2021年9月18日土曜日

2021.09.18 老大国,日本

● 今月12日にTwitterでこちらのTweetに接した。デンマークがすべての規制を撤廃して,コロナ以前の自由を取り戻したということだ。
 この見切りの良さがヨーロッパの凄いところだ。見切ったゆえの失敗もあったはずだが,減点主義に墜ちないんだなぁ。狩猟民族の面目だろうか。

● 対して,日本はどうか。お得意な横並び発想は封印中だ。そろそろ封印を解いて,欧米と横並びになることを考えてもいいのじゃないかと思うが。
 今って,“我慢は美徳” になってるもんね。太平洋戦争時の “欲しがりません,勝つまでは” と何が違うんだ? 欲しかったら,今,手に入れろよ。

● 状況を見て対応を変えるのが苦手というか,“変えないことがいいこと” なんだろうかな,日本人にとっては。
 リスクは引き受けてはいけないものだし,比較衡量して結論を出すのもダメ。思考停止そのものだ。
 結果,現状維持しか残らない。農耕民族のダサさか。しょうがないんだろうか。

● 今日はフランスの様子を伝えるTweetを読んだ。パリのランチの模様を伝えている。「こんなに混んでいて皆喋りまくりです。この状況でもう半年近くワクチンとワクチンパスポートで医療崩壊していません」と。
 日本でもワクチン接種がグングン進んで,そろそろフランスに並ぶのではないかという勢いだ。しかも,もともと感染者数はフランスよりはるかに少なかった。
 にもかかわらず,緊急事態宣言を延長し,国民の多くもそれを支持しているように見える。快楽欲というか享楽欲というか,人生は楽しむものという発想があまりないんだろうか,日本人は。

● もうひとつ。日本は老人大国になったのも動きが鈍い理由のひとつかもしれないね。変化にパッと対応する瞬発力を失っている。動かないで様子見を決め込んでしまう。または無関心。変化を変化と捉えることすらできない。
 それを慎重または堅実だと思っている。動けないでじっとしているのを熟慮しているのだと勘違いしてしまう。
 日本は老いてしまったのかもしれない。老いは治らない。これからどうなって行くんだろうか。

2021年9月15日水曜日

2021.09.15 バカにはバカの道を行かせよ

● Twitterで,ワクチン接種を推奨する人(まともな人)が反ワクチン主義の人(リテラシーの低い人)を難詰しているのを見かける。
 最近だと,参議院会館で彼らが集会をやったらしい。参議院会館をそういう目的のために貸出すのはどうなのか,というツイートがあった。

● 議員会館側がそれを理由に断ることなどできるわけがない。使用目的や主催者が誰かによって,許可したりしなかったりできるはずだとどうして思えるんだろうか。
 集会が集会にとどまると思われれば,他と区別しないで貸出すのは当然の話だ。

● それよりも,反ワクチン主義者たちの運動に反対の声をあげることは,彼らに力を与えることになると思う。
 一切とりあわないで,放っておくのが正解なのではないか。韓国に対して日本政府が採っている戦略的放置がよろしいと思う。
 何もしないで,好きなようにさせておけばいい。バカにはバカの道を行かせるしかないのだ。バカにつける薬はない。古今の真理だ。

● バカに説得を試みても,効果はない。声を荒げて力で変えさせようとしても,うまく行くはずがない。
 なぜなら,人は正しいものを信じるのではなく,信じたいものを信じるからだ。まず,信じたいものを選び取る。この過程は半ば以上は無意識に行っているだろう。しかる後に,それを正当化する理由を作りだす。
 理由がまずあるのではない。理由はあとから作るものだ。あとから作ったものを攻撃したところで,元からあるものは微動だにしない。
 人の神経細胞も,あのペンを取ろう→手を動かす,という順番で働くのではないらしい。ペンを取るために手を動かす準備を始める→脳がペンを取ろうと思う,ということのようだ。それと似たようなものかもしれない(似てないか)。

