがお目見えしてた。オレンジのフレッシュジュースも好きなだけ飲める。
● 気持ちよく食べ過ぎたあとは,サウナ。入浴時間は30分。その後の休憩が2時間。その後は庭園を歩いてみる。やっぱ,ここ,いいホテルだと思いますよ。別荘にするなら,やっぱりここかなと思う。
当然,2泊と思っていたのだが,1泊しか取っていないとのこと。ので,これが最後のラウンジ。また,気持ちよく食べ過ぎた。
食べ過ぎ続けてきた効果も
覿面で,サウナで体重を測ったら80kgに近づいていた。20代までは50kgの風が吹くと飛ばされそうな体型だったのに。橋の下をたくさんの水が流れたんだな。
● 最近はロイヤルパークに行くことが多い。ロイヤルパークに比べると,シェラトン都は遠い。時間の問題ではなく,JRで乗換えが必要というのと,駅から送迎バスというところ。
あと,やっぱり(ぼくには)白金台より人形町の方が合っている。ホテル単体だけでは決められないところがある。下町が合う人間なのだ。銀座より新橋を好むのと同断だ。
避暑のため,東京の別荘(?)に向かっている。
● 湘南新宿ラインで恵比寿。山手線に乗り換えて目黒。ホテルの送迎バスで久しぶりのシェラトン都ホテルに着。相方が取った部屋は1220号室。
スイートではない普通の部屋だけど,ゆったりしてる。風
呂場も広いし,トイレは完全個室。パソコンを使ったり,書きものをするためのデスクはない。が,ソファとテーブルがある。ここではそんな無粋なことはしないで,ゆっくりとくつろいでくださいよ,ということかもしれぬ。
これなら(スイートしゃなくても)長期間住めると思う。あとは,お金だけの問題。
● まずはサウナに行った。だいたいメンバーの爺さまが複数いる。今回は爺さまというにはまだ若いオッサンが何人かいた。
サウナじたいは,地元の日帰り温泉に行けば,使うことができる。が,その日帰り温泉にバッタリと行かなくなった。3年は行っていない。
それに,こちらはホテル水準だ。といって,サウナはサウナであって,公営の日帰り温泉と変わりはないんだけども,ゆったりとした休憩スペースがある。ドリンクバーの機械もあって,備え付けの雑誌を読んでのんびりするのは最高だ。
知らぬ間に時間が過ぎている。ひょっとしたら,これ以上の贅沢はないかもしれないと思うほどだ。ま,ぼくはスポーツをやらないのでね。スポーツをやる人はもっと贅沢な時間を持てるのだろうね。
● ラウンジで飲む。ツマミの種類が増えていた。ビーフシチュー,ローストビーフ,から揚げといった肉を中心にハイボールを飲む。最後は焼きうどん。
この日は家族連れがいなかったのがありがたかった。自分たちのことを棚にあげて言うんだけれども,エグゼクティブ・ラウンジにエグゼクティブはいないからね。ブッフェ形式のカクテルタイムで夕食もすませられるぞ,やったぁ,と考える人間ばかりだからね。
ホテル側も夕食もすませられるように焼きうどんまで出しているわけだよね。
● 夜のホテル庭園を少し歩いてみる。相方も来たんだけど,段差があるので夜は危ないと早々に部屋に戻っていった。
もったいない。が,一理はある。特にお年寄りには夜の庭園を散歩することはお勧めしない。
● 酔って早々に寝てしまった。というわけで,翌朝。
近くを散歩してみた。静かな清正公。このあたり,ほんと,寺町。お寺が多い。高野山東京別院も近くだしね。清
泉岳寺も高野山東京別院もすでに行っている。また行ってみたいとも思わないので,今日はこれだけにしておく。
● しばらく来ない間に,ロビーも少し変わっていた。右の写真の手前の丸テーブルには4台のPCがあった(Link@sheraton)。今は1台の英語PCがあるのみ。
四角のテーブルは今までなかったもの。ご自身のPCをここでお使い下さいってこと? プリンタも置いてある。スマホからWi-Fi接続で印刷できるんだろうか。
要するに,Link@sheratonがなくなったってことね。スマホ時代にこのサービスは必要ないでしょうからね。
● 1階の「四川」で朝食。頑固に和食。で,ここはロイヤ
