2021年1月21日木曜日

2021.01.21 Amazonのプライム会員になって丸2年

● その間,Amazonで買物したのは片手で数えられる程度。ゆえに,送料無料の恩恵は無視してもいいほどに少ない。
 もっぱら,プライムビデオを見るために年会費を払っている。2年間で424本,直近の1年では272本の映画を見ている。1本あたり18円。

● 数年前までレンタルショップで1本200円で借りてたんですよ。その頃の1割以下になってますよ。しかも,借りに返しに,ショップまで車を走らせる必要がない。延滞金が発生する余地もない。Amazon様々ですよ。
 ぼくの地元にはハーマンというレンタルショップがあったが,今はレンタルの店は閉めて,リサイクルショップになっている。あのTSUTAYAもだいぶ店舗数を減らしている。

● 往年の名画的なものは,洋ものであれ和ものであれ,地元の公立図書館でDVDを借りて見ることもできる。が,“大切に扱ってください。もし毀損した場合は弁償していただく場合があります” なんぞと書いてある。
 公共物を意図的に毀損するバカはよほどの例外だ。毀損はほぼ百パーセント過失による。DVDというブツがあるから毀損も起こる。Amazonプライムビデオならそのブツがない。

● 問題はコンテンツであって媒体ではないのだから,動画や音楽はデジタル化と親和性が高い。レンタルショップが成立していたのは,インターネットの回線が細くて大容量の動画を送ることが難しかった期間に限られた。
 ぼくのような素人がこんなことを言えるのも,結果が出ているからだ。映画がここまで安くなるとは,それが現実のものになるまで,ぼくは考えたことがなかった。

● 昔の話をしても仕方がないけれども,その昔は映画なんて滅多に見られないものだったからね。隣町に映画館がひとつあって,バスに乗って見に行くものだった。
 夏休みに1回,冬休みに1回,くらいのものでしたよ。もっと少なかったか。テレビに押されて,映画界が沈滞期にあったのも影響しているかもしれないけどね。

● もっと早くプライム会員になっときゃよかったよ。逸失利益はけっこう大きいかもだね。
 おそらく,Amazonは年会費を上げてくるでしょ。欧米に比べて日本だけ安いから。といっても,Hulu や Netflix と競合するので限度はあるけれど,1万円までは上げてきますよね。でも,1万円なら問題なく許容範囲だと思っている。

● 自分の老後を安寧ならしめてくれる要因の1つ,しかもその最右翼がインターネットだ。GoogleとAmazonだ。
 両社とも今後の安泰が保証されているわけではないが,どうか頑張ってもらいたい。

2021年1月17日日曜日

2021.01.17 富士そばをハシゴ

● 富士そばのハシゴ? どうしてそんなことをするか,そんなことになるのか,といえば,生来内気な性格で,1人のときは立食いそばか吉野家にしか入れないからだ。
 もちろん,多少は誇張して言っているわけで,たとえば松屋とかなか卯にも入ることはできる。けど,まぁ,そんなところだ。サブウェイになるとダメだ。注文の仕方がわからないからだ。
 まして,夜に知らない酒場に1人で入るなんて,コロナに関係なく,とても無理だ。若い頃からそうだ。

● ま,そういうことはさておいて。池袋に来たので,駅西口の富士そば。特盛り,530円。100円しか違わないんだから富士山盛りにしとけばよかった,と思ってしまうケチ根性,どうにかならんかな。

● 冷たい蕎麦を食べるときに大事なのは,蕎麦をきちんと冷やすこと。真冬でも氷水で冷やした方がいい。これさえやっておけば,麺はスーパーで売っている乾麺で,汁は “創味のつゆ” でいいわけだ。あとはネギを刻む手間だけかければいい。
 と思うんだけれども,自分でやるとそれだけのことがなかなかできないんですよ。

