● ホテル内の某所。日本のオバチャンがたまたまやってきた外国人女性に話しかけた。
日本語,わかります? わからないようだった。
続いて,USA? カイロと答えた。通じた,通じた。
次は,右手で弧を描きながら,ジェット機? 残念,通じない。
● ジェット機で来たに決まってるんだよね。わざわざ訊くまでもないんだよ。でも,わかっているけど訊く。
コミュニケーションってそういうもん。私はあなたに関心を抱いてますよ,と伝えること。
● その後もしばらく,とにかく言葉を交わしていた。
面白いものを見たなと思った。女どうしは軽々と国境を越える。これ,ほとんどの男はできないからね。
● 同じ光景を韓国のソウルで見たことがある。このときは当事者の一方はうちの相方。相手はアルゼンチンから来たというファミリー。その娘さんと相方が,何語かわからないけれども,とにかく話をしているのだ。
ちなみに,相方は英語は全然ダメ。それでも,いつから友だちなのだ,君たち,と言いたくなるくらい,親しそうに何事かを喋っているのだ。
● コミュニケーションのエンジンになるのは,よくいえば好奇心。下世話にいえば,野次馬根性あるいは覗き趣味。
野次馬根性が旺盛ならばさ,世界のどこに行ったって,押し渡っていけるよ。で,その点に関して,男は女の敵じゃない。
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