ルパークがいいなぁと思う。特に卵料理。ロイヤルパークの方が圧倒的に品数は少ないんだけども,一品一品の質が高い。ぼくでもわかるくらいだから,たぶん,相当に違う。

要するに,だ。次は和食はやめてひよこ豆のカレーを食べたいだけ食べることにしよう。
● カットフルーツも旨い。旨いのだが,ぼくはパイナップルやグレープフルーツよりも,トマトが好きでありまして。ミニトマトに塩を振って食べるのは応えられませんよ。
フレッシュジュースのマシンがお目見えしてた。オレンジのフレッシュジュースも好きなだけ飲める。
● 気持ちよく食べ過ぎたあとは,サウナ。入浴時間は30分。その後の休憩が2時間。その後は庭園を歩いてみる。やっぱ,ここ,いいホテルだと思いますよ。別荘にするなら,やっぱりここかなと思う。
当然,2泊と思っていたのだが,1泊しか取っていないとのこと。ので,これが最後のラウンジ。また,気持ちよく食べ過ぎた。
食べ過ぎ続けてきた効果も
覿面で,サウナで体重を測ったら80kgに近づいていた。20代までは50kgの風が吹くと飛ばされそうな体型だったのに。橋の下をたくさんの水が流れたんだな。
● 最近はロイヤルパークに行くことが多い。ロイヤルパークに比べると,シェラトン都は遠い。時間の問題ではなく,JRで乗換えが必要というのと,駅から送迎バスというところ。
あと,やっぱり(ぼくには)白金台より人形町の方が合っている。ホテル単体だけでは決められないところがある。下町が合う人間なのだ。銀座より新橋を好むのと同断だ。
2019年7月21日日曜日
2019.07.21 いい年ぶっこいて,記憶が飛ぶような飲み方してんじゃねーよ
● ずっと憧れてたことのひとつ。銀座LIONでローストビーフを肴にサッポロ黒ラベルを飲むこと。それを実行した。昨日のこと。
予約なしで行ったんだけど,思っていたより混んでいた。待つことなく入れたけれど,厨房に近い席に案内された。あまりよろしいとはいえない席。
● そのせいもあったのかもしれないのだが,多少の違和感があった。銀座のLIONとは雰囲気が違うのだ。ここは宇都宮。東武百貨店の8階。どうも客層が違う。一緒に行った友人が「ここ,ファミレスみたいだね」と言った。まさに。あるいは,いつも行ってるラーメン屋の雰囲気に近い。
● 子連れのファミリーがいる。年寄りのアベック(夫婦ではないっぽい)がいる。大人だけで来ている人たちはあまりいないような。
ビアホールなのにビールを飲んでいる人はむしろ少ない。コーヒーとかノンアル飲料の方が出ているのではないか。食事に来ている人が多いという印象だ。
● ので,長居は無用。中ジョッキ2杯で出た。
ただ,サッポロ黒ラベルもローストビーフもたしかに旨かった。ステーキかと見紛うような分厚いローストビーフ。今回はグレービーソースで食べたけど(友人の所望),次は和風ソースにしてみたい。
つまり,もう一度行ってみようと思っているのだ。が,雰囲気も味わおうというのであれば,面倒でも銀座まで出張っていくのが結局はお得かもしれない。
● いや,記憶の変容があるのかもしれないけどね。これがLIONの主流なのかもしれなくて,銀座もこんなものだったかもしれないんだよね。
照明をもっと落としていたような記憶があって,それがぼくの記憶を作っているのかもしれない。
● 次はオリオン通りの「出世街道」へ。ぼくはいわゆる出世はしなかったし,これからするには残念ながら手遅れなんだけど,ともかく「出世街道」へ。昼飯を食べたことはあるんだけど,夜に来るのは初めてだ。
最初からここに来てればよかったか。安くて旨い。実質本位。お客さんも飾り気がなくていい。居酒屋の一番いいところってここだよね。
チェーンの居酒屋がダメだとはぜんぜん思わないが,チェーンではない居酒屋の居心地は格別だ。これに比べたら,ホテルのラウンジで飲んでるのなんか,ほとんど児戯に類する。
● 突出しは心太。今年の初物。ニラレバでハイボール。サバの塩焼き。ローストビーフよりこっちがいいかも。マグロ納豆はよくかき混ぜて。