● 浅草に移動。浅草がかつては銀座を凌ぐ繁華街だったことは,知識としては知っている。今だって雷門通りや仲見世通りをはじめ,賑わっている。
 コロナで緊急事態宣言が出されている今でも,それなりの人出がある。日本橋や銀座より凹みは少ないかもしれない。
 が,東武線で来れば浅草が東京の玄関口になるわけだが,だいたいはそそくさと銀座線に乗ってしまうな。浅草について実地に知るところはかなり少ない。

● 唯一の例外は駅前の富士そば。でもって,本日2度目の富士そば。ミニかつ丼セット,580円。
 でも,飽きることはないからね。人生には飽きても,富士そばには飽きない。

2021.01.17 池袋~日本橋~浅草

● 緊急事態宣言が出ている栃木県から,同じく緊急事態宣言が出ている埼玉県を経て,やはり緊急事態宣言が出ている東京都に向かっている。
 もちろん,今日も不要不急の用事で出かけるのだ。急を要する用事というのは,些かなりとも緊張を強いられる。場合によっては胃が痛くなるような状況になる。そんなものには遭遇したくないものだ。不要不急だからこそ,日々が潤うのだ。

● 自分がコロナに感染するはずがないという根拠のない思い込みに支配されていないか,というところは点検してみる必要がある。生来,お調子者のところがあると自覚しているから。
 そんなことはないと断言することはできないのが正直なところだけれども,密閉・密集・密接を避け,盛りあがっている集団に近づかないようにしていれば,まずもってコロナ感染を気にする必要はないのではないか。

東武 南栗橋駅
● 緊急事態宣言が出た8日以降,電車も空いているし,街を歩いている人も減っているのだから,感染リスクはむしろ減少している。ならば,街に出て,わずかでもお金を使って,経済の回転に貢献するのが人の道(?)というものではないか。
 みんながお金を使っているときに,自分も同じことをしても仕方がない。みんながしないときにするのが肝心としたものだ。

● 今日は東武で。東武は時間はかかるけど,安い。金はないけど時間はある,という人間にはありがたいや。
丸ノ内線大手町駅ホーム
 押上から半蔵門線で大手町,大手町で丸ノ内線に乗り換えて池袋に向かう。JRよりメトロの方が都内を移動してる感が強くなるのは,地下鉄なんか走っていない地方に住んでいるからかねぇ。

● 左の写真はJRが作った池袋駅西口の観光案内。立教大学観光学部の学生が関わったというんだけども,圧倒的な観光リソースは立教大学それ自体ってことね(観光学部は池袋ではなく,埼玉県新座市にあるらしい)。
 しかし,コロナでいろんな流れが反転してしまった。立教大学観光学部は前身の社会学部観光学科を含めると半世紀にわたって存続しているわけだが,コロナで観光は急速に萎んでしまった。コロナ以前の状態に戻れるかどうかは,現時点で確言できる人はいないだろう。

半蔵門線 三越前
● ま,そうした大きな話はともかく,池袋西口だと旧江戸川乱歩邸と自由学園明日館には行ってみたいかな。
 が,それ以上に行ってみたいのは,東武百貨店7階に入っている伊東屋であり,息子が小さいときには東口のサンシャイン水族館だった。
 しかし,今日は伊東屋も覗かず,次に向かうことにする。

● 半蔵門線で三越前駅で下車。三越に直結しているのだけど,地下の三越入口は閑散としている。三越の中には入ってみなかったので,確たることは言えないが,ここには人の気配がない。
 ここだけではなく,池袋にはそれなりに人がいたんだけども,日本橋に来ると様子が異なる。緊急事態宣言に痛撃を受けているという印象になる。

● 福徳神社。この一帯を「福徳の森」というらしい。そう呼ぶなら,森を再定義する必要がある。平地に植樹をしただけだからだ。
 将来はこの一帯が鬱蒼としてくるのかもしれないけれど(しないと思うが),現時点では緑地帯と言うのが,日常語としての日本語に叶う。この場所にこれだけの緑地帯があることが凄いことではあるのだが。