● 家族や仲間から感染者が出て死亡するのを見れば,彼らも改心するだろう。彼らを変えさせるものがあるとすれば,それしかない(じつは,もうひとつある。後述)。
 で,変わったときにはワクチン万能論者になっているだろう。バリバリの左翼が極右になることは,わりとあるのではないか。極端から極端に振れるのがバカの特徴だ。中庸の美というものがない。

● もちろん,彼らによって大きな問題が引き起こされている。「この層(ハイリスク層)の一定数が打たない自由を行使してると医療への過負荷で永遠にそれ以外の層の自由が奪われる」という問題だ。永江一石さんがかねて指摘している。
 しかし,バカがそれを理解して自分の行動を改めるなど,あり得ない。だからバカというのだ。
 ではどうするか。幸いにして彼らは少数派だ。残りの多数派が彼らが作る弊害を最小限度に留めるための制度を作っていくだろう。

● 具体的にそれがどんなものなのか。ぼくにはわからないのだが,たぶん色々と出てくるはずだ。あるいはもう出ているのかもしれない。
 建前(制度目的)と本音(運用実態)の乖離,なし崩し。そうしたやり方で,バカの害を中和する。バカをかわしていく。

● そうしている間に,ワクチンを打たないのはダサいという空気が支配的になる。そうなればバカもワクチンを打つようになるだろう(もちろん,100%ではない)。
 元々,バカは確たる理由よりも空気で態度を決めているからだ。あと,目立たがりと跳ねっ返り気質もあると思うんだが,それもダサいと思われたら速やかに消えていくしかない。

● のであるから,好きなようにさせておけ。騒ぎたいやつには騒がせておけ。彼らの言うことに反応することで,彼らにエネルギーを与えるな。
 彼らの相手をするのは自分の人生の一部を捨てるのと同じことだ。

2021年9月12日日曜日

2021.09.12 ワクチン接種会場までは歩きで

● 田舎に長く住んでいるとバカになるんじゃないかと思う。そう思う理由のひとつは,田舎の民は500メートルの移動にも車を使うところにある。
 歩くのを拒否するのだ。車が下駄代わりなのだ。しかし,車は車であって,下駄の代わりに使うのは不自然極まる。歩かないと脳細胞も動かないようになるのではないか。

● 都会の人は歩いているだろう。地下鉄の乗換えひとつでも,とんでもない距離を歩かされることもある。JRもしかりだ。
 京葉線や総武線を使って東京駅で乗換える人は,それだけでけっこうな散歩をしていることになる。武蔵小杉で湘南新宿ラインから南武線に乗換える人も同じだ。それだけで運動量は足りるだろうから,わざわざジムに通う必要はなさそうだ。
 それが毎日のことなのだから,都会人の方が田舎の民よりも運動量は圧倒的に多いはずだ。健康寿命(特の脳の健康寿命)の差はけっこうなものになっているのではないか。

● かく申すワタクシも移動はほとんど車だ。田舎の民を地で行っている。退職してからは少し歩くようにしているけれど,都会人が通勤で歩いている距離よりずっと短いだろう。
 というわけで,ワクチン接種会場まで歩いていくことにした。わが家から2キロ弱くらいの距離。チンタラ歩いて片道30分。4千歩くらいか。

● 車だと見過ごすシーンをいくつか切り取ることができますよね,歩いていると。
 稲刈りのシーズンだ。今の稲刈りは脱穀という工程が独立していない。稲を刈ると同時に籾になって貯蔵される。
 脱穀の前に稲を乾すという作業もしなくていい。ハッテを作って稲を乾していたのは,稲束を軽くして脱穀しやすくするためだったのかね。脱穀じたいがないんだから,稲束を軽くする必要もないわけだ。
 ともあれ,もうすぐ新米にありつける。ありがとうござんす,という気分になる。

● 山並みの向こうは八溝の国。烏山,茂木,さらにその奥に馬頭。さらには茨城の大子や美和に連なる。ありていに申せば,過疎の村々だ。過去には栄光の歴史を刻んだこともあったのだが。昔の光,今いずこ。
 そして,ここはタンボーランド。日本の田園は徹底的に人の手を入れないとできあがらない。しばらく放置すれば荒れ果ててしまう。精妙な人工物だ。これを自然だと思ってはいけない。日本の農村に自然はない。