気分よくハイボールが入っていく。こういうところで,1時間後,2時間後を考えてセーブできる人はすごいと思う。ぼくはそれができない。この辺で帰らないとヤバイかなとチラッとは思ったんだけど。
● もう1軒,昔何度か行ったスナックへ。
酒っていうのはだんだん酔ってきてついにダウンするというものじゃないよね。ある瞬間から急にガクッとくるものだ。肉を食べてるときと一緒。だんだん腹がくちくなって,もう食べられないよ,となるんじゃない。調子よく食べていて,あるラインを超えるとバタッと食べられなくなる。
ここでそのラインを超えてしまったらしい。3軒目を出るあたりから記憶がとんでる。
● 何とか最終電車に乗れた(らしい)。ということはつまり,そんなに長い時間飲んでいたわけではない。4時間と少し。
でも,このあたりは完璧に憶えていない。ちゃんと最寄駅で降りた。グラングラン酔っている頭で,これって奇跡のようなものだな,よくここで目が覚めたな,と思ったことを憶えている。
● 普通に歩けば10分で家に着く。が,普通に歩けなかった。途中,歩道の縁石(だと思う)に座って休んだ。そのまま朝までいたのか,気を取り直して家にたどり着いたのか。
ここはどこ? ま,命があるんだから無問題。
● とはいえ,今朝になってみたら,メガネが見あたらない。シャツの胸ポケットに突っ込んでたWALKMANもない。WALKMANより高価だったイヤホンも当然ない。
むむぅ,いったい何があったというのだ? 吐いた形跡はない。記憶もない。いい年ぶっこいて,記憶が飛ぶような飲み方してんじゃねーよ。
予約なしで行ったんだけど,思っていたより混んでいた。待つことなく入れたけれど,厨房に近い席に案内された。あまりよろしいとはいえない席。
● そのせいもあったのかもしれないのだが,多少の違和感があった。銀座のLIONとは雰囲気が違うのだ。ここは宇都宮。東武百貨店の8階。どうも客層が違う。一緒に行った友人が「ここ,ファミレスみたいだね」と言った。まさに。あるいは,いつも行ってるラーメン屋の雰囲気に近い。
● 子連れのファミリーがいる。年寄りのアベック(夫婦ではないっぽい)がいる。大人だけで来ている人たちはあまりいないような。
ビアホールなのにビールを飲んでいる人はむしろ少ない。コーヒーとかノンアル飲料の方が出ているのではないか。食事に来ている人が多いという印象だ。
● ので,長居は無用。中ジョッキ2杯で出た。
ただ,サッポロ黒ラベルもローストビーフもたしかに旨かった。ステーキかと見紛うような分厚いローストビーフ。今回はグレービーソースで食べたけど(友人の所望),次は和風ソースにしてみたい。
つまり,もう一度行ってみようと思っているのだ。が,雰囲気も味わおうというのであれば,面倒でも銀座まで出張っていくのが結局はお得かもしれない。
● いや,記憶の変容があるのかもしれないけどね。これがLIONの主流なのかもしれなくて,銀座もこんなものだったかもしれないんだよね。
照明をもっと落としていたような記憶があって,それがぼくの記憶を作っているのかもしれない。
● 次はオリオン通りの「出世街道」へ。ぼくはいわゆる出世はしなかったし,これからするには残念ながら手遅れなんだけど,ともかく「出世街道」へ。昼飯を食べたことはあるんだけど,夜に来るのは初めてだ。
最初からここに来てればよかったか。安くて旨い。実質本位。お客さんも飾り気がなくていい。居酒屋の一番いいところってここだよね。
チェーンの居酒屋がダメだとはぜんぜん思わないが,チェーンではない居酒屋の居心地は格別だ。これに比べたら,ホテルのラウンジで飲んでるのなんか,ほとんど児戯に類する。
● 突出しは心太。今年の初物。ニラレバでハイボール。サバの塩焼き。ローストビーフよりこっちがいいかも。マグロ納豆はよくかき混ぜて。
気分よくハイボールが入っていく。こういうところで,1時間後,2時間後を考えてセーブできる人はすごいと思う。ぼくはそれができない。この辺で帰らないとヤバイかなとチラッとは思ったんだけど。
● もう1軒,昔何度か行ったスナックへ。