● お賽銭をあげて詣でて参りました。この年になれば,神様にお願いすることは特にない。長く生きれば,誰でもこれ以上はないだろうと思える痛撃を受ける。が,そういうことも畢竟,自分の問題であって,神様には関係のないことだ。
 ので,柏手だけ打って頭を下げてきましたよ。

タロー書房
● 日本橋(三越前)のタロー書房。店の題字は岡本太郎に書いてもらったとあるけれども,店名自体が岡本太郎にあやかったものなんでしょうね。ぼくが言うのも何だけど,立ち寄りやすいし,場所がらかいいお客さんが多いような気がする。時々,ぼくみたいなヤツも来るんだけどね。
誠品生活
 COREDO室町テラス 2F の誠品生活日本橋。取扱商品のメインは日本の書籍だけれども,雑貨や食品で台湾が発色している。これが心地よい刺激になる。目が外に向くというか,頭の凝りをほぐされるような気分になる。

● 銀座線で浅草。東武線で帰途につく。
 緊急事態宣言で東京は沈んでいる。しかし,そうであっても,東京は面白い。気持ちを上向かせてくれる。

2021年1月10日日曜日

2021.01.10 今日は川崎へ

● 本日も不要不急の外出。緊急事態宣言が出ている神奈川県は川崎に行こうとしている。不要不急の用事があってね。しょうがないんだ,人生は不要不急の積み重ねだから。
 宇都宮発10:29の小田原行き。最後尾の車両。昨日はぼく以外に誰もいなかったけど,今日はもう1人乗っている。

ガラガラの宇都宮線
● 古河で湘南新宿ラインの快速に乗換え。浦和で高崎から来る上野東京ラインに乗換える算段だったのだけど,寸でのところで間に合わず。OK,Google。今行った電車を引き戻して。
 次に来たのは上野止まり。結局,古河で乗り捨てた電車に乗ることになった。チョコマカ動いても骨折り損ってことだね。

● 浦和や大宮で乗り換えるとホームを渡らなければならない。だから,そういうことが起こる。さいたま新都心で乗り換えれば,降りたホームで待てばいいから,これからはさいたま新都心で乗り換えるようにしなさい。
 って,これはダメ。なぜなら,湘南新宿ラインはさいたま新都心駅には停車しないから。

● ついでに。JR駅の案内放送,英語の。ヤローラインっていうじゃないですか。何だ,ヤローって? イエローのことだと気づくのにしばらく時間がかかったんだよね。黄色い線の内側まで下がって待て,と言っているわけですよね。
 Yellowをヤローって発音するようになったのか。訛ってねーか,アメリカ人。以前の放送はイエローと聞こえてたよなぁ。

● 昨年末,1週間ばかり住んでいた(?)川崎に到着。昨日の東京に比べると,人出の少なさはクッキリとしていない。クッキリとはしていないけれども,減ってはいる。昨年末の半分には達していないように見えた。
 ラゾーナでは野外映画祭でもやるんだろうか。ちょっと寒すぎないか。寒いけれども野外なら3密を避けることができるということだろうか。
 それとも,このスクリーンは常設だったか。まるで憶えていないや。

● 川崎駅構内の「いろり庵きらく」でミニ豚丼セット,620円。今日初めてのご飯。この豚丼が旨い。食べる醤油というのがね。

● ラゾーナ川崎の口福堂で栗きんとんのイチゴ大福を4つ買ってきた。相方のお気に入り。3つしか写ってないのは,相方が電光石火で1個食べてしまったからだ。1個250円(+税)。
 イチゴ大福の旨さは,イチゴではなくて,大福で決まりますよね。イチゴのショートケーキの旨さが,クリームと生地で決まるのと同じ。

2021年1月9日土曜日

2021.01.09 銀座 蔦屋書店

● 銀座に来ても G-SIX に立ち寄ることは少ない。自分には縁のないものしか売っていないし,何と言うんだろうか,ぼくに買えるものもほぼないからだ。
 唯一,6階の蔦屋書店だけは疎外感から解放される場所ではある。

