● 川崎に来た。「カルッツかわさき」で開催される演奏会を聴きに来たのだけれども,例によって時間にはかなりの余裕を見ている。
まず,まず行ったのは,ダイソーのラゾーナ川崎プラザ店。それと丸善の文具売場を見た。
● 川崎といえば老舗の政令指定都市であって,首都圏を代表する大都会だ。その昔は日本4大工業地帯の筆頭,京浜工業地帯の中核都市として,小学校の社会科の教科書にもその名があったはずだ。
その工業地帯はどこかに消えたのだが,その後も川崎はやはり大都会の光と影をわりとわかりやすく孕んだ都市であり続けている。というのが,ぼくのイメージね。
● が,ぼくが川崎というときには,川崎駅周辺しか頭に入っていない。区名でいうと,川崎区と幸区。
もちろん,それが川崎市のすべてではない。中原区,高津区,宮前区,麻生区,多摩区と川崎って意外に広いのだ。
で,川崎区がそれらの区を統べることができているかといえば,とてもとても。それぞれの区が向いた方を向いているという感じが,部外者から見ると,ある。
● 川崎区は川崎市の南端にあるが,川崎市内の移動は南北より東西の方がずっと便利だ。市内を南北に貫くのはJRの南武線くらいのものではないか。私鉄各線は東西に走っている。
川崎区以外の各区は新宿であったり渋谷であったり,もはや東京に忠誠を尽くしているだろう。川崎区? 行ったことないよ。そんなものじゃないかと思う。
● 「カルッツかわさき」っていうのは文教施設のようなんだよね。で,道路の対面には競輪場がある。このギャップがとてもいいよね。
いや,日本ではこれはギャップにならないのかもしれないね。この混合性が日本の良さというかさ。それが活気の源になっているのかもしれない。ゾーニングをきっちりやると活気が削がれてつまらなくなりがちなのかも。
宇都宮だって,競輪場は県庁の隣にあるっちゃあるわけでね。群馬県の太田なんか,風俗街を通らないと高校生が通学できないようになってるもんね。太田に来ると,それにしたって限度ってものがあるんじゃないかと思わぬでもないのだが。
● 川崎駅から「カルッツかわさき」に向かう途中にある稲毛神社。年末参拝をしてきた。初詣客を迎える準備も整っている。境内に子神社と大鷲神社もおはします。
川崎には川崎大師があって,こちらの方がずっと集客力があるのだろうが,ぼくはわりと小さい神社が好きかな。新橋の烏森神社なんかじつに好ましい。
● 200円を払って神籤を引いたら大吉だった。印刷されている紙片なのだから,大吉だらけのはずなのだが,悪い気分ではない。
200円は喜捨したものだしね。印刷されたその他大勢の大吉でけっこうだ。けっこうじゃないと言うのなら,神籤など引かなくてもよいのだから,無視すればよろしい。
● 年末年始の休みの初日。気分は上々。こういう気分で歩くと,自然と川崎に好印象を持つってところがありますな。
ぼくは4月から毎日が日曜日になるんだけれ
ど,そうなるとこういう浮き立つような気分になれることもなくなるんですかねぇ。毎日が日曜日って,たぶん平坦な気分が続くことになるんだろうかなぁ。あるいは逆に,今なら気にもならないようなことで,気分が上下することになるのかなぁ。
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