酒っていうのはだんだん酔ってきてついにダウンするというものじゃないよね。ある瞬間から急にガクッとくるものだ。肉を食べてるときと一緒。だんだん腹がくちくなって,もう食べられないよ,となるんじゃない。調子よく食べていて,あるラインを超えるとバタッと食べられなくなる。
ここでそのラインを超えてしまったらしい。3軒目を出るあたりから記憶がとんでる。
● 何とか最終電車に乗れた(らしい)。ということはつまり,そんなに長い時間飲んでいたわけではない。4時間と少し。
でも,このあたりは完璧に憶えていない。ちゃんと最寄駅で降りた。グラングラン酔っている頭で,これって奇跡のようなものだな,よくここで目が覚めたな,と思ったことを憶えている。
● 普通に歩けば10分で家に着く。が,普通に歩けなかった。途中,歩道の縁石(だと思う)に座って休んだ。そのまま朝までいたのか,気を取り直して家にたどり着いたのか。
ここはどこ? ま,命があるんだから無問題。
● とはいえ,今朝になってみたら,メガネが見あたらない。シャツの胸ポケットに突っ込んでたWALKMANもない。WALKMANより高価だったイヤホンも当然ない。
むむぅ,いったい何があったというのだ? 吐いた形跡はない。記憶もない。いい年ぶっこいて,記憶が飛ぶような飲み方してんじゃねーよ。
2019年7月15日月曜日
2019.07.15 錦糸町から業平まで四ツ目通りを歩く
● 数年前,東陽町から錦糸町まで四ツ目通りを歩いたことがある。なかなかの風情だった記憶がある。少なくとも住吉あたりまでは。
ので,今日は業平まで歩いてみることにした。が,錦糸町からの四ツ目通りは大通りだからね,歩いてて楽しいというわけにもいかない。
● でも,そうは言っても,特別区の中で歩いてて面白いなと思うことが多いのは墨田区じゃない? 江東区ではなくて墨田区(江戸川や葛飾はあまり知らない)。
美人度が高いのも墨田区。墨田区には美人が多い。嘘だと思うなら,錦糸町と亀戸を歩き比べてみればいい。
● でもやっぱりこの区間の四ツ目通りは面白くない。沿線の食堂や居酒屋にどんなのがあるか見ていくんだけど,別にここならではなんてもののあるはずもない。
大横川親水公園をやはりスカイツリーまで歩いたことがあった。そっちの方が正解だよね。
● 業平に来ると,押上駅と業平橋駅がある。業平橋駅はスカイツリー駅と名を変えた。それよりはるか前に杉戸駅も東武動物公園駅になった。
東武は株式会社なのだから,集客第一で駅名を変えていいと思う。自社PR大事でいいと思う。文句を言うつもりもないし,文句を言う資格がそもそもない。
● しかし,杉戸は駅名から消え,業平橋という駅名もなくなったのだ。
ので,今日は業平まで歩いてみることにした。が,錦糸町からの四ツ目通りは大通りだからね,歩いてて楽しいというわけにもいかない。
● でも,そうは言っても,特別区の中で歩いてて面白いなと思うことが多いのは墨田区じゃない? 江東区ではなくて墨田区(江戸川や葛飾はあまり知らない)。
美人度が高いのも墨田区。墨田区には美人が多い。嘘だと思うなら,錦糸町と亀戸を歩き比べてみればいい。
● でもやっぱりこの区間の四ツ目通りは面白くない。沿線の食堂や居酒屋にどんなのがあるか見ていくんだけど,別にここならではなんてもののあるはずもない。
大横川親水公園をやはりスカイツリーまで歩いたことがあった。そっちの方が正解だよね。
● 業平に来ると,押上駅と業平橋駅がある。業平橋駅はスカイツリー駅と名を変えた。それよりはるか前に杉戸駅も東武動物公園駅になった。
東武は株式会社なのだから,集客第一で駅名を変えていいと思う。自社PR大事でいいと思う。文句を言うつもりもないし,文句を言う資格がそもそもない。
● しかし,杉戸は駅名から消え,業平橋という駅名もなくなったのだ。
2019.07.15 東京マリオットホテルに初宿泊
● 慣れたホテルは安心だけれども,泊まったことのないホテルに泊まるのも楽しみなものだ。今回,北品川の東京マリオットホテルに泊まることになった。もちろんのこと,相方の企画でありますが。