● 今日は久しぶりに G-SIX に入ってみた。1階のROLEX店の前を “しまむらルックのオレ様が通りますよ” とつぶやきながら,エスカレーターで6階まで上がっていく。

● 蔦屋書店に来ると心地よい敗北感に酔いしれることができる。デザイン,建築,写真,旅行,音楽などの分野における品揃えが他にはない独特
なもので,毛ほども知らなかった本が並んでいる。世の中にはこういうのまで知ってる人がいるのかという,小さくも峰の高い驚き。
 やはり,時々はここに来て,日本水準と自分の落差を噛みしめた方がいいのだ。

● プラチナの100万円万年筆「Century THE PRIME」はまだあった。いや,売れたので次のを仕入れたのかもしれないけどね。それとも,ぼくに買われるのを待っててくれてるのかなぁ。
 いやいやいや,この万年筆を買うのはどんな人なのだろう。能率手帳ゴールドは未だ何者でもない人もけっこう使っているようなのだが,100万円もする万年筆となると,そうした何者でもない人ではさすがに手が出ないだろう。
 今どきは軽自動車だって100万円じゃ買えないんだから,100万円ならってんでパッと買っちゃう人がいるんだろうかなぁ。

● といって,いわゆるエグゼクティブが買うものでもないだろう。コレクターや好事家ということになるのか。
 ちなみに,この100万円万年筆はボディまでプラチナ仕様で限定100本。他にシルバー仕様(10万円)があり,こちらは限定2,000本。
 限定100本でも右から左に売れるわけではない。それはそうか。

● Twitter内を検索すると,入荷したという販売店のツイートはいくつかあるんだけど,字幅についての記載がない。FかMかBか。
 使わないで飾っておくという前提? 万年筆なんだから,100万円だろうと200万円だろうと,使ってナンボだ。使わないで眺めているんじゃ,たかが100万円に負けてるってことだぞ。かく申す俺様には買えませんがね。

● ぼくが使っている万年筆は同じプラチナでも千円のPlaisirだ。99万9千円ほど負けているけど,大した違いはない。つまり,品質の方は(たぶん)。100万円でも千円でも,それを使ってできることは同じわけだし。
 かつ,それを使ってできあがる文章の価値を決めるのは,万年筆の価格では当然なく,書き手の力量だ。ここでは,弘法筆を選ばずという格言を思いだすべきだろう。

 ちなみに,ヤフオクを見てみると,129万円のデュポンの限定品が60万円で落とされている。けっこう入札者がいるのだが,偽物かもしれないとは考えなかったんだろうか。それとも,出品者の自作自演か。
 結局,安物好きのケチ根性は治らないな。このままPlaisirを使っていくだろう。CURIDASも買わないかもなぁ。
 そもそもが,昨年10月から激的に手書きをしなくなっているんだから,筆記具は要らないってか。

● 小さい美術展を開催しているのも,蔦屋書店の特徴。店内の展示スペース GINZA ATRIUM で「STORIES -collaboration with Essential Store-」と題する伊藤彩さんの作品が展示されている。
 ジオラマを制作し,それを撮影した写真をもとに絵画制作を行う「フォトドローイング」という独自手法で作品を制作していると紹介されており,そのジオラマも展示されてたりする。
 だが,しかし,ぼくがこれらの作品群を見るのは,あたかも馬に念仏を聞かせるか,猫に小判を与えるようなものであろうかと思われる。縁なき衆生から出られない。

● もうひとつ,西中千人さんの「ガラス呼継 ―叩き壊して生まれ変わる」。割れていた器を継ぐことによって,割れる以前よりも美しくなることがある。ならばというわけで,わざと器を割ってつなぎ直したり,欠けた部分に別の器の破片を組み合わせたりするようになり,それを「呼継ぎ(よびつぎ)」というらしい。
 展示即売会という形であるようだ。自分の審美眼を信じられる人御用達ということになる。