● ワクチンを打った帰り,少しだけコースを変えてみた。車では走れないが,こういう近道があったのかという発見がいくつかあった。その近道を自分が使うことは百パーセントないのだが,何によらず “発見” するのは気分がいいものだ。
 ウォークマンのイヤホンを耳に突っこんで,音楽を聴きながらそぞろ歩く田舎道。運動不足も解消できて一石何鳥にもなる。2回目のときも歩いて行くことにしよう。
 車を避けた理由のひとつは,副反応で運転に支障を来すようなことがあってはまずいと考えたことにあるのだけど,それは全くの杞憂だった。

2021.09.12 コロナワクチンの1回目を接種

● 会場は地元の体育館。農業者トレーニングセンターという名称になっているので,農業者以外は使っちゃいけない施設かと思われかねない。
 その昔,農水省が国道並みの立派な道路や飛行場まで手掛けていた時期があったが,その頃に体育館まで農水省の予算で作っていたんだろうか。それでこんなバカげた名前になった?

● まぁいい。そこで11時の予約。20分前に着いた。ぼくのような爺から若いお嬢さんまで,いろんな人が接種に来ていた。
 高齢者優先で始まったはずだが,当初は予約が取れる状況ではなく(回線が即座にふさがってしまって,回線が回線の役をなさない),取れるようになった頃には非高齢者の予約も始まったということなのだろう。
 あるいは,人間ドッグを受診するときに,早く行って始めても,終わる頃には遅い時刻に始まった人との差はほとんどなくなっているのと同じようなものか。

● ワクチンは感染予防効果を期待してではなく,重症化を防ぐために打つものだと聞いている。で,どういう人が重症化するかといえば,高齢者,男性,デブ,喫煙者の4条件に該当する人らしい(永江一石さんのTwitterから得た情報)。
 ので,若い女性は感染しても重症化することはない。しかも,そういう人ほどワクチンの副反応がキツく出るという。ならば,ワクチンなど打っても副反応に苦しむだけだ。デメリットしかない。
 若い女性で重症化するのは度を越したデブくらいのものだろうから,スラリとしたお嬢さん方にはあまりワクチンの恩恵はないだろう。というより,ワクチンを必要としないのじゃないかね。

● ともかくコロナワクチン,1回目。あっという間だった。チクッとしたと思ったら,もう終わり。
 全然モノ足りない。もう1回やってくれよ。けっこうな量の液体を注入されるイメージでいたもんでさ。
 こんなので腕が痛くなったり,肩が重くなったり,そんなの,あるわけねーじゃん。
 ファイザー社のワクチンだから,ウィルスを希釈したものじゃないんでしょ。mRNAワクチンと言いましたか。詳しいことは知らないし,知る必要もないと思っているが,要するにすぐに終わる。

● 実際には,夜になってから少し疼痛を感じるようになり,腕が上がらなくなった(意識して上げようとすれば上がる)が,寝返りが打てないほど大仰なものではない(→ 翌朝には解消してた)。
 副反応は2回目がキツいようだが,ぼくは上の4条件のうち,3つに該当する。爺であり男性であり肥満である。
 自分では肥満とは認めたくはないのだが,れっきとした糖尿病患者でもあるので,基礎疾患の持ち主ということにもなる。
 これだけ揃っていれば,ノーワクチンで感染すればかなりの確率で重症化することを覚悟しなければならない。そういう人は副反応はほとんど出ないらしいので,副反応を怖れる気持ちは皆無だ。

● 接種前の問診について述べておく。事前に予診票に回答して持参する。それをもとに形式的な問診がある。
 ぼくは糖尿病と診断されて,とりあえず通院を始めたのだが,そのすぐあとにコロナが発生した。コロナに感染しやすい最も危険な場所は医療機関だろうと思って,躊躇なく通院をやめた。
 それゆえ,今は薬は処方されることがないので,薬は一切飲んでいない。肝硬変の疑いありという診断もあったが,そちらも同じだ。
 だから,問診では,何らかの病気で通院していることはないし,薬も飲んでいない,と回答した。嘘をついているわけではない。
 じゃあ問題ありませんねというわけで,すぐに接種に至った。それでいいでしょ。わざわざ話を長引かせることもない。