沖縄のマリオットには子供が小さかった折り,何度か泊まることがあったけれども,それ以外のマリオットは海外も含めて初めて。
● 北品川の街も歩いてみたことがない。ネットで予習した。東海道を上方に向かうときの1番目の職場が品川宿。遊郭もあってかなり賑わったようなのだが,その痕跡を留めるものは残っていないようだ。
当時の東海道は海際であったらしい。その旧東海道をまずは歩いてみたい(→14日に歩いてみた)。
● 京浜運河にある海上公園も何だか楽しみ。天王洲アイルまで行けるだろうけれど,ここは行っても仕方がないとの思いもあり。
かなり昔になるけれど,羽田に行く折り,ここで1泊したことがある。暗かったせいか,どうもパッとした印象がない。ゴーストタウンを思わせた。
できた頃は都市再開発の範例として,大学の講義でも取り上げられた。当時は不動産学部というのがあったのだ。大学経営者もバブルに踊ったのだ。と思ったら,今でも残っているんですね。そりゃそうか。デベロッパーだって残ってるんだもんね。
その後ウォーターフロントの開発がどんどん進み,お台場ができたあとは寂れる一方だったのではないか。ぼくが泊まったときはだいぶ寂れていたような。ともあれ,その天王洲アイルも徒歩圏内だ。
● というわけで,ホテルよりも街が楽しみ。ホテルはたぶん,シェラトン都っぽいのではないかと想像している。
と,行く前からいろいろ想像を逞しくしていたのだった。
● 泊まったのは14日。2101号室。かつての「ホテルラフォーレ東京」。運営は森トラスト・ホテルズ&リゾーツが担当。248室。以上,Wikipediaからの受け売り。
御殿山という巷からやや隔離された立地。ロイヤルパークならホテルを出れば平面移動で人形町に至るが,ここだと品川の巷に出るには山を下りなければならない。
● 巷は低地にあり,ホテルは高台のセレブの地にある。これを是とするか非とするか。
ぼくは非とする。巷と住居を分けてはいけない。巷で遊んで,遊び疲れて安全な住居に戻ってくつろぐ。これダメ。
少なくともホテルの場合は,巷から「戻る」という行程は入らない方がいい。ホテルは巷の中で息をしているのがいい。
● 相方が視野に入れるホテルにはエグゼクティブ・ラウンジがある。これがあることが宿泊の楽しみになるからだ。マリオットも最上階(26階)にラウンジを設置した。スペースが充分ではなく,テーブル間距離がだいぶ短いというか狭い。
で,エグゼクティブ・ラウンジには,例外なくそうだが,エグゼクティブはいない。ぼくらがその典型なのだが,コストパフォーマンスを求める貧乏人で溢れかえる。今回も例外ではあり得なく,“貧乏人の巣窟”感が半端ない。
● しかし,そんなことは気にしないで楽しめばいいのだ。それ以前に,もしエグゼクティブ・ラウンジが文字どおりの存在だとしたら,ぼくらは中に入ることができなくなるだろう。
ホテル側が入室を許さないのではない。お金を払えば誰でも入れる。のだが,ラウンジがエグゼクティブの気配で満ちていたら,その空気がぼくらをはじくだろう。
料理はかなり質が高く,種類も多い。ハイボール3杯がすっと入ってしまった。このラウンジ,相方は気に入ったらしい。
● この時点でぼくは一度で気がすんだ感じになった。もう来なくていいや,と。主には立地による。が,まぁ,これからこのホテルのいいところを探してみようと思う。
というわけで翌朝。起床は5時。されど睡眠9時間。いくらでも寝れてしまうのだ。ということはいいホテルなのじゃないか。相方によると清潔感もOK。ホテルによっては自分で掃除しなおすことがあるらしいのだが(本当か),このホテルではそれをする必要がなかったそうだ。
● 朝食前にホテルのあるこのエリアを歩いてみた。あいにくの天気が残念だが。
御殿山庭園。シェラトン都の庭園とは趣を異にする。趣のみらなず,心理的な距離感も違う。シェラトン都の方が庭園が近くにある。たぶん,ホテルの建物がここの半分の高さしかないからだ。ホテルは高層階というのは,もう過去
のものかも。高層階の価値はダダ下がり。いわゆるタワマンっていうのも,飽きられてない?