● こうした展覧会はともかく,書籍と文具だけでも,時々はここにやってきて本物が醸す雰囲気に触れた方がいいかもしれないねぇ。
 下手な美術館に行くよりも,蔦屋書店の売場を見た方が目の肥やしになるんじゃないかと思った。

2021.01.09 コロナの緊急事態宣言-東京は人が少ない

● 昨日,緊急事態宣言が布告された東京に向かっている。宇都宮発9:44の熱海行き。最後尾の車両なのだが,乗客はぼく以外誰もいない。
 小山で男性が1人乗ってきた。3連休の初日だっていうのにな。上野で下車。その時,ハコにいたのは,ぼくを含めて7人。

錦糸町駅前
● Ecute上野のブックエキスプレスやアンジェもお客さんはほぼいないに近い。売上げは大きく落ち込むでしょう。
 錦糸町に用事があった。北口駅前の人通りは昨年末の数分の1。やはりと言うべきでしょうなぁ。

● 昼時だったので,錦糸町駅前の「吉野家」に。この時間帯だと,いつもだったら満席で諦めることが多いんだけど,今日は入れた。しかも,席の半分は閉鎖してるんですよ。
 牛丼並みと生卵を注文。肉だく29円でサービス中です,お勧めしてます,と,外国人のオネーちゃんが流暢に言うものだから,お勧めに応じました。493円。

● ここまで自粛するかね。日本人は自分がどう動くかを人に決められることに抵抗がないんでしょうかなぁ。従順なる国民。為政者は楽できる。
 いや,情報をかみ砕いて理解できるだけの知的水準を備えている証左なのかもしれないですね。

● 銀座に出てみた。並木通りは閑散としていた。半分,死んでる。簡単に緊急事態宣言など出すものじゃないのだ。
 現在のコロナ感染者数は季節要因によるもので,例年のインフルエンザの罹患者数と同じ曲線を描いているのではないか。で,罹患者数も死亡者数もインフルエンザより少ないのじゃないか。それでどうして緊急事態になるのか。
 野党やマスコミは騒ぐしか能がないのだから騒がせておけばいいとして,国や自治体が同じように騒いでたんじゃどうにもならない。これじゃ健康な人間がバタバタ死ぬぞ。

● 中央通りもだいぶスカスカしている。これが3連休の初日だよ。ここでモノやサービスを売って暮らしを立てている人がどれだけいる?
 政策が人から暮らしを奪っていいのか。命が大事のお題目で,こんなに多くの人の暮らしをぶった切って,ほんとにそれでいいのか。ぼくが力んでみても仕方がないのだが,何だか釈然としない。


(2021.01.11 追記)

 ネットでこんなニュースに接した。ぼくらはこんな報道機関に受信料を強制徴収されているのだよね。初体験のときと2度目が同じだったら,その方がおかしいだろ。こんな「分析」でお茶を濁しててどうすんだよ。トットと民営化されろやと思ってしまったよ。てか,強制徴収している受信料をこんなくだらないことに使うなよ。
 しかも,この数字,本当か。欲しい数字が出るように,諸々いじってないか。「9日の午後6時から10日午前0時まで」に限定しないで,昼間の時間帯の数字も教えてくれよ。

2021年1月1日金曜日

2021.01.01 元日もラゾーナ川崎で過ごす

● ここ,約10年は,元日はホテルで迎えるのが習いになっている。大晦日は東京に泊まって,したがって元日の朝も東京。
 ただし,去年までは大晦日に都内のホテルに泊まるのは容易じゃなかった。ビジネスホテルだとまず空きがない。あったとしても,法外な値段になっている(需給関係からは妥当な価格なのだと思うが)。
 なので,たいていはカプセルホテルに泊まっていた。カプセルにはカプセルの良さがあるが,ある種の気忙しさとうらぶれ感を味わうことになるのは避けられない。それがカプセルの味なのではあるけれど。