● 接種のときの唯一の不満は,腕を横にしろと言うから水平にあげたら,そうじゃなくて普通に下におろせと言われたことだ。それは横じゃなくて縦と言うんじゃないか,世間一般では。
 ともあれ,接種じたいは11時前に終了した。2回目は3週間後の10月3日だ。楽しみだよ。

● これも永江一石さんからの情報なのだが,第6波は今年の真冬,年末年始あたりがピークになる。
 バカのひとつ覚えの緊急事態宣言がまた出されるだろう。酒類提供禁止とか,営業は20時までとか,その業界に属する人は働きたくても働けなくなる。
 ホテル,旅館も閑古鳥が鳴くことになる。まぁ,緊急事態宣言に慣れてしまっているから,囀るくらいで鳴くところまではいかないかもしれないが,それにしたって顧客減少要因にはなる。

● ワクチン接種を9月まで待たなければならないのか,もっと早くならないのかな,と思うことがあったんだけども,無事に接種を迎えてみれば,これで良かったなと思うんだよね。
 なぜって,年末年始はワクチンがバリバリに効いている頃だから。

● 真冬には首都圏のホテルでヌクヌクと過ごそうと思っている。暖房が効いている部屋で,何度もお湯を入れ替えてお風呂に入ってさ。旨いもの喰って。
 ワクチンを接種してるんだから,ホテル側に申しわけなさを感じることもない。堂々と泊まれる。

● ま,この2年間,だいたいそうして来てはいるんだけどね。安く泊まれるんだもん。
 大勢が家に籠もっているときは,外に出た方がいいんですよ。初歩的なセオリーでしょうよ。

● ただし,三密を回避すること。手洗い(手指消毒)こまめにすること。口を開かないこと。口を開けているバカ集団に近づかないこと。
 これらを守っていれば,まず感染のおそれはないと思う。かつまた,そうしたバカ集団っていうのは,そんなにはいないものだ。

● ところで。1回目の接種のあとは感染しやすいのだと言われる。抗体値はさほどに上がらないのに,ワクチンに対応するために免疫力の一部が割かれるからだろうか。
 ともあれ,注意した方がいいらしい。具体的に何をどうすればいいのかは,ぼくの見当の及ぶところではないが。

2021年9月8日水曜日

2021.09.08 サンマは今年も高級魚か

● 近くのスーパーで,サンマの塩焼きが一尾248円(+税)。サンマが不良で高級魚になったと言われだしたのはいつでしたっけ。一昨年だっけ,その前の年だっけ。
 たしかにスーパーでこの値段だと,おいそれとは買えないかな。塩焼きになったものじゃなくて,鮮魚の状態ならもっと安いんじゃないかと思ったところで,それは売られてないようなんだよね。
 バケツ一杯買うとか,畑の肥料にするとかってのも,昔はあったんじゃなかったっけ。

● って,缶詰以外だと,ここ数年食べたことがないような気がするんだけど,記憶が脱落しているだけか。いや,食べてないと思うよ。
 さほどに珍重するほどのものでもないと思ってはいるんだけど,身をほぐして大根おろしにつけて,醤油をかけ回して,グジャグジャに混ぜて喰うが良し。いかにも大衆魚を食べるときの食べ方だね。

● 一尾248円では塩焼きを恭しくいただくことになりますかねぇ。鰻は漁獲が戻ってきてるんでしょ。サンマもそうなるといいですな。
 でも,まぁ,モノの値段というのはよくできているよね。高ければ消費を抑えればいい。たとえば,今は肉が安くなっているから,サンマの代わりに鶏肉や豚肉で何か作れば,とりあえず困ることは何もない。