マリオットの雰囲気はシェラトン都に似たものなのではないかと勝手に想像していたんだけども,だいぶ違う。
● 原美術館もすぐ近くにある。御殿山はまことにセレブ&ハイソの集積地。
御殿山ハウスだとかトラストコートだとかじゃなくて,瀟洒な2階建てに住んでる人がいる。セレブの中のセレブ,ハイソの中のハイソであろう。
末代までの繁栄をご祈念申しあげる。子や孫の代になっても,この家を維持してここに住んでられるといいですな。
このあたり,散歩というよりジョギングのコースにもなっているようで,余所からも走りに来ている人がいるようだ。
● かつて一流を標榜していたホテルにはビジネスセンターがあった。もちろん,ぼくは使ったことがない。が,宿泊客がビジネスセンターをビジネスのために使うことはほ
とんどなかったのではないかと想像する。たぶん間違っていないはずだ。
お客様に秘書機能を提供するという売り文句だったけれども,ありていにいえば,ホテルの中に銀座クラブのミニチュア版があったと思えばいいだろう。典型的にそれを感じたのはソウルのウェスティン朝鮮でだったけどね。
● そのビジネスセンターがここまで矮小化したのかと思えるものを発見。プリンタとつながっているノートPC。いやいや,ノートPCとつながっているプリンタ。
たぶん,Wi-Fi接続で自分のスマホからプリントアウトすることができるんでしょ。つーか,これ必要ですか。要望があったのかな。

● 1階のレストランで朝食。和食にしてみたのだが,食べたいものがたくさんあって困る。うどんやラーメンまであるのだが,麺に腰は完璧にない。外人さんの好みに合わせているのだろう(と思うことにする)。
全部を見たうえで何を取るか考えるのもいいが,和食と決めているのなら他のコーナーは見ないことにするのもありだ。次回はもう少しまともなチョイスができると思う。
レストランやラウンジの飲み物をテイクアウトできる。こういうのには,初めて遭遇。
● そろそろ帰ろうと思う。ラウンジで水分補給。ラウンジのお客さんは圧倒的に外人さんが多い。彼らの大半は(スマホやタブレットではなく)ノートPCを使用中。
彼らにはノートPCというだけで,つまりモバイルなのだな。ことさらなモバイルという概念はないのだろうな。
左の3人組は3人ともThinkPadを使っている。何をしてるんだろ。遊んでいるようには見えない。かといって,お仕事モードでもなさそうだし。
● 南の島のリゾート気分を演出しようとしている。スタッフの格好もアロハっぽい。このあたりをどうしたいかは,当然,ホテルの考え方による。お客が口を出すことではない。
ホテルは1泊しかしなくても,すべからくリゾートだと思っている。アーバンリゾートというやつだ。南の島の海より
も,涼しい高原よりも,大都会のアーバンリゾートの方がぼくは楽しい。アメリカはハワイ以外は行ったことがないけれど,行くとすればまずニューヨークだと思っている。
で,リゾートなんだからリゾートに相応しい格好で行きたい。海じゃないんだから水着でホテルをウロウロするわけにはいかないが,かといってネクタイに革靴というのも少し違うんじゃないかと思う。あまり身体を縛らない格好にしたい。
● ぼくの場合はその度が過ぎて,素足にサンダルにまで墜ちてしまいがちなのが問題だ。そこまで行ってしまうと,全体の景観を損ねることになる。
でもさ,墜ちるのは簡単だけど,這いあがるのは難しいんだよね。せめて人様に不快感を与えないようにはしたいと思うんだけど,それも難しいね。緩ませることを最優先しちゃうんだよね。
沖縄のマリオットには子供が小さかった折り,何度か泊まることがあったけれども,それ以外のマリオットは海外も含めて初めて。
● 北品川の街も歩いてみたことがない。ネットで予習した。東海道を上方に向かうときの1番目の職場が品川宿。遊郭もあってかなり賑わったようなのだが,その痕跡を留めるものは残っていないようだ。