● しかし,その事情もコロナで一変した。GoToが停止されたあとでも,去年まではあり得なかった価格で普通のホテルに泊まることができる。通常価格のままであるのに加えて,その通常価格も例年より安い。
 需給関係が大きく変化した(需要が激減した)結果であるのはわかりきっている。今夜も泊まって,明日,自宅に戻る予定にしているが,こんな美味しい思いはそうそうできないだろう。

● 穏やかに晴れた。関東の元日は決まってこうだ。荒天の元日なんて記憶にない。
 日本海側では雪で大変なことになっているようだ。夏の日本列島はひとしなみに酷暑列島と化すのだが,冬の日本列島は世界でも珍しいほどの多様な気候分布を示す。

● ぼくらが泊まっているのは高級ビジネスホテルだ。朝食はホテルのレストランで食べようと思えば食べられるが(朝食の評判はかなり良いと聞いた),ぼくらは節約派。
 右の写真が元日の朝の朝食になった。年越したそば。どん兵衛にえび天を載せた豪華版? 昨夜,相方がラゾーナの食品売場で買っておいたもの。

● しかし,こういう時期であっても,ホテルは元日の華やぎを演出する。その1つが,正月酒の振舞いだ。ホテルスタッフ(女子の一部)が振袖を着て,宿泊者にグラスシャンパンを振舞う。
 ぼくらもいただいたんだけども,お代わりするのは憚られた。正直,華やぎはあまりない。基本,宿泊客が少ないためだ。

● 川崎駅の周辺でいうと,ラゾーナは元日から営業している。ミューザ1階の飲食店はやっているところと休んでいるところ,両方あり。アトレとカワスイは元日のみ休み。
 ので,基本,駅の西側は通常の賑わい。ミューザ1階のカフェの窓際もいつもどおり。パソコンを広げて暇つぶしをしている若者とノートを広げて元日から勉強している女子高生。それぞれが思い思いにそれぞれの元日を過ごしている。

● が,ホテルスタッフによると,昨年より人の数はだいぶ少ない由。そうか。これでも例年よりは少ないのか。GoToを停めないで全国に分散させた方が良かったのじゃないかと思ったのだが,そこまで単純に割り切ってはいけないようだ。
 それでも,夕方になるとラゾーナに人が増えた。今日はラゾーナしか開いていないんだから,人々はここに集まる。
 1階のグラン・フードは三越の地階を経巡っているような面白さがあって,かなり混んでいる。あと,4階のレストラン街。

● ミューザ1階で営業中の飲食店は,リンガーハット,スシロー,サイゼリヤ。ホールそのものはサントリーホールよりミューザの方がいいんだが,こういうところがミューザなんだな。やむを得ない。川崎と赤坂の違いというより,至近に個人の住宅があるかないかの違いだ。
 サントリーホールがあるあたりって生活臭がないんだよね。徹底してよそ行きの街でいられる。業界人にとってはサントリーホールは依然として聖地であり続けていると思うんだけども,それは場の力によるところが大きい。
 川崎って駅の近くに高層住宅が何本も生えてるもんね。これではとり澄ましているだけじゃすまない。安い,実質本位,そういったものが一帯を支配しますよ。当然でしょ。
 ところで。これらの高層住宅,完全に埋まっているわけでもなさげに見える。利便性は完璧のはずだが。ちょっとお高い?

● ミューザの建物の外縁にある「ふく猫」。頭をなでるといいことあるかもよ,っていう。何年か前になでた。いいことが増えたという体感はない。当然でありますな。
 けれども,今日もなでてきました。これをもって初詣に代えようと存ずる。

● 元日の昼食は「銀だこ」のたこ焼き。焼くのもレジもアルバイトの若者。若さを浪費中。
 若さは時間と同じで保存できない。使っても使わなくても刻一刻と減っていく。ならば,この浪費の仕方は悪くないなぁと思った。