2022年10月11日火曜日

2022.10.11 今日から全国旅行支援が実施される

● 今日から,GoTo ではなく,全国旅行支援が実施される。県民割が形を変えて継続されると言ってもいいかもしれない。
 唯一の違いは,県民割は地域ブロック別になっていて,東京は東京だけでひとつのブロックだったのが,全国旅行支援は東京も含めた全国一区になることだ。ただし,東京だけは20日から。

● それを受けて,すでに予約していた分は自動的に支援の対象になるのかならないのかなど,わが家のホテル奉行(奥さん)はネットでの情報収集に余念がない。じつに頼もしい。
 予約サイトはわが家では「一休」を使っているのだが,現時点では「一休」経由の予約は事後的に支援対象になり,ホテルのサイトで直接予約したものは対象にならないという,ザックリした流れがあるようだ。が,判然としない。

● 「一休」経由の予約をキャンセルしてホテルサイトからの予約に切り替えたのがけっこうあるらしく,ホテル奉行がボヤく声が聞こえてくる。
 ホテルが改めて出す支援対象プランはけっこう値を上げたものが多くなるのに対して,「一休」経由のものは申込み時点での価格から4割引になるわけだから。
 旅行する側の関心事は以上のようなことがらだと思うのだが,現時点で言えることは上に述べたことがすべて。

● 全国旅行支援についての解説記事もたくさんネットに上がっている(たとえば → これ)。
 ホテルや旅館のスタッフが心得なければいけないことは,細々とたくさんあるんだろうけど,ぼくらが押さえておかないといけないのは,「飲食店や土産物屋などで使える地域クーポンが平日なら1泊(日帰り旅行の場合1日)につき3,000円,休日なら1,000円分得られる」というところだけ。要するに,平日泊がお得なのね。

● 平日に泊まれるのはジジババだけだろうから,年寄り優遇とも言える。とはいえ,曜日を越えての均てん化は業界の願いでもある。政策としては妥当でしょ。
 消費者のマスは高齢者になったのだから,どうやって彼らにお金を使わせるかが,勝負の分かれ目。年寄はシブチンだから,逆に挑戦のしがいがあるんじゃないのかね。

● 宿泊費の4割をお上が負担してくれるよ,と。GoToと違うのは,4割といっても上限額があって,その上限額が低めに設定されているから,この際だから普段は泊まれない高級ホテルに泊まってやるかと思っちゃうと,当てが外れるよということ。
 一方で最低利用金額というのもあって(1人1泊(回)あたり平日が5,000円,休日が2,000円),それを下回る場合は支援の適用外だよ,ということね。「鳥貴族」でワンメニューだけ頼んでも全然ダメだよってことです。

● ということは,最低利用金額を超えて,宿泊費の4割が上限額と一致するくらいの料金のホテルに泊まるのがお得。つまり,割引率が最も大きくなる。
 わが家では川崎のメトロポリタンをよく利用するのだが,このクラスがそれに該当するかもしれない。

● 今までの県民割はブロックごとの実施だったから,ブロックを越えての宿泊(たとえば,関東の人が関西に宿泊するという場合)には適用されなかった。
 その枠が撤廃される。関東ブロック外の人たちがドドッとディズニーランドにやってくるんじゃないかと思う。ディズニーランドはだいぶ賑わうんじゃないか(それゆえ,舞浜や新浦安近辺のホテルはかなり強気な値付けをしているはずだよ)。

10/6 の日経
● 同時に,外国人旅行者の入国制限が大幅に緩和されたから,円安の日本に外国人観光客が溢れることも確実だ。
 季節がら,京都も外国人観光客が大幅に増えるんじゃないだろうか(今度は観光公害だなどと言ってないで,ちゃんと対応しな)。

● ぼくはどうかといえば,関東ブロックの外に出るつもりはない。関東を越えて遠くまで行ってみたいとはまったく思わない。
 ので,正直に言うと,県民割の方が有難味が大きかったんだよね。宿泊費が5割引きになってたんで。クーポンは1泊につき2,000円だったけれども,宿泊費の1割の違いの方が大きいよ。

● ただし,20日以降は東京も対象になるのは助かる。県民割のときは東京は単独でワンブロックだったので,北関東在住のぼくらが都内に泊まっても旅割の対象にならなかった。
 都内のホテルからすれば,都民割なんてのはほとんど意味がなかったろう。それゆえ,全国旅行支援のメリットを最も大きく享受できるのも都内のホテルのはずだ。

● 先に述べたけれども,多くのホテル・旅館では宿泊料金を上げてくると思う。旅行支援適用後の価格が,昨日までの宿泊料金とさほど変わらない額になるのではないか。
 そのための旅行支援だ。旅行者を支援するのではない。旅行業界・飲食業界を支援するためのものだ。だから,そこを詰ってはいけない。
 今までの価格が異常だったのだ。個々のホテルが出血価格を提示するしかない状況に置かれていたのだから。

● ともあれ。わが家では全力をあげて泊まりまくるつもりだよ。もうこの先はまったく泊まらなくてもいいくらいのつもりで,泊まりまくる。
 コロナ禍が始まった2020年以降,できる限りそうしてきた。悪くいえば,旅行業界,飲食業界の困難に付け入ってきたとも言えるが,少ないながらも落とせるだけのお金は落とそうとしてきたのでもある。ワクチンのない時期に,緊急事態宣言が出ている東京に出向くことも厭わなかった。
 そこのところを汲んでいただいて,多少の粗相は多めに見てもらいたいのであるよ。

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