2019年12月1日日曜日

2019.12.01 高根沢焼きチャンポン

● 宝積寺駅東口,ちょっ蔵広場が,大変な人出。ちょっ蔵広場では収まりきれず,広場に向かう道路にも店が出ている。
 これ,ロックサイド・マーケットといって,年に一度の大賑わい。高根沢の町民全員を集めてもこれほどの数にはならないと思われるほどだが(もちろん,冗談ね),電車が宝積寺駅に着くたびに,かなりの人がこの人波に合流する。

● 高根沢にこんな集客力があったのかと思うけど,この集客力は高根沢にあるんじゃなくて,この企画にある。こうしたイベントにもノウハウの塊があるのでしょう。
 人は人が集まるところが好きなんだね。最初の集まりをどうやって作るか。そこが頭の使い所なのかなぁ。

● “レストラン ボルドー”さんの高根沢焼きチャンポンを買ってみた。これはチャンポンというよりパスタですな。なかなかに良き,と偉そうな感想をば。
 というのは,高根沢がチャンポンをシンボル食としているのはそれなりの故事来歴があってのことかと思うのだが,そもそもチャンポンってそんなに旨いものじゃないでしょ。ラーメンとチャンポンが目の前にあれば,10人中9人はラーメンを取るのじゃないか。
 焼きチャンポンは高根沢オリジナル(高根沢高校の生徒の考案にかかるらしい)。しかし,これもチャンポンの枠内にあったのでは,何というのか発展可能性がない。チャンポンは長崎にあればいい。あとはリンガーハットだけですでに供給過剰だ。

● その枠を外す試みのひとつが,ボルドー製の焼きチャンポンかと思えたっていう,わりと単純な話。
 麺にはセモリナ粉を混ぜていると思う。たぶん,ね。味付けも和風ではあるが,チャンポン風味は薄い(ないと言ってしまいたいくらい)。ここに至っていれば,創意工夫の余地が格段に大きくなる。名は高根沢チャンポンで実は和風パスタ。
 事実があとから歴史を作る。これが高根沢チャンポンの高根沢チャンポンたる所以なんだよ,知らなかった? となる可能性だってあるわけだ。

● というわけだから,皆さん,き(来)とごんなんしょ。き(来)とごれね。
 というローカル言語も,今は聞くことがなくなったな。来て下さいねという意味の下野語(ひょっとすると,那須地方だけかもしれない)。
 たぶん,前者が女言葉で後者が男言葉かと思うのだが,とにかく今は使われない。伊予の「・・・・・・ぞなもし」と同じだ。

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