● 田舎から東京に出かけていく場合,できれば行きたくないし,できたらここで乗り換えるのも避けたいと思うところがある。
ぼくの場合は,新宿と池袋と渋谷だ。いずれも,山手線の左半分。宇都宮から電車に乗るときに,湘南新宿ラインは何とはなしに避ける傾向があるのは,それと無関係ではない。
● しかし,池袋についてはどうやら苦手意識を克服できた。勝手が掴めてきたというかね,構内の地図が頭に入ってきたというかさ。
新宿もあとひと息のところに来ている。何度も乗換えを経験するしかないんですわね。そうするうちにリズムに乗れるようになる。
● のだが,渋谷は苦手が100%残ったままになっている。渋谷で下車する機会があまりない(避けているせいもあるのだが)。乗り換える機会もない(避けているせいもあるのだが)。
ので,そのまま残ってしまっている。この過剰な人波を見るとね,逃げて帰りたくなる。
● とはいえ,先月24日に渋谷で京王井の頭線に乗り換える機会があった。そのとき,乗換えの途中に,岡本太郎「明日の神話」が掲げられているのを見つけた。
渋谷駅構内にこういうものがあることを知らなかった。これだから田舎者は・・・・・・。
● 今日は調布に出る機会があった。往きは新宿から乗ったのだが,復りは明大前で井の頭線に乗り換えて渋谷に出た。
「明日の神話」をちゃんと見ようと思って。けれども・・・・・・。
こういうものは見る人が見ないとダメだね。膨大な情報を発しているに違いないのに,ぼくには何も伝わって来ない。キャッチできないんだね。アンテナの感度が鈍すぎて。
● Wikipediaによると,「第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間がモチーフとなっており,悲惨な体験を乗り越え,再生する人々のたくましさを描いた」ということなのだが,そういうことを本物の壁画から感じることができない。
Wikipediaで知識は得られる。が,それだけのことだ。
● 何度も見れば何が見えてくるものがあるのかとも思うが,まぁ,われながらそういうことはあまり期待できない人間だと思うなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