● え? 安いものがなくなったらどうしたらいいんだよ,って?
 あのね,あなたが生きてるうちにそういう状況になることはないと思いますよ。杞憂はやめて,賢い消費者になってくださいよ。

2021年9月4日土曜日

2021.09.04 千葉都市モノレールに乗る

● 今日は千葉市に行く。普段は昼夜逆転に近い生活リズムを刻んでいるのだが,こういうときは早起きせざるを得ない。9時過ぎに家を出た。雨だった。
 宇都宮駅発10:21の平塚行き。すっかり馴染みになったプラチナシート。つまり,ガラガラだということ。

● 千葉に行くってねぇ,デルタ株,緊急事態宣言,ワクチン未接種と悪条件が揃ってるんですがねぇ。ちなみに,今月12日に1回目を接種予定です。2回目は来月3日。
 もっと早くならないのかなと思ってたんだけど,次のピークは12月下旬らしいから,かえって良かったかと思っておりますよ。それまで感染しないように。と言いながら,行動制限はかけておりません。

● 千葉に行くならついでにやっておきたいことがある。モノレールに乗ることだ。千葉県内はJRを含めて未乗路線が多い。いずれは乗りたいと思っているけれども,まずはモノレールに乗りたい。
 モノレールに乗るなら,京葉線で千葉みなと駅に出るのがいい。とすると,東京まで出ないで,南浦和から武蔵野線に乗った方がいいかとも考えたんだけど,武蔵野線,ここんとこ,けっこう乗ってるんで,今日は東京から。

● 東京駅に着いた。気を失いそうなほど長い長い道のりを歩いて(宇都宮線では最後尾の車両に乗っていたのでね),京葉線のホームへ。
 快速の蘇我行き。海浜幕張で沢山の人が降りた。検見川浜,稲毛海岸まで高層アパートが林立。そういうエリアなんですな。

● 千葉に行くのは,今日が3度目か4度目。モノレールについては,千葉市当局は「こんな赤字生成装置を何で作ったんだよ,昔の人はよ」ってなものかもしれないね。
 千葉みなと駅に着いた。千葉都市モノレールの駅に移動して,13:22発の県庁前行きに乗車。運賃は290円。1日乗車券の類いはないようだ(後で知ったのだが,「ホリデーフリーきっぷ」がある。630円。自動券売機で売っているんだろうか。気がつかなかった。今日は土曜日だから販売してないのか)。当然ながら,Suica使用可。

● さてさて,どんなものなのか,楽しみでござるよ。堂々たる(?)懸垂式。高いところを走るんだから,眺めがいい。座らないで立っているのが正解かも。他所から来た人はね。
 千葉みなと~千葉駅~県庁前 と乗って,第1ステージは終了。

モノレールの千葉駅
● 本千葉からJRにひと駅乗って,千葉駅。本千葉という以上は,千葉駅があるところは本当の千葉ではないのか。
 まぁいい。モノレールだ。先ほど乗った千葉みなと~県庁前の3.2kmが1号線。次は千葉〜千城台(ちしろだい)の12kmに乗る。これが2号線。懸垂式モノレールで営業キロが15.2kmは,世界最長らしい。千葉〜千城台の運賃は480円。

● 空席はたくさんあったが,座らないで,最前部の運転席の後ろ隣に陣どる。楽しい。
 道路の信号を無視して進む(あたりまえ)。踏切が遮断されていても,JRの線路を横切る(あたりまえ)。空間の有効利用。渋滞知らず。
 通勤時間帯にこのモノレールに乗って,下の道路を見下ろすと気分がいいかも。空間の有効利用は地下鉄も同じはずだが,こちらは目に見えるところが違う。

● このモノレールは全線複線。千城台に着く直前に左側のレールから右側に移った。地上に敷かれたレールならポイントを切り替えるだけでいい。単純な仕組みだから,なるほどこうやって移動するのかとすぐにわかる。
 が,上空を走るモノレールの場合はそうはいかない。下から見上げてみると,大がかりな構造物を付着させているのがわかる。何かとお金がかかる。