当時の東海道は海際であったらしい。その旧東海道をまずは歩いてみたい(→14日に歩いてみた)。
● 京浜運河にある海上公園も何だか楽しみ。天王洲アイルまで行けるだろうけれど,ここは行っても仕方がないとの思いもあり。
かなり昔になるけれど,羽田に行く折り,ここで1泊したことがある。暗かったせいか,どうもパッとした印象がない。ゴーストタウンを思わせた。
できた頃は都市再開発の範例として,大学の講義でも取り上げられた。当時は不動産学部というのがあったのだ。大学経営者もバブルに踊ったのだ。と思ったら,今でも残っているんですね。そりゃそうか。デベロッパーだって残ってるんだもんね。
その後ウォーターフロントの開発がどんどん進み,お台場ができたあとは寂れる一方だったのではないか。ぼくが泊まったときはだいぶ寂れていたような。ともあれ,その天王洲アイルも徒歩圏内だ。
● というわけで,ホテルよりも街が楽しみ。ホテルはたぶん,シェラトン都っぽいのではないかと想像している。
と,行く前からいろいろ想像を逞しくしていたのだった。
● 泊まったのは14日。2101号室。かつての「ホテルラフォーレ東京」。運営は森トラスト・ホテルズ&リゾーツが担当。248室。以上,Wikipediaからの受け売り。
御殿山という巷からやや隔離された立地。ロイヤルパークならホテルを出れば平面移動で人形町に至るが,ここだと品川の巷に出るには山を下りなければならない。
● 巷は低地にあり,ホテルは高台のセレブの地にある。これを是とするか非とするか。
ぼくは非とする。巷と住居を分けてはいけない。巷で遊んで,遊び疲れて安全な住居に戻ってくつろぐ。これダメ。
少なくともホテルの場合は,巷から「戻る」という行程は入らない方がいい。ホテルは巷の中で息をしているのがいい。
● 相方が視野に入れるホテルにはエグゼクティブ・ラウンジがある。これがあることが宿泊の楽しみになるからだ。マリオットも最上階(26階)にラウンジを設置した。スペースが充分ではなく,テーブル間距離がだいぶ短いというか狭い。
で,エグゼクティブ・ラウンジには,例外なくそうだが,エグゼクティブはいない。ぼくらがその典型なのだが,コストパフォーマンスを求める貧乏人で溢れかえる。今回も例外ではあり得なく,“貧乏人の巣窟”感が半端ない。
● しかし,そんなことは気にしないで楽しめばいいのだ。それ以前に,もしエグゼクティブ・ラウンジが文字どおりの存在だとしたら,ぼくらは中に入ることができなくなるだろう。
ホテル側が入室を許さないのではない。お金を払えば誰でも入れる。のだが,ラウンジがエグゼクティブの気配で満ちていたら,その空気がぼくらをはじくだろう。
料理はかなり質が高く,種類も多い。ハイボール3杯がすっと入ってしまった。このラウンジ,相方は気に入ったらしい。
● この時点でぼくは一度で気がすんだ感じになった。もう来なくていいや,と。主には立地による。が,まぁ,これからこのホテルのいいところを探してみようと思う。
というわけで翌朝。起床は5時。されど睡眠9時間。いくらでも寝れてしまうのだ。ということはいいホテルなのじゃないか。相方によると清潔感もOK。ホテルによっては自分で掃除しなおすことがあるらしいのだが(本当か),このホテルではそれをする必要がなかったそうだ。
● 朝食前にホテルのあるこのエリアを歩いてみた。あいにくの天気が残念だが。
御殿山庭園。シェラトン都の庭園とは趣を異にする。趣のみらなず,心理的な距離感も違う。シェラトン都の方が庭園が近くにある。たぶん,ホテルの建物がここの半分の高さしかないからだ。ホテルは高層階というのは,もう過去
のものかも。高層階の価値はダダ下がり。いわゆるタワマンっていうのも,飽きられてない?
● 原美術館もすぐ近くにある。御殿山はまことにセレブ&ハイソの集積地。
御殿山ハウスだとかトラストコートだとかじゃなくて,瀟洒な2階建てに住んでる人がいる。セレブの中のセレブ,ハイソの中のハイソであろう。
末代までの繁栄をご祈念申しあげる。子や孫の代になっても,この家を維持してここに住んでられるといいですな。
このあたり,散歩というよりジョギングのコースにもなっているようで,余所からも走りに来ている人がいるようだ。
● かつて一流を標榜していたホテルにはビジネスセンターがあった。もちろん,ぼくは使ったことがない。が,宿泊客がビジネスセンターをビジネスのために使うことはほ
とんどなかったのではないかと想像する。たぶん間違っていないはずだ。
お客様に秘書機能を提供するという売り文句だったけれども,ありていにいえば,ホテルの中に銀座クラブのミニチュア版があったと思えばいいだろう。典型的にそれを感じたのはソウルのウェスティン朝鮮でだったけどね。
● そのビジネスセンターがここまで矮小化したのかと思えるものを発見。プリンタとつながっているノートPC。いやいや,ノートPCとつながっているプリンタ。
たぶん,Wi-Fi接続で自分のスマホからプリントアウトすることができるんでしょ。つーか,これ必要ですか。要望があったのかな。

● 1階のレストランで朝食。和食にしてみたのだが,食べたいものがたくさんあって困る。うどんやラーメンまであるのだが,麺に腰は完璧にない。外人さんの好みに合わせているのだろう(と思うことにする)。

レストランやラウンジの飲み物をテイクアウトできる。こういうのには,初めて遭遇。
● そろそろ帰ろうと思う。ラウンジで水分補給。ラウンジのお客さんは圧倒的に外人さんが多い。彼らの大半は(スマホやタブレットではなく)ノートPCを使用中。
左の3人組は3人ともThinkPadを使っている。何をしてるんだろ。遊んでいるようには見えない。かといって,お仕事モードでもなさそうだし。
● 南の島のリゾート気分を演出しようとしている。スタッフの格好もアロハっぽい。このあたりをどうしたいかは,当然,ホテルの考え方による。お客が口を出すことではない。
ホテルは1泊しかしなくても,すべからくリゾートだと思っている。アーバンリゾートというやつだ。南の島の海より
も,涼しい高原よりも,大都会のアーバンリゾートの方がぼくは楽しい。アメリカはハワイ以外は行ったことがないけれど,行くとすればまずニューヨークだと思っている。
で,リゾートなんだからリゾートに相応しい格好で行きたい。海じゃないんだから水着でホテルをウロウロするわけにはいかないが,かといってネクタイに革靴というのも少し違うんじゃないかと思う。あまり身体を縛らない格好にしたい。
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レストランのコーヒーをテイク アウトして外で飲める |
でもさ,墜ちるのは簡単だけど,這いあがるのは難しいんだよね。せめて人様に不快感を与えないようにはしたいと思うんだけど,それも難しいね。緩ませることを最優先しちゃうんだよね。
2019年7月14日日曜日
2019.07.14 品川散歩-旧東海道
● 旧東海道はすぐにわかった。言われてみればそうかと納得する道路幅員。
品川宿,遊郭もあって賑わったという。その遺構は残っていない。旧東海道と交差する路地に入ると,往事を偲ばせるものが残っているような。偲ばせるだけで,つながることはないと思うが。
● 沿線に寺と神社がやたら多い。昔は少人数でたくさんの神社仏閣を養っていたことがわかる。まったくもって貧者の一燈だ。
あと,これだけ多いということが悪場所の多さを物語る。神社仏閣と悪場所は同じものの表裏だから。
● 本陣跡。こういう表の遺構はどうでもいいんだよね。文字どおりの跡だし,だから何なのっていう以上の感想は持ちにくい。
品川橋。下の川は目黒川。流れはほぼない。海抜ゼロメートルだろうからね。
● この旧東海道,どこまで続いているんだろう。北品川~南品川~東大井~。地図を見ると大森海岸あたりまでかと思えるのだが。途中で引き返す。
機会があったら自転車で走ってみたい。っていうか,機会がなければ作ってみたい。
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本陣跡 |
● ゲストハウスの看板を出しているところもある。長く続いてきたのかと思わせる食べ物屋もある。
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品川橋 |
旧東海道というのは相当なブランドではないかと思うのだが,商売にとってはそんなのは関係ないんだろうか。というか,今では裏通りになっているのでもあろうか。



● 東大井まで行って戻ってきた。万歩計などという無粋なものは使っていないけれども,けっこう歩いたんじゃないかと思う。
だから腹が減った。旧東海道の起点(終点?)からさらに品川寄りに歩いてくると,ガード下っていうじやないけれど,それに近い場所に飲食店街があって。
そのなかの一軒でカツカレーを食べた。880円。前回,カツカレーを食べたのは,少なくとも25年は前のことだ。蕎麦とかき揚げ,刺身と大葉,おにぎりと海苔ほどには,カレーとトンカツはベストマッチではないようなんだよね。
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