● 千城台に到着。せっかく来たのだし,朝から何も食べていないので,駅前のショッピングセンター(イコアス千城台店)のフードコートでラーメンを食べた。「麺屋ことぶき」という。
 650円の黒ラーメン。醤油ラーメンですな。麺大盛り,無料。

● 千城台を発車する列車の行き先は千葉みなと駅になっていた。千葉みなと駅が運転の起点になっているらしい。千葉みなと駅から県庁前に行くのと,千城台に行くのが出る。
 1号線と2号線の分岐点は千葉駅だし,乗降客が最も多いのも千葉駅なのだろうが,運転系統上は千葉みなと駅が起点。ゆえに,千葉みなと~千葉 は運転本数が多くなっているのだと思われる。
 車両は2両ユニットで運用されている。ホームの先端までは行かず,10メートル程度手前で停まる。事故防止のためであることは言うまでもない。

● 復りは途中の都賀駅で下車。運賃は290円だった。ここでJR総武線に接続するれっきとした田舎駅の趣を呈する。
 成田線経由銚子行きが走っている。総武線を素直に銚子まで走っていく方が少ないのかもしれない。成田空港ができてからそうなったんでしょうかね。
 ところで,この駅が先にあったから,東武線の旧都賀町の駅名は合戦場になったんだろうか(たぶん,違うと思うけど)。

● 千葉駅で横須賀線に入る電車に乗換えて,東京駅に着いた。東京は東京駅があるから東京なのだなと思った。この圧倒的な安心感は何ごとか。

2021年9月1日水曜日

2021.09.01 TOHOシネマズの「午前十時の映画祭」

● 左の写真は,TOHOシネマズがいったん終了した往年の名画の上映を4月から再開するよ,というチラシ。つまり,だいぶ前のもの。
 いったんやめたくらいだから,これを興行的に成り立たせるのはかなり難しいのだろう。というか,単体で黒字にすることは最初から諦めたうえで始めたことだろう。

● すでにあるフィルムだ。新たに撮影するわけではない。古いものは著作権も切れているだろう。どうなんだろう,座席の半分も埋まってくれれば御の字なんだろうか。
 どれくらいの集客があるんだろう。行ってみればわかることだけどさ。古いものは古いというだけで,お客は付かないってことはわかる。時代との間に少しだけ隙間ができる。

● それでもしつこく続けるのは上映者の良心というやつですかね。良心だけでは進めまいから,集客のノウハウもあるのかもしれないけれども,それでもこれは難しい。
 公立図書館などで無料の上映会を開催しているが,ほとんど老人クラブと化しているのが実情でもある。Amazonプライムで見られるものもかなりある。

● あるいは,自分たちの士気を高める狙いもあるのかもしれない。文化や芸術に寄与する仕事をしているのだ,と。遊びの種を提供しているだけじゃないんだぞ,と。だから,誇りを持って仕事に勤しもうじゃないか,俺たちは価値ある仕事をしているんだよ,と。
 つまり,この事業は社内向けだったりするのかもしれない。

● 文化や芸術がナンボのものだという見方(文化も芸術も遊びの1つに過ぎないという意見)はいつだってあると思う。ぼくの意見もそれに近い。
 この2つを声高に言う人に知性を感じることは,極めて稀だろう。声高に言う人の多くは,自身がその分野で仕事をしている人だが,自分の立ち位置から社会の事象を照らして,事象のあれやこれを批判するのはバカでもできる。

● しかし,社会の側から自分の立ち位置を逆照射して,自分の位置を相対化することは,バカではできない。文化や芸術と呼ばれる分野で身過ぎ世過ぎをしている人で,このバカに呑まれないですんでいる人がどれくらいいるのか。
 映画業界で仕事をしている人には,文化や芸術を意識するのではなく,娯楽を提供するのだと割り切って仕事をしてもらいたいと,ぼく一個は思っている。

● とはいえ,TOHOシネマズがこうした形で往年の名画を届けようとする試みを否定する理由はどこにもない。1mmもない。往年の名画はすべて良質な娯楽映画でもあるだろうからだ。
 ただ,無理をして体力を消耗しすぎないで欲しいとは思っている。